JP2006239711A - プレス切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレス切断後の仕上げ加工を不要にする。
【解決手段】 相対移動して互いに嵌合する雌刃型と雄刃型の間に材料を挟み材料を雄刃型の形状に切断するプレス切断装置において、雌刃型の切断寸法を完成品と同一にするとともに、雌刃型に対する雄刃型のクリアランスを0に近い微小な値とし、かつ雌刃型の刃先部分を面取りまたは/および曲面形状とする。なお、前記雌刃型の刃先部分の面取りまたは曲面形状部分は、材料厚さの15%〜40%とする。また、前記雌刃型の刃の側面部分を滑らかな表面にする。さらには、材料が切断された後に雄刃型の表面と雌刃型の底面部とで切断材料を挟圧し切断材料の上面および下面を成形加工する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、切断面の仕上げ加工を不要とするプレス切断装置に関する。
従来のプレス切断装置としては、特許文献1に記載のものがある。これを使用して、例えば、図7に示す金属製のフランジを量産する場合は、先ず、材料をプレス切断装置により、機械加工の余裕を残して、外周部を大きめに穴部分を小さめに切断する。次に、機械加工により、上面、下面、外周および穴内面を所定寸法に仕上げ加工をしていた。これはプレス切断による切断面が粗く、そのままではシール面等として使用不可であるとともに、図8に示すように、プレス切断の場合、雄刃型の刃先と雌刃型の刃先の間に、切断材料の厚さの10分の1程度のギャップを必要とし、そのギャップの分、切断面が傾斜してしまうという問題があったからである。
特開平2000−317544号公報
そこで、本発明は、プレス切断による切断面を垂直に保つとともに、切断面を滑らかにし、かつ切断材料の上面および下面の成形加工も同時に行えるプレス切断装置を提案することを目的とした。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、相対移動して互いに嵌合する雌刃型と雄刃型の間に材料を挟み材料を雄刃型の形状に切断するプレス切断装置において、雌刃型の切断寸法を完成品と同一にするとともに、雌刃型に対する雄刃型のクリアランスを0に近い微小な値とし、かつ雌刃型の刃先部分を面取りまたは/および曲面形状にしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記雌刃型の刃先部分の面取りまたは/および曲面形状部分を材料厚さの15%〜40%としたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記雌刃型の刃の側面部分を滑らかな表面にしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、外形抜き加工用および穴あけ加工用として前記雌刃型および雄刃型を取り付けたコンパウンド金型を用いたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、材料が切断された後に雄刃型の表面と雌刃型の底面部とで切断材料を挟圧し切断材料の上面および下面を成形加工することを特徴とする。
以上述べたように本発明によれば、雌刃型の切断寸法を完成品と同一にするとともに、雌刃型に対する雄刃型のクリアランスを0に近い微小な値とし、かつ雌刃型の刃先部分を面取り、曲面形状として後退させたことで、材料は雄刃型により雌刃型内に押し込まれるように塑性変形しながら切断され、それにより切断面が垂直でかつ切断寸法が完成品と同一となり、さらに切断面の表面が雌刃型の側面に応じて滑らかに仕上がるため、機械加工による仕上げが不要となる。
また、切断と同時に切断材料の上面と下面の成形加工が可能となり、完成品の上下面に凹凸形状を有する場合もプレス加工のみでその形状に仕上げられるため、大幅なコストダウンが可能となる。
以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1〜図3は本発明に係るプレス切断装置の刃型部分の動作を模式的に示した断面図である。このプレス切断装置は、図5に示す形状のフランジWを、外形抜き加工と穴あけ加工を同時加工するものであり、図1は加工前の状態を示す。図において、1は支持プレート2の下面に取り付けられた雄刃型であり、フランジWの外形抜き加工の刃型1aと穴あけ加工の刃型1bが形成されている。3は支持プレート4の上面に取り付けられた雌刃型であり、同じくフランジWの外形抜き加工の刃型3aと穴あけ加工の刃型3bが形成されている。この雄刃型1と雌刃型3は、当然、互いに嵌合可能であり、嵌合した場合のクリアランスは0.1〜0.2mm程度とする。理想としては、雌刃型3に対する雄刃型のクリアランスを0に近い微小な値とすることであるが、組立上の誤差や加工時の弾性変形等を考慮すると、雄刃型1と雌刃型3が干渉しない限界として、現実には0.1〜0.2mm程度が適当な値となる。
プレス切断後の加工品の寸法は雌刃型3に基づくため、雌刃型3の寸法がフランジWの仕上がり寸法となる。また、雌刃型3の刃先部分は、面取りまたは曲面に形成し、あるいは面取りと曲面を組み合わせて後退した形状とし、その面取りの大きさ、曲面の半径またはそれらを組み合わせた大きさは、加工する材料5が鋼材の場合、その厚さの20%〜40%程度とする。雄刃型1の刃先部分はそのまま直角にしておく。さらに、プレス切断後の加工品の切断面の表面粗さは、雌刃型3の刃の側面の表面粗さにより決定されるため、加工後のフランジWの側面切断面を滑らかに仕上げたい場合は、雌刃型3の側面を滑らかに仕上げてメッキ等の表面処理を施しておく。
図2は、図1の状態から雄刃型1が下降した状態を示す。雄刃型1により下方に押し込まれた材料5の一部は押し出されて塑性変形をしながら下降し、雌刃型3内に進入している。材料5の上面の雄刃型1の角に接する部分は、材料の移動に伴い、雄刃型1の移動方向にダレ込んでいる。
図3は、図2の状態から雄刃型1がさらに下降して切断を終了した状態を示す。雄刃型1の下降した結果、雌刃型3内に押し出された材料5が、材料5の厚みの分、下降した時点で切断が完了し、さらに雄刃型1が下降し、押し出されて切断された材料5の下面が支持プレート4の上面に到達する。ここで、雄刃型1をさらに下方へ押圧すると、図4に示すように、切断された材料5は、上面を雄刃型1の下面に、下面を支持プレート4の上面に、側面を雌刃型3の側面により囲まれて圧縮されることになり、材料5は塑性変形しながら、側面は雌刃型3の形状に成形されるともに、上下面もそれぞれ成形される。
材料5の切断された側面部は雌刃型3により成形されるため、雌刃型3の側面を滑らかな表面にしておけば、切断面は滑らかな表面となり仕上げの機械加工が不要となる。ここで雄刃型1の下面と支持プレート4の上面にそれぞれ凹凸形状を形成しておくと、材料5の上下面はその凹凸形状に成形される。すなわち、このことは、図7に示したようなワーク上下面に凹凸のある形状でも、プレス切断により、1回の加工で仕上げることが可能となる。なお、本発明で、材料5の上下面の成形が可能になったのは、雄刃型1と雌刃型3とのクリアランスをほぼ0にしたことで、材料5を互いに嵌合した雄刃型1と雌刃型3により形成される空間内に閉じ込めて圧縮し塑性変形させることが可能となったからである。
図6は外形抜き加工と穴あけ加工を同時に行う周知のコンパウンド金型(総抜き金型)を示す。図において、11はシャンク、12はコミ、13はプレート(上)、14はプレート(中)、15はパンチフォルダ、16はプレート(下)、17はハネダシ、18は雌刃型、19は雄刃型、20はカストリ、21はプレート、22は台、23はマクラである。このコンパウンド金型で本発明を実施する場合は、雌刃型18および雄刃型19を図1に示したようにワークに応じた形状寸法に形成する。
さらに、ワークの上下面も同時に成形加工する場合は、雄刃型19の上面とハネダシ17の下面に成形用の型を形成しておく。このコンパウンド金型で加工すると、1回のプレス切断加工で切断面が滑らかな外形抜き加工と穴あけ加工および上下面の成形加工が同時に可能となり、仕上げ加工が不要となって大幅なコストダウンができる。なお、コンパウンド金型で本発明を実施する場合は、加工部が塑性変形して発熱を伴うため、従来加工に比べ大型のプレス機を使用して動作速度を落とすことが好ましい。
本発明のプレス切断装置の刃型部分の動作を模式的に示した断面図である。 本発明のプレス切断装置の刃型部分の動作を模式的に示した断面図である。 本発明のプレス切断装置の刃型部分の動作を模式的に示した断面図である。 図3の一部を拡大して示した断面図である。 図1〜図4の加工で切断されるワークの形状を示す図である。 本発明が適用されるコンパウンド金型を示す断面図である。 プレス切断装置により加工されるワークの一例を示す図である。 従来のプレス切断装置における加工の説明図である。
符号の説明
1 雄刃型
1a 外形抜き加工の刃型
1b 穴あけ加工の刃型
2 支持プレート
3 雌刃型
3a 外形抜き加工の刃型
3b 穴あけ加工の刃型
4 支持プレート
5 材料
11 シャンク
12 コミ
13 プレート(上)
14 プレート(中)
15 パンチフォルダ
16 プレート(下)
17 ハネダシ
18 雌刃型
19 雄刃型
20 カストリ
21 プレート
22 台
23 マクラ
W フランジ


Claims (5)

  1. 相対移動して互いに嵌合する雌刃型と雄刃型の間に材料を挟み材料を雄刃型の形状に切断するプレス切断装置において、
    雌刃型の切断寸法を完成品と同一にするとともに、雌刃型に対する雄刃型のクリアランスを0に近い微小な値とし、かつ雌刃型の刃先部分を面取りまたは/および曲面形状にしたことを特徴とするプレス切断装置。
  2. 請求項1に記載のプレス切断装置において、
    前記雌刃型の刃先部分の面取りまたは/および曲面形状部分を材料厚さの15%〜40%としたことを特徴とするプレス切断装置。
  3. 請求項1または2に記載のプレス切断装置において、
    前記雌刃型の刃の側面部分を滑らかな表面にしたことを特徴とするプレス切断装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のプレス切断装置において、
    外形抜き加工用および穴あけ加工用として前記雌刃型および雄刃型を取り付けたコンパウンド金型を用いたことを特徴とするプレス切断装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のプレス切断装置において、
    材料が切断された後に雄刃型の表面と雌刃型の底面部とで切断材料を挟圧し切断材料の上面および下面を成形加工することを特徴としたプレス切断装置。



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