JPH0539776Y2 - - Google Patents

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JPH0539776Y2
JPH0539776Y2 JP608389U JP608389U JPH0539776Y2 JP H0539776 Y2 JPH0539776 Y2 JP H0539776Y2 JP 608389 U JP608389 U JP 608389U JP 608389 U JP608389 U JP 608389U JP H0539776 Y2 JPH0539776 Y2 JP H0539776Y2
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die
punch
plate
shaped
mold
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 金型部品の位置決め装置に関し、特に摩耗した
ダイおよびパンチの切刃部の再研摩加工後にダイ
およびパンチの位置決め修正を短時間で行うこと
のできる金型部品の位置決め装置に関し、 切刃部の摩耗などによる再研摩加工後のパンチ
やダイの位置決めを容易にすると共に、修正時間
が短時間ですむ金型部品の位置決め装置を提供す
ることを目的とし、 上型のパンチプレートの段差部に組み合わせた
L字形状のパンチ、下型のダイプレートの段差部
に組み合わせたL字形状のダイ、前記のL字形状
のパンチおよびダイの角部に形成されたテーパ
面、該テーパ面にそれぞれ係合してパンチおよび
ダイを互いに近接させる方向に付勢しながら固定
させるくさび状のスライドプレート、該スライド
プレートをそれぞれパンチプレートおよびダイプ
レートに固定させるボルトを備えてなることを特
徴とする金型部品の位置決め装置を含み構成す
る。
〔産業上の利用分野〕
本考案は金型部品の位置決め装置に関し、特に
摩耗したダイおよびパンチの切刃部の再研摩加工
後にダイおよびパンチの位置決め修正を短時間で
行うことのできる金型部品の位置決め装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第4図各図は従来例の金型部品の位置決め説明
図で、そのaは金型部品正面図、bは切刃部の再
研摩状態図、cは金型部品断面図、第5図各図は
従来例のノツク穴移動加工を示す平面図である。
従来から、第4図aに見られるようにパンチ3
2およびダイ34の切刃部を使つてプレス加工す
ることにより、せん断材38a,38bの切断や
型抜きが行われている。この切刃部はエツジ状に
なつているが、プレス加工を繰り返すと次第に摩
耗して切断面が荒くなり、バリの発生等の不具合
が生じる。
そこで第4図bに見られるように、切刃部32
c,34cを再研摩加工して(ハツチングした再
研摩加工部32b,34bを削り落とす)新たな
エツジに再生することが行われる。
しかしこのままではパンチ32とダイ34の間
が研摩量(Dmm+Emm)だけ開くため、パンチ3
2とダイ34をそれぞれ研摩量だけ移動させて元
の位置関係に修正する必要がある。
従来、第4図cに示されるように、パンチ32
およびダイ34がそれぞれパンチプレート31と
ダイプレート33にノツク穴39a,39bとノ
ツクピン40a,40bとで固定されている。こ
のため、例えば第5図aのようにダイプレート3
3側の旧ノツク穴39bをブツシユ41で穴埋め
し、再度新ノツク穴39cを研摩量(Emm)だけ
移動させた位置に加工したり、第5図bのよう
に、パンチ、ダイ、パンチプレート、ダイプレー
トのそれぞれの旧ノツク穴39bよりも新ノツク
穴39cの径を大きくして再度位置決めを行つて
いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし上述した従来の金型部品の位置決め手段
は、パンチ32やダイ34の再研摩加工によるわ
ずかな修正量だけの移動であつても、ノツク穴の
穴埋めや新たなノツク穴の加工が必要なため、多
大な労力と時間がかかるという課題があつた。
そこで本考案は、切刃部の摩耗などによる再研
摩加工後のパンチやダイの位置決めを容易にする
と共に、修正時間が短時間ですむ金型部品の位置
決め装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
従来課題は、上型のパンチプレートの段差部に
組み合わせたL字形状のパンチ、下型のダイプレ
ートの段差部に組み合わせたL字形状のダイ、前
記のL字形状のパンチおよびダイの角部に形成さ
れたテーパ面、該テーパ面にそれぞれ係合してパ
ンチおよびダイを互いに近接させる方向に付勢し
ながら固定させるくさび状のスライドプレート、
該スライドプレートをそれぞれパンチプレートお
よびダイプレートに固定させるボルトを備えてな
ることを特徴とする金型部品の位置決め装置によ
つて達成される。
〔作用〕
即ち本考案は、第1図に示されるように、上型
のパンチプレート11の段差部11aに組み合わ
せたL字形状のパンチ12と、下型のダイプレー
ト13の段差部13aに組み合わせたL字形状の
ダイ14と、前記のL字形状のパンチ12および
ダイ14の角部にそれぞれ形成されたテーパ面1
2a,14aに係合してパンチ12およびダイ1
4を互いに近接させる方向に付勢しながら固定さ
せるくさび状のスライドプレート15a,15b
と、該スライドプレート15a,15bをそれぞ
れパンチプレート11およびダイプレート13に
固定させるボルト16a,16bを備えてなるこ
とにより、パンチ12とダイ14を合わせて4ケ
所の再研摩部12b,14bを研摩するだけで正
確な位置決めが容易に行えるようになつた。そし
て位置決め移動したパンチ12およびダイ14
は、ボルト16a,16bでスライドプレート1
5a,15bを締めつけてテーパ面12a,14
aで付勢しながら確実固定するため位置ずれのな
い位置決めが可能である。
このように本考案の金型部品の位置決めは、金
型部品の再研摩加工とボルトの締めつけによる固
定手段だけで正確かつ容易な位置決めを短時間で
確実に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案実施例において金型部品の位置決めを
行つた状態図、第3図スライドプレートによる金
型部品の移動状態図である。
図において、11はパンチプレート、11aは
段差部、12はパンチ、12aはテーパ面、12
b再研摩部、12cは切刃部、13はダイプレー
ト、13aは段差部、14はダイ、14aはテー
パ面、14bは再研摩部、14c切刃部、15
a,15bはスライドプレート、16a,16b
はボルトを示す。
本実施例の金型部品の位置決め装置は、第1図
に示されるように、上型に固定されたパンチプレ
ート11に段差部11aを形成し、この段差部1
1aにL字形状のパンチ12を組み合わせる。同
様に下型のダイプレート13にも段差部13aを
形成し、これにL字形状のダイ14を組み合わせ
る。このL字形状のパンチ12およびダイ14の
角部にはそれぞれ45°程度のテーパ面12a,1
4aが形成してある。この45°テーパ面12a,
14aに合わせて逆テーパ面が形成されたくさび
形状のスライドプレート15a,15bは、パン
チ12およびダイ14のテーパ面12a,14a
に沿つて係合させ、ボルト16a,16bでパン
チプレート11とダイプレート13にそれぞれ固
定されている。このボルト16a,16bを締め
つけることにより、くさび状のスライドプレート
の働きでパンチ12およびダイ14を互いに近接
させる方向に付勢しながら確実に固定できるよう
にしてある。
以上の構成からなる本実施例の金型部品の位置
決め装置は、摩耗した切刃部を再研摩加工後、次
のようにしてパンチおよびダイの位置決めを行
う。
第1図の切刃部が摩耗したパンチ12および
ダイ14をボルト16a,16bを緩めて取り外
す。それぞれの切刃部12c,14cに再研摩
加工を施してエツジを再生すると共に、その再研
摩量と同じだけの研摩をパンチ12とダイ14の
段差部11a,13aが垂直面と接する再研摩部
12b,14bにも施す。これでパンチ12とダ
イ14を合わせて4ケ所の再研摩部12b,14
bを研摩するだけで正確な位置決めを容易に行う
ことができる。再研摩加工したパンチ12およ
びダイ14を第2図のようにセツトして白抜き矢
印方向の段差部11a,13aに突き当てる。こ
れにより第1図で見られるように、再研摩して後
退した切刃部が同じ量だけ前に出ることになり、
パンチおよびダイの切刃部は再研摩前と同じ位置
で位置決めすることができる。この位置でパン
チ12およびダイ14のテーパ面12a,14a
にスライドプレート15a,15bを係合させて
ボルト16a,16bで締めつける(第2図の矢
印A,B方向)。このテーパ面12a,14aの
働きでボルトの締めつけ力がパンチおよびダイを
常に所定位置へ付勢するため、確実な固定ができ
ると共に、位置ずれのない位置決めが可能であ
る。第3図に示すように、テーパ面が45°の場合
は、スライドプレート15bが矢印B方向に1mm
移動するとダイ14も矢印C方向へ1mm移動し、
矢印B方向にかかる力とほぼ同じ力が矢印C方向
にかかる。
このように本実施例の金型部品の位置決め装置
は、金型部品の4ケ所の再研摩加工と2個のボル
トの締めつけによる固定手段だけで、正確かつ容
易な位置決めを短時間のうちに確実に行うことが
できる。
〔考案の効果〕
上記したように、本考案の金型部品の位置決め
装置は、摩耗したパンチとダイの切刃部の再研摩
加工後に行う位置決め修正が容易な手段により、
短時間で行うことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案実施例において金型部品の位置決めを
行つた状態図、第3図スライドプレートによる金
型部品の移動状態図、第4図各図は従来例の金型
部品の位置決め説明図で、そのaは金型部品正面
図、bは切刃部の再研摩状態図、cは金型部品断
面図、第5図各図は従来例のノツク穴移動加工を
示す平面図である。 第1図ないし第3図において、11はパンチプ
レート、11aは段差部、12はパンチ、12a
はテーパ面、12bは再研摩部、12cは切刃
部、13はダイプレート、13aは段差部、14
はダイ、14aはテーパ面、14bは再研摩部、
14cは切刃部、15a,15bはスライドプレ
ート、16a,16bはボルトを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上型のパンチプレート11の段差部11aに組
    み合わせたL字形状のパンチ12、 下型のダイプレート13の段差部13aに組み
    合わせたL字形状のダイ14、 前記のL字形状のパンチ12およびダイ14の
    角部に形成されたテーパ面12a,14a、 該テーパ面12a,14aにそれぞれ係合して
    パンチ12およびダイ14を互いに近接させる方
    向に付勢しながら固定させるくさび状のスライド
    プレート15a,15b、 該スライドプレート15a,15bをそれぞれ
    パンチプレート11およびダイプレート13に固
    定させるボルト16a,16bを備えてなること
    を特徴とする金型部品の位置決め装置。
JP608389U 1989-01-24 1989-01-24 Expired - Lifetime JPH0539776Y2 (ja)

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JP608389U JPH0539776Y2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24

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JP608389U JPH0539776Y2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24

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JPH0297920U JPH0297920U (ja) 1990-08-03
JPH0539776Y2 true JPH0539776Y2 (ja) 1993-10-08

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JPH0297920U (ja) 1990-08-03

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