JP3477253B2 - 射出ユニット - Google Patents
射出ユニットInfo
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- JP3477253B2 JP3477253B2 JP21958694A JP21958694A JP3477253B2 JP 3477253 B2 JP3477253 B2 JP 3477253B2 JP 21958694 A JP21958694 A JP 21958694A JP 21958694 A JP21958694 A JP 21958694A JP 3477253 B2 JP3477253 B2 JP 3477253B2
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- Japan
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- plate
- injection
- screw
- injection unit
- front plate
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/5008—Drive means therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/5008—Drive means therefor
- B29C2045/5052—Drive means therefor screws axially driven by a rotatable nut cooperating with a fixed screw shaft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形機の射出ユ
ニットに関する。 【0002】 【従来の技術】射出成形機における3プレート式の射出
ユニット1(図1)は、通常、射出軸線a(ノズル先端
を通り、スクリューの軸線と一致する線)に沿って前方
からフロントプレート2、プッシャープレート3および
リアプレート4が配置され、フロントプレート2とリア
プレート3がタイロッド5で結合され、このタイロッド
5にプッシャプレート3が前後に移動可能に装着されて
いる。 【0003】そして、シリンダアセンブリ6の基部がフ
ロントプレート2の前面に取り付けられ、その内部に配
置された計量および射出用のスクリュー7の基部がフロ
ントプレート2を貫通してプッシャプレート3に回転可
能に軸支され、プッシャプレート3に装備した計量用サ
ーボモーター8と連動連結される。また、プッシャプレ
ート3に固定されたボールナット9にボールねじ10が
射出軸線aに沿って配置され、その基部がリアプレート
4に回転可能に軸支される。このボールねじ10は、リ
アプレート4に装備された射出用サーボモーター11と
連動連結されている。なお、フロントプレート2は射出
ユニットのベース12にピボット軸13で結合され、射
出ユニット1の全体がスイベル可能とされている。ま
た、射出ユニットのベース12は射出ユニット1を射出
成形機の本体ベースに対して前後に移動させてノズルタ
ッチおよびその解除を行うためのものである。 【0004】そして、計量用サーボモーター8でスクリ
ュー7が回転されてシリンダー内部に所定量の樹脂が充
填されると、射出用サーボモーター11が駆動されてボ
ールねじ10が回転され、プッシャープレート3が前進
し、型締ユニット側において型締されている金型に樹脂
が射出される。射出後は金型が開かれて成形品が取り出
されると共に、射出ユニット1では計量作動と共にプッ
シャープレート3が計量中の樹脂に背圧を付与しながら
後退され、元の位置に戻される。 【0005】この構造では、シリンダアセンブリ6の長
さL1 が射出ユニット1の全長L2のほぼ半分を占めて
おり、しかも、射出軸線aに沿ってシリンダアセンブリ
6と射出用のボールねじ10が直列に配置されているの
で全長L2 がどうしても大きくなってしまう。また、射
出時のスクリュー7のストロークを大きくするとこれに
ともなって全長L2 も大きくなってしまう難点がある。 【0006】さらに、スクリュー7の後部にはボールね
じ10が直列に配置されているので、スクリュー7は交
換の必要なときシリンダーアセンブリ6先端のノズルブ
ロックを外して前方に引き抜くしかなく、このために射
出ユニット1にスイベル構造を必要とする。スクリュー
7を後方に引き抜くものも提案されているが(特開平2
−20309号公報)、このものは3プレート式の射出
ユニットであり、フロントプレート2近辺にあるスクリ
ュー7の後端を工具で引っ掛けて引き出すもので、長い
距離を引き出す必要があるため、引き抜き作業が重いと
共に、引き出される間、スクリュー7が空洞化されたボ
ールねじ10の内壁と直接に金属接触して、スクリュー
7に傷が付いてしまう難点がある。 【0007】図2は他の従来例で、射出用のボールねじ
10がフロントプレート2とリアプレート4の間に軸架
され、これにプッシャプレート3のボールナット9が螺
合されている。この構造によれば射出用のボールねじ1
0がスクリューの軸線とある程度重合されるので射出ユ
ニット1の全長L2 は少し短くなる。しかし、シリンダ
アセンブリ6は最前端のフロントプレート2の前面から
突出しているので、全長L2 を十分に短くするには至っ
ていない。 【0008】一方、この構造においてプッシャープレー
ト3におけるボールナット9を回転可能に取り付け、射
出用サーボモーター11をプッシャプレート3に装備し
て、このボールナット9に連動連結すれば、基本的には
リアプレート4が不用な2プレート型の射出ユニットに
なる。これにより、射出ユニット1の全長L2 を小さく
することはできる。しかし、この場合、プッシャープレ
ート3をガイドするタイロッド5や前後進させるための
ボールねじ10がフロントプレート2側でのみ支持され
た片持ちの不安定な構造になるので、このままでは採用
するのが困難である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、全長が小
さく、安定で、スクリューの交換が容易な構造を備えた
射出ユニットの提供を課題とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】フロントプレートとプッ
シャープレートを備えた2プレート式の射出ユニットに
関する。フロントプレートとプッシャープレートは射出
ユニットのベースに射出軸線と平行に架設されたガイド
ロッドに前後方向で摺動自在に装着される。フロントプ
レートとプッシャープレート間が射出用モーターで駆動
される射出機構で結合される。フロントプレートと射出
ユニットのベース間がノズルタッチ用モーターで駆動さ
れるノズルタッチ機構で結合される。 【0011】フロントプレートの前面にシリンダーアセ
ンブリが射出軸線に一致して取付けられる。計量および
射出用のスクリューがプッシャープレートおよびフロン
トプレートを後方から貫通して抜き差し自在にシリンダ
ーアセンブリの内部に配置される。スクリューの基部
は、プッシャープレートの計量用モーターで駆動される
スクリュースリーブに軸支されて射出軸線方向で固定さ
れている。 【0012】 【作用】2プレート式の構成は射出ユニットの全長を小
さくする。フロントプレートとプッシャープレートを射
出ユニットのベースに射出軸線と平行に配置したガイド
ロッドに前後へ移動自在に装着した構成は、射出ユニッ
トの構造を安定なものとし、射出・計量作動およびノズ
ルタッチ作動を正確なものにする。計量および射出用の
スクリューをプッシャープレート、フロントプレートを
後方から貫通させてシリンダーアセンブリに配置した構
成は、2プレート式の構成と相俟って、スクリューの後
方抜き取りを可能とし、交換を容易にする。 【0013】 【実施例】図3〜図5は、本発明による射出ユニット1
を示し、射出ユニット1のベース12上に前壁14と後
壁15が垂直に立設して固定され、両壁間に2本のガイ
ドロッド16,16が射出軸線aと平行に架設されてい
る。ガイドロッド16にはフロントプレート2とプッシ
ャープレート3が前後方向へ移動可能に装着され、フロ
ントプレート2とプッシャープレート3はナット9とボ
ールねじ10およびこれを駆動する射出用サーボモータ
ー11からなる射出機構で結合されている。フロントプ
レート2およびプッシャープレート3をガイドロッド1
6が貫通する箇所は、基本的に矩形をしたこれらプレー
トの一本の対角線上の隅部である(図5)。 【0014】2本のボールねじ10の前端はそれぞれフ
ロントプレート2に、前記ガイドロツド16,16が貫
通する位置とは別の対角線上の隅部に片持ち的に軸架さ
れて固定されており、後部にプッシャープレート3に回
転自在に軸支したボールナット9,9が螺合されてい
る。ボールナット9,9の位置は前記同様にガイドロツ
ド16,16が貫通する位置とは別の対角線上の隅部で
ある。ボールナット9,9の後部には受動プーリー17
がそれぞれ取付けられていて、プッシャープレート3に
装備した射出用サーボモーター11の駆動プーリー18
と連動連結されている。 【0015】フロントプレート2と射出ユニット1のベ
ース12とは前方下部のノズルタッチ機構19で結合さ
れている。ノズルタッチ機構19はボールねじ20とボ
ールナット21およびノズルタッチ用モーター22で構
成されており、ボールねじ20は先端部とフロントプレ
ート2の後面との間にスプリング23を介し、フロント
プレート2を射出軸線aと平行に貫通し手配置されてお
り、前部が前壁14の下部に回転可能に軸支したボール
ナット21に螺合されている。そして、ボールナット2
1は射出ユニット1のベース12に装備されたノズルタ
ッチ用モーター22で駆動される。符号24はブレーキ
装置である。 【0016】さらに、フロントプレート2の前面には射
出軸線aに一致させてシリンダーアセンブリ6が取付け
られており、その内部に計量および射出用のスクリュー
7が配置されている(図4)。シリンダーアセンブリ6
は前壁14に形成された比較的大きな孔25を貫通す
る。スクリュー7は、プッシャープレート3およびフロ
ントプレート2を後方から貫通して抜き差し自在にシリ
ンダーアセンブリ6の内部に配置され、その基部がプッ
シャープレート3のスクリュースリーブ26に軸支され
て止め具27によって射出軸線方向で固定されている。
スクリュースリーブ26は、プッシャープレート3に回
転自在に軸支されると共に受動プーリー28を備え、プ
ッシャープレート3に装備された計量用モーター8の駆
動プーリー29と連動連結されている。図3において、
符号30はホッパー口である。 【0017】以上の構成であって、この射出ユニット1
はフロントプレート2とプッシャープレート3はガイド
ロッド16に装着されているが実質的に2プレート式で
あり、また、前壁14がフロントプレート2より前方に
位置するが、シリンダーアセンブリ6の前端よりもフロ
ントプレート2側なので、全長は短い。射出成形作動の
射出過程では、ノズルタッチ機構19が作動してボール
ねじ20が回転され、スプリング23を介してフロント
プレート2が前方へ押され、シリンダーアセンブリ6先
端のノズルが図示していない型締めユニットの金型にタ
ッチされる。タッチ後もフロントプレート2は押され、
スプリング23が設定された量に圧縮された点で停止さ
れる。停止位置はブレーキ装置24で維持される。この
場合フロントプレート2の移動にともなって、プッシャ
ープレート3を含めた射出機構の主要部全体がガイドロ
ッド16,16に案内されて前方に移動する。ガイドロ
ッド16による案内によって、ノズルの移動は正確でノ
ズルタッチは正確に行われる。また、タッチ圧はスプリ
ング23によってほぼ一定に維持される。 【0018】ついで、計量用のサーボモーター8が駆動
されてホッパー口30から成形材料の樹脂が取り込ま
れ、混練溶融される。溶融された樹脂はシリンダーアセ
ンブリ6の内部に貯溜される。スクリュー7は樹脂圧に
おされて後退するが、この間射出用サーボモーター11
によって背圧が付与され、溶融・混練が十分に行われる
ようにする。樹脂の計量が終了すると、スクリュー7の
回転は停止され、射出用サーボモーター11によって、
ボールねじ軸10,10が駆動回転され、フロントプレ
ート2に対してプッシャープレート3が前進される。こ
れによってシリンダーアセンブリ6に対してスクリュー
7が押し込まれて射出が行われる。このときプッシャー
プレート3の移動はガイドロッド16,16に案内され
て正確であり、スクリュー7とシリンダー内壁間にいわ
ゆる齧りが生じる等のことがない。射出過程ではこの作
動が型締めユニット側の作動と連携した所定のタイミン
グで繰り返し行われる。 【0019】スクリュー7の交換や点検・保守の際に
は、プッシャープレート3におけるスクリュースリーブ
26の止め具27を取り外してスクリュー7を後方に引
き出す。この作業は、スクリュー7の基部を直接に観察
しながら行えるので確実であり、また、抜け出てくるス
クリュー7がスクリュースリーブ26を通過する区間は
短いので、スクリュー7を傷付けてしまう危険は少な
い。以上は実施例であって、本発明は図示された具体的
な構成に限定されない。実施例では、プッシャープレー
ト3に回転自在に軸支されたボールナット9を駆動する
ことでプッシャープレート3を移動させるナット回転型
としているが、ナット9は固定し、ボールねじ10を駆
動回転するねじ回転型にすることもできる。ノズルタッ
チ機構はエアシリンダーなどであっても良い。 【0020】 【発明の効果】実質2プレート式なので、射出ユニット
の全長が短い。フロントプレート、プッシャープレート
が共に射出ユニットのベースに架設されたガイドロッド
に案内されているので、2プレート式射出ユニットとし
て構造的に安定すると共に作動が安定し、また、正確で
ある。スクリューを射出ユニットの後方から行うことが
でき、射出ユニット側にスイベルなどの機構を必要とし
ない。スクリューの取出しを直接に目で観察しながら、
しかも、軽く行える。
ニットに関する。 【0002】 【従来の技術】射出成形機における3プレート式の射出
ユニット1(図1)は、通常、射出軸線a(ノズル先端
を通り、スクリューの軸線と一致する線)に沿って前方
からフロントプレート2、プッシャープレート3および
リアプレート4が配置され、フロントプレート2とリア
プレート3がタイロッド5で結合され、このタイロッド
5にプッシャプレート3が前後に移動可能に装着されて
いる。 【0003】そして、シリンダアセンブリ6の基部がフ
ロントプレート2の前面に取り付けられ、その内部に配
置された計量および射出用のスクリュー7の基部がフロ
ントプレート2を貫通してプッシャプレート3に回転可
能に軸支され、プッシャプレート3に装備した計量用サ
ーボモーター8と連動連結される。また、プッシャプレ
ート3に固定されたボールナット9にボールねじ10が
射出軸線aに沿って配置され、その基部がリアプレート
4に回転可能に軸支される。このボールねじ10は、リ
アプレート4に装備された射出用サーボモーター11と
連動連結されている。なお、フロントプレート2は射出
ユニットのベース12にピボット軸13で結合され、射
出ユニット1の全体がスイベル可能とされている。ま
た、射出ユニットのベース12は射出ユニット1を射出
成形機の本体ベースに対して前後に移動させてノズルタ
ッチおよびその解除を行うためのものである。 【0004】そして、計量用サーボモーター8でスクリ
ュー7が回転されてシリンダー内部に所定量の樹脂が充
填されると、射出用サーボモーター11が駆動されてボ
ールねじ10が回転され、プッシャープレート3が前進
し、型締ユニット側において型締されている金型に樹脂
が射出される。射出後は金型が開かれて成形品が取り出
されると共に、射出ユニット1では計量作動と共にプッ
シャープレート3が計量中の樹脂に背圧を付与しながら
後退され、元の位置に戻される。 【0005】この構造では、シリンダアセンブリ6の長
さL1 が射出ユニット1の全長L2のほぼ半分を占めて
おり、しかも、射出軸線aに沿ってシリンダアセンブリ
6と射出用のボールねじ10が直列に配置されているの
で全長L2 がどうしても大きくなってしまう。また、射
出時のスクリュー7のストロークを大きくするとこれに
ともなって全長L2 も大きくなってしまう難点がある。 【0006】さらに、スクリュー7の後部にはボールね
じ10が直列に配置されているので、スクリュー7は交
換の必要なときシリンダーアセンブリ6先端のノズルブ
ロックを外して前方に引き抜くしかなく、このために射
出ユニット1にスイベル構造を必要とする。スクリュー
7を後方に引き抜くものも提案されているが(特開平2
−20309号公報)、このものは3プレート式の射出
ユニットであり、フロントプレート2近辺にあるスクリ
ュー7の後端を工具で引っ掛けて引き出すもので、長い
距離を引き出す必要があるため、引き抜き作業が重いと
共に、引き出される間、スクリュー7が空洞化されたボ
ールねじ10の内壁と直接に金属接触して、スクリュー
7に傷が付いてしまう難点がある。 【0007】図2は他の従来例で、射出用のボールねじ
10がフロントプレート2とリアプレート4の間に軸架
され、これにプッシャプレート3のボールナット9が螺
合されている。この構造によれば射出用のボールねじ1
0がスクリューの軸線とある程度重合されるので射出ユ
ニット1の全長L2 は少し短くなる。しかし、シリンダ
アセンブリ6は最前端のフロントプレート2の前面から
突出しているので、全長L2 を十分に短くするには至っ
ていない。 【0008】一方、この構造においてプッシャープレー
ト3におけるボールナット9を回転可能に取り付け、射
出用サーボモーター11をプッシャプレート3に装備し
て、このボールナット9に連動連結すれば、基本的には
リアプレート4が不用な2プレート型の射出ユニットに
なる。これにより、射出ユニット1の全長L2 を小さく
することはできる。しかし、この場合、プッシャープレ
ート3をガイドするタイロッド5や前後進させるための
ボールねじ10がフロントプレート2側でのみ支持され
た片持ちの不安定な構造になるので、このままでは採用
するのが困難である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、全長が小
さく、安定で、スクリューの交換が容易な構造を備えた
射出ユニットの提供を課題とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】フロントプレートとプッ
シャープレートを備えた2プレート式の射出ユニットに
関する。フロントプレートとプッシャープレートは射出
ユニットのベースに射出軸線と平行に架設されたガイド
ロッドに前後方向で摺動自在に装着される。フロントプ
レートとプッシャープレート間が射出用モーターで駆動
される射出機構で結合される。フロントプレートと射出
ユニットのベース間がノズルタッチ用モーターで駆動さ
れるノズルタッチ機構で結合される。 【0011】フロントプレートの前面にシリンダーアセ
ンブリが射出軸線に一致して取付けられる。計量および
射出用のスクリューがプッシャープレートおよびフロン
トプレートを後方から貫通して抜き差し自在にシリンダ
ーアセンブリの内部に配置される。スクリューの基部
は、プッシャープレートの計量用モーターで駆動される
スクリュースリーブに軸支されて射出軸線方向で固定さ
れている。 【0012】 【作用】2プレート式の構成は射出ユニットの全長を小
さくする。フロントプレートとプッシャープレートを射
出ユニットのベースに射出軸線と平行に配置したガイド
ロッドに前後へ移動自在に装着した構成は、射出ユニッ
トの構造を安定なものとし、射出・計量作動およびノズ
ルタッチ作動を正確なものにする。計量および射出用の
スクリューをプッシャープレート、フロントプレートを
後方から貫通させてシリンダーアセンブリに配置した構
成は、2プレート式の構成と相俟って、スクリューの後
方抜き取りを可能とし、交換を容易にする。 【0013】 【実施例】図3〜図5は、本発明による射出ユニット1
を示し、射出ユニット1のベース12上に前壁14と後
壁15が垂直に立設して固定され、両壁間に2本のガイ
ドロッド16,16が射出軸線aと平行に架設されてい
る。ガイドロッド16にはフロントプレート2とプッシ
ャープレート3が前後方向へ移動可能に装着され、フロ
ントプレート2とプッシャープレート3はナット9とボ
ールねじ10およびこれを駆動する射出用サーボモータ
ー11からなる射出機構で結合されている。フロントプ
レート2およびプッシャープレート3をガイドロッド1
6が貫通する箇所は、基本的に矩形をしたこれらプレー
トの一本の対角線上の隅部である(図5)。 【0014】2本のボールねじ10の前端はそれぞれフ
ロントプレート2に、前記ガイドロツド16,16が貫
通する位置とは別の対角線上の隅部に片持ち的に軸架さ
れて固定されており、後部にプッシャープレート3に回
転自在に軸支したボールナット9,9が螺合されてい
る。ボールナット9,9の位置は前記同様にガイドロツ
ド16,16が貫通する位置とは別の対角線上の隅部で
ある。ボールナット9,9の後部には受動プーリー17
がそれぞれ取付けられていて、プッシャープレート3に
装備した射出用サーボモーター11の駆動プーリー18
と連動連結されている。 【0015】フロントプレート2と射出ユニット1のベ
ース12とは前方下部のノズルタッチ機構19で結合さ
れている。ノズルタッチ機構19はボールねじ20とボ
ールナット21およびノズルタッチ用モーター22で構
成されており、ボールねじ20は先端部とフロントプレ
ート2の後面との間にスプリング23を介し、フロント
プレート2を射出軸線aと平行に貫通し手配置されてお
り、前部が前壁14の下部に回転可能に軸支したボール
ナット21に螺合されている。そして、ボールナット2
1は射出ユニット1のベース12に装備されたノズルタ
ッチ用モーター22で駆動される。符号24はブレーキ
装置である。 【0016】さらに、フロントプレート2の前面には射
出軸線aに一致させてシリンダーアセンブリ6が取付け
られており、その内部に計量および射出用のスクリュー
7が配置されている(図4)。シリンダーアセンブリ6
は前壁14に形成された比較的大きな孔25を貫通す
る。スクリュー7は、プッシャープレート3およびフロ
ントプレート2を後方から貫通して抜き差し自在にシリ
ンダーアセンブリ6の内部に配置され、その基部がプッ
シャープレート3のスクリュースリーブ26に軸支され
て止め具27によって射出軸線方向で固定されている。
スクリュースリーブ26は、プッシャープレート3に回
転自在に軸支されると共に受動プーリー28を備え、プ
ッシャープレート3に装備された計量用モーター8の駆
動プーリー29と連動連結されている。図3において、
符号30はホッパー口である。 【0017】以上の構成であって、この射出ユニット1
はフロントプレート2とプッシャープレート3はガイド
ロッド16に装着されているが実質的に2プレート式で
あり、また、前壁14がフロントプレート2より前方に
位置するが、シリンダーアセンブリ6の前端よりもフロ
ントプレート2側なので、全長は短い。射出成形作動の
射出過程では、ノズルタッチ機構19が作動してボール
ねじ20が回転され、スプリング23を介してフロント
プレート2が前方へ押され、シリンダーアセンブリ6先
端のノズルが図示していない型締めユニットの金型にタ
ッチされる。タッチ後もフロントプレート2は押され、
スプリング23が設定された量に圧縮された点で停止さ
れる。停止位置はブレーキ装置24で維持される。この
場合フロントプレート2の移動にともなって、プッシャ
ープレート3を含めた射出機構の主要部全体がガイドロ
ッド16,16に案内されて前方に移動する。ガイドロ
ッド16による案内によって、ノズルの移動は正確でノ
ズルタッチは正確に行われる。また、タッチ圧はスプリ
ング23によってほぼ一定に維持される。 【0018】ついで、計量用のサーボモーター8が駆動
されてホッパー口30から成形材料の樹脂が取り込ま
れ、混練溶融される。溶融された樹脂はシリンダーアセ
ンブリ6の内部に貯溜される。スクリュー7は樹脂圧に
おされて後退するが、この間射出用サーボモーター11
によって背圧が付与され、溶融・混練が十分に行われる
ようにする。樹脂の計量が終了すると、スクリュー7の
回転は停止され、射出用サーボモーター11によって、
ボールねじ軸10,10が駆動回転され、フロントプレ
ート2に対してプッシャープレート3が前進される。こ
れによってシリンダーアセンブリ6に対してスクリュー
7が押し込まれて射出が行われる。このときプッシャー
プレート3の移動はガイドロッド16,16に案内され
て正確であり、スクリュー7とシリンダー内壁間にいわ
ゆる齧りが生じる等のことがない。射出過程ではこの作
動が型締めユニット側の作動と連携した所定のタイミン
グで繰り返し行われる。 【0019】スクリュー7の交換や点検・保守の際に
は、プッシャープレート3におけるスクリュースリーブ
26の止め具27を取り外してスクリュー7を後方に引
き出す。この作業は、スクリュー7の基部を直接に観察
しながら行えるので確実であり、また、抜け出てくるス
クリュー7がスクリュースリーブ26を通過する区間は
短いので、スクリュー7を傷付けてしまう危険は少な
い。以上は実施例であって、本発明は図示された具体的
な構成に限定されない。実施例では、プッシャープレー
ト3に回転自在に軸支されたボールナット9を駆動する
ことでプッシャープレート3を移動させるナット回転型
としているが、ナット9は固定し、ボールねじ10を駆
動回転するねじ回転型にすることもできる。ノズルタッ
チ機構はエアシリンダーなどであっても良い。 【0020】 【発明の効果】実質2プレート式なので、射出ユニット
の全長が短い。フロントプレート、プッシャープレート
が共に射出ユニットのベースに架設されたガイドロッド
に案内されているので、2プレート式射出ユニットとし
て構造的に安定すると共に作動が安定し、また、正確で
ある。スクリューを射出ユニットの後方から行うことが
でき、射出ユニット側にスイベルなどの機構を必要とし
ない。スクリューの取出しを直接に目で観察しながら、
しかも、軽く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略で示す正面図(第1の従来例)。
【図2】概略で示す正面図(第2の従来例)。
【図3】概略で示す正面図(実施例)。
【図4】断面で示す要部の正面図。
【図5】プッシャープレートを後方から見た側面図。
【符号の説明】
1 射出ユニット
2 フロントプレート
3 プッシャプレート
4 リアプレート
5 タイロッド
6 シリンダアセンブリ
7 スクリュー
8 計量用サーボモーター
9 ボールナット
10 ボールねじ
11 射出用サーボモーター
12 射出ユニットのベース
13 ピボット軸
14 前壁
15 後壁
16 ガイドロッド
17 受動プーリー
18 駆動プーリー
19 ノズルタッチ機構
20 ボールねじ
21 ボールナット
22 ノズルタッチ用モーター
23 スプリング
24 ブレーキ装置
25 孔
26 スクリュースリーブ
27 止め具
28 受動プーリー
29 駆動プーリー
30 ホッパー口
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フロントプレートとプッシャープレート
を備えた2プレート式の射出ユニットであって、射出ユ
ニットのベースに射出軸線と平行に架設されたガイドロ
ッドにフロントプレートとプッシャープレートが前後方
向で摺動自在に装着され、フロントプレートとプッシャ
ープレート間が射出用モーターで駆動される射出機構で
結合されると共にフロントプレートと射出ユニットのベ
ース間がノズルタッチ用モーターで駆動されるノズルタ
ッチ機構で結合され、さらにフロントプレートの前面に
シリンダーアセンブリが射出軸線に一致して取付けら
れ、計量および射出用のスクリューがプッシャープレー
トおよびフロントプレートを後方から貫通して抜き差し
自在にシリンダーアセンブリの内部に配置され、その基
部がプッシャープレートの計量用モーターで駆動される
スクリュースリーブに軸支されて射出軸線方向で固定さ
れていることを特徴とした射出ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21958694A JP3477253B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 射出ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21958694A JP3477253B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 射出ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0857921A JPH0857921A (ja) | 1996-03-05 |
JP3477253B2 true JP3477253B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=16737859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21958694A Expired - Fee Related JP3477253B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 射出ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477253B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20010253A1 (it) * | 2001-02-08 | 2002-08-08 | Negri Bossi Spa | Gruppo di iniezione per presse ad iniezione di materiali plastici |
JP5001069B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2012-08-15 | 東洋機械金属株式会社 | 成形機 |
KR101423259B1 (ko) * | 2014-05-08 | 2014-07-24 | 주식회사 씨맥 | 압출기의 스크류 장탈착 장치 |
JP6848586B2 (ja) * | 2017-03-27 | 2021-03-24 | 宇部興産機械株式会社 | 2プレート式射出装置及びスクリュ引き抜き方法 |
JP6361787B1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-07-25 | 宇部興産機械株式会社 | 2プレート式射出装置 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP21958694A patent/JP3477253B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0857921A (ja) | 1996-03-05 |
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Legal Events
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