JP2000210732A - プレス打ち抜き製品のバリなし加工方法 - Google Patents

プレス打ち抜き製品のバリなし加工方法

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JP2000210732A
JP2000210732A JP11014757A JP1475799A JP2000210732A JP 2000210732 A JP2000210732 A JP 2000210732A JP 11014757 A JP11014757 A JP 11014757A JP 1475799 A JP1475799 A JP 1475799A JP 2000210732 A JP2000210732 A JP 2000210732A
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JP
Japan
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work
punch
product
die
slit hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP11014757A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Yoshikawa
和信 吉川
Satoshi Hiraki
智 平木
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NIKKYO CORP
Original Assignee
NIKKYO CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余肉による悪影響を防止するとともに、バリ
のない打ち抜きを行い、バリ取り作業を省き、コスト低
減を図る。 【解決手段】 製品17の外周よりひとまわり大きめの
位置において、ワーク1にスリット孔3を打ち抜く工程
と、製品の外周より大きめであるが、スリット孔3の内
側となる外部形状を有する可動の第1のパンチ8と、製
品の外部形状に等しい内部形状の第1のダイ6、及びこ
のダイ6内に可動的に配設された第1のノックアウト7
とにより、スリット孔3を打ち抜いたワーク1を挟み、
第1のパンチ8によりワーク1を、その厚さの半分程度
押し出し加工する工程と、押し出し加工したワーク1を
返し抜きする工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス打ち抜き方
法、特に、ファインブランキングとして知られている精
密打ち抜き方法におけるバリなし加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス打ち抜き製品のバリなし加
工方法としては、例えばファインブランキングとして知
られている上下打ち抜き方法がある。この方法は、第1
工程として上パンチにより半抜きを行い、次いで、第2
工程として下パンチにより逆方向に打ち抜くことによ
り、表と裏の両切口面の角部にダレを発生させて、バリ
をなくそうとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の上
下打ち抜き方法では、第2工程において下パンチが抜き
返す際に、第1工程において半抜きされた部分が、直接
ダイにより剪断される以前に引きちぎられてしまった
り、同じく第2工程において、周囲材料の内面をこすり
上げて行くためにバリが発生したり、または余肉が製品
の平坦度に悪影響を及ぼす等の問題がある。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑み、余肉によ
る上記のような悪影響を防止しうるとともに、バリのな
い打ち抜きを行い、バリ取り作業を省き、コスト低減を
図り得るようにしたプレス打ち抜き方法を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 製品の外周よりひとまわり大きめの位置におい
て、ワークにスリット孔を打ち抜く第1の工程と、製品
の外周より大きめであるが、前記スリット孔の内側とな
る外形を有する可動の第1のパンチと、製品の外形とほ
ぼ等しい内部形状の第1のダイ、及びこのダイ内に可動
的に配設された第1のノックアウトとにより、スリット
孔が打ち抜かれた前記ワークを挟み、前記第1のパンチ
により、ワークをその厚さの半分程度押し出し成形する
第2の工程と、前記第1のパンチに代えて、製品の外形
とほぼ等しい内部形状を有する第2のダイ、及びこのダ
イ内に可動的に配設された第2のノックアウトを、ま
た、前記第1のダイ及び前記第1のノックアウトに代え
て、製品の外形とほぼ等しい外形を有する第2のパンチ
を用いて、前記押し出し成形したワークを挟み、前記第
2のパンチにより該ワークを返し抜きする第3の工程と
からなり、前記スリット孔に余肉を吸収させ、製品の表
裏ともにダレ面を形成させて、バリを発生させないよう
にする。
【0006】(2) 上記(1)項において、第1のパンチ
を、ワークの上方から作用させて押し出し成形を行い、
第2のパンチを、ワークの下方から作用させて返し抜き
を行う。
【0007】(3) 上記(1)項において、第1のパンチ
を、ワークの下方から作用させて押し出し成形を行い、
第2のパンチを、ワークの上方から作用させて返し抜き
を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】
【0009】図1は、本発明によるプレス打ち抜き製品
のバリなし加工方法の第1の工程を説明する縦断面図で
ある。製品を打ち抜こうとする板材すなわちワーク(1)
の上に、製品の外周よりひとまわり大きめの位置に沿っ
て、複数個の薄板状のパンチ(2)を、隣接するもの同士
が多少の間隔を隔てるようにして配設し、このパンチ
(2)により、板材(1)の要所にスリット孔(3)(図2参
照)を打ち抜いて形成する。なお、図1において、(4)
はストリッパ、(5)はダイを示す。
【0010】このようにしてスリット孔(3)を打ち抜い
たワーク(1)を、図2に示すように、製品の外形とほぼ
等しい形状にくり抜いた第1のダイ(6)、及び第1のダ
イ(6)の内部に配設した上下方向に可動の第1のノック
アウト(7)の上に整合させて載置し、ワーク(1)の上面
に、製品の外周より大きめであるが、スリット孔(3)の
内側となる外部形状を有する可動の第1のパンチ(8)
と、その周囲を取り巻くストリッパ(9)とを配置する。
【0011】次いで、図3に示すように、第1のパンチ
(8)を、ワーク(1)の厚さのほぼ半分程度まで押し下げ
て、ワーク(1)の押し出し加工を行う。ワーク(1)は、
第1のダイ(6)により、下面にダレ(10)が形成された状
態で、製品の形状に半分ほど押し出される。この際、製
品の外周より大きめであるが、スリット孔(3)の内側と
なる外形を有する第1のパンチ(8)により、ワーク(1)
の余肉部分(11)は、スリット孔(3)内に逃がされる。
【0012】このように押し出し加工したワーク(1)
を、図4に示すように、ストリッパ(12)に囲まれた、製
品の外形とほぼ等しい外部形状の第2のパンチ(13)上に
載置し、ワーク(1)の上面に、製品の外形とほぼと等し
い形状に切り抜いた第2のダイ(14)と、第2のダイ(14)
に嵌合する上下方向に可動の第2のノックアウト(15)と
を、ストリッパ(12)及び第2のパンチ(13)に対して上下
に整合するようにして配置する。
【0013】次いで、図5に示すように、第2のパンチ
(13)を上方に移行させて返し抜きを行うと、ワーク(1)
は、その上端の角部にダレ(16)が形成されるとともに、
余肉部分(11)から打ち抜かれる。図6は、このようにし
て打ち抜かれた製品(17)を示す。
【0014】上述の実施例では、押し出し加工を、上部
の第1のパンチ(8)でワーク(1)を下方に押し出し、か
つ下部の第2のパンチ(13)でワーク(1)を上方に返し抜
きすることにより行っているが、必要に応じては、この
上下関係を逆とすることもできる。
【発明の効果】
【0015】請求項1記載の発明によれば、押し出し加
工をまず行い、次いで返し抜きを行うことにより、表裏
両面でダレ面を形成し、もってバリの発生を防止するこ
とができる。また、本発明によると、製品の外形よりひ
とまわり大きめのスリット孔を予め形成しておき、ここ
に余肉を導くことにより、余肉が製品の平坦度に悪影響
を及ぼすことがない。
【0016】請求項2記載の発明のようにすると、製品
を上方に打ち抜いて取り出すことができる。
【0017】請求項3記載の発明のようにすると、下方
に打ち抜いて取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の工程として、ワークに製品の外
形よりもひとまわり大きめのスリット孔を形成する途中
の状況を示すプレス装置の要部の縦断正面図である。
【図2】本発明の第2の工程において、スリット孔を形
成したワークを、プレス装置にセットした状況を示す縦
断断正面図である。
【図3】同じく、押し出し加工の状況を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第3の工程において、押し出し加工し
たワークを、返し抜きのためのプレス装置にセットした
状況を示す縦断正面図である。
【図5】同じく、返し抜き加工の状況を示す縦断正面図
である。
【図6】製品の縦断正面図である。
【符号の説明】
(1)ワーク (2)パンチ (3)スリット孔 (4)ストリッパ (5)ダイ (6)第1のダイ (7)第1のノックアウト (8)第1のパンチ (9)ストリッパ (10)ダレ (11)余肉部分 (12)ストリッパ (13)第2のパンチ (14)第2のダイ (15)第2のノックアウト (16)ダレ (17)製品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の外周よりひとまわり大きめの位置
    において、ワークにスリット孔を打ち抜く第1の工程
    と、 製品の外周より大きめであるが、前記スリット孔の内側
    となる外形を有する可動の第1のパンチと、製品の外形
    とほぼ等しい内部形状の第1のダイ、及びこのダイ内に
    可動的に配設された第1のノックアウトとにより、スリ
    ット孔が打ち抜かれた前記ワークを挟み、前記第1のパ
    ンチにより、ワークをその厚さの半分程度押し出し成形
    する第2の工程と、 前記第1のパンチに代えて、製品の外形とほぼ等しい内
    部形状を有する第2のダイ、及びこのダイ内に可動的に
    配設された第2のノックアウトを、また、前記第1のダ
    イ及び前記第1のノックアウトに代えて、製品の外形と
    ほぼ等しい外形を有する第2のパンチを用いて、前記押
    し出し成形したワークを挟み、前記第2のパンチにより
    該ワークを返し抜きする第3の工程とからなり、 前記スリット孔に余肉を吸収させ、製品の表裏ともにダ
    レ面を形成させて、バリを発生させないようにすること
    を特徴とするプレス打ち抜き製品のバリなし加工方法。
  2. 【請求項2】 第1のパンチを、ワークの上方から作用
    させて押し出し成形を行い、第2のパンチを、ワークの
    下方から作用させて返し抜きを行う請求項1記載のプレ
    ス打ち抜き製品のバリなし加工方法。
  3. 【請求項3】 第1のパンチを、ワークの下方から作用
    させて押し出し成形を行い、第2のパンチを、ワークの
    上方から作用させて返し抜きを行う請求項1記載のプレ
    ス打ち抜き製品のバリなし加工方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030095647A (ko) * 2002-06-12 2003-12-24 현대자동차주식회사 프레스 천공 가공 방법
KR100816828B1 (ko) * 2001-11-26 2008-03-27 주식회사 엘지이아이 밀폐형 압축기의 밸브플레이트 제조방법
JP2011256949A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Yutaka Giken Co Ltd ブレーキディスクの製造方法及びブレーキディスク
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