JPH0529777Y2 - - Google Patents

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JPH0529777Y2
JPH0529777Y2 JP5233887U JP5233887U JPH0529777Y2 JP H0529777 Y2 JPH0529777 Y2 JP H0529777Y2 JP 5233887 U JP5233887 U JP 5233887U JP 5233887 U JP5233887 U JP 5233887U JP H0529777 Y2 JPH0529777 Y2 JP H0529777Y2
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blade
notching
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scallop
movable
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JP5233887U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、刃物を交換することなく、スカラツ
プ加工とノツチング加工とが可能なコーナーカツ
ターに関する。
「従来の技術」 鉄骨や鋼材の接合などに使用されるガセツトや
スプライスプレートには、スカラツプ加工あるい
はノツチング加工を施すことが行われている。こ
のようなスカラツプ加工及びノツチング加工は、
従来、板厚の大きいものはガス切断機による溶断
で行い、板厚の小さいものではシヤーリングマシ
ンやポンチングマシンなどの一般的なせん断加工
機(例えば、機械工学便覧「機械工作」第2章塑
性加工のせん断加工)の1部を利用したり、前記
マシンに特殊刃物や特殊アタツチメントを取り付
けて行つている。従つて、せん断加工では、スカ
ラツプ専用のせん断加工機と、ノツチング専用の
せん断加工機をそれぞれ用いたり、あるいは1台
のせん断加工機にスカラツプ加工刃・ノツチング
加工刃のいずれかを適宜選択してアタツチメント
を介して装着していた。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、溶断による加工では、高精度の寸法で
加工を行うことができず、しかも溶断の後、バリ
等の除去のためグラインダーにより仕上げ作業を
行わねばならず、多くの時間と労力とを必要とし
て作業性が極めて悪いものであつた。又、それぞ
れ専用の加工機を用いてスカラツプ加工若しくは
ノツチング加工を行う形式では、それぞれ個別の
加工機を用意しなければならず、設備の上で冗費
する原因になるばかりか、それぞれ専用の加工機
で加工するのでは作業性が低減するといつた問題
があつた。更に、1台の加工機でスカラツプ加工
及びノツチング加工の両者を行うものにあつて
は、スカラツプ加工からノツチング加工に切換え
る場合、又逆にノツチング加工からスカラツプ加
工に切換える場合は、それぞれ専用の可動刃及び
固定刃から成る加工刃はもとより、該加工刃を装
着するアタツチメントをも交換せねばならず、加
工刃の交換作業が極めて煩瑣で労力及び作業時間
に多くを必要とし、稼働効率が極めて悪いといつ
た問題があつた。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、1台の加工
機でスカラツプ加工及びノツチング加工の両者を
行うことができるばかりか、従来の如く加工刃は
もとよりアタツチメントの交換をもしてスカラツ
プ加工とノツチング加工との何れかを選択的に行
うといつた煩瑣な手数を必要とせず、作業性が頗
る良好なコーナーカツターを提供することを目的
とする。
「考案が解決しようとする手段」 本考案は、上記目的を達成すべく、被加工材が
載置されるテーブルに設けた雌型固定刃と、該雌
型固定刃に対して噛合する雄型可動刃とを備えた
コーナーカツターにおいて、上記雄型可動刃がス
カラツプ可動刃とノツチング可動刃とから成り、
該スカラツプ可動刃とノツチング可動刃との各一
端面をたがいに当接させて油圧シリンダのラムに
ボルト止めし、かつスカラツプ可動刃とノツチン
グ可動刃との刃面を、相互間で当接する端面側が
被加工材に向かつて突出して他端側に至るに従つ
て被加工材から離間する如きテーパ状に形成し、
一方雌型固定刃を上記スカラツプ可動刃及びノツ
チング可動刃に対しそれぞれ噛合するスカラツプ
固定刃とノツチング固定刃とから成るコーナーカ
ツターを特徴とするものである。
「作用」 本考案は、上記手段において、スカラツプ可動
刃及びスカラツプ固定刃でスカラツプ加工をし、
又ノツチング可動刃及びノツチング固定刃でノツ
チング加工をし、この加工時に生ずる応力がスカ
ラツプ可動刃とノツチング可動刃との当接端に向
かつて作用するために、スカラツプ固定刃及びノ
ツチング固定刃に対するクリアランスの変動でス
カラツプ可動刃及びノツチング可動刃の切れ味の
低下を防いでいる。
「実施例」 以下に、本考案に係るコーナーカツターの一実
施例を図面に基づき説明する。第1図及び第3図
において、1は機体フレーム、2は被加工材を載
置するテーブルである。該テーブル2上には、被
加工材を当てて広範でかつ高精度に位置決め及び
角度設定が可能に2組の定寸装置3が装着されて
いる。機体内後部に、第2図及び第3図に示す如
く、油圧ポンプや油圧制御装置等から成る油圧ユ
ニツト4を収納し、該油圧ユニツト4には、厚み
のある板材を加工可能に45トン程度の動作圧を備
えた油圧シリンダ5を接続する。油圧シリンダ5
は、機体フレーム1の上端に固設されている。更
に、第4図に示す油圧シリンダ5の下方に向つて
延出するピストン6には、セツト部材7を介して
ラム8を固設する。ラム8は、第5図に示す如
く、両側面にガイド突起9が突設させてあつて、
ガイド受け部材10の受溝11にそれぞれ摺動自
在に嵌入させてある。各ガイド受け部材10は機
体フレーム1に固定させてあり、かつ一方のガイ
ド受け部材10を調節ボルト12に当接若しくは
枢着させてあつて、機体フレーム1に対して螺合
された調節ボルト12を回せば、上記一方のガイ
ド受け部材10がガイド突起9に対して進退移動
をして、ガイド突起9とガイド受け部材10との
間のクリアランスが調整できるようになつてい
る。ラム8には、それぞれ雄型のスカラツプ可動
刃13及びノツチング可動刃14をボルト止めす
る。ノツチング可動刃14をラム8に装着する場
合は、ラム8に係合突条15を、又ノツチング可
動刃14に係合溝16をそれぞれ形成させてお
き、係合突条15と係合溝16とを互いに嵌着さ
せて、加工時に応力が作用しても微動不能にボル
ト止めする。スカラツプ可動刃13は、その一端
面をノツチング可動刃14の一端面と当接させて
ボルト止めする。スカラツプ可動刃13及びノツ
チング可動刃14の各刃面は、第1図に示す如く
相互間で当接する端面側が被加工材に向つて突出
して他端側に至るに従つて被加工材から離間する
如きテーパ状に形成する。スカラツプ可動刃13
の刃形状は、ノツチング可動刃14と当接する端
面と反対側の端面において、手前の角部側が所定
曲率の半円形となる丸みを有する如く形成され、
又ノツチング可動刃14の刃形状は直方形状に形
成されている。上記ラム8の一側面には、上限用
係合子17と下限用係合子18とをそれぞれ上下
方向に移動調節が可能に付設されている。一方、
機体フレーム1には、上限用係合子17と当接す
る上限用リミツトスイツチ19、及び下限用係合
子18と当接する下限用リミツトスイツチ20を
付設する。テーブル2には、スカラツプ可動刃1
3及びノツチング可動刃14と対向させて、それ
ぞれ雌型のスカラツプ固定刃21とノツチング固
定刃22とを互いに連接させた状態でボルト止め
する。スカラツプ固定刃21は、スカラツプ可動
刃13に対応させて略半円弧形状に形成し、又ノ
ツチング固定刃22は、ノツチング可動刃14に
対応させてL字形状に形成させてある。又、ラム
8の前面には、弾性のある合成樹脂材などから成
る被加工材への押え材23が付設させてある。ス
カラツプ固定刃21及びノツチング固定刃22の
下方には、切屑の落下を案内するシユート24を
配設する。シユート24は機体フレーム1に固設
されていることは勿論である。尚、第5図におい
て、25は、セツト部材7とラム8とを結合する
セツトプレートである。
そして、スカラツプ加工を行う場合は、第7図
に示す如く、まず被加工材26をテーブル2に載
せて、定寸装置3により加工寸法を割出して位置
決めをした後、油圧ユニツト4により油圧シリン
ダ5を動作させてピストン6及びラム8を可動さ
せ、スカラツプ可動刃13とスカラツプ固定刃2
1とで被加工材26の角部を略半円形状に切欠す
る。このスカラツプ加工時には、押え材23が被
加工材26をテーブル2上に押圧して被加工材2
6を保持する。ラム8つまりスカラツプ可動刃1
3の上下動の範囲は、上限用係合子17と上限用
リミツトスイツチ19との当接、及び下限用係合
子18と下限用リミツトスイツチ20との当接で
規制され、上下動の範囲を変えるには、上限用係
合子17、及び下限用係合子18をラム8に対し
て上下動させて行う。被加工材26から切欠され
た切屑は、シユート24に案内されて機体内下部
に落下する。被加工材26に切欠加工をする略半
円形部の曲率半径を変えるには、それぞれボルト
を弛めてスカラツプ可動刃13及びスカラツプ固
定刃21に交換すればよい。スカラツプ加工時に
は、スカラツプ可動刃13の刃面が上記の如きテ
ーパ状になつていることから、スカラツプ可動刃
13からノツチング可動刃14に向かう方向の応
力が生じて、斯る応力をノツチング可動刃14が
受け、しかもノツチング可動刃14がボルト止め
と相俟つて係合突条15を係合溝16との嵌入で
ラム8に固定されているので、加工時に生ずる応
力によつてもスカラツプ可動刃13が微動せず、
スカラツプ固定刃21に対して常時一定のクリア
ランスを保有して、スカラツプ固定刃21の損傷
が無いことはもとより切れ味の低減も防いでい
る。
一方、ノツチング加工を行う場合は、第8図に
示す如く、被加工材26をテーブル2に載せて、
定寸装置3により加工寸法を割出して位置決めを
した後、油圧ユニツト4により油圧シリンダ5を
動作させてラム8を下動させ、上記ノツチング可
動刃14とノツチング固定刃22とで被加工材2
6の角部を矩形状に切欠する。切屑は上記と同様
にシユート24に案内されて下方に落下する。ノ
ツチング加工は、矩形状に切欠するといつた加工
形状から、刃物の損傷時以外にはノツチング可動
刃14及びノツチング固定刃22を交換すること
がない。ノツチング加工時においても、応力が生
ずるが、ノツチング可動刃14が上記の如くテー
パ状になつているので、ノツチング可動刃14か
らスカラツプ可動刃13に至る方向の応力であ
り、又ノツチング可動刃14がボルト止めされて
いることと相俟つて、係合突条15と係合溝16
とが嵌入されて固定されているので、上記応力に
よつて微動することがない。又ノツチング可動刃
14は、係合突条15と係合溝16とを嵌入させ
ることなく単にボルト止めであつても、スカラツ
プ加工及びノツチング加工において発生する応力
を互いに受け止め合つて、スカラツプ可動刃13
若しくノツチング可動刃14がラム8に対して微
動して、それぞれスカラツプ固定刃21及びノツ
チング固定刃22とのクリアランスに狂いが生じ
るといつたことが激減できる。
「考案の効果」 以上の如く、本考案に係るコーナーカツターに
よれば、1台の加工機でスカラツプ加工及びノツ
チング加工の両者を行うことができるばかりか、
従来の如く加工刃はもとよりアタツチメントを交
換してスカラツプ加工とノツチング加工との何れ
かを選択的に行うといつた煩瑣な手数を必要とせ
ず、作業性が頗る良好であり、しかもスカラツプ
可動刃及びノツチング可動刃の刃面をテーパ状に
形成して加工時に生ずる応力を相互間で受け止め
るようにしたので、加工時の応力によつてスカラ
ツプ可動刃及びノツチング可動刃とスカラツプ固
定刃及びノツチング固定刃との間のクリアランス
に狂いが生じることがなく、刃物の損傷はもとよ
り切れ味の低減もなく、しかも加工時の応力によ
りラムに対するスカラツプ可動刃及びノツチング
可動刃の微動を防ぐべく当板などの防止部材を付
設する必要もなく、使用上便利である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るコーナーカツターの一実
施例を示し、第1図aは、コーナーカツターの正
面図、第1図bは、スカラツプ可動刃及びノツチ
ング可動刃を示す拡大正面図、第2図は、コーナ
ーカツターの平面図、第3図は、コーナーカツタ
ーの側面図、第4図は、コーナーカツターの要部
断面図、第5図は、ラムの要部平面図、第6図
は、上下限用係合子と上下限用ミツトスイツチと
の関連を示す要部正面図、第7図は、スカラツプ
加工を示すコーナーカツターの平面図、第8図
は、ノツチング加工を示すコーナーカツターの平
面図である。 1……機体フレーム、2……テーブル、3……
油圧ユニツト、5……油圧シリンダ、8……ラ
ム、13……スカラツプ可動刃、14……ノツチ
ング可動刃、21……スカラツプ固定刃、22…
…ノツチング固定刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加工材が載置されるテーブルに設けた雌型固
    定刃と、該雌型固定刃に対して噛合する雄型可動
    刃とを備えたコーナーカツターにおいて、上記雄
    型可動刃がスカラツプ可動刃とノツチング可動刃
    とから成り、該スカラツプ可動刃とノツチング可
    動刃との各一端面を互いに当接させて油圧シリン
    ダのラムにボルト止めし、かつスカラツプ可動刃
    とノツチング可動刃との刃面を、相互間で当接す
    る端面側が被加工材に向かつて突出して他端側に
    至るに従つて被加工材から離間する如きテーパ状
    に形成し、一方雌型固定刃を上記スカラツプ可動
    刃及びノツチング可動刃に対しそれぞれ噛合する
    スカラツプ固定刃とノツチング固定刃とから成る
    ことを特徴とするコーナーカツター。
JP5233887U 1987-04-07 1987-04-07 Expired - Lifetime JPH0529777Y2 (ja)

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JP5233887U JPH0529777Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

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JPS63158724U JPS63158724U (ja) 1988-10-18
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