JP2615352B2 - ガラス容器成形機のガラス容器把持装置 - Google Patents
ガラス容器成形機のガラス容器把持装置Info
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- JP2615352B2 JP2615352B2 JP5284251A JP28425193A JP2615352B2 JP 2615352 B2 JP2615352 B2 JP 2615352B2 JP 5284251 A JP5284251 A JP 5284251A JP 28425193 A JP28425193 A JP 28425193A JP 2615352 B2 JP2615352 B2 JP 2615352B2
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- glass container
- tongue
- driving cylinder
- holding device
- piston
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B9/00—Blowing glass; Production of hollow glass articles
- C03B9/30—Details of blowing glass; Use of materials for the moulds
- C03B9/44—Means for discharging combined with glass-blowing machines, e.g. take-outs
- C03B9/447—Means for the removal of glass articles from the blow-mould, e.g. take-outs
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仕上型で最終形状に成
形されたびんを、デッドプレート上に取り出すのに好適
なガラス容器成形機のガラス容器把持装置に関する。
形されたびんを、デッドプレート上に取り出すのに好適
なガラス容器成形機のガラス容器把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的に使用されるガラス容器成
形機としては、ハートフォード(Hartford)型成形機が
知られている(米国特許第1843285号公報)。こ
の種のものでは、最終形状に成形されたびんを、仕上型
から取り出して、それをデッドプレート上に移送するた
めのガラス容器把持装置を含んでいる。
形機としては、ハートフォード(Hartford)型成形機が
知られている(米国特許第1843285号公報)。こ
の種のものでは、最終形状に成形されたびんを、仕上型
から取り出して、それをデッドプレート上に移送するた
めのガラス容器把持装置を含んでいる。
【0003】従来、ガラス容器把持装置は、びんの口部
をトングでつかみ、その状態でアームを回転させて、垂
直面内を円弧を描くようにして、びんをデッドプレート
上に移送する構成になっている。トングでびんの口部を
つかむために、トングは開閉されるが、それを開くには
スプリングのばね力を用い、それを閉じるにはエアーシ
リンダを用いる構成になっている。
をトングでつかみ、その状態でアームを回転させて、垂
直面内を円弧を描くようにして、びんをデッドプレート
上に移送する構成になっている。トングでびんの口部を
つかむために、トングは開閉されるが、それを開くには
スプリングのばね力を用い、それを閉じるにはエアーシ
リンダを用いる構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、仕上型
からびんを取り出すために、トングを開いた状態で、ア
ームを回転させて、そのトングをびんの口部に持ってい
くと、アームの急速停止に起因する慣性力により、スプ
リングのばね力が一時的に働いて、トングが瞬間的に閉
じる(以下、ウインク現象)という問題がある。
からびんを取り出すために、トングを開いた状態で、ア
ームを回転させて、そのトングをびんの口部に持ってい
くと、アームの急速停止に起因する慣性力により、スプ
リングのばね力が一時的に働いて、トングが瞬間的に閉
じる(以下、ウインク現象)という問題がある。
【0005】特に、アームを高速で回転移動させた場合
には、停止作用の際の慣性力も大きくなるので、ウイン
ク現象も大きくなるという問題がある。
には、停止作用の際の慣性力も大きくなるので、ウイン
ク現象も大きくなるという問題がある。
【0006】このウインク現象が起きると、びんを把持
する前に、トングがびんの口部を叩き、その結果容器に
は製品欠点としての「欠け」が発生するし、また時に
は、口部を叩かれたびんが、仕上型の中で倒れ、そのま
ま仕上型の中に残り、次に成形されるべきガラス素材の
供給に支障をきたし、成形機の正常な遂行を防げる原因
となり、金型に損傷を与えるという問題がある。
する前に、トングがびんの口部を叩き、その結果容器に
は製品欠点としての「欠け」が発生するし、また時に
は、口部を叩かれたびんが、仕上型の中で倒れ、そのま
ま仕上型の中に残り、次に成形されるべきガラス素材の
供給に支障をきたし、成形機の正常な遂行を防げる原因
となり、金型に損傷を与えるという問題がある。
【0007】ウインク現象を防止する対策として、スプ
リングのばね力を増大させればよいが、作動用空気圧を
用いてトングを閉じる時に、空気圧がこのばね力に打ち
勝たなければならないため、ばね力の増大には限度があ
る。
リングのばね力を増大させればよいが、作動用空気圧を
用いてトングを閉じる時に、空気圧がこのばね力に打ち
勝たなければならないため、ばね力の増大には限度があ
る。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、アームを高速で回転させ
ても、びんの口部を正確に把持し、そのびんをデッドプ
レート上に確実に移送することのできるガラス容器成形
機のガラス容器把持装置を提供することにある。
技術が有する問題点を解消し、アームを高速で回転させ
ても、びんの口部を正確に把持し、そのびんをデッドプ
レート上に確実に移送することのできるガラス容器成形
機のガラス容器把持装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ガラス容器移送用のアームの先端に設け
られ、ガラス容器の口部を把持するトングを備えたガラ
ス容器把持装置において、駆動用シリンダとこの駆動用
シリンダのピストンロッドに連結された可動体とを含
み、この可動体にはリンクを介してトングを連結し、駆
動用シリンダの動作に連動してトングを開閉することを
特徴とするものである。
に、本発明は、ガラス容器移送用のアームの先端に設け
られ、ガラス容器の口部を把持するトングを備えたガラ
ス容器把持装置において、駆動用シリンダとこの駆動用
シリンダのピストンロッドに連結された可動体とを含
み、この可動体にはリンクを介してトングを連結し、駆
動用シリンダの動作に連動してトングを開閉することを
特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、ガラス容器移送用のアー
ムの先端に設けられ、ガラス容器の口部を把持するトン
グを備えたガラス容器把持装置において、駆動用シリン
ダとこの駆動用シリンダのピストンロッドの下端に連結
されたロッカーとを含み、このロッカーの両端には上下
動する一対のプランジャを取り付け、それぞれのプラン
ジャの下端にはリンクを介してトングを連結し、駆動用
シリンダの動作に連動してそれぞれのトングを開閉する
ことを特徴とするものである。
ムの先端に設けられ、ガラス容器の口部を把持するトン
グを備えたガラス容器把持装置において、駆動用シリン
ダとこの駆動用シリンダのピストンロッドの下端に連結
されたロッカーとを含み、このロッカーの両端には上下
動する一対のプランジャを取り付け、それぞれのプラン
ジャの下端にはリンクを介してトングを連結し、駆動用
シリンダの動作に連動してそれぞれのトングを開閉する
ことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、トングを開閉するには、駆動
用シリンダを動作しなければならず、その動作によりリ
ンクを介してトングが開閉するので、仕上型で成形され
たガラス容器を取り出すために、把持装置がトングを開
いたまま仕上型上に移動し、そこで減速停止する際に大
きな慣性力が発生したとしても、その慣性力に起因する
ウインク現象は発生しない。従って、把持装置を実用的
な高速度で移動させることができる。
用シリンダを動作しなければならず、その動作によりリ
ンクを介してトングが開閉するので、仕上型で成形され
たガラス容器を取り出すために、把持装置がトングを開
いたまま仕上型上に移動し、そこで減速停止する際に大
きな慣性力が発生したとしても、その慣性力に起因する
ウインク現象は発生しない。従って、把持装置を実用的
な高速度で移動させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明によるガラス容器把持装置の一
実施例を、図1〜図5を参照して説明する。
実施例を、図1〜図5を参照して説明する。
【0013】図1において、100は固定の支柱であ
り、この支柱100の下端には、エアーシリンダ5が設
けられる。
り、この支柱100の下端には、エアーシリンダ5が設
けられる。
【0014】このエアーシリンダ5のピストンロッド6
の一端にはラック7が形成され、このラック7にはピニ
オン8が係合している。このピニオン8にはアーム10
1が一体的に設けられ、このアーム101は、図2に示
すように、支点103を中心に回転するピニオン8と共
に回転する。1はガラス容器、2は仕上型、3はデッド
プレートである。
の一端にはラック7が形成され、このラック7にはピニ
オン8が係合している。このピニオン8にはアーム10
1が一体的に設けられ、このアーム101は、図2に示
すように、支点103を中心に回転するピニオン8と共
に回転する。1はガラス容器、2は仕上型、3はデッド
プレートである。
【0015】アーム101の先端には、シャフト10
(図5)を介して、ガラス容器1の把持装置9が揺動可
能に支持されている。
(図5)を介して、ガラス容器1の把持装置9が揺動可
能に支持されている。
【0016】このタイプの把持装置9は、図3に示すよ
うに、ガラス容器1の口部を把持するための一対のトン
グ11を含んでいる。このトング11はトングホルダ1
2に固定され、このトングホルダ12は、リンク14を
介して、ピン22を中心に揺動するように構成されてい
る。リンク14の端部は、ピン23を介して、下部シリ
ンダ20の可動体(以下、説明の都合上、下部ピストン
という)15に連結されている。
うに、ガラス容器1の口部を把持するための一対のトン
グ11を含んでいる。このトング11はトングホルダ1
2に固定され、このトングホルダ12は、リンク14を
介して、ピン22を中心に揺動するように構成されてい
る。リンク14の端部は、ピン23を介して、下部シリ
ンダ20の可動体(以下、説明の都合上、下部ピストン
という)15に連結されている。
【0017】この下部ピストン15のピストンロッド3
2は、ハウジング24を貫通して、上方に延出し、駆動
用シリンダ(以下、説明の都合上、上部シリンダとい
う)105の上部ピストン31に連結される。このピス
トン31は、ピストンロッド32の上端にワッシャ3
3、及びナット34をもって締結される。
2は、ハウジング24を貫通して、上方に延出し、駆動
用シリンダ(以下、説明の都合上、上部シリンダとい
う)105の上部ピストン31に連結される。このピス
トン31は、ピストンロッド32の上端にワッシャ3
3、及びナット34をもって締結される。
【0018】上部シリンダ105は、ハウジング24の
上部に固定されるアダプタ25を含み、このアダプタ2
5の上部には、インサート27、シリンダケース28、
キャップ29が重ねられ、これらは2本のボルト30で
締結される。尚、上部シリンダ105と下部シリンダ2
0とは、図5に示すように、縦に貫通する4本のボルト
26により締結される。また、上部ピストン31の外周
とインサート27の溝部とには、シール部材35、36
が設けられる。
上部に固定されるアダプタ25を含み、このアダプタ2
5の上部には、インサート27、シリンダケース28、
キャップ29が重ねられ、これらは2本のボルト30で
締結される。尚、上部シリンダ105と下部シリンダ2
0とは、図5に示すように、縦に貫通する4本のボルト
26により締結される。また、上部ピストン31の外周
とインサート27の溝部とには、シール部材35、36
が設けられる。
【0019】さらにまた、図3を参照して、シリンダケ
ース28には、圧縮空気の供給口37、38が設けら
れ、この供給口37、38には、図示を省略した圧縮空
気の供給源が接続される。
ース28には、圧縮空気の供給口37、38が設けら
れ、この供給口37、38には、図示を省略した圧縮空
気の供給源が接続される。
【0020】つぎに、この実施例の作用を説明すると、
図1に示すように、把持装置9でつかんだガラス容器1
を、仕上型2から取り出して、アーム101の回転によ
り、図2に示すように、反対側のデッドプレート3上に
移送し、そこでガラス容器1の底に空気を吹き付けて、
ガラス容器1を冷却する。ガラス容器1は把持装置9の
トング11によりつかむ。
図1に示すように、把持装置9でつかんだガラス容器1
を、仕上型2から取り出して、アーム101の回転によ
り、図2に示すように、反対側のデッドプレート3上に
移送し、そこでガラス容器1の底に空気を吹き付けて、
ガラス容器1を冷却する。ガラス容器1は把持装置9の
トング11によりつかむ。
【0021】この把持装置9が、図1の位置にある時に
は、最初はトング11は開いた状態にあり、その位置に
おいては、ガラス容器1の口部をつかむために、まずト
ング11が閉じられる。
は、最初はトング11は開いた状態にあり、その位置に
おいては、ガラス容器1の口部をつかむために、まずト
ング11が閉じられる。
【0022】即ち、図3を参照して、供給口37から圧
縮空気が供給され、これにより上部ピストン31は、図
4に示すように、その最下点まで移動し、それによって
ピストンロッド32が押し下げられる。
縮空気が供給され、これにより上部ピストン31は、図
4に示すように、その最下点まで移動し、それによって
ピストンロッド32が押し下げられる。
【0023】この時には、ピストンロッド32に締結さ
れた下部ピストン15も一緒に下降し、そこにピン23
で連結されたリンク14が動作し、これによりホルダ1
2がピン22の回りを揺動してトング11が閉じる。
れた下部ピストン15も一緒に下降し、そこにピン23
で連結されたリンク14が動作し、これによりホルダ1
2がピン22の回りを揺動してトング11が閉じる。
【0024】このトング11を閉じて、ガラス容器1の
口部をつかんだ後には、図1を参照して、エアーシリン
ダ5を動作させる。すると、そのピストンロッド6が、
図2に示すように伸長し、ラック7、ピニオン8を介し
てアーム101が回転し、ガラス容器1は、デッドプレ
ート3上に移送される。
口部をつかんだ後には、図1を参照して、エアーシリン
ダ5を動作させる。すると、そのピストンロッド6が、
図2に示すように伸長し、ラック7、ピニオン8を介し
てアーム101が回転し、ガラス容器1は、デッドプレ
ート3上に移送される。
【0025】この位置では、トング11は開かれ、デッ
ドプレート3上に移送されたガラス容器1は解放され
る。
ドプレート3上に移送されたガラス容器1は解放され
る。
【0026】即ち、空気供給源からの圧縮空気が供給口
38に供給され、図3に示すように、上部ピストン31
がその最上点まで移動し、そのピストンロッド32が押
し上げられる。この時には、ピストンロッド32に締結
された下部ピストン15も一緒に上昇し、そこにピン2
3で連結されたリンク14が動作し、これによりトング
ホルダ12がピン22の回りを揺動して、一対のトング
11が開く。その後、アーム101は回転されて、反対
側の仕上型2につぎのガラス容器1をつかみに動かされ
る。即ち、トングホルダ12に保持されたトング11
は、上部ピストン31に作用する力によって開閉され、
かつ保持される。
38に供給され、図3に示すように、上部ピストン31
がその最上点まで移動し、そのピストンロッド32が押
し上げられる。この時には、ピストンロッド32に締結
された下部ピストン15も一緒に上昇し、そこにピン2
3で連結されたリンク14が動作し、これによりトング
ホルダ12がピン22の回りを揺動して、一対のトング
11が開く。その後、アーム101は回転されて、反対
側の仕上型2につぎのガラス容器1をつかみに動かされ
る。即ち、トングホルダ12に保持されたトング11
は、上部ピストン31に作用する力によって開閉され、
かつ保持される。
【0027】要するに、この実施例によれば、トング1
1を閉じる場合も、開く場合も上部ピストン31が動か
される。
1を閉じる場合も、開く場合も上部ピストン31が動か
される。
【0028】そのために、本実施例によれば、アーム1
01が仕上型2上に移動して減速停止しても、ピストン
31が動かない限り、開いていたトング11が瞬間的に
閉じることはなく、従来問題になっていたウインク現象
は完全に抑えられる。従って、実用的な高速度でトング
11の開閉を行うことが可能になる。
01が仕上型2上に移動して減速停止しても、ピストン
31が動かない限り、開いていたトング11が瞬間的に
閉じることはなく、従来問題になっていたウインク現象
は完全に抑えられる。従って、実用的な高速度でトング
11の開閉を行うことが可能になる。
【0029】上部ピストン31は、圧縮空気の圧力が、
たとえば0.5kgf/cm2 とかなり低いような場合でも、
トング11を容易に開き、かつ確実に保持できるような
寸法に設定される。
たとえば0.5kgf/cm2 とかなり低いような場合でも、
トング11を容易に開き、かつ確実に保持できるような
寸法に設定される。
【0030】図6〜図10は別の実施例を示している。
【0031】この実施例のものは、2本のガラス容器の
口部をトング59によりそれぞれつかんで、デッドプレ
ート上に同時に移送するものである。
口部をトング59によりそれぞれつかんで、デッドプレ
ート上に同時に移送するものである。
【0032】この実施例においても、駆動用シリンダ
(以下、説明の都合上、上部シリンダという)105を
含んでおり、この上部シリンダ105は、まず、ハウジ
ング24の上部にアダプタ25を設け、これを4本のボ
ルト26(図6)でフレーム39に締結した後に、この
アダプタ25の上部にインサート27、シリンダケース
28、キャップ29を重ねて、これらを2本のボルト3
0(図7)で締結することにより作られている。
(以下、説明の都合上、上部シリンダという)105を
含んでおり、この上部シリンダ105は、まず、ハウジ
ング24の上部にアダプタ25を設け、これを4本のボ
ルト26(図6)でフレーム39に締結した後に、この
アダプタ25の上部にインサート27、シリンダケース
28、キャップ29を重ねて、これらを2本のボルト3
0(図7)で締結することにより作られている。
【0033】シリンダケース28の内部には、ピストン
31が組み込まれ、このピストン31にはピストンロッ
ド40がワッシャ33、及びナット34をもって締結さ
れている。なお、ピストン31の外周部とインサート2
7の溝部には、シール35、36が組み込まれている。
31が組み込まれ、このピストン31にはピストンロッ
ド40がワッシャ33、及びナット34をもって締結さ
れている。なお、ピストン31の外周部とインサート2
7の溝部には、シール35、36が組み込まれている。
【0034】ピストンロッド40は、ハウジング24、
及びフレーム39を貫通して、下方に延出し、その下端
40aは断面で下向きコの字型を呈し、その下端40a
のコの字部にはロッカー42が嵌め込まれ、このロッカ
ー42はロッカーピン41を介して下端40aに回転可
能に支持されている。即ち、ロッカーピン41は止めね
じ43を介して下端40aに固定され、ロッカー42
は、ロッカーピン41の回りを回転可能になっている。
及びフレーム39を貫通して、下方に延出し、その下端
40aは断面で下向きコの字型を呈し、その下端40a
のコの字部にはロッカー42が嵌め込まれ、このロッカ
ー42はロッカーピン41を介して下端40aに回転可
能に支持されている。即ち、ロッカーピン41は止めね
じ43を介して下端40aに固定され、ロッカー42
は、ロッカーピン41の回りを回転可能になっている。
【0035】ロッカー42の両端は、図9、及び図10
からも明らかなように、中空のブロック44内に挿入さ
れ、このブロック44の下側開口部には、プランジャ4
5が吊持されている。また、ブロック44の上側ねじ部
には、締め付けねじ47が取り付けられ、その先端には
鋼球46がばね(図示せず)とともに組み込まれてい
る。そして、締め付けねじ47をねじ込むと、その鋼球
46がロッカー42の端部とプランジャ45とを押圧
し、これを押圧した後に、締め付けねじ47はナット4
8により固定される。また、ブロック44とフレーム3
9との間にはばね49が介装され、このばね49は左右
のプランジャ45に均等な力がかかるように調整してい
る。
からも明らかなように、中空のブロック44内に挿入さ
れ、このブロック44の下側開口部には、プランジャ4
5が吊持されている。また、ブロック44の上側ねじ部
には、締め付けねじ47が取り付けられ、その先端には
鋼球46がばね(図示せず)とともに組み込まれてい
る。そして、締め付けねじ47をねじ込むと、その鋼球
46がロッカー42の端部とプランジャ45とを押圧
し、これを押圧した後に、締め付けねじ47はナット4
8により固定される。また、ブロック44とフレーム3
9との間にはばね49が介装され、このばね49は左右
のプランジャ45に均等な力がかかるように調整してい
る。
【0036】ここで、図7は、シリンダケース28の供
給口37から圧縮空気が供給されて、ピストン31がそ
の最下点まで移動した状態を示し、図8は、シリンダケ
ース28の供給口38から圧縮空気が供給されて、ピス
トン31がその最上点まで移動した状態を示している。
給口37から圧縮空気が供給されて、ピストン31がそ
の最下点まで移動した状態を示し、図8は、シリンダケ
ース28の供給口38から圧縮空気が供給されて、ピス
トン31がその最上点まで移動した状態を示している。
【0037】図7に示すように、ピストン31がその最
下点まで移動すると、ブロック44とフレーム39との
間で、ばね49が圧縮され、図9に示すようになる。こ
の図9を参照して、プランジャ45の先端にはピン50
を介して2種類のリンク51、52が取り付けられ、一
方のリンク51の他端はピン53を介してホルダ54に
係合し、他方のリンク52の他端はピン55を介して他
方のホルダ56に係合している。そして、これら一対の
ホルダ54,56はピン57により枢支され、このピン
57の回りをそれぞれ回転できるように支持され、ま
た、これら一対のホルダ54,56には、それぞれ取り
付けねじ58を介して一対のトング59が取り付けられ
ている。
下点まで移動すると、ブロック44とフレーム39との
間で、ばね49が圧縮され、図9に示すようになる。こ
の図9を参照して、プランジャ45の先端にはピン50
を介して2種類のリンク51、52が取り付けられ、一
方のリンク51の他端はピン53を介してホルダ54に
係合し、他方のリンク52の他端はピン55を介して他
方のホルダ56に係合している。そして、これら一対の
ホルダ54,56はピン57により枢支され、このピン
57の回りをそれぞれ回転できるように支持され、ま
た、これら一対のホルダ54,56には、それぞれ取り
付けねじ58を介して一対のトング59が取り付けられ
ている。
【0038】従って、ピストン31がその最下点まで移
動すると、ピストンロッド40、ロッカー42が押し下
げられ、これにともない、プランジャ45はばね49を
圧縮しながら図9に示すように押し下げられる。
動すると、ピストンロッド40、ロッカー42が押し下
げられ、これにともない、プランジャ45はばね49を
圧縮しながら図9に示すように押し下げられる。
【0039】この時、プランジャ45に係合したリンク
51、52と、これらのリンク51、52と係合した一
対のホルダ54、56とは、ピン57の回りを回転し
て、その結果一対のトング59が閉じる。
51、52と、これらのリンク51、52と係合した一
対のホルダ54、56とは、ピン57の回りを回転し
て、その結果一対のトング59が閉じる。
【0040】ピストン31は、圧縮空気の圧力が、たと
えば0.5kgf/cm2 とかなり低い場合でも、2本のばね
49の反力に打ち勝って一対のトング59を容易に閉じ
るよう考慮された寸法となっており、このため成形され
た2本のガラス容器(図示せず)はそれぞれ同時に容易
に把持される。
えば0.5kgf/cm2 とかなり低い場合でも、2本のばね
49の反力に打ち勝って一対のトング59を容易に閉じ
るよう考慮された寸法となっており、このため成形され
た2本のガラス容器(図示せず)はそれぞれ同時に容易
に把持される。
【0041】また、図8に示すように、ピストン31が
その最上点まで移動した場合には、図10に示すように
なり、それと締結したピストンロッド40、ロッカー4
2、及びブロック44が上昇し、プランジャ45はブロ
ック44によって引き上げられる。この時、プランジャ
45に係合したリンク51、52と、これらのリンク5
1、52に係合した一対のホルダ54,56とは、ピン
57の回りを回転して、一対のトング59を開く。
その最上点まで移動した場合には、図10に示すように
なり、それと締結したピストンロッド40、ロッカー4
2、及びブロック44が上昇し、プランジャ45はブロ
ック44によって引き上げられる。この時、プランジャ
45に係合したリンク51、52と、これらのリンク5
1、52に係合した一対のホルダ54,56とは、ピン
57の回りを回転して、一対のトング59を開く。
【0042】この状態では、ロッカー42には、2本の
ばね49の反力とともに、ピストン31に作用した圧縮
空気による上昇方向の力が働くので、一対のトング59
をしっかりと開き、かつ保持する。このために、従来問
題となっていたウインク現象は完全に防止できる。
ばね49の反力とともに、ピストン31に作用した圧縮
空気による上昇方向の力が働くので、一対のトング59
をしっかりと開き、かつ保持する。このために、従来問
題となっていたウインク現象は完全に防止できる。
【0043】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は、これに限定されるものではなく、特許
請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能
であることは言うまでもない。
たが、本発明は、これに限定されるものではなく、特許
請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能
であることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、仕上型で成形されたガラス容器を取り出すた
めに、把持装置がトングを開いたまま仕上型上に移動
し、そこで減速停止する際に発生する慣性力に起因する
ウインク現象を確実に防止でき、従って、把持装置を実
用的な高速度で移動させることが可能であるという効果
を奏する。
によれば、仕上型で成形されたガラス容器を取り出すた
めに、把持装置がトングを開いたまま仕上型上に移動
し、そこで減速停止する際に発生する慣性力に起因する
ウインク現象を確実に防止でき、従って、把持装置を実
用的な高速度で移動させることが可能であるという効果
を奏する。
【図1】ガラス容器成形機において、成形されたガラス
容器を把持装置でつかみ、それをデッドプレート上に取
り出す前の状態を示す機構説明図である。
容器を把持装置でつかみ、それをデッドプレート上に取
り出す前の状態を示す機構説明図である。
【図2】ガラス容器成形機において、成形されたガラス
容器を把持装置でつかみ、それをデッドプレート上に取
り出した後の状態を示す機構説明図である。
容器を把持装置でつかみ、それをデッドプレート上に取
り出した後の状態を示す機構説明図である。
【図3】本発明による把持装置の一実施例を示す断面図
である。
である。
【図4】同じく本発明による把持装置の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】図3の装置を図中上方から見た状態を示す平面
図である。
図である。
【図6】図7の装置を図中上方から見た状態を示す平面
図である。
図である。
【図7】別の実施例を示す断面図である。
【図8】同じく別の実施例を示す断面図である。
【図9】図7のIX−IX断面図である。
【図10】図8のX−X断面図である。
1 ガラス容器 2 仕上型 3 デッドプレート 9 ガラス容器把持装置 11、59 トング 15 可動体 42 ロッカー 44 ブロック 45 プランジャ 101 アーム 105 駆動用シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−14125(JP,A) 実開 平2−136031(JP,U) 実開 昭63−195549(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス容器移送用のアームの先端に設け
られ、ガラス容器の口部を把持するトングを備えたガラ
ス容器把持装置において、 駆動用シリンダとこの駆動用シリンダのピストンロッド
に連結された可動体とを含み、この可動体にはリンクを
介してトングを連結し、駆動用シリンダの動作に連動し
てトングを開閉することを特徴とするガラス容器成形機
のガラス容器把持装置。 - 【請求項2】 ガラス容器移送用のアームの先端に設け
られ、ガラス容器の口部を把持するトングを備えたガラ
ス容器把持装置において、 駆動用シリンダとこの駆動用シリンダのピストンロッド
の下端に連結されたロッカーとを含み、このロッカーの
両端には上下動する一対のプランジャを取り付け、それ
ぞれのプランジャの下端にはリンクを介してトングを連
結し、駆動用シリンダの動作に連動してそれぞれのトン
グを開閉することを特徴とするガラス容器成形機のガラ
ス容器把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5284251A JP2615352B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ガラス容器成形機のガラス容器把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5284251A JP2615352B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ガラス容器成形機のガラス容器把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07118024A JPH07118024A (ja) | 1995-05-09 |
JP2615352B2 true JP2615352B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=17676114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5284251A Expired - Lifetime JP2615352B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ガラス容器成形機のガラス容器把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615352B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5442019B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2014-03-12 | 日本山村硝子株式会社 | 製びん機のテイクアウトトングの構造およびテイクアウト機構 |
JP5771164B2 (ja) * | 2012-03-13 | 2015-08-26 | 日本山村硝子株式会社 | びんのテイクアウト機構 |
CN104556639B (zh) * | 2015-01-16 | 2017-05-24 | 江苏华兴玻璃有限公司 | 玻璃成型的夹紧机构 |
CN111960650B (zh) * | 2020-08-27 | 2021-12-28 | 浙江恒雁通用设备有限公司 | 一种行列机夹持结构 |
KR102442325B1 (ko) * | 2021-04-01 | 2022-09-13 | 주식회사 에스엔씨솔루션 | 기판 삽입 및 추출 구속장치 |
CN115259634A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-11-01 | 德州晶华药用玻璃有限公司 | 一种玻璃制瓶机专用钳瓶装置 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP5284251A patent/JP2615352B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07118024A (ja) | 1995-05-09 |
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