JP7116477B2 - 抜き落とし加工装置及び抜き落とし加工方法 - Google Patents
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Description
金属製のブランクから製品部分を抜き落とすための抜き落とし加工方法であって、
ブランクに当接する先端面側に加工硬化用突起が設けられた加工硬化用パンチをブランクに向かって移動させ、加工硬化用突起でブランクにおける製品部分の輪郭線の近傍(以下において「輪郭線近傍部」という。)を当該輪郭線に沿って局所的にプレスすることにより、ブランクにおける輪郭線近傍部に加工硬化を生じさせる加工硬化発生工程と、
加工硬化発生工程を終えて輪郭線近傍部に加工硬化が生じたブランクにおける製品部分を抜き落とし用パンチでプレスして切り離すことにより、当該製品部分を抜き落とす抜き落とし工程と
を経るとともに、
加工硬化用パンチとして、加工硬化用突起がその内周壁及び外周壁のいずれもが加工硬化用パンチによるプレス方向に対して傾斜されて断面V字状に形成されたものを用いる
ことを特徴とする抜き落とし加工方法
を提供することによって解決される。
金属製のブランクから製品部分を抜き落とすための抜き落とし加工装置であって、
ブランクに当接する先端面側に加工硬化用突起が設けられ、この加工硬化用突起でブランクにおける製品部分の輪郭線の近傍(輪郭線近傍部)を当該輪郭線に沿って局所的にプレスすることにより、ブランクにおける輪郭線近傍部に加工硬化を生じさせる加工硬化用パンチと、
加工硬化用パンチでプレスされるブランクにおける製品部分よりも外側に位置する部分を支持する加工硬化用ダイと、
加工硬化用パンチによるプレスを終えて輪郭線近傍部に加工硬化が生じたブランクにおける製品部分をプレスして切り離すことにより、当該製品部分を抜き落とす抜き落とし用パンチと、
抜き落とし用パンチでプレスされるブランクにおける製品部分よりも外側に位置する部分を支持する抜き落とし用ダイと
を備え、
加工硬化用突起が、その内周壁及び外周壁のいずれもが加工硬化用パンチによるプレス方向に対して傾斜されて、断面V字状に形成された
ことを特徴とする抜き落とし加工装置
を提供することによっても解決される。
11 加工硬化用パンチ
11a 加工硬化用突起
11a1 内周壁
11a2 外周壁
12 加工硬化用ダイ
12a ダイ穴
13 ブランク押さえ手段
20 抜き落とし用金型
21 抜き落とし用パンチ
22 抜き落とし用ダイ
22a ダイ穴
30 ブランク押さえ手段
31 付勢手段
50 ブランク
51 製品部分
52 周辺部分(製品部分よりも外側に位置する部分)
101 パンチ
102 ダイ
A1 ダレ
A2 剪断面
A3 破断面
A4 バリ
C クラック
H1 加工硬化用突起の高さ
P 製品
W1 加工硬化用突起の稜線間隔
W2 加工硬化用ダイの内寸法
W3 抜き落とし用パンチの外寸法
W4 抜き落とし用ダイの内寸法
W5 製品の外寸法
α 輪郭線近傍部
β 凹部
Claims (5)
- 金属製のブランクから製品部分を抜き落とすための抜き落とし加工装置であって、
ブランクに当接する先端面側の周縁部に加工硬化用突起が連続した環状に設けられ、この加工硬化用突起でブランクにおける製品部分の輪郭線の近傍(以下において「輪郭線近傍部」という。)を当該輪郭線に沿って局所的にプレスすることにより、ブランクにおける前記輪郭線に沿った箇所に連続する環状の凹部を形成し、輪郭線近傍部に加工硬化を生じさせる加工硬化用パンチと、
加工硬化用パンチでプレスされるブランクにおける製品部分よりも外側に位置する部分を支持する加工硬化用ダイと、
加工硬化用パンチによるプレスを終えて輪郭線近傍部に加工硬化が生じたブランクにおける製品部分をプレスして切り離すことにより、当該製品部分を抜き落とす抜き落とし用パンチと、
抜き落とし用パンチでプレスされるブランクにおける製品部分よりも外側に位置する部分を支持する抜き落とし用ダイと
を備え、
加工硬化用突起が、その内周壁及び外周壁のいずれもが加工硬化用パンチによるプレス方向に対して傾斜されて、断面V字状に形成された
ことを特徴とする抜き落とし加工装置。
- 加工硬化用パンチにおける加工硬化用突起の稜線間隔及び加工硬化用ダイの内寸法が、製品の外寸法に一致されるとともに、
抜き落とし用パンチの外寸法が、製品の外寸法よりも小さく、
抜き落とし用ダイの内寸法が、製品の外寸法よりも大きく設定された
請求項1記載の抜き落とし加工装置。
- 加工硬化用ダイの内側に配され、加工硬化用パンチでプレスされるブランクにおける製品部分を加工硬化用パンチとは反対側から押さえるブランク押さえ手段をさらに備えた請求項1又は2記載の抜き落とし加工装置。
- 加工硬化用パンチによるプレスを終えたブランクを加工硬化用ダイから抜き落とし用ダイへと移送するブランク移送手段をさらに備えた請求項1~3いずれか記載の抜き落とし加工装置。
- 金属製のブランクから製品部分を抜き落とすための抜き落とし加工方法であって、
ブランクに当接する先端面側の周縁部に加工硬化用突起が連続した環状に設けられた加工硬化用パンチをブランクに向かって移動させ、加工硬化用突起でブランクにおける製品部分の輪郭線の近傍(以下において「輪郭線近傍部」という。)を当該輪郭線に沿って局所的にプレスすることにより、ブランクにおける前記輪郭線に沿った箇所に連続する環状の凹部を形成し、輪郭線近傍部に加工硬化を生じさせる加工硬化発生工程と、
加工硬化発生工程を終えて輪郭線近傍部に加工硬化が生じたブランクにおける製品部分を抜き落とし用パンチでプレスして切り離すことにより、当該製品部分を抜き落とす抜き落とし工程と
を経るとともに、
加工硬化用パンチとして、加工硬化用突起がその内周壁及び外周壁のいずれもが加工硬化用パンチによるプレス方向に対して傾斜されて断面V字状に形成されたものを用いる
ことを特徴とする抜き落とし加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018148950A JP7116477B2 (ja) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | 抜き落とし加工装置及び抜き落とし加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018148950A JP7116477B2 (ja) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | 抜き落とし加工装置及び抜き落とし加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020022983A JP2020022983A (ja) | 2020-02-13 |
JP7116477B2 true JP7116477B2 (ja) | 2022-08-10 |
Family
ID=69618026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018148950A Active JP7116477B2 (ja) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | 抜き落とし加工装置及び抜き落とし加工方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP7116477B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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Citations (1)
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JP2011526212A (ja) | 2008-07-03 | 2011-10-06 | ファインツール・インテレクチュアル・プロパティ・アクチエンゲゼルシャフト | 帯状材料から精密打ち抜き部品を製作する方法と装置 |
Family Cites Families (3)
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JPH084846B2 (ja) * | 1986-05-09 | 1996-01-24 | 住友金属鉱山株式会社 | 順送り打抜き方法及び金型 |
JP2661287B2 (ja) * | 1989-01-19 | 1997-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | だれ・かえり防止打抜き加工法 |
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2018
- 2018-08-07 JP JP2018148950A patent/JP7116477B2/ja active Active
Patent Citations (1)
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