JP3031078U - 紙器打抜装置における打抜カスの離脱装置 - Google Patents
紙器打抜装置における打抜カスの離脱装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】打抜カスとなる部分を確実に離脱させ高品質の
紙器製品を得る紙器打抜装置における打抜カスの離脱装
置を提供する。 【解決手段】紙器素材シート4に打抜製品の外周縁に沿
って離脱部5と残留部6とに区画される打抜ラインLを
設け、打ち抜き工程において打抜ラインLを設けた紙器
素材シート4を紙器打抜装置の対向する上下型の間に配
置し、上下型を打ち抜き駆動して、一方の型の基板より
紙器素材シート4に向って突設した打抜体3により前記
紙器素材シート4の離脱部5を残留部6から分離させる
紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置であって、
前記打抜体3の紙器素材シート4との当接面側に打抜ラ
インLに沿った係合溝8を設けるとともに、この係合溝
8に、一面に設けた係合突部11を介して前記打抜ライ
ンLと交差する方向に変位可能な間隙を持って挿脱可能
に遊嵌され、打ち抜き駆動により前記残留部5に残存す
るカスを除去する打ち抜き補助体10を備えたものであ
る。
紙器製品を得る紙器打抜装置における打抜カスの離脱装
置を提供する。 【解決手段】紙器素材シート4に打抜製品の外周縁に沿
って離脱部5と残留部6とに区画される打抜ラインLを
設け、打ち抜き工程において打抜ラインLを設けた紙器
素材シート4を紙器打抜装置の対向する上下型の間に配
置し、上下型を打ち抜き駆動して、一方の型の基板より
紙器素材シート4に向って突設した打抜体3により前記
紙器素材シート4の離脱部5を残留部6から分離させる
紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置であって、
前記打抜体3の紙器素材シート4との当接面側に打抜ラ
インLに沿った係合溝8を設けるとともに、この係合溝
8に、一面に設けた係合突部11を介して前記打抜ライ
ンLと交差する方向に変位可能な間隙を持って挿脱可能
に遊嵌され、打ち抜き駆動により前記残留部5に残存す
るカスを除去する打ち抜き補助体10を備えたものであ
る。
Description
本考案は、紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置に関し、より詳しくは 、予め型抜きした紙器素材シートを一対の上下型の間に配置し、一方の型に設け た打抜体により紙器素材シートの打抜ラインを打ち抜いた後、打抜ラインの部分 に残存する打抜カスを離脱する紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置に関 するものである。
従来、この種の紙器打抜装置として、前工程において、例えば、図17に示す ように、所要の型抜きを行って打抜ラインLを形成した紙器素材シート70から 、完成品である打抜製品の残留部71の周囲の打抜ラインLにより仕切られた離 脱部72を除去し更に残存するカスを除去するための装置が種々提供されている 。 上述した前工程で型抜きされる打抜ラインLは、図18に示すように、いわゆ るミシン目状とされており、切断部分に所要間隔をあけて継ぎ目74を残した状 態で形成されている。 前記型抜きをされた紙器素材シート70に使用する打抜カスの離脱装置として は、図19に示すように、上型基板81、下型基板82、紙器素材シート70の 打抜ラインL、上記上型基板81に取り付ける打抜ラインLに沿って僅かに隙間 をあけた外側位置に例えばアルミニウムからなる断面L字形状の打抜体83を具 備した装置を挙げることができる。 離脱部72の離脱動作時には、上型基板81は駆動手段(図示せず)により駆 動される。それに対して下型基板82は、所定位置に設置している。 そして、上型基板81を下型基板82に向かって下降させて近接させ打抜体8 3により離脱部72を打抜ラインLに沿って強制的に除去するとともに、この後 上型基板81を上昇させるようにしている。
上述したように、従来の離脱装置では、打抜体83により離脱部72の部分の 表面を下向きに押し下げて紙器素材シート70を打抜ラインLに沿って折り曲げ 、下型基板82により支持されている残留部71の部分と連結している離脱部7 2を言わば引き裂くように切り離している。 このように、離脱動作時に、打抜体83により離脱部72となる部分に大きな 負荷をかけて屈折するとともに切り離すには、打抜体83を打抜ラインLの丁度 真上に位置させるよりも少し外方に位置させた方が好ましいため、上述したよう に、打抜体83は打抜ラインLより隙間をあけて配置している。 ところで、離脱部72に対しては、大きな負荷をかけて、残留部71から切り 離してこの離脱部72を確実に離脱させる必要があるが、従来の打抜体83は通 常幅が一定であるため、特に離脱部72の幅W1が狭い場合には、打抜材83に より大きな負荷をかけることができず、幅の狭い離脱部72が残留部71から切 り離しされない場合がある。 即ち、従来の離脱装置は、離脱部72を打抜ラインLに沿って容易に屈曲させ るためとともに打抜体83が下型基板82と衝突しないように、下型基板82の 外端縁を打抜ラインLより隙間をあけて内側に逃がしている。従って、打抜体8 3により屈折された離脱部72が、内側の隙間側へ入り込んで、下型基板82側 へ傾斜し易い。 このように、幅W1が狭い離脱部72が上述の如く傾斜すると、打抜体83と 離脱部72との接触面積が一段と減少してしまい、打抜体83による負荷が打抜 カスとなる幅W1が狭い離脱部72の部分に十分に作用せず、残留部71の打抜 ラインLでの切り離しが一層困難となってしまう。 本考案は、上記した従来の課題に鑑みてなされたもので、例え幅の狭い打抜カ スとなる部分であっても打抜ラインから確実に離脱させ高品質の紙器製品を得る ことができる紙器打抜装置における打抜カスの離脱装置を提供することを目的と するものである。
請求項1記載に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置は、紙器素材 シートに打抜製品の外周縁に沿って離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを 設け、打ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シートを紙器打抜装 置の対向する上下型の間に配置し、これら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型 の基板より紙器素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材シートの 離脱部を残留部から強制的に分離させる紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱 装置であって、前記打抜体の紙器素材シートに対する当接面側に前記打抜ライン に沿った係合溝を設けるとともに、この打抜体の係合溝に対し、一面に設けた係 合突部を介して前記打抜ラインと交差する方向に変位可能な間隙を持って挿脱可 能に遊嵌され、前記上下型の打ち抜き駆動により前記残留部の打抜ラインの部分 に残存するカスを除去する打ち抜き補助体を備えたことを特徴とするものである 。 請求項2記載に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置は、紙器素材 シートに打抜製品の外周縁に沿って離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを 設け、打ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シートを紙器打抜装 置の対向する上下型の間に配置し、これら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型 の基板より紙器素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材シートの 離脱部を残留部から強制的に分離させる紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱 装置であって、前記打抜体の紙器素材シートに対する当接面側に前記打抜ライン に沿った係合溝を設けるとともに、この打抜体の係合溝に対し、一面に設けた係 合突部を介して前記打抜ラインと交差する方向に変位可能な間隙を持って挿脱可 能に遊嵌されるとともに、紙器素材シートに対する当接面側の端縁に、前記打抜 ラインに沿った突片を備え、前記上下型の打ち抜き駆動時に前記突片を前記打抜 ラインに臨ませて前記残留部の打抜ラインの部分に残存するカスを除去する打ち 抜き補助体を備えたことを特徴とするものである。 請求項3記載に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置は、紙器素材 シートに打抜製品の外周縁に沿って離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを 設け、打ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シートを紙器打抜装 置の対向する上下型の間に配置し、これら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型 の基板より紙器素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材シートの 残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部であるカスを残留部から強制的に打 ち抜き除去、分離させるようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置 であって、前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前記上型の基板 に設けられる溝に圧入して固定するようにした固定部と、該固定部の下側方向に 連続して形成した本体部と、この本体部の下端面に各湾曲凹部を夫々介しながら 長さ方向に沿って連続して形成した各突起部とを備えたことを特徴とするもので ある。 請求項4記載に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置は、紙器素材 シートに打抜製品の外周縁に沿って離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを 設け、打ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シートを紙器打抜装 置の対向する上下型の間に配置し、これら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型 の基板より紙器素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材シートの 残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部であるカスを残留部から強制的に打 ち抜き除去、分離させるようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置 であって、前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前記上型の基板 に設けられる溝に圧入して固定するようにした固定部と、該固定部の下側方向に 連続して形成した本体部と、この本体部の下端面に各湾曲凹部を夫々介しながら 長さ方向に沿って連続して形成され、且つ、本体部の厚さ幅方向に沿って設けら れた各突部とを備えたことを特徴とするものである。 請求項5記載に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置は、紙器素材 シートに打抜製品の外周縁に沿って離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを 設け、打ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シートを紙器打抜装 置の対向する上下型の間に配置し、これら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型 の基板より紙器素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材シートの 残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部であるカスを残留部から強制的に打 ち抜き除去、分離させるようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置 であって、前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前記上型の基板 に設けられる溝に圧入して固定するようにした固定部と、該固定部の下側方向に 連続して形成した芯材部と、この芯材部の下端面に長さ方向に沿って形成した湾 曲凹部と、該芯材部の両面全体に固着され、且つ、本体部及び該本体部の下端面 に設けた各湾曲凹部を夫々介しながら長さ方向に沿って連続して形成した各突起 部からなる打抜部材とを備えたことを特徴とするものである。 請求項6記載に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置は、紙器素材 シートに打抜製品の外周縁に沿って離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを 設け、打ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シートを紙器打抜装 置の対向する上下型の間に配置し、これら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型 の基板より紙器素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材シートの 残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部であるカスを残留部から強制的に打 ち抜き除去、分離させるようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置 であって、前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前記上型の基板 に設けられる溝に圧入して固定するようにした固定部と、該固定部の下側方向に 連続して形成した芯材部と、この芯材部の下端面に長さ方向に沿って形成した湾 曲凹部とを備えたことを特徴とするものである。 以下に本考案の作用について説明する。 請求項1記載の考案に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置によれ ば、離脱部の離脱動作を行う打抜体の紙器素材シートに対する当接面側に前記打 抜ラインに沿った係合溝を設け、この係合溝に対し、平坦な打ち抜き補助体をそ の一面に設けた係合突部を介して前記打抜ラインと交差する方向に変位可能な間 隙を持って挿脱可能に遊嵌し、上下型の打ち抜き駆動により前記残留部の打抜ラ インの部分に残存する離脱部の一部であるカスを除去するようにしたので、前記 離脱部が狭い幅を有するような場合であっても、前記打ち抜き補助体の前記打抜 ラインと直交する方向の変位動作により離脱部の一部であるカスに十分に離脱の ための力を伝達でき、打抜カスとなる部分を打抜ラインから確実に離脱させ高品 質の紙器製品を得ることが可能となる。 請求項2記載の考案に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置によれ ば、離脱部の離脱動作を行う打抜体の紙器素材シートに対する当接面側に前記打 抜ラインに沿った係合溝を設け、この係合溝に対し、紙器素材シートに対する当 接面側の端縁に、前記打抜ラインに沿った突片を備えた打ち抜き補助体をその一 面に設けた係合突部を介して前記打抜ラインと交差する方向に変位可能な間隙を 持って挿脱可能に遊嵌し、前記上下型の打ち抜き駆動により前記残留部の打抜ラ インの部分に前記突片を臨ませるようにしたので、前記打ち抜き補助体の前記打 抜ラインと交差する方向の変位動作及び前記突片による離脱部の一部であるカス に対する押圧動作により、十分に離脱のためのカスに力を伝達でき、打抜カスと なる部分を打抜ラインから確実に離脱させ高品質の紙器製品を得ることが可能と なる。 請求項3記載の考案に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置によれ ば、前記打抜体の本体部の下端面に各湾曲凹部を夫々介しながら長さ方向に沿っ て連続して形成した各突起部を具備しているので、上下型の打ち抜き駆動の際に 、各突起部が如何なる細幅のカスをも引っかけながら確実に外脱、落下すること ができ、しかも、細幅のカスに対しても十分に離脱のための力を伝達でき、細幅 のカスとなる部分を打抜ラインから円滑且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質 の紙器製品を得ることが可能となる。 請求項4記載の考案に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置によれ ば、前記打抜体の本体部の下端面に各湾曲凹部を夫々介しながら長さ方向に沿っ て連続して形成され、且つ、本体部の厚さ幅方向に設けられた各突部を具備して いるので、上下型の打ち抜き駆動の際に、各突部が如何なる細幅のカスをも強く 押圧しながら確実に外脱、落下することができ、しかも、細幅のカスに対しても 十分に離脱のための力を伝達でき、細幅のカスとなる部分を打抜ラインから円滑 且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能となる。 請求項5記載の考案に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置によれ ば、前記打抜体の芯材部の両面に接着等の手段で固着され、且つ、本体部及び該 本体部の下端面に各湾曲凹部を夫々介しながら長さ方向に沿って連続して形成し た各突起部を有する打抜部材を具備しているので、上下型の打ち抜き駆動の際に 、各突起部が如何なる細幅のカスをも引っかけながら確実に外脱、落下すること ができ、しかも、細幅のカスに対しても十分に離脱のための力を伝達でき、細幅 のカスとなる部分を打抜ラインから円滑且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質 の紙器製品を得ることが可能となる。なお、この場合、打抜体の前記湾曲凹部は 、上下型の打ち抜き駆動の際、空気抜き用の穴として作用するので、カスの離脱 の一層の円滑性を発揮できる。 請求項6記載の考案に係る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置によれ ば、前記打抜体の芯材部の下端面に湾曲凹部を具備しているので、上下型の打ち 抜き駆動の際に、該湾曲凹部が空気抜き用の穴として作用する結果、カスの離脱 の一層の円滑性を発揮できる。
(実施の形態1) 以下、本考案の実施の形態1を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置の概要を示すものである 。この離脱装置は、例えばアルミニウムからなる断面L字形状の打抜体3(図1 では点線で示す)を下面側に備えた合板状の素材からなる上型基板1と、この上 型基板1に対向させる紙器製品の形状に応じた受部が形成された合板状の素材か らなる下型基板2とを備え、前工程で所定の形状の打抜ラインLが形成され残留 部5、離脱部6に区画された段ボール材のような紙器素材シート4を、前記上型 基板1と下型基板2との間に配置して、駆動手段(図示せず)により上型基板1 を下型基板2に向かって下降させて近接させ打抜体3により紙器素材シート4の 離脱部6を打抜ラインLに沿って強制的に除去するものである。 なお、上記前工程で型抜きされる打抜ラインLは、既述したように、いわゆる ミシン目状とされており、切断部分に所要間隔をあけて継ぎ目(図示せず)を残 した状態で形成されている。 図2は、前記上型基板1の一例を示す底面図であり、この上型基板1には、紙 器素材シート4の打抜ラインLに対応する形状の打ち抜き刃7と、この打ち抜き 刃7より外側に配置される打抜体3とを具備している。この打抜体3の紙器素材 シート4側に接触する面には、点線で示す位置に詳細は後述する前記打抜ライン Lに沿った方向の係合溝8が設けられている。なお、図2においては、打抜体3 をコの字状に配置した例を示している。 前記打抜体3には、図3乃至図5に示すように、平坦な板状の打ち抜き補助体 10を挿脱可能に取り付けるようになっている。 即ち、前記打抜体3に設けた係合溝8は、長円状で、且つ、紙器素材シート4 側に接触する面側にやはり打抜ラインLに沿った方向の開口部8aを有する形状 に形成されている。 一方、前記打ち抜き補助体10は、前記打抜体3よりも広幅で、且つ、その一 面に前記係合溝8及び開口部8aに対して所定の隙間(クリアランス)Gをもっ て係合する前記係合溝8及び開口部8aの形状に対応した形状の係合突部11を 設け、この打ち抜き補助体10の係合突部11を、前記打抜体3に対して打抜ラ インLに沿った方向から直線的に挿脱可能に取り付けるようになっている。 なお、図4中のA、Bで示す矢印は、後述するように、打抜カス離脱工程の際 に生じる打ち抜き補助体10の微妙に揺動する変位状態を示すものである。また 、図5は前記打抜体3と打ち抜き補助体10とを分離した状態を示すものである 。 次に、上述した紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置による打抜ライン Lを境とする残留部5からの離脱部6の離脱動作について説明する。 なお、以下の説明では、図6に示すように、紙器素材シート4の打抜ラインL の外側の離脱部6の幅がかなり狭い場合を例にとって離脱部6の離脱動作につい て説明するものとする。 この離脱装置による打抜カスの離脱動作工程に先立つ工程では、前記従来の技 術において説明したように、紙器素材シート4は打ち抜き刃7により打抜ライン Lが形成されて残留部5、離脱部6に区画される。このような紙器素材シート4 を、前記上型基板1と下型基板2との間に配置して、駆動手段(図示せず)によ り上型基板1を下型基板2に向かって下降させて近接させ、前記上型基板1に設 けた打抜体3により既述したように紙器素材シート4の打抜ラインLに沿った打 抜カスの離脱を行うが、この打抜カス離脱工程では、図6に示すように、紙器素 材シート4の打抜ラインLの外側の離脱部6の幅がかなり狭い場合、即ち、離脱 部6の幅がかなり狭いようなカス6aとなる部分が、離脱、除去されないで残存 してしまう事態があった。 そこで、本実施の形態1の場合には、図7の(A)に示すように、前記打ち抜 き補助体10の係合突部11を、前記打抜体3に対して打抜ラインLに沿った方 向から直線的に所定の隙間Gを持って取り付た状態とし、図6に示すような紙器 素材シート4を、前記上型基板1と下型基板2との間に打抜ラインLが下型基板 2の端縁から若干側方に位置するように配置して、駆動手段(図示せず)により 上型基板1を下型基板2に向かって下降させて近接させる打ち抜き工程を実行す る。 このような打ち抜き工程で、前記上型基板1とともに打ち抜き補助体10を下 降させて、図7の(B)に示すように、打ち抜き補助体10の一方の端部を紙器 素材シート4の離脱部6の幅がかなり狭いようなカス6aに接触させ、更に、図 7の(C)に示すように、上型基板1とともに打ち抜き補助体10を更に下降さ せ、打ち抜き補助体10により紙器素材シート4のカス6aの部分を押し下げる 。 このとき、打ち抜き補助体10には、前記上型基板1の下降に伴う押し下げ力 が作用することに加えて、打ち抜き補助体10自体が既述したように前記打抜体 3よりも広幅で、且つ、図4に示す如く所定の隙間(クリアランス)Gをもって 打抜体3に係合しているので、打抜体3のみ(前記従来例の場合に相当する)で 紙器素材シート4のカス6aの部分を押し下げる画一的な場合に比べ、カス6a の状態、即ち、カス6aの打抜ラインLに沿った残留部5に対する結合の残存程 度やカス6a自体の残存する幅寸法の大小等の状態に応じて、前記押し下げ力の 方向と交差する方向(打抜ラインLに直交する方向)に微妙に揺動するような変 位が生じ、これにより、打ち抜き補助体10によるカス6aに対する分離力が一 層大きくなり、図7の(D)に示すように、上型基板1とともに打ち抜き補助体 10を更に下降させることで、離脱部6の幅がかなり狭いようなカス6aの部分 を打抜ラインLから確実に離脱させ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが 可能となる。 なお、図7の(B)、(C)中のA、Bで示す矢印は、打抜カス離脱工程の際 に生じる打ち抜き補助体10の微妙に揺動する変位状態を示すものである。 (実施の形態2) 次に、図8、図9を参照して本考案の実施の形態2について説明する。 本実施の形態2は基本的には実施の形態1と同様な構成であるが、前記構成の 打ち抜き補助体10に代替して、図8に示すように、打ち抜き補助体20として 紙器素材シート4側の端面の端縁に、打抜ラインLに沿う方向の突片21を付加 したことが特徴である。 このような構造の打ち抜き補助体20を用いた離脱装置によれば、この打ち抜 き補助体20の突片21を、図9に示すように、前記打ち抜き補助体20の係合 突部11を、前記打抜体3に対して打抜ラインLに沿った方向から直線的に所定 の隙間Gを持って取り付た状態とし、既述した図6に示すような紙器素材シート 4を、前記上型基板1と下型基板2との間に打抜ラインLが下型基板2の端縁か ら若干側方に位置するように配置し、且つ、前記打抜ラインLに前記突片21を 臨ませるようにして、駆動手段(図示せず)により上型基板1を下型基板2に向 かって下降させ、前記実施の形態1と同様な打ち抜き工程を実行する。 これにより、前記打抜体3の実施の形態1の場合と同様な打抜ラインLと直交 する方向の変位動作とともに前記突片21によりカス6aに対して十分に離脱の ための力を伝達でき、カス6aとなる部分を打抜ラインLから一層確実に離脱さ せ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能となる。 (実施の形態3) 次に、図10、図11、図12の(A)、(B)を参照して本考案の実施の形 態3について説明する。なお、図12(B)は、本実施の形態3によって離脱の 対象とされる細幅のカス6bの一例を図示した紙器素材シート4の切欠部分部図 である。 本実施の形態3は基本的には実施の形態1、2と同様に紙器打抜装置における 打抜カスの離脱装置として用いるものであり、本実施の形態3は、前記構成の打 抜体3及び打ち抜き補助体10(実施の形態1)、打抜体3及び打ち抜き補助体 20(実施の形態2)に代替して、図10に示すような構成の打抜体30を用い るようにしたことが特徴である。 即ち、実施の形態3に示す打抜体30は、例えば適宜厚の板状としたアルミニ ウム材等からなり、上型基板1の溝に圧入して固定(図12参照)するようにし た固定部31と、該固定部31の下側方向に連続して形成した本体部32と、こ の本体部32の下端面に各湾曲凹部33を夫々介しながら長さ方向に沿って連続 して形成した各突起部34とを具備している。 このような構造とした打抜体30を用いた離脱装置によれば、図12に示すよ うに、固定部31を前記上型基板1の溝に圧入して固定し、図12(B)のよう な紙器素材シート4を前記上型基板1と下型基板2との間に各打抜ラインL、L が下型基板2の端縁から夫々若干側方に位置するように配置し、且つ、前記打抜 ラインL、Lの間に位置する細幅のカス6bに打抜体30の各突起部34を臨ま せるようにして、駆動手段(図示せず)により上型基板1を下型基板2に向かっ て下降させ、カス6bの打ち抜き工程を実行する。 これにより、打抜体30の各突起部34が如何なる細幅のカス6bをも引っか けながら確実に外脱、落下することができ、このような打抜体30の各突起部3 4により細幅のカス6bに対しても十分に離脱のための力を伝達でき、カス6b となる部分を打抜ラインL、Lから円滑且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質 の紙器製品を得ることが可能となる。 (実施の形態4) 次に、図13を参照して本考案の実施の形態4について説明する。 本実施の形態4は基本的には実施の形態3と同様に紙器打抜装置における打抜 カスの離脱装置として用いるものであり、本実施の形態4は、前記構成の打抜体 30に代替して、図13に示すような構成の打抜体40を用いるようにしたこと が特徴である。 即ち、実施の形態4に示す打抜体40は、例えば適宜厚の板状としたアルミニ ウム材等からなり、前記実施の形態3の固定部31と同様な上型基板1の溝に圧 入して固定するようにした固定部(図示せず)と、該固定部の下側方向に連続し て形成した前記実施の形態3の本体部32と同様な本体部42と、この本体部4 2の下端面に各湾曲凹部43を夫々介しながら長さ方向に沿って連続して形成さ れ、且つ、本体部42の厚さ幅方向に設けられた各突部44とを具備している。 このような構造とした打抜体40を用いた離脱装置によれば、前記実施の形態 3で説明した図12に示すと同様に、固定部を前記上型基板1の溝に圧入して固 定し、図12(B)のような紙器素材シート4を前記上型基板1と下型基板2と の間に各打抜ラインL、Lが下型基板2の端縁から夫々若干側方に位置するよう に配置し、且つ、前記打抜ラインL、Lの間に位置する細幅のカス6bに打抜体 40の各突部44を臨ませるようにして、駆動手段(図示せず)により上型基板 1を下型基板2に向かって下降させ、カス6bの打ち抜き工程を実行する。 これにより、打抜体40の各突部44が如何なる細幅のカス6bをも強く押圧 しながら確実に外脱、落下することができ、このような打抜体40の各突部44 により細幅のカス6bに対しても十分に離脱のための力を伝達でき、カス6bと なる部分を打抜ラインL、Lから円滑且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質の 紙器製品を得ることが可能となる。 (実施の形態5) 次に、図14、図15を参照して本考案の実施の形態5について説明する。 本実施の形態5は基本的には実施の形態3、4と同様に紙器打抜装置における 打抜カスの離脱装置として用いるものであり、本実施の形態5は、前記構成の打 抜体30、40に代替して、図13に示すような構成の打抜体50を用いるよう にしたことが特徴である。 即ち、実施の形態5に示す打抜体50は、例えば適宜厚の板状としたアルミニ ウム材等からなり、上型基板1の溝に圧入して固定(前記した図12参照)する ようにした固定部51と、該固定部51の下側方向に連続して形成した芯材部5 2と、この芯材部52の下端面に芯材部52の長さ方向に形成した湾曲凹部53 と、該芯材部52の両面に接着等の手段で固着され、且つ、前記実施の形態3に 示す打抜体30と同様な本体部54及び該本体部54の下端面に各湾曲凹部55 を夫々介しながら長さ方向に沿って連続して形成した各突起部56を有する打抜 部材57とを具備している。 このような構造の打抜体50を用いた離脱装置によれば、前記実施の形態3で 説明した図12に示すと同様に、固定部51を前記上型基板1の溝に圧入して固 定し、図12(B)のような紙器素材シート4を前記上型基板1と下型基板2と の間に各打抜ラインL、Lが下型基板2の端縁から夫々若干側方に位置するよう に配置し、且つ、前記打抜ラインL、Lの間に位置する細幅のカス6bに打抜体 50における各打抜部材57の各突起部56を臨ませるようにして、駆動手段( 図示せず)により上型基板1を下型基板2に向かって下降させ、カス6bの打ち 抜き工程を実行する。 これにより、打抜体50における各打抜部材57の各突起部56が如何なる細 幅のカス6bをも引っかけながら確実に外脱、落下することができ、このような 打抜体50の各突起部56により細幅のカス6bに対しても十分に離脱のための 力を伝達でき、カス6bとなる部分を打抜ラインL、Lから一層円滑且つ確実に 離脱させ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能となる。なお、この場 合、打抜体50の前記湾曲凹部55は、カス6bの外脱の際、空気抜き用の穴と して作用するので、カス6bの離脱の一層の円滑性を発揮できる。 (実施の形態6) 次に、図16を参照して本考案の実施の形態6について説明する。 本実施の形態6は基本的には実施の形態3、4、5と同様に紙器打抜装置にお ける打抜カスの離脱装置として用いるものであり、本実施の形態6は、前記構成 の打抜体30、40、50に代替して、図16に示すような構成の打抜体60を 用いるようにしたことが特徴である。 実施の形態5に示す打抜体60は、前記実施の形態5の打抜体50から各打抜 部材57を除去して形成したものである。即ち、この打抜体60は、例えば適宜 厚の板状としたアルミニウム材等からなり、前記実施の形態5の固定部51と同 様な上型基板1の溝に圧入して固定するようにした固定部(図示せず)と、該固 定部の下側方向に連続して形成した前記実施の形態5の芯材部52と同様な芯材 部61と、この芯材部61の下端面に各細幅片部63に挟まれながら芯材部61 の長さ方向に沿って形成した湾曲凹部62とを具備している。 このような構造の打抜体60を用いた離脱装置によれば、前記実施の形態3で 説明した図12に示すと同様に、固定部を前記上型基板1の溝に圧入して固定し 、図12(B)のような紙器素材シート4を前記上型基板1と下型基板2との間 に打抜ラインL、Lが下型基板2の端縁から夫々若干側方に位置するように配置 し、且つ、前記打抜ラインL、Lの間に位置する細幅のカス6bに打抜体60の 細幅片部63、湾曲凹部62を臨ませるようにして、駆動手段(図示せず)によ り上型基板1を下型基板2に向かって下降させ、カス6bの打ち抜き工程を実行 する。 これにより、打抜体60における各細幅片部63が細幅のカス6bの両端をし っかりと押圧しながら確実に外脱、落下することができ、このような打抜体60 の各細幅片部63により細幅のカス6bに対しても十分に離脱のための力を伝達 でき、カス6bとなる部分を打抜ラインL、Lから一層円滑且つ確実に離脱させ 所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能となる。なお、この場合、打抜 体60の各細幅片部63に挟まれながら芯材部61の長さ方向に形成された前記 湾曲凹部62は、カス6bの外脱の際、空気抜き用の穴として作用するので、カ ス6bの離脱の一層の円滑性を発揮できる。
以上説明した本考案によれば以下の効果を奏する。 請求項1記載の考案によれば、離脱部の幅がかなり狭いようなカスであっても 、打抜カスに十分に離脱のための力を伝達でき、打抜カスとなる部分を打抜ライ ンから確実に離脱させ高品質の紙器製品を得ることが可能な紙器打抜装置に使用 する打抜カスの離脱装置を提供することができる。 請求項2記載の考案によれば、離脱部の幅がかなり狭いようなカスであっても 、請求項1記載の考案の場合に加えて、打抜カスに更に十分な離脱のための力を 伝達でき、打抜カスとなる部分を打抜ラインから確実に離脱させ高品質の紙器製 品を得ることが可能な紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置を提供するこ とができる。 請求項3記載の考案によれば、前記打抜体の本体部の下端面に形成した各突起 部をもって、上下型の打ち抜き駆動の際に、各突起部が如何なる細幅のカスをも 引っかけながら確実に外脱、落下することができ、しかも、細幅のカスに対して も十分に離脱のための力を伝達でき、細幅のカスとなる部分を打抜ラインから円 滑且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能な紙器打 抜装置に使用する打抜カスの離脱装置を提供することができる。 請求項4記載の考案によれば、前記打抜体の本体部の下端面に形成した各突部 をもって、上下型の打ち抜き駆動の際に、各突部が如何なる細幅のカスをも強く 押圧しながら確実に外脱、落下することができ、しかも、細幅のカスに対しても 十分に離脱のための力を伝達でき、細幅のカスとなる部分を打抜ラインから円滑 且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能な紙器打抜 装置に使用する打抜カスの離脱装置を提供することができる。 請求項5記載の考案によれば、前記打抜体の打抜部材の下端面に形成した各突 起部をもって、上下型の打ち抜き駆動の際に、各突起部が如何なる細幅のカスを も引っかけながら確実に外脱、落下することができ、しかも、細幅のカスに対し ても十分に離脱のための力を伝達でき、細幅のカスとなる部分を打抜ラインから 円滑且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能な紙器 打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置を提供することができる。この場合、打 抜体の前記湾曲凹部は、上下型の打ち抜き駆動の際、空気抜き用の穴として作用 するので、カスの離脱の一層の円滑性を発揮できる。 請求項6記載の考案によれば、前記打抜体の芯材部の下端面に形成した湾曲凹 部が、上下型の打ち抜き駆動の際、空気抜き用の穴として作用する結果、細幅の カスの離脱の一層の円滑性を発揮でき、細幅のカスとなる部分を打抜ラインから 円滑且つ確実に離脱させ所望の形状の高品質の紙器製品を得ることが可能な紙器 打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置を提供することができる。
【図1】本考案の実施の形態1の打抜カスの離脱装置の
概略を示す分解斜視図である。
概略を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の実施の形態1の打抜カスの離脱装置に
おける上型基板の底面図である。
おける上型基板の底面図である。
【図3】本考案の実施の形態1の打抜カスの離脱装置を
示す部分斜視図である。
示す部分斜視図である。
【図4】本考案の実施の形態1の打抜カスの離脱装置を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図5】本考案の実施の形態1の打抜カスの離脱装置を
示す部分分解図である。
示す部分分解図である。
【図6】本考案の実施の形態1により離脱させる紙器素
材シートの一例を示す部分図である。
材シートの一例を示す部分図である。
【図7】本考案の実施の形態1の打抜カスの離脱装置の
離脱動作を示す動作説明図である。
離脱動作を示す動作説明図である。
【図8】本考案の実施の形態2の打抜カスの離脱装置を
示す部分斜視図である。
示す部分斜視図である。
【図9】本考案の実施の形態2の打抜カスの離脱装置の
離脱動作を示す動作説明図である。
離脱動作を示す動作説明図である。
【図10】本考案の実施の形態3の打抜カスの離脱装置
を示す部分斜視図である。
を示す部分斜視図である。
【図11】本考案の実施の形態3の打抜カスの離脱装置
を示す部分説明図である。
を示す部分説明図である。
【図12】(A)は本考案の実施の形態3の打抜カスの
離脱装置の離脱動作を示す動作説明図である。(B)は
本考案の実施の形態3によって離脱の対象とされるカス
6bの一例を示す紙器素材シート4の切欠部分部図であ
る。
離脱装置の離脱動作を示す動作説明図である。(B)は
本考案の実施の形態3によって離脱の対象とされるカス
6bの一例を示す紙器素材シート4の切欠部分部図であ
る。
【図13】本考案の実施の形態4の打抜カスの離脱装置
を示す部分説明図である。
を示す部分説明図である。
【図14】本考案の実施の形態5の打抜カスの離脱装置
を示す部分斜視図である。
を示す部分斜視図である。
【図15】本考案の実施の形態5の打抜カスの離脱装置
を示す部分説明図である。
を示す部分説明図である。
【図16】本考案の実施の形態6の打抜カスの離脱装置
を示す部分説明図である。
を示す部分説明図である。
【図17】紙器素材シートの一例を示す斜視図である。
【図18】紙器素材シートの一例を示す部分平面図であ
る。
る。
【図19】従来の離脱装置の動作を示す概略断面図であ
る。
る。
1 上型基板 2 下型基板 3 打抜体 4 紙器素材シート 5 残留部 6 離脱部 7 打ち抜き刃 8 係合溝 10 打ち抜き補助体 11 係合突部 20 打ち抜き補助体 21 突片 30 打抜体 34 突起部 40 打抜体 44 突部 50 打抜体 56 突起部 60 打抜体 63 細幅片部 62 湾曲凹部
Claims (6)
- 【請求項1】紙器素材シートに打抜製品の外周縁に沿っ
て離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを設け、打
ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シー
トを紙器打抜装置の対向する上下型の間に配置し、これ
ら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型の基板より紙器
素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材
シートの離脱部を残留部から強制的に分離させる紙器打
抜装置に使用する打抜カスの離脱装置であって、 前記打抜体の紙器素材シートに対する当接面側に前記打
抜ラインに沿った係合溝を設けるとともに、この打抜体
の係合溝に対し、一面に設けた係合突部を介して前記打
抜ラインと交差する方向に変位可能な間隙を持って挿脱
可能に遊嵌され、前記上下型の打ち抜き駆動により前記
残留部の打抜ラインの部分に残存するカスを除去する打
ち抜き補助体を備えたことを特徴とする紙器打抜装置に
使用する打抜カスの離脱装置。 - 【請求項2】紙器素材シートに打抜製品の外周縁に沿っ
て離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを設け、打
ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シー
トを紙器打抜装置の対向する上下型の間に配置し、これ
ら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型の基板より紙器
素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材
シートの離脱部を残留部から強制的に分離させる紙器打
抜装置に使用する打抜カスの離脱装置であって、 前記打抜体の紙器素材シートに対する当接面側に前記打
抜ラインに沿った係合溝を設けるとともに、この打抜体
の係合溝に対し、一面に設けた係合突部を介して前記打
抜ラインと交差する方向に変位可能な間隙を持って挿脱
可能に遊嵌されるとともに、紙器素材シートに対する当
接面側の端縁に、前記打抜ラインに沿った突片を備え、
前記上下型の打ち抜き駆動時に前記突片を前記打抜ライ
ンに臨ませて前記残留部の打抜ラインの部分に残存する
カスを除去する打ち抜き補助体を備えたことを特徴とす
る紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置。 - 【請求項3】紙器素材シートに打抜製品の外周縁に沿っ
て離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを設け、打
ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シー
トを紙器打抜装置の対向する上下型の間に配置し、これ
ら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型の基板より紙器
素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材
シートの残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部で
あるカスを残留部から強制的に打ち抜き除去、分離させ
るようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装
置であって、 前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前
記上型の基板に設けられる溝に圧入して固定するように
した固定部と、該固定部の下側方向に連続して形成した
本体部と、この本体部の下端面に各湾曲凹部を夫々介し
ながら長さ方向に沿って連続して形成した各突起部とを
備えたことを特徴とする紙器打抜装置に使用する打抜カ
スの離脱装置。 - 【請求項4】紙器素材シートに打抜製品の外周縁に沿っ
て離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを設け、打
ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シー
トを紙器打抜装置の対向する上下型の間に配置し、これ
ら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型の基板より紙器
素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材
シートの残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部で
あるカスを残留部から強制的に打ち抜き除去、分離させ
るようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装
置であって、 前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前
記上型の基板に設けられる溝に圧入して固定するように
した固定部と、該固定部の下側方向に連続して形成した
本体部と、この本体部の下端面に各湾曲凹部を夫々介し
ながら長さ方向に沿って連続して形成され、且つ、本体
部の厚さ幅方向に沿って設けられた各突部とを備えたこ
とを特徴とする紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱
装置。 - 【請求項5】紙器素材シートに打抜製品の外周縁に沿っ
て離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを設け、打
ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シー
トを紙器打抜装置の対向する上下型の間に配置し、これ
ら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型の基板より紙器
素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材
シートの残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部で
あるカスを残留部から強制的に打ち抜き除去、分離させ
るようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装
置であって、 前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前
記上型の基板に設けられる溝に圧入して固定するように
した固定部と、該固定部の下側方向に連続して形成した
芯材部と、この芯材部の下端面に長さ方向に沿って形成
した湾曲凹部と、該芯材部の両面全体に固着され、且
つ、本体部及び該本体部の下端面に設けた各湾曲凹部を
夫々介しながら長さ方向に沿って連続して形成した各突
起部からなる打抜部材とを備えたことを特徴とする紙器
打抜装置に使用する打抜カスの離脱装置。 - 【請求項6】紙器素材シートに打抜製品の外周縁に沿っ
て離脱部と残留部とに区画される打抜ラインを設け、打
ち抜き工程において該打抜ラインを設けた紙器素材シー
トを紙器打抜装置の対向する上下型の間に配置し、これ
ら上下型を打ち抜き駆動して、上記上型の基板より紙器
素材シートに向けて突設した打抜体により前記紙器素材
シートの残留部の打抜ラインの部分に残存する離脱部で
あるカスを残留部から強制的に打ち抜き除去、分離させ
るようにした紙器打抜装置に使用する打抜カスの離脱装
置であって、 前記打抜体は、その全体が適宜厚の板状に形成され、前
記上型の基板に設けられる溝に圧入して固定するように
した固定部と、該固定部の下側方向に連続して形成した
芯材部と、この芯材部の下端面に長さ方向に沿って形成
した湾曲凹部とを備えたことを特徴とする紙器打抜装置
に使用する打抜カスの離脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004980U JP3031078U (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 紙器打抜装置における打抜カスの離脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004980U JP3031078U (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 紙器打抜装置における打抜カスの離脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3031078U true JP3031078U (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=43166045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996004980U Expired - Lifetime JP3031078U (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 紙器打抜装置における打抜カスの離脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031078U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04129535U (ja) * | 1991-05-21 | 1992-11-26 | 株式会社アマダ | ワーククランプ装置 |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP1996004980U patent/JP3031078U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04129535U (ja) * | 1991-05-21 | 1992-11-26 | 株式会社アマダ | ワーククランプ装置 |
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