JPH0539035Y2 - - Google Patents
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- JPH0539035Y2 JPH0539035Y2 JP18612687U JP18612687U JPH0539035Y2 JP H0539035 Y2 JPH0539035 Y2 JP H0539035Y2 JP 18612687 U JP18612687 U JP 18612687U JP 18612687 U JP18612687 U JP 18612687U JP H0539035 Y2 JPH0539035 Y2 JP H0539035Y2
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- JP
- Japan
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- flange portion
- panel
- cowl
- sealant
- engine room
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は、シール構造を改良した自動車のカウ
ル部分に関するものである。 従来の技術 実開昭57−174172号公報に示されるごとき従来
の自動車のカウル部は、第3図に示すように、カ
ウルトツプアウタパネルAの下端のエンジンルー
ムBへ向くアウタフランジCが、カウルトツプイ
ンナパネルDの前端のエンジンルームBへ向くイ
ンナフランジEに重ねられ、該インナフランジE
がダツシユパネルFの上端のエンジンルームBへ
向く短小なダツシユフランジG上に発泡シーリン
グ剤Hを介して重ねられ、上述の3フランジC,
E,Gが発泡シーリング剤Hの介装部分に形成さ
れたスポツト溶接等の溶接点Iで一体に結合され
るとともに、アウタフランジCの前端縁とインナ
フランジEの上面との間がボデーシリング剤Jで
シールされた構造とされているのが一般的な構造
である。なおスポツト溶接は、発泡シーリング剤
Hが1層である限りは溶接可能であるため、第3
図に示されるごとき構造が採用されているのであ
る。 考案が解決しようとする問題点 上述の第3図に示される構造では、ダツシユパ
ネルFのダツシユフランジGとカウルトツプイン
ナパネルDのインナフランジEとの間は、発泡シ
ーリング剤Hでシールされ、重なり部の前後両端
縁に亘る部分が十分にシールされているが、カウ
ルトツプアウタパネルAのアウタフランジCの前
端縁と、カウルトツプインナパネルDのインナフ
ランジEの上面との間はボデーシーリング剤Jで
シールされているものの、重なり部分の車室側、
すなわちリヤ側は、第3図中符号Kで示すよう
に、シーリング剤が施されておらず溶接点に達す
る微細間隙が存在する。 第3図から明らかなようにカウルトツプアウタ
パネルAの上面は、約半分がウエザーストリツプ
Lを介してフードMで覆われているが、降雨時に
フロントガラスNを伝わつて、カウル部O内へ流
入し、またフロントガラスNに当つて飛散した雨
水は、カウルトツプアウタパネルAの内壁面を伝
わつて前記部分Kに達し、錆を発生させていた。 上述の部分Kに、車体の電着塗装の完了後にボ
デーシーリング剤を塗着することも考えられるが
作業が著しく困難であり、実施し難い手段であ
る。 考案の目的 上述の現状に鑑み、本考案は、カウル部内へ雨
水が流入し、飛散して来ても、カウルトツプアウ
タパネルとカウルトツプインナパネルとダツシユ
パネルとの各フランジ部の重なり部分に発錆を生
ずることがなく、しかもカウル部の製造上の生産
性をそこねることの無い、カウル部を提供するこ
とを目的としている。 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するため、本考案は、カウル
トツプアウタパネルの下端が、エンジンルームへ
向つて形成されたアウタフランジ部とされ、該ア
ウタフランジ部が、カウルトツプインナパネルの
前端の、エンジンルームへ向つて形成されたイン
ナフランジ部に発泡シーリング剤を介して重ねら
れ、上記インナフランジ部は、ダツシユパネルの
上端の、エンジンルームへ向つて形成されたダツ
シユフランジ部に重ねられ、上記アウタフランジ
部とインナフランジ部とダツシユフランジ部とが
発泡シーリング剤の介装部分に形成された溶接点
で一体に結合されているとともに、各フランジ部
の前端縁の重なり部分は、接着性と柔軟性に富む
ボデーシーリング剤の幅広塗布部で一括して封止
されているという構成を採用している。 作 用 本考案は、上述の構成であつて、雨水等が流入
し、また飛散して来るカウル内に臨むカウルトツ
プアウタパネルのアウタフランジとカウルトツプ
インナパネルのインナフランジとの重なり部分に
は、発泡シーリング剤が介装されて十分なシール
が図られ、雨水の浸入は阻止されているし、上述
の両フランジ部とダツシユパネルのダツシユフラ
ンジとの重なり部分たるエンジンルームに向く前
端縁の重なり部分は、一括して接着性と柔軟性に
富む高物性のボデーシーリング剤の幅広塗布部で
封止され完全にシールされているので、エンジン
ルームから該重なり部分に水が浸入することは無
いとともに、ダツシユパネルのダツシユフランジ
とカウルトツプインナのインナフランジとの重な
り部分の車室側は、水分の浸入の全く無い部分で
あるから、カウル部の各フランジ部の重なり部分
には発錆の恐れが全く無く、製造工程的には、発
泡シーリング剤の塗着位置が変るのみで工程的変
更は無く生産性を阻害することは全く無い。 実施例 第1図、第2図は実施の一例の略示縦断面図で
あつて、カウル部1を形成するカウルトツプアウ
タパネル2の下端は、エンジンルーム3へ向つて
折曲されたアウタフランジ部4とされており、カ
ウル部1を形成しているカウルトツプインナパネ
ル5の前端も、エンジンルーム3へ向つて折曲さ
れ延出するインナフランジ部6とされ、アウタフ
ランジ部4は、発泡シーリング剤7を介してイン
ナフランジ部6に重ねられている。 他方ダツシユパネル8の上端は、エンジンルー
ム3へ向つて折曲されたダツシユフランジ部9と
され、前記インナフランジ部6の下側に重ねられ
ている。 上述の重ね合わされたアウタフランジ部4とイ
ンナフランジ部6とダツシユフランジ部9とは、
発泡シーリング剤7の介装部分に、該シーリング
剤層を通して形成されたスポツト溶接等の溶接点
10によつて一体に結合されている。 上述の発泡シーリング剤7は、第2図に明示さ
れているように、アウタフランジ部4とインナフ
ランジ部6とのカウル部1に臨む接合部分に達す
るまで注入、形成されている。 上述のように重ねられ、一体に結合されたアウ
タフランジ部4とインナフランジ部6とダツシユ
フランジ部9との前端縁11,12,13の重な
り部分は、エンジンルーム3側から幅広に塗着さ
れた塩化ビニル等を主剤とする接着性と柔軟性と
に富む高物性のボデーシーリング剤14の幅広塗
布部で一括して封止されている。 上述の接着性と柔軟性とに富む高物性のボデー
シーリング剤とは、塩化ビニルを主剤とするもの
で、例えば日本ゴム株式会社製「サンダイン
1990」のごときものであり、従来のボデーシーリ
ング剤に比し、次表に示されるように、優れた性
質を有しているものが使用される。
ル部分に関するものである。 従来の技術 実開昭57−174172号公報に示されるごとき従来
の自動車のカウル部は、第3図に示すように、カ
ウルトツプアウタパネルAの下端のエンジンルー
ムBへ向くアウタフランジCが、カウルトツプイ
ンナパネルDの前端のエンジンルームBへ向くイ
ンナフランジEに重ねられ、該インナフランジE
がダツシユパネルFの上端のエンジンルームBへ
向く短小なダツシユフランジG上に発泡シーリン
グ剤Hを介して重ねられ、上述の3フランジC,
E,Gが発泡シーリング剤Hの介装部分に形成さ
れたスポツト溶接等の溶接点Iで一体に結合され
るとともに、アウタフランジCの前端縁とインナ
フランジEの上面との間がボデーシリング剤Jで
シールされた構造とされているのが一般的な構造
である。なおスポツト溶接は、発泡シーリング剤
Hが1層である限りは溶接可能であるため、第3
図に示されるごとき構造が採用されているのであ
る。 考案が解決しようとする問題点 上述の第3図に示される構造では、ダツシユパ
ネルFのダツシユフランジGとカウルトツプイン
ナパネルDのインナフランジEとの間は、発泡シ
ーリング剤Hでシールされ、重なり部の前後両端
縁に亘る部分が十分にシールされているが、カウ
ルトツプアウタパネルAのアウタフランジCの前
端縁と、カウルトツプインナパネルDのインナフ
ランジEの上面との間はボデーシーリング剤Jで
シールされているものの、重なり部分の車室側、
すなわちリヤ側は、第3図中符号Kで示すよう
に、シーリング剤が施されておらず溶接点に達す
る微細間隙が存在する。 第3図から明らかなようにカウルトツプアウタ
パネルAの上面は、約半分がウエザーストリツプ
Lを介してフードMで覆われているが、降雨時に
フロントガラスNを伝わつて、カウル部O内へ流
入し、またフロントガラスNに当つて飛散した雨
水は、カウルトツプアウタパネルAの内壁面を伝
わつて前記部分Kに達し、錆を発生させていた。 上述の部分Kに、車体の電着塗装の完了後にボ
デーシーリング剤を塗着することも考えられるが
作業が著しく困難であり、実施し難い手段であ
る。 考案の目的 上述の現状に鑑み、本考案は、カウル部内へ雨
水が流入し、飛散して来ても、カウルトツプアウ
タパネルとカウルトツプインナパネルとダツシユ
パネルとの各フランジ部の重なり部分に発錆を生
ずることがなく、しかもカウル部の製造上の生産
性をそこねることの無い、カウル部を提供するこ
とを目的としている。 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するため、本考案は、カウル
トツプアウタパネルの下端が、エンジンルームへ
向つて形成されたアウタフランジ部とされ、該ア
ウタフランジ部が、カウルトツプインナパネルの
前端の、エンジンルームへ向つて形成されたイン
ナフランジ部に発泡シーリング剤を介して重ねら
れ、上記インナフランジ部は、ダツシユパネルの
上端の、エンジンルームへ向つて形成されたダツ
シユフランジ部に重ねられ、上記アウタフランジ
部とインナフランジ部とダツシユフランジ部とが
発泡シーリング剤の介装部分に形成された溶接点
で一体に結合されているとともに、各フランジ部
の前端縁の重なり部分は、接着性と柔軟性に富む
ボデーシーリング剤の幅広塗布部で一括して封止
されているという構成を採用している。 作 用 本考案は、上述の構成であつて、雨水等が流入
し、また飛散して来るカウル内に臨むカウルトツ
プアウタパネルのアウタフランジとカウルトツプ
インナパネルのインナフランジとの重なり部分に
は、発泡シーリング剤が介装されて十分なシール
が図られ、雨水の浸入は阻止されているし、上述
の両フランジ部とダツシユパネルのダツシユフラ
ンジとの重なり部分たるエンジンルームに向く前
端縁の重なり部分は、一括して接着性と柔軟性に
富む高物性のボデーシーリング剤の幅広塗布部で
封止され完全にシールされているので、エンジン
ルームから該重なり部分に水が浸入することは無
いとともに、ダツシユパネルのダツシユフランジ
とカウルトツプインナのインナフランジとの重な
り部分の車室側は、水分の浸入の全く無い部分で
あるから、カウル部の各フランジ部の重なり部分
には発錆の恐れが全く無く、製造工程的には、発
泡シーリング剤の塗着位置が変るのみで工程的変
更は無く生産性を阻害することは全く無い。 実施例 第1図、第2図は実施の一例の略示縦断面図で
あつて、カウル部1を形成するカウルトツプアウ
タパネル2の下端は、エンジンルーム3へ向つて
折曲されたアウタフランジ部4とされており、カ
ウル部1を形成しているカウルトツプインナパネ
ル5の前端も、エンジンルーム3へ向つて折曲さ
れ延出するインナフランジ部6とされ、アウタフ
ランジ部4は、発泡シーリング剤7を介してイン
ナフランジ部6に重ねられている。 他方ダツシユパネル8の上端は、エンジンルー
ム3へ向つて折曲されたダツシユフランジ部9と
され、前記インナフランジ部6の下側に重ねられ
ている。 上述の重ね合わされたアウタフランジ部4とイ
ンナフランジ部6とダツシユフランジ部9とは、
発泡シーリング剤7の介装部分に、該シーリング
剤層を通して形成されたスポツト溶接等の溶接点
10によつて一体に結合されている。 上述の発泡シーリング剤7は、第2図に明示さ
れているように、アウタフランジ部4とインナフ
ランジ部6とのカウル部1に臨む接合部分に達す
るまで注入、形成されている。 上述のように重ねられ、一体に結合されたアウ
タフランジ部4とインナフランジ部6とダツシユ
フランジ部9との前端縁11,12,13の重な
り部分は、エンジンルーム3側から幅広に塗着さ
れた塩化ビニル等を主剤とする接着性と柔軟性と
に富む高物性のボデーシーリング剤14の幅広塗
布部で一括して封止されている。 上述の接着性と柔軟性とに富む高物性のボデー
シーリング剤とは、塩化ビニルを主剤とするもの
で、例えば日本ゴム株式会社製「サンダイン
1990」のごときものであり、従来のボデーシーリ
ング剤に比し、次表に示されるように、優れた性
質を有しているものが使用される。
【表】
前記の表に見られるように、接着性と柔軟性と
に富むボデーシーリング剤が本考案の実施上で特
に有効である。 図示例においては、インナフランジ部6はアウ
タフランジ部4より長くエンジンルーム3側へ突
出し、ダツシユフランジ部9はインナフランジ部
6より長くエンジンルーム3側へ突出させられ、
これ等の突出部分がボデーシーリング剤14を塗
着する際の柵を形成している。 第1図中符号15はエンジンルーム3のフー
ド、符号16はウエザーストリツプ、符号17は
フロントガラスである。 上述の構造であるから、カウル部1に臨むカウ
ルトツプアウタパネル2のアウタフランジ部4と
カウルトツプインナパネル5のインナフランジ部
6との重なり部分は、発泡シーリング剤7で密閉
されているので、カウル部1内へ流入したり飛散
して来た雨水等は、上記重なり部分へ浸入するこ
とは皆無となる。 またエンジンルーム3に臨むアウタフランジ部
4とインナフランジ部6とダツシユフランジ部9
との前端縁11,12,13の重なり部分は、エ
ンジンルーム3側から塗着されたボデーシーリン
グ剤14で一括して封止されているので、この重
なり部分にエンジンルーム3側から水等が浸入す
ることは皆無となる。 なお、ダツシユパネル8のダツシユフランジ部
9とカウルトツプインナパネル5のインナフラン
ジ部6との重なり部分の、車室18に臨む部分
は、本来水等の浸入の生じない部分であるので、
シーリング剤は不要である。 効 果 本考案は、上述の構成、作用であつて、カウル
部内へ雨水が流入したり飛散した来たりしても、
カウルトツプアウタパネルとカウルトツプインナ
パネルとの各フランジ部の重なり部分に雨水が浸
入することは皆無であり、従つて該部分に錆が生
ずることを無くしうる効果があり、また上述の各
パネルとダツシユパネルとの各フランジ部の重な
り部分へエンジンルーム側から水が浸入すること
も無くなり、カウル部を形成する各パネルの重な
り部分における発錆を完全に防止できる効果を奏
する。 また製造工程的にも発泡シーリング剤はスポツ
ト溶接等の溶接工程中に塗着できるし、各パネル
のフランジ部の前端縁に対するボデーシーリング
剤の塗着も電着塗装後に容易に行ないうるので、
工程数の増加とか作業の困難性の増加等は全く無
く、生産性をそこねることは全く無い効果も有し
ている。
に富むボデーシーリング剤が本考案の実施上で特
に有効である。 図示例においては、インナフランジ部6はアウ
タフランジ部4より長くエンジンルーム3側へ突
出し、ダツシユフランジ部9はインナフランジ部
6より長くエンジンルーム3側へ突出させられ、
これ等の突出部分がボデーシーリング剤14を塗
着する際の柵を形成している。 第1図中符号15はエンジンルーム3のフー
ド、符号16はウエザーストリツプ、符号17は
フロントガラスである。 上述の構造であるから、カウル部1に臨むカウ
ルトツプアウタパネル2のアウタフランジ部4と
カウルトツプインナパネル5のインナフランジ部
6との重なり部分は、発泡シーリング剤7で密閉
されているので、カウル部1内へ流入したり飛散
して来た雨水等は、上記重なり部分へ浸入するこ
とは皆無となる。 またエンジンルーム3に臨むアウタフランジ部
4とインナフランジ部6とダツシユフランジ部9
との前端縁11,12,13の重なり部分は、エ
ンジンルーム3側から塗着されたボデーシーリン
グ剤14で一括して封止されているので、この重
なり部分にエンジンルーム3側から水等が浸入す
ることは皆無となる。 なお、ダツシユパネル8のダツシユフランジ部
9とカウルトツプインナパネル5のインナフラン
ジ部6との重なり部分の、車室18に臨む部分
は、本来水等の浸入の生じない部分であるので、
シーリング剤は不要である。 効 果 本考案は、上述の構成、作用であつて、カウル
部内へ雨水が流入したり飛散した来たりしても、
カウルトツプアウタパネルとカウルトツプインナ
パネルとの各フランジ部の重なり部分に雨水が浸
入することは皆無であり、従つて該部分に錆が生
ずることを無くしうる効果があり、また上述の各
パネルとダツシユパネルとの各フランジ部の重な
り部分へエンジンルーム側から水が浸入すること
も無くなり、カウル部を形成する各パネルの重な
り部分における発錆を完全に防止できる効果を奏
する。 また製造工程的にも発泡シーリング剤はスポツ
ト溶接等の溶接工程中に塗着できるし、各パネル
のフランジ部の前端縁に対するボデーシーリング
剤の塗着も電着塗装後に容易に行ないうるので、
工程数の増加とか作業の困難性の増加等は全く無
く、生産性をそこねることは全く無い効果も有し
ている。
第1図は実施の一例の略示縦断面図、第2図は
要部の拡大略示縦断面図、第3図は従来構造の略
示縦断面図である。 1……カウル部、2……カウルトツプアウタパ
ネル、3……エンジンルーム、4……アウタフラ
ンジ部、5……カウルトツプインナパネル、6…
…インナフランジ部、7……発泡シーリング剤、
8……ダツシユパネル、9……ダツシユフランジ
部、10……溶接点、11,12,13……前端
縁、14……ボデーシーリング剤。
要部の拡大略示縦断面図、第3図は従来構造の略
示縦断面図である。 1……カウル部、2……カウルトツプアウタパ
ネル、3……エンジンルーム、4……アウタフラ
ンジ部、5……カウルトツプインナパネル、6…
…インナフランジ部、7……発泡シーリング剤、
8……ダツシユパネル、9……ダツシユフランジ
部、10……溶接点、11,12,13……前端
縁、14……ボデーシーリング剤。
Claims (1)
- カウルトツプアウタパネルの下端が、エンジン
ルームへ向つて形成されたアウタフランジ部とさ
れ、該アウタフランジ部が、カウルトツプインナ
パネルの前端の、エンジンルームへ向つて形成さ
れたインナフランジ部に発泡シーリング剤を介し
て重ねられ、上記インナフランジ部は、ダツシユ
パネルの上端の、エンジンルームへ向つて形成さ
れたダツシユフランジ部に重ねられ、上記アウタ
フランジ部とインナフランジ部とダツシユフラン
ジ部とが発泡シーリング剤の介装部分に形成され
た溶接点で一体に結合されているとともに、各フ
ランジ部の前端縁の重なり部分は、接着性と柔軟
性に富むボデーシーリング剤の幅広塗布部で一括
して封止されている自動車のカウル部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18612687U JPH0539035Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18612687U JPH0539035Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0189276U JPH0189276U (ja) | 1989-06-13 |
JPH0539035Y2 true JPH0539035Y2 (ja) | 1993-10-01 |
Family
ID=31477372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18612687U Expired - Lifetime JPH0539035Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539035Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006327275A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用ダッシュパネル構造 |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP18612687U patent/JPH0539035Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0189276U (ja) | 1989-06-13 |
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