JPS5827022B2

JPS5827022B2 - ダイカストマシンノセイヒンハンシユツソウチ

Info

Publication number: JPS5827022B2
Application number: JP50039819A
Authority: JP
Inventors: 孝造和田
Original assignee: Azbil Corp
Current assignee: Azbil Corp
Priority date: 1975-04-03
Filing date: 1975-04-03
Publication date: 1983-06-07
Also published as: JPS51115233A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ダイカストマシンの成品搬出装置に関する。

従来のこの種装置はいわゆるロボット形式のものであり
、ダイカストマシンの移動金型に耐着した状態にある成
型品の握持、引出、搬出、反転して成品を成品受げに落
下させる動作を別々のアクチュエータで行ない搬出する
ように構成されていた。

このため、このような従来装置では、部品点数が多く、
構成が複雑となるばかりでなく、装置の価格が高くなり
、また作動時間が長く、作業効率が悪いという欠点があ
った。

本発明は以上のような従来の欠点を除去したものであり
、１つのアクチュエータの連続した動作からなる搬出動
作中の一部分で成品を引出すことのできるように構成し
たダイカストマシンの成品搬出装置を提供するものであ
る。

以下、図面に示す実施例とともに本発明装置の詳細を説
明する。

第１図および第２図は本発明装置を説明するもので、図
中鎖線で示す部分はダイカストマシンの要部を示し、符
号１は固定ダイプレート、２は移動ダイプレートを示し
、この移動ダイプレート２は固定グイプレート１と図示
していないエンドプレートとの間に横架された複数本の
がイドロッド３に摺動自在に嵌合している。

そして、固定ダイプレート１側には固定金型４が、また
移動ダイプレート２側には移動金型５がそれぞれ取付け
られている。

また、固定ダイプレート１側には固定および移動金型４
，５が合わされたときに供給される溶湯金属の供給スリ
ーブ６が取付けられている。

一方、固定ダトプレート１の側端のほぼ中央にはほぼＬ
字状の取付板７が固定されており、その下面にはモータ
として例示するアクチュエータ８が取付けられ、その回
転軸９は取付板７を貫通して上方に突出し、その先端に
は駆動軸として第１のリンク１０の一端が固定されてい
る。

そして、この第１のリンク１０の他端は、第１図および
第２図に示すように、水平状態にて延設され、その先端
がアーム１１の後端部近傍に回転自在に軸承されている
。

また、この取付板７上には固定グイプレート１側に寄っ
て、かつアーム１１から離間した位置に従動軸として第
１のリンク１０よりも長い第２のリンク１２の一端が回
転自在に軸承されており、この第２のリンク１２は前記
第１のリンク１０と同様に水平状態にて延設され、その
他端部が前記アーム１１の中央寄りの部分に回転自在に
軸承されている。

なお、第２図において符号１３で示すものは第２のリン
ク１２を回転自在に支承する支持柱で、１４は第２のリ
ンク１２を支持部材である。

他方、アーム１１の後端部にはモータなどからなる反転
１駆動用のアクチュエータ１５が固定されており、その
回転軸はアーム１１中を回転自在に貫通している回転軸
１６の後端が連結されており、この回転軸１６の先端に
は開閉自在の２つの握持爪１７を有する握持バンド１８
が固定されている。

また、前記取付板７の斜め下方には成品受は容器１９が
配置されている。

さらに、ダイカストマシンのベース２１の取付板７と同
側の側面には、たとえばリミットスイッチなどからなる
搬出検出装置２０が支持板２２を介して取付けられてい
る。

つぎに、以上のように構成された本実施例の動作につき
第３図とともに説明する。

まず、移動金型５が移動ダイプレート２と共に移動し、
固定金型４と合わさった時点においてスリーブ６から溶
湯が供給されてダイカストが行なわれる。

このとき、第１のリンク１０は、第３図に示すように、
時計方向に最離角回転しており、第２のリンク１２もこ
れに応じて最大離角回動して、アーム１１はダイカスト
マシンの外側に位置して時期しており、ダイカストマシ
ンの動作をさまたげていない。

やがて型開きが行なわれるとその信号によりアクチュエ
ータ８が１駆動され第１のリンク１０は第３図中反時計
方向に回動をはじめ、第２のリンク１２、アーム１１も
第３図に示すように次第に移動し実線で示す位置を経て
２点鎖線で示すように開かれた金型４，５間に嵌入して
行く。

このときの第１のリンク１０、アーム１１および第２の
リンク１２の変化の状態は第３図に一定時間おきにプロ
ットして示す如きであり、アーム１１の先端はアーム１
１自身の長さと、第１のリンク１０、第２のリンク１２
の長さによって決定される一定の曲線ａを画く。

前記アーム１１、第１のリンク１０、第２のリンク１２
の長さを適当に選べばこの曲線ａは第３図に示すように
ダイカストマシン外においてはゆるい円弧を画き、金型
空間内に進入する時点においてはほぼ直線状となり、さ
らに移動金型５方向に向って直角に曲がる軌跡を描く。

そして、移動金型５に耐着している成形品２３に対し移
動金型５の移動方向と同一の方向から接近してこの成形
品２３を握持爪１７により握持する。

しかるのち、アクチュエータ８は逆回転され、第１のリ
ンク１０、アーム１１および第２のリンク１２は上記と
は逆に行動し、まず成形品２３を直線状に引出し固定金
型４および移動金型５との間の空間を両全型とほぼ平行
に外方に引出し、さらにゆるい円弧状の曲線を画いてダ
イカストマシン外に引出す。

そして、この搬出途上において成品検出装置２２を通過
し、成形品が確かに搬出されたかどうかを検出し、つぎ
の型閉め信号とする。

成形品２３はダイカストマシン外に搬出されて最大離角
位置、すなわち第３図に一点鎖線で示す時期位置に至る
とアクチュエータ８の駆動は停止され、同時にアーム１
１の後端に取付けられたアクチュエータ１５が作動し、
２本の握持爪１７を含む面が成品容器１９の開口面と平
行になる位置まで９０度反転させ、しかるのち握持爪１
７を開き成形品２３を成品受は容器１９中に落下させ、
さらにこの復元の状態に反転し時期状態にもどる。

このようにして成品搬出動作の１サイクルを終了する。

なお、以上の説明においては、第１リンク１０と第２の
リンク１２の組合わせを採用した場合について説明した
が、第２のリンク１２を駆動側とし、第１のリンク１０
を従動側として構成しても全く同様の効果が期待できる
こと明らかであろう。

また、駆動部は取付板Ｔを介してダイカストマシン側に
取付けであるが、これもダイカストマシンとは別体に設
けてもよいことは明らかであろう。

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、水平
状態にて延設されその一端を固定部に回転自在に軸支し
てなる一対の長短リンクをアームに対し回動自在に軸承
させるようにしたので、簡単な構成にもかかわらず、搬
出軌跡の一部が成品の引出動作軌跡となり、連続したア
ームの動作によってダイカストマシンの成形品の搬出が
可能となる。

また、従来装置と比較してアクチュエータが少なくてす
み、製造価格も低くすることができ、作動時間に無駄が
ないなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す平面図、第２図は
同じく側面図、第３図は本発明機構の動作説明図である
。１・・・・・・固定ダイプレート、２・・・・・・移動
ダイプレート、３・・・・・・ガイドロッド、４・・・
・・・固定金型、５・・・・・・移動金型、７・・・・
・・取付板、８，１５・・・・・・アクチュエータ、１
０・・・・・・第１のリンク、１１・・・・・・アーム
、１２・・・・・・第２のリンク、１７・・・・・・握
持爪、１９・・・・・・成品管は容器、２０・・・・・
・成品検出装置、２３・・・・・・成形品。

Claims

【特許請求の範囲】

１成品搬出時においてその先端に設けられた把持部を
固定金型と移動金型との間に臨ませるアームと、このア
ームの基端部に一端が回動自在に軸承されるとともに、
他端が固定部に対し回動可能に軸承された第１のリンク
と、前記アームの中央寄りの部分に一端が回動自在に軸
承されるとともに、他端が前記固定部上で前記第１のリ
ンクの軸承位置よりも金型側に近接しかつアームから離
間した位置で回動可能に軸承された前記第１のリンクよ
りも長い第２のリンクと、これら一対のリンクの少なく
ともいずれか一方をその固定部上の軸承部を中心として
回動させる駆動機構とを備え、前記アーム先端の把持部
は第１のリンクがこのアームと略同−直線上に位置する
まで回動されたときに移動金型に医持された成品に対し
金型の移動方向と同一の方向から接近してこの成品を把
持するように構成されていることを特徴とするダイカス
トマシンの成品搬出装島