JP6661400B2 - 面取り金型及び面取り加工品の製造方法 - Google Patents

面取り金型及び面取り加工品の製造方法 Download PDF

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本発明は、例えばパンチプレスやレーザ加工機などの板材加工機によって板状のワークに長穴加工や切断加工を行った際の、切断面の切断縁(稜線)の面取り加工を行う面取り金型及び面取り加工を行った面取り加工品の製造方法に関する。さらに詳細には、ワークの前記稜線に沿っての面取り動作を複数回行ったときに、面取り加工に起因する「垂れ跡」の継目の発生を抑制することができる面取り金型及び面取り加工品の製造方法に関する。
板状のワークにパンチプレス等によって切断加工や長穴の追い抜き加工を行うと、ワークの切断面の上面には垂れを生じ、下面にはバリを生じる。またレーザ加工によって板状のワークの切断加工を行うと、ワークの切断面における上下の切断縁(稜線)は直角な角部を形成することになる。したがって、パンチプレスやレーザ加工機などの板材加工機によって切断加工を行った板状のワークに手が触れると、前記バリや鋭利な切断縁によって怪我をすることがある。
したがって、従来は、例えばグラインダーやヤスリを使用して手作業的にバリ取りや面取りを行うことが行われている。また、バリ取り機を使用してバリ取りを行うことも行われている。さらには、パンチプレスにおける上下の金型によってワークの切断縁(稜線)部分を加圧して、面取り加工を行うことが行われている(例えば特許文献1参照)。
実開平1−153814号公報
前記特許文献1に記載の構成は、図1に概略的に示すように、下型100と上型101とを備えた構成である。前記下型100の上面は平面に形成してある。そして、上型101の下面には、傾斜部103Sを備えた突出部103が備えられている。上記構成において、下型100上に載置した板状のワークWにおける切断面WFの切断縁(稜線)の部分を、上型101に備えた突出部103の傾斜部103Sによって加圧することによって、面取り加工を行っている。
上記構成において、ワークWにおける切断面WFの稜線(切断縁)に沿っての複数回の面取り動作によって、前記稜線部分に面取り加工を行う場合、前記突出部103の断面形状が円形の場合には、図2(A)に誇張して示す平面図のように、円弧状の垂れ跡(圧痕)WMが面取り加工部として、切断面WFに沿って連続的に形成されることになる。前記突出部103の断面形状が矩形状の場合には、図2(B)に示すように、矩形状の圧痕WMが、面取り加工部として連続して形成されるものである。そして、各圧痕WMの間には、三角形状の継目部分105が形成されることになる。したがって、面取り加工部分の外観向上を図る上において問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、
(1)板状のワークにおける切断面の稜線に沿っての複数回の面取り動作によって、前記稜線部分に面取り加工を行うための面取り金型であって、上型と下型とを備え、前記上型又は下型の一方の金型、前記ワークにおける前記切断面の稜線部分を押圧する押圧部材を備え、前記押圧部材は、前記稜線部分の一部を面押しして面取り加工を行う面取り加工部を有し、前記面取り加工部は、前記稜線部分に正規形状の面取り加工を行う正規面取り加工部と、面押し量が次第に浅くなる形状の面取り加工を行うよう湾曲した形状の緩和面取り加工部と、を有していることを特徴とするものである。
(2)板状のワークにおける切断面の稜線に沿っての複数回の面取り動作によって、前記稜線部分に面取り加工を行うための面取り金型であって、上型と下型とを備え、前記上型又は下型の一方の金型は、前記ワークにおける前記切断面の稜線部分を押圧する押圧部材を備え、前記押圧部材は、前記稜線部分の一部を面押しして面取り加工を行う面取り加工部を有し、前記面取り加工部は、前記稜線部分に正規形状の面取り加工を行う正規面取り加工部と、前記正規面取り加工部の一端側のみに連続して形成され前記正規面取り加工部から離れるに従って面押し量が次第に浅くなる形状の面取り加工を行う緩和面取り加工部と、を有していることを特徴とするものである。
(3)(1)又は(2)に記載の面取り金型において、前記面取り加工部は、前記押圧部材における対称位置にそれぞれ備えられていることを特徴とするものである。
(4)(1)〜(3)のいずれか一つに記載の面取り金型において、前記押圧部材は突出部を備えた構成であり、突出部の断面形状は先端側から離隔するほど幅広になる断面形状であり、この突出部の基端部に断面円弧状の面押し部を備えていることを特徴とするものである。
(5)(2)に記載の面取り金型を用い、板状のワークにおける切断面の稜線に沿ってn(nは2以上の整数)回の面取り動作を行うことで前記稜線部分に面取り加工を施した面取り加工品を製造する面取り加工品の製造方法であって、
次回の面取り動作を、前回の面取り動作において前記緩和面取り加工部によって前記ワークに形成された緩和面取り部分に対し前記正規面取り加工部で加工する部分が重なるように行い、
次回がn回目の場合、前記次回の面取り動作を、前記押圧部材を前記ワークに対し相対的に180°旋回して行うことを特徴とするものである。
本発明の面取り金型及び面取り加工品の製造方法によれば、面取り金型が正規形状の面取り加工を行う正規面取り加工部と、面押し量が次第に浅くなる緩和面取り加工部とを備えているから、前述した三角形状の継目部分を生じるようなことがなく、面取り加工部の外観向上を図ることができるものである。
従来の上下の金型による面取り加工の説明図である。 従来の面取り加工における問題点の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る金型の構成を概念的、概略的に示した説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る面取りチップの構成を示す説明図である。 ワークに形成した長孔の対向した切断縁に面取り加工を行う場合の作用説明図である。 ワークに形成した長孔の対向した切断縁に面取り加工を行う場合の作用説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る面取りチップの構成を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る金型の構成を概念的、概略的に示した説明図である。 面取りチップ(押圧部材)に備えた突出部の断面形状を示す説明図である。
図3を参照するに、本実施形態に係る面取り金型1は、板状のワークWにおける切断面WFの切断縁(稜線)に沿っての複数回の面取り動作によって、前記稜線部分に面取り加工を行うための金型であって、上型3と下型5とを備えている。前記上型3は、パンチプレス(図示省略)における上型ホルダ7Uに上下動自在に備えられている。そして、上型3と上下に対向して備えられた下型5は、パンチプレスにおける下型ホルダ7Lに備えられている。
前記上型3は、リフタースプリング(図示省略)によって前記上型ホルダ7Uに上下動自在に支持された筒状のパンチガイド9を備えている。このパンチガイド9内にはパンチボディ11が上下動自在に嵌合挿入されている。このパンチボディ11の上部に一体的に備えたパンチドライバ13は、前記パンチガイド9の上部に備えたリテーナカラー15を上下動自在に貫通してある。そして、前記パンチドライバ13の上端部に螺着したパンチヘッド17と前記リテーナカラー15との間には、ストリッパースプリング18が弾装してある。前記パンチボディ11の下端部には、前記パンチガイド9の下端部に備えた板押え部9Aから下方向へ突出自在な面取りチップ19が止めねじ等の固定具(図示省略)によって着脱可能に取付けてある。なお前記下型5の上面は平面に形成してある。
前記面取りチップ19は、図4(A)〜(E)に示すように構成してある。すなわち、面取りチップ19は、前記パンチボディ11の下端部に形成したチップ取付面11Fに取付けるための取付面19Fを上面として備えている。そして、前記取付面19Fには、当該面取りチップ19を、取付ねじ等の固定具(図示省略)によってパンチボディ11に取付けるための螺子孔(図示省略)が形成してある。
前記面取りチップ19は、ワークWの切断面における稜線部分(切断縁の部分)を面押しして面取り加工を行う押圧部材を構成するものである。この押圧部材(面取りチップ19)の下面には、突出部21が左右方向(X軸方向)に長く形成してある。そして、この突出部21の前後方向(Y軸方向)の両側には、ワークWにおける切断面WFの稜線部分の面押しを行う、断面形状が円弧状の面押し部23が形成してある。
前記面押し部23は、ワークWにおける切断面の稜線部分(切断縁)を面押しして面取り加工を行う面取り加工部を構成するものである。この面取り加工部(面押し部)23には、前記稜線部分に正規形状の面取り加工(例えば、R面取り、C面取り)を行う正規面取り加工部23Aが左右方向に長く形成してある。そして、この正規面取り加工部23Aの一端側には、緩和面取り加工部23Bが連続して備えられている。
より詳細には、前記緩和面取り加工部23Bは、図4(B)に示すように、前記正規面取り加工部23AからX軸方向に離れるに従って次第に面押し量が浅くなるように形成してある。換言すれば、前記緩和面取り加工部23Bは、正規面取り加工部23Aから離れるに従って、前記緩和面取り加工部23Bの右端側が次第に高くなるように湾曲又は傾斜してある。
前記面取りチップ(押圧部材)19の構成についてさらに詳細に説明すると、前記押圧部材19に備えた前記突出部21の断面形状は、図9に示すように、先端側(図9において下端側)から離隔するほど、すなわち先端側よりも上側ほど幅広になるように、傾斜面21SをY方向の両側に備えた断面形状である。そして、この突出部21の基端部に、断面形状が円弧状の前記面押し部23が形成してある。この面押し部23は、押圧部材19に形成したY方向の傾斜面19S及び前記突出部21の傾斜面21Sと円滑に接続してある。
以上のごとき構成において、前記面取りチップ19に備えた前記突出部21のY軸方向の幅寸法とほぼ等しい幅の長孔25(図5参照)を予め加工したワークWを、図5(B)に示すように、下型5上に位置決めする。そして、上型3を下降して、上型3における板押え部9AによってワークWを下型5の上面に押圧固定する。その後、上型3におけるパンチボディ11を下降し、パンチボディ11の下端部に備えた面取りチップ19によって、ワークWに形成された長孔25の対向した切断面25Fにおける切断縁(稜線)25Lの面取りを行う。
この際、長孔25のY軸方向の幅寸法と、面取りチップ19における突出部21のY軸方向の幅寸法とがほぼ等しい幅に形成してあるから、前記切断縁(稜線)25Lは、前記突出部21のY軸方向の両側に形成した面押し部23によって面押しされて、面取り加工が行われるものである。上述のように、面取りチップ19における面押し部23によって前記切断縁25Lを押圧して面取り加工を行うとき、面取りチップ19を最下降位置まで押圧下降すると、前記面押し部23における正規面取り加工部23Aに対応した切断縁25Lには、正規面取り加工部23Aの形状が転写される態様となる。
したがって、ワークWにおける前記長孔25の切断縁25Lには、図6(A),(B)に示すように、正規形状の面取り加工部25Aが形成されることになる。そして、前記切断縁25Lが、前記面押し部23における緩和面取り加工部23Bに対応した部分には、緩和面取り加工部23Bの形状が転写されることになる。上記緩和面取り加工部23Bは、前記正規面取り加工部23Aから離れるに従って面押し量が次第に浅くなるように形成してあるので、前記緩和面取り加工部23Bに対応した部分においては面押し量が緩やかな形状の面取り加工25Bが行われることになる。
図6(C)に拡大して示すように、前記面取り加工部25Bは、前記正規形状の面取り加工部25A側の面押し量が深く、面取り加工部25Bの端部側25Cの面押し量は次第に浅くなるものである。したがって、面取り加工部25Bの端部側25Cの塑性変形量は次第に小さくなり、加工硬化は小さなものである。よって、前記面取り加工部25Aに連続して、前記面取りチップ19によって次工程の面取り加工を行うとき、前記面取り加工部25Bに重ねて、正規面取り加工部23Aによって面取り加工を行うことにより、正規形状の面取り加工部25Aが連続して加工されるものである。したがって、前述した三角形状の継目部分105を生じることなく面取り加工を行うことができるものである。よって、面取り加工部の外観の向上を図ることができるものである。
なお、最終回の面取り動作は、ワークWに対して面取りチップ19を相対的に180°旋回してから行うものである。
前述のごとく、前記長孔25における切断面25Lの面取り加工を行うとき、前記突出部21の両側には傾斜面21Sが形成してあるので、前記長孔25に対する突出部21の係脱を円滑に行い得るものである。また、円弧状の面押し部23が傾斜面19Sに円滑に接続してあることにより、圧痕を防止できるものである。
ところで、図2(B)に示した面取り加工において、圧痕WMの一部が重なるように面取り加工を行う場合においては、前述した三角状の継目部分105とはならない。しかし、圧痕WMを形成したときに、圧痕WMの端部には塑性変形に起因して加工硬化が生じる。そして、この加工硬化が生じた端部の部分は、圧痕WMの端部の跡として残るものである。すなわち、面取り加工を行った際に、圧痕WMの端部に塑性変形に起因する加工硬化部分が生じると、この加工硬化部分は面取り加工を行った痕跡として残るものである。
ところで、前記面取りチップ19においては、突出部21の両側に面押し部23を形成して、長孔25の対向した切断縁25Lの面取りを同時に行う場合について説明した。しかし、面押し部23は、突出部21の一側にのみ形成した構成とすることも可能である。
図7は、第2の実施形態に係る面取りチップ19Aの構成を示すものである。この第2の実施形態に係る面取りチップ19Aにおいて、前述した第1の実施形態に係る面取りチップ19における構成要素と同一機能を構成する構成要素には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
この第2の実施形態に係る面取りチップ19Aにおいては、突出部21の一側に形成した面押し部23における正規面取り加工部23Aの両端側に緩和面取り加工部23Bを備えた構成である。したがって、板状のワークにおける切断端面の面取り加工を行うとき前記切断端面に沿っての面取り動作が複数回繰り返す場合、前記切断端面に沿っての移動方向の方向性の制約を受けることがないものである。すなわち、切断端面に沿って、例えば右方向又は左方向に移動し乍らの、面取り加工を行うことができるものである。
ところで、前記説明は、上型3によってワークWの上面に面取り加工を行う場合について説明した。しかし、下型5Aに前記面取りチップ19と上下対称形の面取りチップ19L(図8参照)を備えることにより、ワークWの上下両面に同時に、面取り加工を行うことができるものである。なお、図8に示した上型3は、図3に示した上型3と同一の構成であるから、同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
図8に示した下型5Aの構成について説明するに、下型5Aは下型ホルダ7Lに支持されるダイベース27を備えている。このダイベース27の上面中央には、前記面取りチップ19Lを上端部に備えたチップホルダ29が着脱可能に備えられている。そして、前記ダイベース27の上面には、前記面取りチップ19Lを囲繞したエジェクタプレート31が上下動自在に備えられている。このエジェクタプレート31は、ダイベース27との間に弾装したコイルスプリング33によって常に上方向に付勢されている。そして、前記ダイベース27を上下動自在に貫通した止めねじ35をエジェクタプレート31の下側に螺着することにより、上方向への移動が制限されている。
上記構成により、ワークWに形成した長孔WHを、上下の金型3,5Aにおける上下の面取りチップ19,19Lの間に位置決めする。そして、上型3におけるパンチガイド9の板押え部9AによってワークWを押圧すると、エジェクタプレート31はコイルスプリング33の付勢力に抗して下降される。上記エジェクタプレート31と同時にワークWも下降され、ワークWの長孔WHに前記面取りチップ19Lが下側から相対的に進入して面取り加工を行うことになる。そして、エジェクタプレート31がダイベース27に当接して下降を停止すると、上型3におけるパンチボディ11がストリッパースプリング18の付勢力に抗して下降される。したがって、上型3における面取りチップ19がワークWの長孔WHに上側から進入して面取り加工を行うことになる。よって、ワークWにおける長孔WHの上下の切断縁は同時に面取り加工されるものである。
なお、下型5Aにおける面取りチップ19Lは、前記面取りチップ19Aと上下対称形状の面取りチップとすることも可能である。
以上のごとき説明から理解されるように、本実施形態に係る面取り金型によれば、ワークの切断面における切断縁(稜線)の長手方向に沿って複数回の面取り動作を行う場合、「垂れ跡」の継目を生じることなく面取り加工を行い得るものである。
また、本実施形態によれば、前記押圧部材19,19Aの断面形状は矩形状であって、前記面取り加工部23は、図4,図7から明らかなように、前記矩形状の部分の長辺側に備えられている。したがって、切断縁(稜線)が長い場合には、面取り動作の回数を少なくすることができるものである。
1 面取り金型
3 上型
5 下型
9 パンチガイド
11 パンチボディ
19,19A 面取りチップ(押圧部材)
19L 面取りチップ
23 面押し部
23A 正規面取り加工部
23B 緩和面取り加工部
25 長孔
25A 正規形状の面取り加工部
25B 緩やかな面取り加工部
25F 切断面
25L 切断縁(稜線)

Claims (5)

  1. 板状のワークにおける切断面の稜線に沿っての複数回の面取り動作によって、前記稜線部分に面取り加工を行うための面取り金型であって、
    上型と下型とを備え、
    前記上型又は下型の一方の金型は、前記ワークにおける前記切断面の稜線部分を押圧する押圧部材を備え、
    前記押圧部材は、前記稜線部分の一部を面押しして面取り加工を行う面取り加工部を有し、
    前記面取り加工部は、前記稜線部分に正規形状の面取り加工を行う正規面取り加工部と、面押し量が次第に浅くなる形状の面取り加工を行うよう湾曲した形状の緩和面取り加工部と
    を有していることを特徴とする面取り金型。
  2. 板状のワークにおける切断面の稜線に沿っての複数回の面取り動作によって、前記稜線部分に面取り加工を行うための面取り金型であって、
    上型と下型とを備え、
    前記上型又は下型の一方の金型は、前記ワークにおける前記切断面の稜線部分を押圧する押圧部材を備え、
    前記押圧部材は、前記稜線部分の一部を面押しして面取り加工を行う面取り加工部を有し、
    前記面取り加工部は、前記稜線部分に正規形状の面取り加工を行う正規面取り加工部と、前記正規面取り加工部の一端側のみに連続して形成され前記正規面取り加工部から離れるに従って面押し量が次第に浅くなる形状の面取り加工を行う緩和面取り加工部と
    を有していることを特徴とする面取り金型。
  3. 請求項1又は請求項2記載の面取り金型において、前記面取り加工部は、前記押圧部材における対称位置にそれぞれ備えられていることを特徴とする面取り金型。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の面取り金型において、前記押圧部材は突出部を備えた構成であり、突出部の断面形状は先端側から離隔するほど幅広になる断面形状であり、この突出部の基端部に断面円弧状の面押し部を備えていることを特徴とする面取り金型。
  5. 請求項2記載の面取り金型を用い、板状のワークにおける切断面の稜線に沿ってn(nは2以上の整数)回の面取り動作を行うことで前記稜線部分に面取り加工を施した面取り加工品を製造する面取り加工品の製造方法であって、
    次回の面取り動作を、前回の面取り動作において前記緩和面取り加工部によって前記ワークに形成された緩和面取り部分に対し前記正規面取り加工部で加工する部分が重なるように行い、
    次回がn回目の場合、前記次回の面取り動作を、前記押圧部材を前記ワークに対し相対的に180°旋回して行うことを特徴とする面取り加工品の製造方法。
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