JP2722737B2 - 抜絞り成形用型 - Google Patents

抜絞り成形用型

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JP2722737B2
JP2722737B2 JP1326501A JP32650189A JP2722737B2 JP 2722737 B2 JP2722737 B2 JP 2722737B2 JP 1326501 A JP1326501 A JP 1326501A JP 32650189 A JP32650189 A JP 32650189A JP 2722737 B2 JP2722737 B2 JP 2722737B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プレス鋼板などの金属板の隅部を切断する
とともに絞り成形する抜絞り成形に用いられる型の構造
に関する。
[従来の技術] 従来、第7図に示すような箱状の絞り部品を成形する
場合、第8図に示すように4箇所の隅部30を素材採りの
段階で切断する抜工程を行ない、その後絞り成形する方
法があるが、抜工程を単独で設けることによる型費、人
件費などの諸費用が必要となる。
この抜絞り成形は、例えば第6図に示すような抜絞り
成形用型を用いて行なわれている。この抜絞り成形用型
は、上刃101をもつ上型100と、下刃201をもつ下型200
と、上型100と同期して駆動されるシワ押さえ部材300と
よりなる。そして上型100とシワ押さえ部材300との間に
鋼板400を挟持し、上型100と下型200とを互いに近接す
る方向へ駆動する。すると上刃101と下刃201とがまず隅
部401を切断し、次いで残部の絞り成形が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] ところで上刃101あるいは下刃201が摩耗したり、上型
100とシワ押さえ部材300との挟持力のばらつきなどが生
じると、隅部の切断が円滑に行なわれず、引きちぎられ
て上刃101と下刃201との間に引張り込まれる場合があ
る。この引張り込まれた隅部は、上型100が上昇すると
シワ押さえ部材300の上に乗った状態となり、次の素材
とともに加工されるため、不良品の発生や型破損の原因
となっている。
また上刃101あるいは下刃201がよく切れる場合は、切
断された隅部が飛散するので危険な場合もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、切断された隅部の飛散および型内に入り込むのを確
実に防止することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本発明の抜絞り成形用型は、第1
刃をもつ第1型と第1刃と対向する第2刃をもつ第2型
とよりなり第1型と第2型とを互いに近接させ第1刃と
第2刃とで金属板の隅部を切断後残部を絞り成形する抜
絞り成形用型であって、 第1刃および第2刃の少なくとも一方の金属板の表面
に対して傾斜した刃先をもち、第1型および第2型の一
方は刃先より外側近傍で第1型および第2型の他方に近
接する方向に付勢される押え部材をもち、第1刃と第2
刃とで隅部を端部から徐々に切断するとともに押え部材
と第1型および第2型の他方とで隅部を挟持するように
構成されたことを特徴とする。
本発明の抜絞り成形用型は、第1刃をもつ第1型と、
第2刃をもつ第2型とより構成される。そして第1型と
第2型とを互いに近接させることで、第1刃と第2刃と
の間に配置された金属板の隅部を切断し、その後第1型
と第2型とで残部の金属板を絞り成形する。
本発明の抜絞り成形用型では、第1刃および第2刃の
少なくとも一方は、その間に配置される金属板の表面に
対して傾斜した刃先をもつ。したがって第1刃と第2刃
を隅部の両表面側から互いに近接させると、隅部は傾斜
した刃先により端部から徐々に切断される。
また本発明の抜絞り成形用型では、第1型および第2
型の一方は傾斜した刃先の外側近接で他方に近接する方
向に付勢される押え部材をもつ。この押え部材の付勢は
重力、スプリングなどのバネ力、あるいはシリンダ装置
などの機械的な力を利用することができる。したがって
金属板の隅部は、押え部材と第1型および第2型の他方
とで挟持され、飛散や型内に入り込むのが防止される。
なお、押え部材の付勢の力は、第1型および第2型の他
方とで金属板の隅部を挟持する程度の力で充分である。
[作用] 本発明の抜絞り成形用型では、第1型と第2型との間
に金属板が配置され、第1型と第2型とは互いに近接す
る方向へ駆動される。すると第1刃と第2刃とがまず金
属板の隅部に接し、剪断により隅部を切断する。ここで
第1刃と第2刃の少なくとも一方は、金属板の表面に対
して傾斜した刃先をもつ。したがって隅部は傾斜した刃
先により端部から徐々に切断され、切断面は第1刃また
は第2刃の刃面に対向する。したがって第1刃と第2刃
の間に入り込むことがない。
また、隅部には第1型および第2型の一方に設けられ
た押え部材が当接して、第1型および第2型の他方へ向
かって付勢している。したがって、隅部は切断途中およ
び切断後も押え部材と第1型および第2型の他方とで挟
持された状態となり、飛散や型内へ入り込むのが防止さ
れ、型外へ容易に除去される。
そして第1型と第2型とが金属板の残部を絞り成形し
て、目的とする抜絞り成形体が得られる。
[発明の効果] したがって本発明の抜絞り成形用型によれば、切断さ
れた隅部が第1刃と第2刃との間に入り込むのが防止さ
れるとともに、切断された隅部が飛散するのが防止され
る。すなわち、第1刃と第2刃の切れ味のばらつき、シ
ワ押え部材の挟持力のばらつきなどを吸収することがで
き、安定して抜絞り成形を行なうことができるとともに
不良率の低減を図ることができる。また第1刃および第
2刃の寿命が長くなるという効果もある。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
第1図に本発明の一実施例の抜絞り成形用型の要部断
面図を示す。この抜絞り成形用型は、可動型としての上
型1と、固定型としての下型2とから構成される。そし
て上型1と下型2との間に鋼板3が配置され、4箇所の
隅部30が切断されるとともに絞り成形される。
上型1はダイス状をなし凹状の上型面10と、上型面10
に連続する押え面12aをもち上型面10の周縁部に設けら
れたリング状の押圧部12とを有している。なお、鋼板3
の隅部30に対応する位置の押圧部12には、それぞれ上刃
13が設けられている。この上刃13の刃先は鋼板3の表面
と平行となっている。また、上刃13の外側近傍には、押
えピン14が上型1のピン穴11に上下動自在に挿通され、
一端が鋼板3の隅部30に当接し自重によって隅部30を下
方へ付勢するように構成されている。押えピン14の他端
には径大部14aをもち、押えピン14の自重を高めるとと
もにピン穴11と係止可能となっている。
下型2は、凸状の下型面20をもつポンチ21と、ポンチ
21の周縁部に設けられたシワ押え部材22と、シワ押え部
材22の外側で上刃13と対向する位置に設けられた下刃23
とより構成されている。シワ押え部材22は、押圧部12と
ともに鋼板3を挟持し、かつ挟持した状態を維持しつつ
上型1の下降に同期して下降するように構成されてい
る。また下刃23は、第2図に第1図のA視で示すよう
に、鋼板3の表面に対して上方から下方へ傾斜した刃先
23aをもつとともに、刃面の背面側に下方に向かって傾
斜する傾斜面23bをもつ。なお、刃先23aの水平面からの
傾斜角度θは、隅部30の切断長さl、板厚tの場合、lt
anθが2t以上であることが必要である。
上記のように構成された本実施例の抜絞り成形用型を
用いて、鋼板3を抜絞り成形する方法を以下に説明す
る。
まず、上型1と下型2との間に鋼板3を配置し、シリ
ンダ装置を駆動してシワ押え部材22を上昇させ、シワ押
え部材22を押圧部12とで鋼板3の周縁部を挟持する。こ
のとき押えピン14は鋼板3の隅部30の上面に当接して、
自重で隅部30を下方に向かって付勢している。
次に第3図に示すように、鋼板3の周縁部がシワ押え
部材22と押圧部12とで挟持された状態を維持しつつ、上
型1が下型2へ向かって近接するように下降する。する
と隅部30は上刃13と下刃23との剪断により切断される。
ここで下刃23の刃先23aは鋼板3の方面に対して傾斜し
ているため、第4図に示すように隅部30は端部から徐々
に切断される。そして切断された部分では、切断面は上
刃13の刃面に対向して接しており、切断された隅部30が
上刃13と下刃23の間に入り込むのが防止される。
上型1がさらに下降すると、隅部30は完全に切断され
るが、第5図に示すように押えピン14が隅部30の上面を
下方へ付勢しているため、切断された隅部30は下刃23の
傾斜面23bと押えピン14との間で挟持される。したがっ
て切断された隅部30が飛散するのが防止される。そして
上型面10と下型面20との間で鋼板3の残部が絞り成形さ
れる。
成形終了後上型1が上昇すると、押えピン14の径大部
14aがピン穴11と係合して上型1とともに上昇する。す
ると隅部30の付勢が解除され、切断された隅部30は下刃
23の背面の傾斜面23bを滑り落ちて排出されるので、シ
ワ押え部材22の表面に残って不良品の発生を招くような
不具合がない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例の抜絞り成形用型に
関し、第1図はその構成を示す説明断面図、第2図は第
1図のA視で示す拡大正面図、第3図は隅部の切断途中
の状態を示す説明断面図、第4図は隅部の切断途中の状
態を示す第2図相当の正面図、第5図は隅部の切断終了
後の状態を示す説明断面図である。第6図は従来の抜絞
り成形用型の説明断面図である。第7図は本発明の成形
用型で得られる成形体の斜視図、第8図は切断される隅
部を示す説明図である。 1……上型、2……下型、3……鋼板 10……上型面、11……ピン穴、12……押圧部 13……上刃、14……押えピン(押え部材) 20……下型面、22……シワ押え部材 23……下刃、23a……刃先 23b……傾斜面、30……隅部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1刃をもつ第1型と該第1刃と対向する
    第2刃をもつ第2型とよりなり該第1型と該第2型とを
    互いに近接させ該第1刃と該第2刃とで金属板の隅部を
    切断後残部を絞り成形する抜絞り成形用型であって、 前記第1刃および前記第2刃の少なくとも一方は前記金
    属板の表面に対して傾斜した刃先をもち、前記第1型お
    よび前記第2型の一方は該刃先より外側近傍で該第1型
    および該第2型の他方に近接する方向に付勢される押え
    部材をもち、該第1刃と該第2刃とで前記隅部を端部か
    ら徐々に切断するとともに該押え部材と該第1型および
    該第2型の他方とで該隅部を挟持するように構成された
    ことを特徴とする抜絞り成形用型。
JP1326501A 1989-12-15 1989-12-15 抜絞り成形用型 Expired - Lifetime JP2722737B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2943563A1 (fr) * 2009-03-24 2010-10-01 Peugeot Citroen Automobiles Sa Outillage de presse pour le detourage et le relevage d'un meme bord de tole en une seule operation
FR3058335B1 (fr) * 2016-11-07 2019-06-07 Peugeot Citroen Automobiles Sa Outillage d’emboutissage avec lames de decoupe

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