JP2753450B2 - 紙器打抜屑の外脱装置に用いる打抜材および該打抜材を備えた外脱装置 - Google Patents

紙器打抜屑の外脱装置に用いる打抜材および該打抜材を備えた外脱装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙器打抜屑の外脱装置
に用いる打抜材および該打抜材を備えた外脱装置に関
し、詳しくは、予め型抜きした材料シートを、一対の上
下型の間に挿入し、一方の型より突出した打抜材で材料
シートの打抜ラインを打抜き、打抜製品の外周の打抜屑
及び製品内部のくりぬき部の打抜屑を外脱するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の打抜屑の外脱装置では、
前工程において、例えば、図8に示すように、所要の型
抜きを行って打抜ラインL、L'を形成した材料シート
1から、完成品である打抜製品2の周囲の上記打抜ライ
ンLにより仕切られた打抜屑3Aおよび打抜製品2の内
部のくりぬき部の打抜屑3Bを除去するための装置が種
々提供されている。上記した前工程で型抜きされる打抜
ラインL、L'は、図9に示すように、所謂ミシン目状
とされており、切断部に所要間隔をあけて継ぎ目(以
下、残留部4と称する)を残した状態で形成している。
【0003】上記型抜きをされた材料シート1の外脱装
置としては、従来、例えば、図10(A)(B)に示す装置
が提供されている。該装置は、上型5の基板6に外側打
抜ラインLを切断する打抜材7A、および、内部の打抜
ラインL'を切断する打抜材7Bを下向きに突出させる
一方、下型8に打抜製品2の外形より僅かに小さい寸法
の基板9を固定し、上型5を下降して打抜材7A、7B
により打抜屑3A、3Bを突き落とすことにより残留部
4を切り離して打抜屑3A、3Bを外脱させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記外脱装置では、外
周打抜ラインおよびくりぬき部の打抜ラインに変更があ
れば、該打抜ラインに沿うように打抜材を設ける必要が
ある。其の際、直線状の打抜ラインは、直線状に形成し
ている打抜材を連続して取り付けることができるが、湾
曲した打抜ラインがある場合には、該ラインに対応した
打抜材を設ける必要がある。また、打抜製品2の内部の
くりぬき部は、円形状、楕円形状、四角形状等、種々の
形状があると共に、その大きさも相違するため、必要と
する寸法及び形状の打抜材を設けなければならない。
【0005】即ち、くりぬき部の打抜屑3Bを外脱する
打抜材7Bは、打抜屑3Bに対して十分な負荷を与える
ために、くりぬき部より僅かに小さい形状にして、打抜
ラインL'より僅かに内側に位置させているが、くりぬ
き部の形状が大きくなると打抜材7Bと打抜ラインL'
との距離が長すぎて、打抜屑3Bに対して十分に負荷を
与えることが出来ず、よって、打抜屑3Bの残留部4を
引き裂いて外脱することが出来ない。一方、くりぬき部
の形状が小さくなった場合には、くりぬき部の打抜ライ
ンよりはみ出して、打抜屑3Bは外脱することは出来な
い。
【0006】また、くりぬき部の打抜材7Bは、通常、
金属材により上下巾が均一な中実体に形成しているため
重量が増加し、よって、打抜屑3Bの外脱作用時におい
て、基板の駆動力を大としなければならなくなる問題が
生じる。かつ、打抜材7Bと打抜屑3Bとを大きな面積
で接触させると、これら接触で発生する摩擦力により、
打抜作業が終了して基板を上昇させた際に、打抜材7B
の先端面に材料シートがひっついて打抜材と共に上昇し
てしまう不都合が生じる場合がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、打抜製品の形状の変更に簡単に対応して、打抜製品
の外周の打抜屑および内部のくりぬき部の打抜屑を、残
留部より切り離して確実に外脱させことが出来る打抜材
および該打抜材を備えた外脱装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、予め型抜き工程において材
料シートに打抜製品の外周縁および内部のくりぬき部に
沿って切断部と残留部とからなる打抜ラインを設け、該
打抜ラインを設けた材料シートを外脱装置の対向する上
下型の間に載置し、これら上下型を近接方向へ移動させ
て一方の型の基板より突設した打抜材と他方の型の基板
とを嵌合することにより、上記残留部を切り離して打抜
屑を打抜製品より外脱する打抜屑の外脱装置において用
いられる上記打抜材であって、上記打抜材は、垂直方向
の金属製薄板からなり、その両側外面に対向して垂直方
向全長に突出する厚肉部を小さいピッチをあけて形成し
て、該厚肉部と、その間の薄肉部とを交互に小さいピッ
チで連続させ、該薄板の垂直方向の一端を上記基板への
固定部、他端を打抜屑接触面として構成している紙器打
抜屑の外脱装置に用いる打抜材を提供している。
【0009】請求項2では、連続した素材から所要長さ
に切断して形成したものである請求項1に記載の打抜材
を提供している。請求項3では、上記打抜材は直線形状
で、直線状の打抜ラインに沿うように上記基板に取り付
けられる請求項1に記載の打抜材を提供している。請求
項4では、上記打抜材は、その薄肉部を支点として所要
形状に湾曲あるいは屈折させており、湾曲あるいは屈折
した打抜ラインに沿うように上記基板に取り付けられる
請求項1に記載の打抜材を提供している。
【0010】請求項5では、上記打抜材の厚肉部は両面
を夫々断面V字形状に突出させて、両面併せて菱形形成
に突出させていることを前記請求項のいずれか1項に記
載の打抜材を提供している。なお、厚肉部の突出形状は
限定されず、例えば、矩形状、半円状に突出させてもよ
い。打抜材は、湾曲時の支点となるように薄くしている
薄肉部だけでは強度が不十分であるため、厚肉部を設け
ており、よって、上記のように形状は限定されない。
【0011】請求項6では、上記打抜材を、打抜製品の
外形の打抜ラインに沿う僅か外側に配置し、打抜製品の
外周部の打抜屑を外脱する打抜材としている前記請求項
のいずれか1項に記載の打抜材を提供している。請求項
7では、上記打抜材を、環状に湾曲あるいは屈折させ、
打抜製品のくりぬき部の打抜ラインに沿う僅か打抜屑側
に配置し、くりぬき部の打抜屑を外脱する打抜材として
いる請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の打抜
材を提供している。
【0012】請求項8では、上記打抜材の打抜屑と接触
する先端面に複数の凹状の溝を設け、これら溝の間に突
出した押圧部を形成していることを特徴とする上記請求
項のいずれか1項に記載の打抜材を提供している。
【0013】上記打抜材は、アルミニウム等の軽量な金
属製とし、該打抜材を取り付ける基板は木製としてい
る。
【0014】さらに、請求項9では、予め型抜き工程に
おいて材料シートに打抜製品の外周縁および内部のくり
ぬき部に沿って切断部と残留部とからなる打抜ラインを
設け、該打抜ラインを設けた材料シートを外脱装置の対
向する上下型の間に載置し、これら上下型を近接方向へ
移動させて一方の型の基板より突設した打抜材と他方の
型の基板とを嵌合することにより、上記残留部を切り離
して打抜屑を打抜製品より外脱する打抜屑の外脱装置に
おいて、上記打抜材は、垂直方向の金属製薄板からな
り、その両側外面に対向して垂直方向全長に突出する厚
肉部を小さいピッチをあけて形成して、該厚肉部と、そ
の間の薄肉部とを交互に小さいピッチで連続させ、該薄
板の垂直方向の一端を上記基板に固定し、他端を材料シ
ートに接触させて押圧して打抜屑を切り離すように取り
付けている打抜材を備えた外脱装置を提供している。
【0015】
【作用】本発明の請求項1の打抜材によると、金属薄板
からなるため、打抜ラインに沿って押圧することによ
り、材料シートを打抜ラインに押し切り打抜屑を外脱す
ることが出来る。請求項2の構成として、上記打抜材を
連続した素材から所要長さに切断して形成すると、打抜
ラインに連続して配置できる寸法とすることができる。
また、上記素材を予め設けておくと、該素材を切断する
だけで、打抜ラインの長さが変更した場合に対応するこ
とができる。
【0016】請求項3に記載の如く打抜ラインが直線の
場合は、上記素材を切断するだけで、打抜材が形成出来
る。また、請求項4に記載の如く、打抜ラインが湾曲、
あるいは屈折している場合、上記素材を切断した後、そ
の薄肉部を支点として所要の曲げ力を加えると、所要形
状に湾曲あるいは屈折させることが出来る。よって、打
抜材を湾曲あるいは屈折した打抜ラインに沿った打抜材
とすることが出来る。
【0017】請求項5の構成として、断面菱形形状の厚
肉部を設けると、所要の形状に湾曲あるいは屈折させる
ために必要な薄肉部の強度不足を十分に補い、外脱作用
時に、所要の押圧力を材料シートに負荷することができ
る。
【0018】請求項6および請求項7に記載の如く、同
一素材からなる打抜材を、打抜製品の外周部の打抜屑を
外脱する打抜材として、また、くりぬき部の打抜屑を外
脱する打抜材として用いることができる。
【0019】請求項8に記載の如く、打抜屑と接触する
先端面に複数の凹状の溝を設け、これら溝の間に突出し
た押圧部を形成していると、打抜屑の外脱作用時に、打
抜材と打抜屑との間に滑りが生じることを防止し、か
つ、打抜屑を外脱させることに要する押圧力を、該打抜
屑に対して均一に負荷する。
【0020】請求項9に記載の外脱装置によれば、上記
打抜材を備えているため、打抜屑を確実かつスムーズに
外脱することができる。かつ、打抜材は、予め形成して
いる素材を所要寸法に切断すると、さらに、必要に応じ
て曲げ加工するだけで用いることができ、安価に製造す
ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1から図5は第1実施例を示し、図1
は、上型基板11、下型基板12、材料シート10の打
抜ラインL、上記基板11に取り付ける打抜材13、1
4の相対位置関係を示す説明図である。材料シート10
より打抜屑を外脱して形成する打抜製品18は、説明を
簡単とするため外形を単純な長方形状としており、ま
た、打抜製品18には内部に円形状のくりぬき部16を
有する形状で、外周部の打抜屑17を上記打抜材13
で、くりぬき部16の打抜屑17'を上記打抜材14で
外脱するようにしている。材料シート10には、打抜製
品18の外形およびくりぬき部16に沿って、予め前工
程による切断で、完全に切断された切断部19と、1部
を連続させた残留部20とからなる打抜ラインL、L'
が設けられている。
【0022】上型側の基板11は駆動手段(図示なし)に
より昇降される。それに対して下型側の基板12は、そ
の下面に一端を固定して外周面より突出させた支持枠2
1の他端を下型(図示なし)に固定して所定位置に設置し
ている。外脱装置は、該下型側の基板12に向かって上
型側の基板11を下降させて近接させると共に、上昇さ
せて離反するようにしており、打抜屑17、17'の外
脱作用時には上型基板11を下降させるようにしてい
る。
【0023】上型基板11および下型基板12は木製
で、上型基板にアルミニウムからなる上記打抜材13、
14を下向きに突出させている。これら打抜材13、1
4は、長さ方向Xに連続した素材50を、所要長さに切
断すると共に、打抜ラインLまたはL'に沿って折り曲
げて形成している。
【0024】図2に示すように、上記素材50は、長さ
方向Xに直交する垂直方向Yの両側面に、対向してV字
形状に突出し、併せて菱形状とした厚肉部51を長さ方
向に所要間隔をあけて設け、これら厚肉部51の間に薄
肉部52を設けている。これら厚肉部51および薄肉部
52は、小さいピッチPをあけて交互に連続させて設け
ている。上記薄肉部52の厚さT1は曲げ加工が出来る
程度の薄さとする必要があり、かつ、厚肉部51の厚さ
T2は所要の打抜材としての強度を付与できる厚さとし
ている。また、ピッチPは小さい曲率で屈折できるよう
に小さい程好ましい。本実施例では、厚肉部51の厚さ
T2を4mm、幅Wを3mm、薄肉部51の厚さT1を
1mm、長さLを1.5mm、ピッチPを4mmに設定
している。
【0025】上記素材50は、垂直方向Yの一端側(図
2中下側)の両面を長さ方向Xに平面状に切欠いて、上
記上型基板11への固定部27を設け、該固定部27を
基板11に穿設した溝に圧入して取り付けるようにして
いる。
【0026】外周打抜屑を切断するための打抜材13
は、直線状の素材50を切断したままの図2に示す直線
状態で使用している。製品くりぬき部16の打抜屑を切
断するための打抜材14は、図3(A)(B)(C)に示すよ
うに、素材50を所要寸法に切断した後、上記薄肉部5
2を支点として折り曲げて、打抜ラインL’に沿う図示
の形状としている。上記打抜材14は、くりぬき部16
の形状より僅かに小さい外形寸法としている。また、上
記下型基板12には、上記打抜材14との対向位置に、
打抜屑17'の打抜ラインL'より僅かに大きい形状の抜
穴35が穿設されている。
【0027】次に、上記打抜材を用いた外脱装置の外脱
作用を説明する。くりぬき部16側の打抜屑17’の外
脱作用は図4(A)(B)(C)に、外周部の打抜屑1
7の外脱作用は図5(A)(B)(C)(D)に示す如
くであり、まず、打抜屑17’側から説明する。
【0028】材料シート10を下型の基板12の上面に
搬送して載置して、図4(A)に示すように、予め形成さ
れている打抜ラインL'を基板12の抜穴35と打抜材
14の外面の間に配置して位置決めする。ついで、上記
上型基板11を駆動手段により下降させ、図4(B)に示
すように、打抜屑17'の上面に打抜材14の先端面を
当接させ、打抜屑17'を押圧する。よって、打抜製品
18と打抜屑17'を連続させる残留部20を引き裂く
ように切り離し、図4(C)に示すように、打抜屑17'
を確実に外脱する。打抜屑17'の外脱が終了すると、
図4(C)に示す状態より上型基板11を上昇させる。こ
の時、打抜材14は素材50を折り曲げて環状に形成し
ているため、環状部の内部の空気により、打抜屑17'
を打抜材14より突き落とし、打抜材17’とともに上
昇することを防止する。
【0029】同様に、打抜材13により、製品外周部の
打抜ラインLに沿って、図5(A)(B)(C)(D)に示すよ
うに、打抜屑17に対して上方より確実に押圧力を負荷
して、打抜ラインLの残留部20を引き裂いて、打抜屑
17を外脱する。
【0030】図6は第2実施例の打抜材13、14を形
成するための素材50を示し、該素材50には、打抜屑
17、17'と当接する先端面に凹状の溝30を長さ方
向に所要間隔をあけて凹設し、これら溝30の間に突出
した押圧部31を形成している。上記溝30は、薄肉部
52の先端面を所要深さで切欠いて形成しており、よっ
て、上記押圧部31は厚肉部51により形成されてい
る。
【0031】この素材50を用いて形成される打抜材1
3、14は、先端面に形成される上記溝30により、材
料シート10との間を滑りを更に確実に防止することが
出来る。また、溝30の間の押圧部31により、打抜屑
17、17'に対して均一的に押圧力を負荷することが
出来、よって、確実に打抜屑17、17'を打抜製品1
8より外脱することが出来る。図7は、上記素材50の
変形例を示し、該素材50には、上記凹状溝30を先端
面の長さ方向Xにも延在させて設けている。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の外脱装置に取り付ける打抜材よると、外周
部及びくりぬき部の打抜ラインにそって、打抜材を連続
して取り付けることができ、よって、打抜ラインに沿っ
て打抜材により均一に押圧力を負荷して押し切ることが
出来る。
【0033】請求項2の打抜材では、厚肉部と薄肉部と
を連続してなる素材を所要長さで切断して用いているた
め、打抜材を取り付ける寸法に応じて形成する必要がな
くなる。
【0034】請求項3および請求項4の打抜材は、いず
れも同一の素材より形成することが出来る。特に、打抜
ラインに沿って折り曲げて、打抜屑を外脱する打抜材を
形成するようにしているため、打抜製品の形状に変更が
生じた場合においても対応することができる。よって、
打抜製品の形状の変更に伴い、新規に打抜材を形成する
必要がないため、大幅なコストダウンを図ることが出来
る。
【0035】請求項5の打抜材は、厚肉部をV字形状に
突出させて形成すると、また、請求項8のように、打抜
屑と接触する先端面に溝を設けて溝の間に押圧部を形成
すると、打抜屑の外脱作用時に、打抜材と打抜屑との間
に滑りが発生することを防止すると共に、打抜屑に対し
て均一に押圧力を負荷して、打抜屑を確実に外脱するこ
とが出来る。
【0036】請求項6および請求項7のように、同一素
材より形成する打抜材を、製品外周の打抜屑用の打抜
材、製品内部のくりぬき部の打抜屑用の打抜材として用
いることができ、打抜材の製造が極めて簡単かつ安価と
なる。同様に、請求項9に記載の上記打抜材を用いる外
脱装置も、極めて簡単かつ安価に製造することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における外脱装置全体の
位置関係を示す概略平面図である。
【図2】 第1実施例の打抜材を形成する素材を示す斜
視図である。
【図3】 (A)(B)(C)は図2の素材により形成される
打抜材を示す平面図である。
【図4】 (A)(B)(C)は形成した打抜材によりくりぬ
き部の打抜屑を外脱する作動を示す概略図である。
【図5】 (A)(B)(C)(D)は形成した打抜材により打
抜製品の外周部の打抜屑を外脱する作動を示す概略図で
ある。
【図6】 第2実施例の打抜材を形成する素材を示す斜
視図である。
【図7】 第2実施例の打抜材を形成する素材の変形例
を示す斜視図である。
【図8】 従来の外脱装置により形成する打抜製品を示
す斜視図である。
【図9】 打抜ラインを示す平面図である。
【図10】 (A)(B)は従来の外脱装置の作動工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 材料シート 11 上型の基板 12 下型の基板 13 外形用の打抜材 14 くりぬき部用の打抜材 16 くりぬき部 17、17' 打抜屑 18 打抜製品 19 切断部 20 残留部 50 素材 51 厚肉部 52 薄肉部 L、L' 打抜ライン

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め型抜き工程において材料シートに打
    抜製品の外周縁および内部のくりぬき部に沿って切断部
    と残留部とからなる打抜ラインを設け、該打抜ラインを
    設けた材料シートを外脱装置の対向する上下型の間に載
    置し、これら上下型を近接方向へ移動させて一方の型の
    基板より突設した打抜材と他方の型の基板とを嵌合する
    ことにより、上記残留部を切り離して打抜屑を打抜製品
    より外脱する打抜屑の外脱装置において用いられる上記
    打抜材であって、 上記打抜材は、垂直方向の金属製薄板からなり、その両
    側外面に対向して垂直方向全長に突出する厚肉部を小さ
    いピッチをあけて形成して、該厚肉部と、その間の薄肉
    部とを交互に小さいピッチで連続させ、該薄板の垂直方
    向の一端を上記基板への固定部、他端を打抜屑接触面と
    して構成している紙器打抜屑の外脱装置に用いる打抜
    材。
  2. 【請求項2】 上記厚肉部と薄肉部とを設けた連続した
    素材から所要長さに切断して形成したものである請求項
    1に記載の打抜材。
  3. 【請求項3】 上記打抜材は直線形状で、直線状の打抜
    ラインに沿うように上記基板に取り付けられる請求項1
    に記載の打抜材。
  4. 【請求項4】 上記打抜材は、その薄肉部を支点として
    所要形状に湾曲あるいは屈折させており、湾曲あるいは
    屈折した打抜ラインに沿うように上記基板に取り付けら
    れる請求項1に記載の打抜材。
  5. 【請求項5】 上記厚肉部は両面を夫々断面V字形状に
    突出させて、両面併せて菱形形成に突出させている請求
    項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の打抜材。
  6. 【請求項6】 上記打抜製品の外形の打抜ラインに沿う
    僅か外側に配置し、打抜製品の外周部の打抜屑を外脱す
    る打抜材としている請求項1乃至請求項5のいずれか1
    項に記載の打抜材。
  7. 【請求項7】上記薄肉部を支点として環状に湾曲あるい
    は屈折させ、打抜製品のくりぬき部の打抜ラインに沿う
    僅か打抜屑側に配置し、くりぬき部の打抜屑を外脱する
    打抜材としている請求項1乃至請求項5のいずれか1項
    に記載の打抜材。
  8. 【請求項8】 上記打抜屑接触面に複数の凹状の溝を設
    け、これら溝の間に突出した押圧部を形成していること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記
    載の打抜材。
  9. 【請求項9】 予め型抜き工程において材料シートに打
    抜製品の外周縁および内部のくりぬき部に沿って切断部
    と残留部とからなる打抜ラインを設け、該打抜ラインを
    設けた材料シートを外脱装置の対向する上下型の間に載
    置し、これら上下型を近接方向へ移動させて一方の型の
    基板より突設した打抜材と他方の型の基板とを嵌合する
    ことにより、上記残留部を切り離して打抜屑を打抜製品
    より外脱する打抜屑の外脱装置において、 上記打抜材は、垂直方向の金属製薄板からなり、その両
    側外面に対向して垂直方向全長に突出する厚肉部を小さ
    いピッチをあけて形成して、該厚肉部と、その間の薄肉
    部とを交互に小さいピッチで連続させ、該薄板の垂直方
    向の一端を上記基板に固定し、他端を材料シートに接触
    させて押圧して打抜屑を切り離すように取り付けている
    打抜材を備えた外脱装置。
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