JP3852350B2 - カール付筒状部を有する成形品のプレス成形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板状の被加工物を単品で順次送って所定形状の成形品、特に外カール付筒状部を有する成形品を得るためのプレス成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
例えば、筒状部を有する成形品を金属板材から成形するプレス成形方法として、予め所定の形状に打ち抜き形成した板状の被加工物を、単品で成形機能を異にする各工程に順次送り、各工程のプレス型により次々と連続的にプレス成形加工を行って成形を進め、最終的に目的とする所定の形状の成形品を得る成形方法が知られている。
【0003】
このようなプレス成形において、特にストラットマウントの外筒等のサポート金具に使用する成形品で、例えば図9および図10に示す筒状部3を有する成形品1、すなわち所定の形状の板状をなす被加工物の中央部に片面側に突出する筒状部3を設け、該筒状部3の基板部2からの突出寸法を周方向で変化させ、開口端が属する平面を基板部2に対して傾斜させるとともに、この筒状部3を外側にカールさせた形状の成形品1の場合、次のようにして成形する。
【0004】
予め、金属板材から前記成形品1に応じた所定の形状に打抜き形成された板状の加工物を、単品で順次各加工の工程に送り、まず該加工物の中央部を所要高さの膨出状に成形する絞り成形、絞り成形された膨出部の天板部にせん断作用で穴を開ける穴抜き加工、穴抜き後の天板周縁部を天板面に対して直角の直筒状に成形するバーリング加工、バーリング加工された筒状部を外側にカールさせるカール成形等を順次行って、最終的にカール付筒状部3を有する成形品1の形状にプレス成形する。
【0005】
ところで、前記のプレス成形中の穴抜き加工は、前記天板部を挟んで上下一方に、前記天板面に対し当接する環状のダイを配し、他方に前記ダイに対し嵌入できる穴抜き用のポンチを配しておき、該ポンチとダイとにより膨出部の天板部に対しせん断作用で円形の穴抜き加工を行う。この際、抜き穴周縁の破断端の粗さは金属板材の材料や厚みのほか、前記ポンチとダイとのクリアランス等によって決まるが、実際の破断端は切削加工によるものとは違い、バリ等が生じ粗くなりがちである。
【0006】
そのため、天板周縁部を直筒状にバーリング加工し、さらにこれを外側にカールさせる絞り成形(カール付け加工)を行った場合は、前記の破断端から亀裂や割れが発生し易いものである。
【0007】
従来は、前記のような問題を防止するために、前記穴抜き加工後のバーリング加工、およびその後の外側へのカール付け加工を、僅かずつ徐々に変形させるように数段階に分けて行っている。この場合、加工の工程数が多くなり、成形加工の効率向上を阻害する結果となる上、なお、破断端からの亀裂が皆無ではなく、割れ不良が発生するおそれがあった。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなしたもので、特にカール付筒状部を有する成形品をプレス成形する方法において、特に穴抜き後の抜き穴周縁を面取り加工することにより、後のバーリング加工及び外側へのカール付け加工を亀裂や割れを生じさせることなく行え、その加工効率の大幅な向上を図ることができるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、金属板材から所定の形状に打抜かれた板状の被加工物を単品で順次送り、該被加工物の中央部を所要高さの膨出状に成形する絞り成形、絞り成形された膨出部の天板部にせん断作用で穴を開ける穴抜き加工、穴抜き後の天板周縁部を天板面に対し直角の直筒状に成形するバーリング加工、バーリング加工された筒状部を外側にカールさせるカール成形、前記被加工物の基板部に穴を開ける穴開け加工、前記基板部の外周縁部を上側に折り曲げる折曲げ成形の各加工を順次行って、開口端が属する平面が基板部に対して一方に傾斜したカール付筒状部を有する成形品をプレス成形する方法であって、上下動可能な上型と下型とからなる一つのプレス成形装置で、前記被加工物の中央部を絞り成形する第1工程、前記穴抜き加工を行う第2工程、穴抜き後の抜き穴周縁の面取り加工を行う第3工程、前記バーリング加工を行う第4工程、前記カール成形を行う第5工程、前記基板部に穴開け加工を行う第6工程、前記基板部の外周縁部を折曲げ成形する第7工程の各工程が設定されてなるプレス成形装置により、前記被加工物を前記第1工程から順次各工程に 移送しながら、該プレス成形装置のプレス動作により、前記各工程の加工動作を同時に行うこととし、第1工程においては、前記板状の被加工物を水平に保持して、該被加工物の中央部を片面側に膨出させるとともに、該膨出部の天板部を該膨出部より外方の基板部に対して一方に傾斜させるように絞り成形を行い、第2工程においては、絞り成形後の被加工物を、前記基板部を含む全体が傾斜しかつ前記膨出部の天板部が水平をなす傾斜姿勢に保持して該天板部の穴抜き加工を行い、第3工程においては、被加工物を前記同様の傾斜姿勢に保持して抜き穴周縁の面取り加工を行い、第4工程においては、被加工物を前記同様の傾斜姿勢に保持してバーリング加工を行い、 第5工程においては、被加工物の前記基板部を含む全体を、バネ手段により押下可能に下型上面より突出する受支用ピンにより前記基板部の部分で受支して前記傾斜姿勢に保持してカール成形を行い、成形後の上型の上昇の際には前記バネ手段により被加工物を押し上げ、第6工程においては、上型の下面に、前記被加工物の筒状部が嵌まり込む断面逆凹形の型部材がバネ手段により弾力的に上下に変位可能に支持されており、前記被加工物を下型上面の台部上に水平状態に載置するとともに、前記上型の降下により、前記型部材が前記被加工物を前記台部との間に弾力的に挟着して前記基板部を水平に保持した状態で、該基板部の所要個所に穴開け加工を行い、さらに、次の第7工程においては、前記基板部を水平に保持して前記基板部の外周縁部を上側に折曲げ成形することを特徴とする。
【0010】
前記のように、本発明では、穴抜き加工の後で、抜き穴周縁の面取り加工を行う。これにより、せん断による破断端のバリが除かれて傷等がない状態に整形される結果、その後のバーリング加工や外側へのカール付け成形の際の亀裂や割れ等の発生を防止できる。
【0011】
しかも、前記のように亀裂等が生じないため、比較的大きな変形を伴う絞り成形加工も可能になり、穴抜き加工の後の筒状部を外側へのカール付け成形するための工程を少なくでき、例えばバーリング加工の後、1回の成形でカール付けでき、加工効率を向上できる。
【0012】
また、前記絞り成形する第1の工程において、前記板状の被加工物の中央部を片面側に膨出させるとともに、その天板部を膨出部外方の基板部に対して一方に傾斜させるように絞り成形することにより、開口端が属する平面が基板部に対し一方に傾斜し、かつ外側にカールした形状の筒状部を有する成形品を、前記のプレス成形により得ることができる。
【0013】
特に、本発明の場合は、前記のように、第1工程では、前記板状の被加工物を略水平に保持して、膨出部の天板部を基板部に対して傾斜させるように絞り成形を行い、次の第2工程においては、前記膨出部の天板部が略水平をなす傾斜姿勢に保持して、該天板部の穴抜き加工を行い、さらに第3工程、第4工程及び第5工程においては、被加工物を前記同様の傾斜姿勢に保持して、穴周縁の面取り加工、バーリング加工及びカール成形を行ない、さらに次の第6工程及び第7工程第6工程では、前記基板部を水平に保持して該基板部の個所の穴開け加工及び外周縁部の折曲げ加工を行い、各工程での加工面を水平に保持して行う。
これにより、筒状部が周囲の基板部に対して一方に傾斜しかつ外側にカールした特異な形態の成形品であっても、いずれの工程においても上下方向のプレス動作により成形加工でき、以て各工程の加工動作を同時に行え、プレス成形装置における各工程の組み合わせ構成が容易になり、プレス成形効率を高めることができる。
【0014】
すなわち、前記第1工程から前記第7工程により、所定の形状のカール付筒状部を備える成形品を効率よく製作できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明の1実施例におけるプレス成形の各工程での加工物の変化状態を順に示す断面図であり、図2は第1工程の絞り成形状態を示す断面図、図3は第2工程の穴抜き加工の状態を示す断面図、図4は第3工程の面取り加工状態を示す断面図、図5は第4工程のバーリング加工の状態を示す断面図である。図6は第5工程のカール成形状態の断面図、図7は第6工程の基板部に対する穴抜き加工の状態を示す断面図、図8は第7工程の外周曲げ加工の状態を示す断面図である。
【0017】
図において、10はこのプレス成形とは別の工程において、所定厚の金属板材から成形対象の成形品に応じた外形形状に打抜き形成された板状の被加工物である。例えば、成形対象の成形品1が、ストラットマウントの外筒等のサポート金具その他に使用する筒状部材で、図9および図10に示すような形状をなすものの場合、その基板部2の外周縁を折曲げ成形する前の外形形状(図10の鎖線)に対応する板状に打ち抜き形成される。
【0018】
前記の板状の被加工物10は、プレス成形装置の供給部に積み重ねられてセットされ、プレス成形動作に対応して一枚ずつ単品で送り出され、後述のように第1〜第7の各工程P1 〜P7 に順次送られて所定の加工がなされる。これにより、筒状部3が外側にカールしかつその開口端が属する平面が基板部2に対して傾斜した形状の、図9および図10に示す成形品1が得られる。
【0019】
プレス成形装置は、一組の上下動が可能な上型21と下型22とからなり、上型21が油圧シリンダ等の押圧手段により降下し、下型22に対しプレス可能に設けられる。このプレス成形装置には、所定の間隔毎にプレス成形加工の第1工程P1 〜第7工程P7 が設定されており、各工程でのプレス加工の内容に対応した加工手段や型、例えば絞り成形用のポンチや穴抜き用等のポンチ(パンチ)やパッド型、ダイ等のプレス型が配設されている。また、プレス成形動作に対応して、前記被加工物10を、供給部から第1工程へ、あるいは各工程から次の工程へ順次送るためのロボット等による移送手段(図示せず)が設けられる。
【0020】
前記プレス成形の第1〜第7の各工程P1 〜P7 での加工内容について、装置構成の概略とともに図面に基づいて順に説明する。
【0021】
まず、第1工程P1 においては、前記のように供給部から一枚ずつ単品で送り出された板状の被加工物10に対し、その中央部を片面側に膨出させる絞り成形を行う。この際、前記被加工物10の中央部を片面側に膨出させるとともに、その膨出部11の天板部12を該膨出部外方に存する元の板状のままの基板部2に対して一方に傾斜させるように、天板周縁の突出寸法(高さ)を周方向で漸次変化させるように絞り成形を行う。好ましくは、被加工物10を水平に保持して、前記膨出部11の天板部12を一方に傾斜させるように絞り成形する。この天板部12の基板部2に対する傾斜角度は用途に応じて設定される。図の場合、天板部12に連続する周側部13がテーパ状をなしている。
【0022】
第1工程P1 での絞り成形は、例えば図2に示すようにして行う。図2は上型21が下型22に対し降下したプレス成形時の断面図である。
【0023】
図2において、該第1工程P1 における下型22には、水平をなす上面における略中央部、特に適宜移送手段により供給される被加工物10をセットする位置の略中央部に、絞り成形する前記膨出部11の内面形状、つまり天板部12が一方に傾斜した膨出部11の内面形状に相応する形状の凸型23が設けられている。また、この下型22には、被加工物10を前記凸型23を有する所定の位置にセットするための位置決め用のガイドピン24が配置されている。このガイドピン24は、先端部が略円錐形をなし、被加工物10をセットする位置の外周に沿って所要の個所、好ましくは3個所以上に配置されて、下型22の前記上面より上方に突出せしめられており、1枚ずつ単品で供給される板状の被加工物10を、設定された所定の位置に、一定の方向に位置決めしてセットできるようになっている。すなわち、前記凸型23は前記ガイドピン24により囲まれた部分の略中央部に位置している。
【0024】
25は図のように前記下型22における前記ガイドピン24のやや内方で、かつ前記凸型23の外方において、前記のようにセットされる板状の被加工物10を複数個所で受ける押し上げピンであり、図のようにスプリング等のバネ手段26により付勢されて下型22の上面より上向きにやや突出するように設けられている。そして被加工物10を受支した状態での上型21の降下によるプレス成形時に、前記バネ手段26に抗して下型22の上面と略面一の状態まで降下できるように設けられており(図2の状態)、成形後の上型21の上昇時には、前記バネ手段26の付勢力により被加工物10を押し上げ凸型23から離型させるようになっている。
【0025】
他方、上型21には、その下面における前記被加工物10のセット位置の中央部に、前記凸型23に対応して、前記膨出部11の外面形状に相応する形状の凹型27が設けられている。すなわち、この上型21の降下によるプレス作用により、前記のようにセットされる被加工物10を、上下両型21,22間に挟圧して、前記凸型23と凹型27とに対応する膨出部11を成形できる。
【0026】
また、前記凹型27の略中央部には、スプリング等のバネ手段28により付勢されて下方向きにやや突出する押さえピン29が設けられており、絞り成形された被加工物10の膨出部11を弾力的に押さえるように設けられている。さらに前記凹型27のやや外方における所要の個所にスプリング等のバネ手段30により下方向きに付勢された押さえピン31が設けられている。
【0027】
この上型21の押さえピン29,31は、前記のプレス成形後の上型21の上昇の際に、バネ手段28,30の付勢力で前記被加工物10を上型21の凹型27から離型させる役目を果たす。
【0028】
次の第2工程P2 においては、前記第1工程P1 から送られてくる絞り成形後の被加工物10を、前記膨出部11の天板部12が水平をなすように基板部2を含む全体を傾斜姿勢に保持し、該天板部12にその周縁部を残すようにせん断作用で穴を打ち抜く穴抜き加工を行なう。14はその抜き穴を示す。
【0029】
この第2工程P2 における穴抜き加工は、例えば図3に示すようにして行う。この図3は上型21が降下した穴抜き加工状態の断面図である。
【0030】
図3において、この第2工程の下型22には、その上面における被加工物10をセットする位置の略中央部に、前記被加工物10の膨出部11に嵌合する受け型32が上方に突出して設けられている。この受け型32は、膨出部11のテーパ状の周側部13に嵌合するテーパ状部33を有するとともに、天板部12に対応する頂面34が水平をなしており、これに前記膨出部11が嵌合することにより、被加工物10の全体を傾斜姿勢に保持できるようになっている。また前記受け型32は環状をなしており、その内周には、後述するポンチと対応する穴抜き用のダイ35が設けられている。
【0031】
他方、上型21には、前記の受け型32により受支される被加工物10のセット位置の略中央部において、前記ダイ35と相対応して下方に突出しかつ前記ダイ35に挿入できる穴抜き用のポンチ36が設けられている。このポンチ36は、上型21の下面の型部、例えばパッド型部等の下面に対して所要長さ分突出自在であり、上型21の降下によるプレス成形時に、上型21の下面(パッド型部等の下面)より突出することにより、前記受け型32に嵌合して水平に保持される膨出部11の天板部12に対して、前記ダイ35との間でのせん断作用により所定の穴を打ち抜き形成できるようになっている。37は、前記ポンチ36が貫通する口金であり、前記被加工物10の天板部12を前記受け型32の頂面34との間に挟着できるようになっている。
【0032】
図の38は下型22に設けたストッパ用の突起で、前記上型21の降下時に、該上型21の下面の一部が前記突起38に当接して、それ以上の降下を規制できるようになっている。
【0033】
なお、この第2工程P2 においても、第1工程P1 の場合と同様に、前記下型22の上面には、該被加工物10を設定された所定の位置に一定の方向に位置決めしてセットできるように、被加工物10の位置決め用のガイドピン39が、該被加工物10をセットする位置の外周に沿って所要の個所、好ましくは3個所以上に配置されている。また、上型21の下面には、上型21の降下時に前記ガイドピン39の先端部が嵌入する穴40が設けられている。
【0034】
41はスプリング等のバネ手段42により押下可能に下型22の上面より突出する受支用ピンであって、前記受け型32に嵌合してセットされる被加工物10を基板部2の部分で受支し、穴抜き加工後の上型21の上昇の際に、前記バネ手段42により被加工物10を押し上げ、受け型32から離脱させることができるように設けられている。43は被加工物10の基板部2を押さえる凸部、44はバネ手段45の付勢力により上型21の下面より突出する押さえピンである。
【0035】
次の第3工程P3 においては、前記第2工程P2 から送られてくる穴抜き後の被加工物10を、前記同様に前記天板部12が水平をなすように全体を傾斜させた姿勢に保持し、前記天板部12の前記抜き穴14の面取り加工を行ない、せん断作用による破断端のバリを除去し傷等のない状態にする。14aは面取りされた穴の周縁を示す。
【0036】
この第3工程P3 における面取り加工は、例えば図4に示すようにして行う。この図4は、上型21が降下した面取り加工時の状態を示している。
【0037】
図4において、この第3工程の下型22には、その上面における被加工物10をセットする位置の略中央部に、前記被加工物10をその膨出部11に嵌合して天板部12で受ける受け型46が設けられており、特に前記天板部12を水平に保持できるように、つまり基板部2を含む全体を一方に傾斜させて受支できるように設けられている。そして、前記受け型46を貫通して上方に突出自在な面取り用のポンチ47が設けられており、前記上型21の降下によるプレス成形時に、ポンチ47の上端部47aにより抜き穴14の周縁を膨出部11の内側で面取りできるようになっている。
【0038】
他方、上型21の下面には、前記ポンチ47に対応する環状のダイ48が設けられ、このダイ48の下端と前記受け型46の上面との間に前記天板部12の周縁部を挟着できるようになっている。
【0039】
この第3工程P3 においても、第1工程P1 等の場合と同様に、前記下型22の上面には、該被加工物10を設定された所定の位置に一定の方向に位置決めしてセットできるように、被加工物10の位置決め用のガイドピン(図示省略)が、該被加工物10をセットする位置の外周に沿って所要の個所、好ましくは3個所以上に配置される。また、下型22には、スプリング等のバネ手段50により下型22の上面より押下可能に突出する受支用ピン51が設けられている。この受支用ピン51は、セットされる前記被加工物10を基板部2の部分で受支するとともに、面取り加工後の上型21の上昇の際には、前記バネ手段50により被加工物10を押し上げることができるようになっている。
【0040】
次の第4工程P4 においては、前記第3工程P3 から送られてくる面取り加工後の被加工物10を、前記同様に全体を傾斜させた姿勢に保持して、テーパ状の周側部13より内側の天板周縁部を、天板面に対し直角の直筒状に成形するバーリング加工を行なう。15はバーリング加工された筒状部を示す。
【0041】
この第4工程P4 におけるバーリング加工は、例えば図5に示すようにして行う。この図5は、上型21が降下したバーリング加工時の状態を示している。
【0042】
図5において、該第4工程の下型22には、その上面における被加工物10をセットする位置の略中央部に、前記被加工物10をその膨出部11に嵌合してテーパ状の周側部13で受ける環状の受け型53が設けられており、特に前記天板部12を水平に保持できるように、つまり基板部2を含む全体を一方に傾斜させて受支できるように設けられている。そして、前記受け型53を貫通して上方に突出するバーリング用のポンチ54が設けられている。
【0043】
また、前記下型22の上面には、該被加工物10を設定された所定の位置に一定の方向に位置決めしてセットできるように、被加工物10の位置決め用のガイドピン55が、該被加工物10をセットする位置の外周に沿って所要の個所、好ましくは3個所以上に配置されている。また、下型22には、スプリング等のバネ手段56により押下可能に下型上面より突出する受支用ピン57が設けられ、前記受け型53に嵌合してセットされる被加工物10を基板部2の部分で受支して、前記傾斜姿勢を保持でき、かつバーリング加工後の上型21の上昇の際には前記バネ手段56の付勢力で被加工物10を押し上げることができるようになっている。
【0044】
他方、上型21には、前記ポンチ54に対応する環状のダイ58が設けられ、該ダイ58の下端と前記受け型54の上面との間に前記膨出部11のテーパ状周側部13を挟着できるようになっている。また前記ダイ58の内側に、スプリング等のバネ手段59により下方向きに付勢された退入自在な押さえ部材60が配されている。
【0045】
したがって、前記上型21の降下によるプレス成形時に、ポンチ54とダイ58との間で、前記天板周縁部を直筒状に成形加工できることになる。またこの際、前記押さえ部材60はバネ手段に抗して退入する。
【0046】
なお、前記上型21の下面における前記ダイ58の外方部分は、前記被加工物10の傾斜姿勢に対応した斜面をなすとともに、その所要の個所に、スプリング等のバネ手段61により下方に突出する押さえピン62が設けられている。
【0047】
次の第5工程P5 においては、前記第4工程P4 から送られてくるバーリング加工後の被加工物10を、前記テーパ状の周側部13より延びる筒状部分の開口端の属する平面が水平をなすように、前記同様に全体を傾斜させた姿勢に保持して、テーパ状の周側部13より延びる筒状部15を外側にカールさせるカール付け加工を行う。
【0048】
この第5工程P5 におけるカール付けのための絞り加工は、例えば図6に示すようにして行う。この図6は、上型21が降下したカール付け加工状態を示している。
【0049】
図6において、該第5工程の下型22には、その上面における被加工物10をセットする位置の略中央部に、前記被加工物10をその膨出部11のテーパ状周側部13の内側に嵌合して該周側部13で受ける受け型63が設けられている。特にこの受支状態において、前記筒状部15の開口端を水平に保持できるように、つまり基板部2を含む全体を一方に傾斜させて受支できるように設けられている。またこの下型22の上面には、該被加工物10を設定された所定の位置に一定の方向に位置決めしてセットできるように、位置決め用のガイドピン64が、該被加工物10をセットする位置の外周に沿って所要の個所、好ましくは3個所以上の個所に配置されている。また、下型22には、スプリング等のバネ手段65により押下可能に下型上面より突出する受支用ピン66が設けられ、前記受け型63に嵌合してセットされる被加工物10を、基板部2の部分で受支して、前記の傾斜姿勢を保持できるとともに、カール付け加工後の上型21の上昇の際には前記バネ手段65により被加工物10を押し上げることができるようになっている。
【0050】
他方、上型21の下面には、前記受け型63と対応してカール付け型67が設けられている。このカール付け型67の下端部67aは、前記バーリング加工された前記筒状部15に嵌入できる外径で、かつ周側面に向かって前記筒状部15のカール形状に対応するアール曲面状をなすように凹設されてなり、前記上型21の降下によるプレス成形時に、該カール付け型67の下端部67aの外周がバーリング加工された筒状部15に嵌合して、該筒状部15を図のように外側へアール曲面状にカールさせることができるようになっている。
【0051】
なお、前記上型21の下面における前記カール付け型67の外方の所要の個所に、スプリング等のバネ手段68により下方に突出する押さえピン69が設けられている。
【0052】
次の第6工程P6 においては、前記第5工程P5 から送られてくるカール付け加工後の被加工物10を、前記基板部2が水平をなすように保持して、該基板部2の所要個所に穴開け加工を行う。16はその穴を示す。
【0053】
この第6工程P6 における穴開け加工は、例えば図7に示すようにして行う。この図7は、上型21が降下した穴開け加工の状態を示している。
【0054】
図7において、該第6工程の下型22には、その上面における被加工物10をセットする位置に、前記被加工物10を水平状態に載置できる台部70を有し、該台部70の中央部に前記カール付けされた筒状部15に嵌入できる突起71が設けられており、該突起71が前記筒状部15に嵌入することにより被加工物10を位置決めできるようになっている。上型21の下面には、前記突起71およびこれに嵌合する被加工物10の前記筒状部15が嵌まり込む凹部72を有する断面逆凹形の型部材73が、スプリング等のバネ手段74により弾力的に上下に変位可能に支持され、上型21の降下による穴開け加工の際に、台部70上の被加工物10の基板部2を台部70との間で弾力的に挟着保持できるようになっている。
【0055】
また前記上型21には、前記筒状部15の外方の基板部2における穴開けを要する個所に、下方向きに突出する穴開け用のポンチ75が設けられている。図の場合、前記型部材73を貫通して設けられている。下型22には、前記ポンチ75に対応するダイ76が設けられており、上型22の降下によるプレス成形時に、前記ポンチ75とダイ76とにより、基板部2の所定の個所に穴16を開けることができるようになっている。
【0056】
図の70aは穴開けにより打ち抜かれた部分を回収するシュート、77は前記台部70の個所においてスプリング等のバネ手段78により押下可能に台部上面より突出する受支用ピンであり、穴開け加工後の上型21の上昇の際、被加工物10を前記バネ手段78により押し上げ、前記突起71からの離脱を助けるように設けられている。79は上型21の下面において、下方に突出する押さえピンであり、バネ手段80の付勢力に抗して退入可能に設けられており、上型21の降下の際に、被加工物10の基板部2を予め弾力的に押さえ、最終的に前記型部材73と台部70との間に被加工物10を挟着できるようになっている。81は上型21の下面に突出するガイドピンであり、上型21の降下時に上下両型21,22を位置合わせできるように設けられている。
【0057】
さらに、次の第7工程P7 においては、第6工程P6 から送られてくる被加工物10を、前記同様に基板部2が水平をなすように保持して、該基板部2の外周縁部を上側に折曲げ成形する曲げ加工を行う。17は折り曲げ成形した外周縁部を示す。
【0058】
この第7工程P7 における曲げ加工は、例えば図8に示すようにして行う。この図8は上型21が降下した曲げ加工状態を示している。
【0059】
図8において、該第7工程の下型22の上面には、被加工物10をセットする位置に、被加工物10を水平に載置できる台型82が設けられている。この台型82は、載置される前記被加工物10の外形に沿ってやや内側に開口83を有する環状をなしており、該開口83に台型82よりやや低い受け台84が配置されるとともに、その中央部に上方に突出して被加工物10のカール付けされた筒状部15に嵌合し得る突起85が設けられている。前記被加工物10は、前記筒状部15が前記突起85に嵌合して位置決めされた状態で前記台型82上に載置できるようになっている。
【0060】
他方、上型21の下面には、前記開口83に対応する位置に、前記突起85および被加工物10の前記筒状部15が嵌まり込む凹部86を下面に有する型部材87が設けられている。この型部材87の下端部88の外形は、被加工物10の板厚に略相当する分だけ前記開口83より一回り小さく形成され、上型21の降下によるプレス成形時に、前記凹部86の外周の型部材87の下端部88が前記開口83に対し被加工物10の基板部2を押さえつつ受け台84に当接する位置まで押入されることにより、該下端部88と前記台型82の内周端部との間で被加工物10の外周縁部を上側に折り曲げ成形できるようになっている。
【0061】
したがって、前記台型82の開口83の形状、受け台84の高さ、型部材87の下端部88の外形等は、曲げ加工する被加工物10の外形形状や折曲する寸法等に応じて設定する。
【0062】
図の89は前記上型21の下面に設けた当接部材であり、スプリング等のバネ手段90を介して上下に変位可能に設けられており、上型21の降下時に下型22に対して弾力的に当接できるようになっている。91は前記当接部材89より下方に突出する位置決め用のガイドピンであり、これに対応する下型22の台型82の位置に嵌合穴92が設けられており、上型21の降下時に上下両型21,22を位置合わせできるようになっている。93は前記受け台84の個所においてスプリング等のバネ手段94により押下可能に上方向きに突出する受支用ピンであり、曲げ加工後の上型21の上昇の際、被加工物10をバネ手段94の付勢力により押し上げ、前記突起85からの離脱を助けるように設けられている。
【0063】
上記したように、予め、別の工程において所定の形状に打ち抜き形成された被加工物10を、プレス成形装置20の供給部から一枚ずつ単品で送り出しながら、第1〜第7の各工程P1 〜P7 に順次送り、それぞれの工程での加工を施す。
【0064】
すなわち、第1工程P1 では、板状の被加工物10を水平に保持して、その中央部に天板部12を基板部2に対して一方に傾斜させた膨出部11を絞り成形を行い、次の第2工程P2 においては、絞り成形後の被加工物10を前記膨出部11の天板部12が水平をなす傾斜姿勢に保持して該天板部12に穴抜き加工を行い、次の第3工程P3 においては被加工物10を前記傾斜姿勢に保持して穴周縁14aの面取り加工を行い、さらに第4工程P4 および第5工程P5 において、被加工物10を前記同様の傾斜姿勢に保持してバーリング加工、カール成形を行なう。さらに第6工程P6 において、前記被加工物10の基板部2を略水平に保持して該基板部2の所要個所に穴開け加工を行い、さらに次の第7工程P7 において前記同様に水平に保持して前記基板部2の外周縁部を上側に折曲げ成形する加工を行う。
【0065】
これにより、バーリング加工された筒状部15が周囲の基板部2に対して一方に傾斜しかつ外側にカールしたカール付筒状部3として成形された、図9および図10に示す特異な形態の成形品1を得ることができる。特に、各工程での加工面を水平に保持することにより、いずれの工程においても上下方向のプレス動作により成形加工でき、以て各工程の加工動作を同時に行え、プレス成形装置における各工程の組み合わせ構成が容易になり、プレス成形効率を高めることができる。
【0066】
なお、上記の各工程は、一つのプレス成形装置に構成して実施する
【0067】
いずれにしても、本発明のプレス成形方法では、膨出部11の天板部12に対して穴抜き加工を行った後、この抜き穴14の周縁に対して面取り加工を行うこととして、せん断作用による破断端のバリ等を除いて傷がない状態に整形するので、その後のバーリング加工や外側へのカール付け加工の際に亀裂が生じず、割れ不良の発生を防止できる。しかも、前記の面取り加工により亀裂の発生を防止できるので、比較的大きな変形を伴う絞り加工も可能になり、穴抜き加工の後の筒状部を外側にカール付け加工するための工程が1回ですみ、加工効率を大幅に向上できる。
【0068】
【発明の効果】
上記したように本発明のプレス成形方法によれば、特に開口端が属する平面が基板部に対し傾斜しているカール付筒状部を有する成形品の成形において、穴抜き加工後の抜き穴周縁を面取り加工することにより、後のバーリング加工及び外側へのカール付けのための絞り加工を亀裂や割れを生じさせることなく行える。その上、いずれの工程においても、上下方向のプレス動作により成形加工でき、各工程の加工動作を同時に行え、プレス成形装置における各工程の組み合わせ構成が容易になることもあって、カール付筒状部を有する成形品の順送によるプレス成形効率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例におけるプレス成形の各工程での加工物の変化状態を順に示す断面図である。
【図2】 同上の第1工程の絞り成形状態を示す断面図である。
【図3】 同上の第2工程の穴抜き加工の状態を示す断面図である。
【図4】 同上の第3工程の面取り加工状態を示す断面図である。
【図5】 同上の第4工程のバーリング加工の状態を示す断面図である。
【図6】 同上の第5工程のカール成形状態の断面図である。
【図7】 同上の第6工程の基板部に対する穴抜き加工の状態を示す断面図である。
【図8】 同上の第7工程の外周縁の曲げ加工の状態を示す断面図である。
【図9】 成形対象のカール付筒状部を有する成形品の平面図である。
【図10】 同成形品の断面図である。
【符号の説明】
P1 〜P7 第1工程〜第7工程
1 成形品
2 基板部
3 カール付筒状部
10 被加工物
11 膨出部
12 天板部
13 テーパ状の周側部
14 抜き穴
14a 穴の周縁
15 筒状部
16 穴
17 外周縁
21 上型
22 下型
23 凸型
27 凹型
32 受け型
33 テーパ状部
35 穴抜き用のダイ
36 穴抜き用のポンチ
43 凸部
46 受け型
47 面取り用のポンチ
47a 上端部
48 ダイ
53 受け型
54 バーリング用のポンチ
58 ダイ
60 押さえ部材
63 受け型
67 カール付け型
67a 下端部
70 台部
71 突起
72 凹部
73 型部材
75 穴開け用のポンチ
76 ダイ
82 台型
83 開口
84 受け台
85 突起
86 凹部
87 型部材
88 下端部

Claims (1)

  1. 金属板材から所定の形状に打抜かれた板状の被加工物を単品で順次送り、該被加工物の中央部を所要高さの膨出状に成形する絞り成形、絞り成形された膨出部の天板部にせん断作用で穴を開ける穴抜き加工、穴抜き後の天板周縁部を天板面に対し直角の直筒状に成形するバーリング加工、バーリング加工された筒状部を外側にカールさせるカール成形、前記被加工物の基板部に穴を開ける穴開け加工、前記基板部の外周縁部を上側に折り曲げる折曲げ成形の各加工を順次行って、開口端が属する平面が基板部に対して一方に傾斜したカール付筒状部を有する成形品をプレス成形する方法であって、
    上下動可能な上型と下型とからなる一つのプレス成形装置で、前記被加工物の中央部を絞り成形する第1工程、前記穴抜き加工を行う第2工程、穴抜き後の抜き穴周縁の面取り加工を行う第3工程、前記バーリング加工を行う第4工程、前記カール成形を行う第5工程、前記基板部に穴開け加工を行う第6工程、前記基板部の外周縁部を折曲げ成形する第7工程の各工程が設定されてなるプレス成形装置により、前記被加工物を前記第1工程から順次各工程に移送しながら、該プレス成形装置のプレス動作により、前記各工程の加工動作を同時に行うこととし、
    第1工程においては、前記板状の被加工物を水平に保持して、該被加工物の中央部を片面側に膨出させるとともに、該膨出部の天板部を該膨出部より外方の基板部に対して一方に傾斜させるように絞り成形を行い、
    第2工程においては、絞り成形後の被加工物を、前記基板部を含む全体が傾斜しかつ前記膨出部の天板部が水平をなす傾斜姿勢に保持して該天板部の穴抜き加工を行い、
    第3工程においては、被加工物を前記同様の傾斜姿勢に保持して抜き穴周縁の面取り加工を行い、
    第4工程においては、被加工物を前記同様の傾斜姿勢に保持してバーリング加工を行い、
    第5工程においては、被加工物の前記基板部を含む全体を、バネ手段により押下可能に下型上面より突出する受支用ピンにより前記基板部の部分で受支して前記傾斜姿勢に保持してカール成形を行い、成形後の上型の上昇の際には前記バネ手段により被加工物を押し上げ、
    第6工程においては、上型の下面に、前記被加工物の筒状部が嵌まり込む断面逆凹形の型部材がバネ手段により弾力的に上下に変位可能に支持されており、前記被加工物を下型上面の台部上に水平状態に載置するとともに、前記上型の降下により、前記型部材が前記被加工物を前記台部との間に弾力的に挟着して前記基板部を水平に保持した状態で、該基板部の所要個所に穴開け加工を行い、
    さらに、次の第7工程においては、前記基板部を水平に保持して前記基板部の外周縁部を上側に折曲げ成形する
    ことを特徴とするカール付筒状部を有する成形品のプレス成形方法。
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