JP2786983B2 - 紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 - Google Patents

紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置

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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/18Means for removing cut-out material or waste
    • B26D2007/1881Means for removing cut-out material or waste using countertools

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙器打抜装置における
打抜屑の外脱装置に関し、詳しくは、予め型抜きした材
料シートを一対の型の間に挿入し、一方の型より突出し
た突起でシートの打抜ラインを打抜き、打抜屑を外脱す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の打抜屑の外脱装置では、
前工程において、例えば、図11に示すように、所要の
型抜きを行って打抜ラインLを形成した材料シート1か
ら、完成品である打抜製品2の周囲の上記打抜ラインL
により仕切られた打抜屑3を除去するための装置が種々
提供されている。
【0003】上記した前工程で型抜きされる打抜ライン
Lは、図12に示すように、所謂ミシン目状とされてお
り、切断部に所要間隔をあけて継ぎ目(以下、 残留部4
と称する)を残した状態で形成している。
【0004】上記型抜きをされた材料シートの外脱装置
としては、従来、例えば、図13に示す装置が提供され
ている。該装置では、上型5の基板6に、打抜ラインL
より僅かな隙間をあけて外方に沿って突起7を下向きに
突出させる一方、下型8に打抜製品の外形より僅かに小
さい寸法の基板9を固定し、上型5を下降して突起7に
より打抜屑3を突き落とすことにより残留部4を切り離
して図14に示すように、打抜屑3を外脱させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、外脱
装置では、突起7により打抜屑3となる部分の表面を下
向きに押し下げて材料シート1を打抜ラインLに沿って
折り曲げ、基板9により支持されている製品2の部分と
連結している残留部4を言わば引き裂くように切り離し
ている。このように、外脱作用時に、突起7により打抜
屑3となる部分に大きな負荷をかけて屈折すると共に切
り離すには、突起7を打抜ラインLの丁度真上に位置さ
せるより少し外方に位置させた方が好ましいため、上記
したように、突起7は打抜ラインLより隙間S2をあけ
て配置している。しかしながら、打抜屑3の巾W1が広
い場合には大きな負荷をかけることができ、残留部4を
切り離して打抜屑3を確実に外脱することが出来るが、
打抜屑3の巾W1が小さい場合には、大きな負荷をかけ
ることが出来ず、残留部4で切り離しがなされない場合
がある。
【0006】また、外脱装置は、打抜屑3を打抜ライン
Lに沿って容易に屈曲させるため、及び突起7が下型8
の基板9と衝突しないように、前記したように、基板9
の外端縁を打抜ラインLより隙間S1をあけて内側に逃
がしている。よって、突起7により屈折された打抜屑3
の部分が、図15に示すように、隙間S1へ入り込ん
で、基板9側へ傾斜しやすい。このように、傾斜する
と、突起7との接触面積が減少して、突起7による負荷
が打抜屑3となる部分に十分に作用せず、残留部4での
切り離しがより困難となっている。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、特に、打抜屑となる部分を突き落とすための突起を
改良して、残留部より切り離して確実に外脱させること
が出来る装置を提供せんとするものである。また、下型
の基板を打抜ラインより打側へ後退させて逃がした場合
に生じる打抜屑部の傾斜を押さえ、より確実に打抜屑の
外脱が行えるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明では、予め型抜き工程において材料シートに
打抜製品の外周縁に沿って切断部と残留部とからなる打
抜ラインを設け、該打抜ラインを設けた材料シートを外
脱装置の対向する一対の上下型の間に搬送して載置し、
これら上下型を近接方向へ移動させて、一方の型に設け
た突起により材料シートの打抜屑を突き落とし上記残留
部を切り離すことにより打抜屑を打抜製品と分離する打
抜屑の外脱装置において、上記突起として、上記打抜ラ
インより所要間隔あけた外方に配置され、打抜屑の表面
に接触して押圧し、上記残留部を支点として打抜屑を屈
折させる第1突起と、上記第1突起より打抜ライン側に
配置すると共に、その先端を第1突起と所要の段差を設
けて配置し、第1突起により屈折されて垂直方向より水
平方向に変位する切断面に接触部する第2突起とを設
け、第1突起により打抜屑を屈折し、該屈折により切断
面を水平に現出させた後、第2突起を切断面に接触させ
て突き落とし、残留部を切り離す構成としている紙器打
抜装置における打抜屑の外脱装置を提供するものであ
る。
【0009】上記第1突起と第2突起とは一体に形成
し、下側部を分岐して第1突起と第2突起とを設けても
良い。あるいは、第1突起と第2突起とを別体で構成し
ても良い。
【0010】上記突起を上型基板に下向きに突設して、
第1突起と第2突起とを一体に形成する場合には、上端
を上型基板に固定する断面縦長矩形状の金属板の下部の
打抜ライン側の側部を切欠いて形成し、第2突起の下端
面を第1突起の下端面より上側に段差をあけて設けてい
る。その際、第2突起の下端面は第1突起の打抜ライン
側の垂直側面に対して直角あるいは先端より上方傾斜さ
せている。
【0011】第1突起と第2突起とを別体とする場合
は、夫々断面細巾の金属板より形成し、所要間隔をあけ
て上端を基板に固定し、下端を段差をあけて位置させて
いる。尚、第1突起と第2突起との間に生じる空隙には
スペーサを介在させて異物の侵入を防止することが好ま
しい。
【0012】上記突起のうち、第1突起は打抜ラインの
全体に沿って設けているが、第2突起は所要箇所、例え
ば、材料シートの残留部およびその近傍位置にだけ設け
てもよい。尚、第2突起も打抜ラインの全体に沿って第
1突起と共に設けても良いことは言うまでもない。
【0013】また、上記突起を設けていない他方の型の
基板上は、その外端縁を打抜ライン(打抜製品の外形)よ
り僅かに小さく設定すると共に、所要箇所、例えば、材
料シートの残留部に対応する位置の外端面に、打抜ライ
ンまで突出する突出部を設け、屈折された打抜屑が上記
突出部に規制されて打抜ラインより内側に傾斜すること
を阻止している。
【0014】上記突出部は、基板の外端面にボルトある
いはビスを固定し、その頭部を突出部としてもよい。あ
るいは、突片を溶着してもよい。さらに、基板の裏面側
より延在し、先端を屈折させて基板外端面に突出させた
板材を取り付けて、上記突出部を形成してもよい。その
際、基板外端面に突出させた部分をバネ片としておくと
好ましい。また、この突出部は、材料シート載置面とな
る基板側へ縮径するように傾斜あるいは湾曲させている
ことが好ましい。
【0015】上記打抜ラインに沿って設ける第1突起と
第2突起とからなる突起は、打抜製品の外形線より外側
の外部打抜屑を外脱ために配置する外形ライン用の突起
として好適に用いることが出来る。しかしながら、上記
外形ライン用に限定されず、打抜製品の内部側に位置す
る内部打抜屑を外脱するために配置する内形ライン用の
突起としても用いることが出来る。
【0016】
【作用】上記したように、打抜屑を突き落とすために一
方の基板に突設する突起として、第1突起と第2突起と
を設けているため、突起を他方の基板側に移動させる作
動時に、まず、第1突起により打抜屑の表面が押されて
打抜ラインを支点として打抜屑が屈折させる。ついで、
屈折されて水平方向に向いた切断面に、第2突起が接触
して切断面を押す。よって、他方の基板により支持され
た残留部は引きちぎられて打抜屑が製品部分から切り離
される。
【0017】上記作用時、第1突起により屈折された打
抜屑は他方の基板の外端面に設けた突出部と接触し、該
基板側(内方)への傾斜が阻止され、垂直方向に保持され
る。よって、屈折されて水平に転位した切断面は傾斜せ
ずに水平方向に安定保持され、該切断面に第2突起が確
実に接触して、切断面を押圧して残留部に負荷をかけて
押し切ることが出来る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1から図5は第1実施例を示し、図1お
よび図2は上型基板11、下型基板12、材料シート1
0の打抜ラインL、上記基板11に取り付ける第1突起
13、第2突起14からなる突起15と、基板12に取
り付ける突出部16との相対位置関係を示す説明図であ
る。
【0019】材料シート10より打抜屑17を外脱して
形成する打抜製品18は、説明を簡単とするため、単純
な長方形としており、前工程による切断で長方形の外縁
に沿って、完全に切断された切断部19と、一部を連続
させた残留部20とからなる打抜ラインLが設けられて
いる。
【0020】前記図13および図14と同様に、上型側
の基板11は駆動手段(図示せず)により昇降されるもの
であり、 それに対して下型側の基板12は所定位置で固
定されており、下型側の基板12に向かって上型側の基
板11を下降させて近接させると共に、上昇させて離反
するようにしており、打抜屑の外脱作用時には上型基板
11を下降させるようにしている。
【0021】上型側の基板11には、金属材からなる突
起15を打抜ラインLに沿って下向きに突設し、該突起
15の内面15aを打抜ラインLと所定の隙間S1(本実
施例では2mm)をあけて外方に位置させている。尚、隙
間S1は材料シート10の厚さT以下としている。上記
突起15は、図示のように、所要の厚みを備えた上側基
部15bの下側部を分岐して第1突起13と第2突起1
4を設けている。打抜ラインL側に位置する第2突起1
4の下端面14aは外方の第1突起13の下端面13aよ
り高さHをあけて上方に位置させ、第2突起14の外側
に第1突起13を垂下させた形状としている。即ち、第
1突起13の下端面13aと第2突起14の下端面14a
との間に高さHの段差を設けている。
【0022】上記第2突起14の下端面14aは、図示
のように打抜ラインL側の先端より第1突起13側に向
かって上方に傾斜させ、第1突起13の内側面13bと
の間に断面V形状の空隙22を形成している。
【0023】この第2突起14の下端面14aの幅W2
は、材料シート10の切断部19あるいは残留部20が
屈折して切断面19a、20aが上向き水平方向に変位し
た時に、下端面14aが切断面19a、20aに当接し、
かつ、第2突起13が打抜ラインLより外側の打抜屑1
7の表面に接触する寸法に設定している。よって、第2
突起14の下端面14aの幅W2は材料シート10の厚
さTが大である場合には大きくなり、厚さTが小で材料
シート10が薄い場合には小さくなる。
【0024】下型側の基板12の外端面12aは、打抜
ラインLより一回り小さくして、打抜ラインLより距離
S2(本実施例では2mm)をあけて内側に逃がしている。
上記外端面12aには、材料シート10の打抜ラインL
の残留部20に対向する位置に、ビス21の頭部21a
からなる突出部16を突出させている。該ビス21は外
端面12aにネジ込むことにより取り付けられる。突出
部16を構成するビス頭部21aは略半球状でその頂点
21bは打抜ラインLまで突出している。
【0025】次に、上記外脱装置による打抜屑17の外
脱作用を図5(A)〜(E)を参照して説明する。まず、
(A)に示すように、材料シート10を下型の基板12の
上面に搬送して載置し、その打抜ラインLを基板12の
外端面12aと突起15の内面との略中間位置に位置決
めする。ついで、(B)に示すように上型の基板11を下
降する。基板11の下降により、まず、突起15の下方
に突出した第1突起13の下端面13aがシート部材1
0の打抜屑17の上面に当接する。この第1突起13の
下降につれて、打抜屑17は上方より押圧されて残留部
20を支点として外端より下方へと折り曲げられる。
【0026】この第1突起13による突きで、(C)に示
すように、打抜屑17は基板12上の打抜製品18の部
分に対して、次第に下向き直角方向に折り曲げられてい
く。よって、垂直方向であった残留部20(切断部19
も含む)の切断面20aが転回して水平方向へと変位す
る。
【0027】第1突起13で折り曲げられる打抜屑17
は、下側の基板12の外端面に突出部16が設けられて
いるため、内側へ傾斜することはなく、よって、(D)に
示すように、垂直方向の下向きに保持され、切断面20
a、19aは上向きの水平状態に保持出来る。
【0028】第1突起13が下降すると、第1突起13
と一体の第2突起14も下降し、下端面14aが上方に
位置しているため、材料シート10の切断面20a、1
9aが第1突起13により水平方向に変位された後で、
第2突起14の下端面14aを切断面20a、19aに接
触させることが出来る。また、第2突起14の下端面1
4aを傾斜させて断面V形状の空隙22を形成している
ため、切断面20a、19aを係止しやすく、かつ、係止
した後には外れにくくなる。
【0029】上記(D)に示す状態で、さらに第2突起1
4が下降することにより、切断面20a、19aが第2突
起14により突き落とされ、(E)に示すように、残留部
20を確実に押し切って、打抜製品18と打抜屑17と
を分離させることが出来る。この(D)から(E)への作動
時に、屈折された打抜屑17は突出部16と第1突起1
3の側面との間に挟まれ、傾斜せずに略垂直に保持され
るため、水平方向の切断面20a、19aを第2突起14
の下端面14aで押し下げ、その結果、上記残留部20
の切り離しを確実に行うことが出来る。
【0030】本発明は上記実施例に限定されず、突起1
5の形状を図6および図7に示す形状としても良い。図
6に示す突起15の変形例は、第2突起14の下端面1
4a'を第1突起13側に向かって上方傾斜させずに、水
平状にしたものである。このように、第2突起14の下
端面の形状は、図6に示す水平位置より第1実施例に示
す上方傾斜状態にすることが好ましい。尚、第1突起1
3側に向かって下方傾斜させた場合は、第2突起14の
下端面により、第1突起13により水平状態に転回させ
た切断面を水平状態より傾斜状態としやすいため、好ま
しくない。
【0031】さらに、図7に示すように、第2突起14
は、材料シート10の打抜ラインLに設けた残留部20
と対向する部分にのみ設けてもよい。即ち、第1突起1
3に対して、所要間隔をあけて第2突起14を突出させ
る形状としてもよい。
【0032】図8は本発明の第2実施例を示し、第1突
起と第2突起とからなる突起を別体で形成している。即
ち、第1突起13'、第2突起14'をそれぞれ細巾の金
属製平板より形成し、それぞれ上端を上型の基板11に
固定して所要間隔をあけて下向きに突出させている。上
記第1突起13'は第2突起14'より高さがHだけ高い
ものを用いており、よって、第1突起13'の下端面1
3a'を第2突起14'の下端面14a"より高さHだけ下
方に位置させている。
【0033】上記第1突起13'は打抜ラインLの全長
に沿って配置しているが、第2突起14'は所要箇所、
即ち、打抜ラインLの残留部およびその近傍と対向する
位置にのみ配置している。尚、第1突起13'と同様に
打抜ラインLの全長に沿って配置しても良いことは言う
までもない。
【0034】第1突起13'と第2突起14'との間には
隙間が発生するため、この隙間にゴム製等からなるスペ
ーサ26を挿入して、隙間にほこり等の異物が入らない
ようにすることが好ましい。
【0035】また、第2実施例では、下型の基板12の
外端面に設ける突出部16'として、バネ板27を用い
ている。即ち、金属製バネ板27の一端に、湾曲したバ
ネ部27aを上向きに突出させて設けており、該バネ板
27を基板12の裏面に固定し、バネ部27aを外端面
12aに突出させて配置している。
【0036】上記第2実施例の作用効果は第1実施例と
同様であるため、説明を省略する。
【0037】尚、下型の基板12の外端面12aに設け
る突出部16としては、図9(A)に示すように、L形状
の枠材28を用いて、基板12の裏面12bより外端面
12aにかけて取り付けても良い。その際、枠材28の
上端面28aにはテーパをつけておくことが好ましい。
さらに、(B)に示すように、平板形状の枠材29に突片
30を溶着し、該突片30を外端面12aに突出させて
も良い。
【0038】また、上記実施例においては、第1突起と
第2突起とからなる突起を打抜製品の外形ラインを打ち
抜くために採用しているが、図10に示すように、打抜
製品18'の内部に打抜部分を有する場合には、この内
部打抜屑17'を打ち抜くためにも、上記第1突起と第
2突起とからなる突起を用いることが出来る。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる打抜屑の外脱装置によれば、材料シートの打抜
ラインに沿って打抜屑を突き落とし、打抜ラインの残留
部を押し切るための突起として、第1突起と第2突起と
を設け、第1突起によりまず打抜屑を折り曲げ、打抜ラ
インの切断面を水平方向へ現出させ、ついで、この切断
面に第2突起を接触させて突き落としているため、残留
部を確実に切り離して、打抜製品から打抜屑を分離して
外脱することが出来る。
【0040】即ち、従来の突起は打抜屑の表面側と接触
して、打抜屑を折り曲げることによってのみ、残留部を
押し切る構成としていたため、特に、打抜屑の幅が狭い
場合には、突起による負荷が十分にかからず、残留部の
押し切りがスムーズになされなかった。これに対して、
本発明では、第1突起が打抜屑の表面側と接着して打抜
屑を屈折させると共に、この屈折により水平方向に現出
した切断面を第2突起により押し下げるため、確実に残
留部に負荷をかけて押し着ることが可能となる。
【0041】また、打抜ラインより内側に逃した下型の
基板の外端面に突出部を設けているため、上記第1突起
により打抜屑の表面を押し下げて屈折させている間およ
び、第2突起により切断面を押し下げている間、屈折し
た打抜屑が傾斜せず、垂直方向に保持して、第2突起に
より切断面を押し下げて、残留部の切り離しを確実に行
うことが出来等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における外脱装置全体の
位置関係を示す説明図である。
【図2】 図1の一部拡大図である。
【図3】 第1実施例の要部拡大断面図である。
【図4】 第1実施例の突起の斜視図である。
【図5】 (A)(B)(C)(D)(E)は第1実施例の作動状
態を示す図面である。
【図6】 突起の変形例を示す斜視図である。
【図7】 突起の他の変形例を示す斜視図である。
【図8】 第2実施例を示す断面図である。
【図9】 (A)(B)は基板に設ける突出部の変形例を示
す概略図である。
【図10】 本発明で打抜屑を外脱する他の材料シート
を示す平面図である。
【図11】 材料シートの斜視図である。
【図12】 図11に示す材料シートの一部拡大平面図
である。
【図13】 従来の外脱装置を示す断面図である。
【図14】 従来の外脱装置を作動させた状態を示す断
面図である。
【図15】 従来の外脱装置の問題点を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
L 打抜ライン 10 材料シート 11 上型の基板 12 下型の基板 13 第1突起 14 第2突起 15 突起 16 突出部 19 切断部 20 残留部 20a 切断面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め型抜き工程において材料シートに打
    抜製品の外周縁に沿って切断部と残留部とからなる打抜
    ラインを設け、該打抜ラインを設けた材料シートを外脱
    装置の対向する上下型の間に載置し、これら上下型の少
    なくとも一方を近接方向へ移動させて、一方の型に設け
    た突起により材料シートの打抜屑を突き落として、上記
    残留部を切り離すことにより打抜屑を打抜製品と分離す
    る打抜屑の外脱装置において、上記突起として、 上記打抜ラインより所要間隔あけた外方に配置され、打
    抜屑の表面に接触して押圧し、上記残留部を支点として
    打抜屑を屈折させる第1突起と、 上記第1突起より打抜ライン側に配置すると共に、その
    先端を第1突起と所要の段差を設けて配置し、第1突起
    により屈折されて水平方向に現出する切断面に接触する
    第2突起とを設けている紙器打抜装置における打抜屑の
    外脱装置。
  2. 【請求項2】 上記第1突起と第2突起とは一体に形成
    し、下側部を分岐して第1突起と第2突起とを設けてい
    る請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記第1突起と第2突起とを別体で形成
    している請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記第1突起は上記打抜ラインの全周に
    沿って配置する一方、第2突起は少なくとも打抜ライン
    の残留部と対向する位置に配置している請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記突起を設けていない他方の型は、そ
    の外端面を打抜ラインより僅かに小さく設定すると共
    に、所要箇所の外端面に、打抜ラインまで突出する突出
    部を設けている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の装置。
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