JPH04243919A - モールド閉鎖機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一般に個々の部分的な
機械（ｉｎｄｉｖｉｄｕａｌ　　ｓｅｃｔｉｏｎ　　ｍ
ａｃｈｉｎｅ）として引き合いに出されるガラスの成形
機械に関し、より詳しくはそのような機械において対向
するモールドアームを閉鎖するための機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】ガラス製のボトルは従来、それぞれブラ
ンク側とブロー側とを有する多数の部分から作られた個
々の部分的な機械によって製造される。対向するモール
ド半体は回動によって閉鎖されるモールドアームに支持
され、モールドアームは、ブランクモールドにおけるパ
リソン（ｐａｒｉｓｏｎ）の成形、あるいはブローモー
ルドにおけるボトルの成形の間、閉鎖されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらの成形工程の間
、これらのモールドアームを互いに離間させてモールド
を開けようとする大きな力が発生する。従来、これはモ
ールドを閉じる力を増大させることによって抑制してお
り、このためこれらの増大する力に対応してより強い部
品が必要とされていた。

【０００４】従って、本発明の目的の一つは、パリソン
やボトル成形の間に閉じたモールドアームが開くことを
防止するための非常に単純な機構を提供することである
。

【０００５】本発明の他の目的や利点については以下の
明細書の部分や好適な実施例を表す添付図面によって明
らかとなるであろう。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の構成は、個々の
部分的な機械のためのモールド閉鎖機構にして、支軸上
に回動自在に取付けられ、且つ該軸に平行に延びるモー
ルド支持ピンを含むモールド支持部材と、前記支軸と平
行な方向に延びるレバーピンを有するレバーアームを含
む駆動軸と、前記レバーピンと前記モールド支持ピンと
を連結するリンクとを有し、前記モールド支持ピンの回
りの前記リンクの孔が該モールド支持ピンよりも選択的
に大きいものであり、前記レバーアームはその自由端に
カム表面を有し、フォロワが前記モールド支持ピン上に
受容され、前記カム表面は、前記レバーアームが後退位
置から前進位置に回動するときに該カム表面が前記フォ
ロワと係合して前記モールド支持部材を前記前進位置に
回動させ、そこでは前記モールド支持部材と前記レバー
アームとの間の力の線が前記駆動軸の軸線と前記モール
ド支持ピンの軸線との間に延びる線上に位置するような
形状となっていることを特徴とするものである。

【０００７】

【実施例】モールド保持装置は、三つのモールド半体１
２を受容する下部モールド支持部材１０と、上部モール
ド支持部材１４と、上部モールド支持部材１４に回動自
在に支持されると共に最も内側のモールド半体１２を受
容する第一のモールドサポート１６と、第一のモールド
サポート１６の自由端に回動自在に支持されると共に外
側の二つのモールド半体１２を受容する第二のモールド
サポート１８とを有している。下部モールド支持部材１
０と上部モールド支持部材１４は支軸２０に回動できる
ように取付けられている。リンク２２がそれぞれのモー
ルド支持部材１０、１４の回動位置を制御する。

【０００８】図２に示すように、駆動軸３０の反時計方
向の回動はそれと一体のレバーアーム３２を一緒に回動
させる。この回動は、その一端でレバーピン３４に固定
されると共に他端においてモールド支持ピン３６と協働
するリンク２２を水平方向右側へ移動させ、それによっ
て支軸２０の回りに支持部材１４を回動させてモールド
を閉鎖させる。

【０００９】レバーアーム３２が図３に示す位置に回動
すると、レバーアーム３２に固定されたカム４２のカム
表面４０がモールド支持ピン３６に回転自在に支持され
たローラーフォロワ４４に係合する。閉鎖運動が続くと
、図４に示すように、ローラーフォロワ４４はカム表面
４０に沿って進み、カム表面４０の円筒部４６内に嵌入
する。この「モールド閉鎖」位置は図１の状態に相当し
、この位置において、ローラーフォロワ４４からカム４
２に向かう力の線は駆動軸３０の軸線と交差する。これ
は同時にモールド支持ピン３６とリンク２２を機械的に
分離することによって達成される。図３に示すように、
モールド支持ピン３６はそれが協働するリンク孔３７よ
りも小さく、モールド支持ピン３６及びリンク孔３７の
軸線はモールドが閉鎖されたときにレバーピン３４の軸
線からそれぞれ等しい距離になるようになっている。こ
のことにより、モールド支持ピン３６からリンク２２へ
力が伝達されるのが防止される。この位置において、カ
ム４２は開放運動に抵抗し、そのためこの閉鎖位置へリ
ンクを変位させるのに用いた空気圧ラインを切ることが
できる。このことは、ボトルあるいはパリソン成形の終
わりにリンクを開放するときに、ライン圧のより迅速な
適用を許容することになる。モールド支持部材１０、１
４が開放位置にあるとき、このリンク孔３７の右端はモ
ールド支持部材を開放位置に引っ張るためにモールド支
持ピン３６に係合する。リンク孔３７の左端はモールド
支持部材を閉鎖位置に押圧するためにモールド支持ピン
３６に係合する。

【００１０】実際には、モールド支持部材の背後には連
続的な金属ブロックがあり、モールド支持ピン３６のど
んな運動も駆動軸３０の変形のよってのみ生じ、そして
これは変形防止ブラケット５０を伴うレバーアームの領
域で駆動軸３０を支持することによって最小になる（図
５）。

【００１１】カムの変形例が図６、図７、図８に示され
ている。この例では、完全に閉鎖した位置において、駆
動軸３０、レバーピン３４、及びモールド支持ピン３６
の軸線が同じ平面内に位置し、ローラーフォロワ４４か
らカム４２に至る力の線は駆動軸３０の軸線と交差して
いる。ただし、この例では、レバーアームの回転変位を
の行き過ぎを防止するためにモールド支持ピン３６はカ
ム表面の増大する半径によって拡大された孔の側部に向
かって付勢される。

【００１２】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、パリソン
やボトルを成形している間に閉じているモールドアーム
が開くことを防止するための非常に単純な機構を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の実施例にかかるモールド閉鎖アー
ムの平面図

【図２】　　図１のモールド閉鎖アーム部分の平面図

【
図３】　　図１のモールド閉鎖アーム部分の平面図

【図
４】　　図１のモールド閉鎖アーム部分の平面図

【図５
】　　駆動軸の支持構造の平面図

【図６】　　他の実施
例のモールド閉鎖アーム部分の平面図

【図７】　　他の実施例のモールド閉鎖アーム部分の平
面図

【図８】　　他の実施例のモールド閉鎖アーム部分の平
面図

【符号の説明】

１０は下部モールド支持部材、１２はモールド半体、１
４は上部モールド支持部材、１６は第一のモールドサポ
ート、１８は第二のモールドサポート、２０は支軸、２
２はリンク、３０は駆動軸、３２はレバーアーム、３４
はレバーピン、３６はモールド支持ピン、３７はリンク
孔、４０はカム表面、４２はカム、４４はローラーフォ
ロワ、４６は円筒部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　個々の部分的な機械のためのモールド
   閉鎖機構にして、支軸上に回動自在に取付けられ、且つ
   該軸に平行に延びるモールド支持ピンを含むモールド支
   持部材と、前記支軸と平行な方向に延びるレバーピンを
   有するレバーアームを含む駆動軸と、前記レバーピンと
   前記モールド支持ピンとを連結するリンクと、を有し、
   前記モールド支持ピンの回りの前記リンクの孔が該モー
   ルド支持ピンよりも選択的に大きいものであり、前記レ
   バーアームはその自由端にカム表面を有し、フォロワが
   前記モールド支持ピン上に受容され、前記カム表面は、
   前記レバーアームが後退位置から前進位置に回動すると
   きに該カム表面が前記フォロワと係合して前記モールド
   支持部材を前記前進位置に回動させ、そこでは前記モー
   ルド支持部材と前記レバーアームとの間の力の線が前記
   駆動軸の軸線と前記モールド支持ピンの軸線との間に延
   びる線上に位置するような形状となっていることを特徴
   とするモールド閉鎖機構。