JPH0417424Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0417424Y2 JPH0417424Y2 JP1985024665U JP2466585U JPH0417424Y2 JP H0417424 Y2 JPH0417424 Y2 JP H0417424Y2 JP 1985024665 U JP1985024665 U JP 1985024665U JP 2466585 U JP2466585 U JP 2466585U JP H0417424 Y2 JPH0417424 Y2 JP H0417424Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealer
- vehicle body
- roof rail
- inner panel
- rail extension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 7
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 7
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 10
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車体塗装部の接合構造に関するもので
ある。
ある。
従来自動車の車体及び部品などの下塗りには電
着塗装が採用されているが、板状接合片の重ね合
わせ接合部において、表面処理液や電着塗料が外
板に流れ出て塗装不良となる問題がある。
着塗装が採用されているが、板状接合片の重ね合
わせ接合部において、表面処理液や電着塗料が外
板に流れ出て塗装不良となる問題がある。
例えば、第3図に符号1で示す部位は、自動車
の車体を構成し、下方へ延びたルーフエキステン
シヨンパネルの下端部に車体外方からクオータイ
ンナパネルが重ね合わされて接合されている接合
部であり、該部において上記の所謂電着タレの問
題が指摘されている。なお、矢印xは車室内方
向、矢印yは車体前方方向、矢印zは地面の方向
を各々示す。以下の説明図においても同様とす
る。
の車体を構成し、下方へ延びたルーフエキステン
シヨンパネルの下端部に車体外方からクオータイ
ンナパネルが重ね合わされて接合されている接合
部であり、該部において上記の所謂電着タレの問
題が指摘されている。なお、矢印xは車室内方
向、矢印yは車体前方方向、矢印zは地面の方向
を各々示す。以下の説明図においても同様とす
る。
第4図において、符号2aはルーフレールエキ
ステンシヨン2の端部、符号3aはクオータイン
ナパネル3の端部を各々示す。
ステンシヨン2の端部、符号3aはクオータイン
ナパネル3の端部を各々示す。
さて、このように重ねられた重ね合わせ接合部
1は、適宜の間隔でスポツト接合されている。か
かる構造において、電着塗装に際して第5図に矢
印4で示す向きにそつて塗装材が流下して電着タ
レを生ずる。
1は、適宜の間隔でスポツト接合されている。か
かる構造において、電着塗装に際して第5図に矢
印4で示す向きにそつて塗装材が流下して電着タ
レを生ずる。
このような電着タレを解消する手段として従
来、例えば第6図に示す如き構造が採られてい
る。
来、例えば第6図に示す如き構造が採られてい
る。
すなわち、クオータインナパネル3′とルーフ
レールエキステンシヨン2′との重ね合わせ部
1′において、クオータインナパネル3′の上端に
略L字状の切欠き部3a′を形成するのである。な
お、符号2a′はルーフレールエキステンシヨン
2′の端部を示す。
レールエキステンシヨン2′との重ね合わせ部
1′において、クオータインナパネル3′の上端に
略L字状の切欠き部3a′を形成するのである。な
お、符号2a′はルーフレールエキステンシヨン
2′の端部を示す。
このように、電着タレが生じ易い部分を切欠き
を設けることにより減らしてもなお、電着タレの
完全防止には至らず、他の解決策が望まれてい
る。
を設けることにより減らしてもなお、電着タレの
完全防止には至らず、他の解決策が望まれてい
る。
したがつて、本考案の目的は電着タレのより完
全な防止を図ることのできる車体塗装部の接合構
造を提供することにある。
全な防止を図ることのできる車体塗装部の接合構
造を提供することにある。
本考案は上記の目的を達成させるため、クオー
タインナパネルの上端部をルーフレールエキステ
ンシヨンパネルに対して僅かに離間させ車体上方
に向けて開口した樋形状でなるシーラ溜りを形成
し、前記シーラ溜りにシーラを充填形成したこと
を特徴としたものである。
タインナパネルの上端部をルーフレールエキステ
ンシヨンパネルに対して僅かに離間させ車体上方
に向けて開口した樋形状でなるシーラ溜りを形成
し、前記シーラ溜りにシーラを充填形成したこと
を特徴としたものである。
以下、実施例について説明する。
第1図において、符号20は接合片たるルーフ
レールエキステンシヨン、符号30は対となるべ
き接合片たるクオータインナパネルをそれぞれ示
し、互いに重ね合わせた上で溶接その他の手段で
間欠的に接合されている。詳細には、クオータイ
ンナパネル30の上端は符号30aで示す如く略
L字状に切欠かれており、該部に重なるようにし
てルーフレールエキステンシヨン20が設けられ
ている。このルーフレールエキステンシヨン20
の下端を符号20aで示す。
レールエキステンシヨン、符号30は対となるべ
き接合片たるクオータインナパネルをそれぞれ示
し、互いに重ね合わせた上で溶接その他の手段で
間欠的に接合されている。詳細には、クオータイ
ンナパネル30の上端は符号30aで示す如く略
L字状に切欠かれており、該部に重なるようにし
てルーフレールエキステンシヨン20が設けられ
ている。このルーフレールエキステンシヨン20
の下端を符号20aで示す。
第1図におけるC−C矢視断面をあらわした第
2図において、クオータインナパネル30の上端
30aは、対向するルーフレールエキステンシヨ
ン20の接合面20bに対して僅かに離間するよ
うに折曲させられて樋形状のシーラ溜り30bを
形成している。
2図において、クオータインナパネル30の上端
30aは、対向するルーフレールエキステンシヨ
ン20の接合面20bに対して僅かに離間するよ
うに折曲させられて樋形状のシーラ溜り30bを
形成している。
そこでこのシーラ溜り30bにシーラ31を充
填しておけば接合部全体がシーラで覆われて確実
にシール性が保持される。そして、流下する塗装
材はシーラ31により遮られるので、電着タレは
完全に防止される。
填しておけば接合部全体がシーラで覆われて確実
にシール性が保持される。そして、流下する塗装
材はシーラ31により遮られるので、電着タレは
完全に防止される。
なお、実験例では、シーラ溜り30bの接合面
20bからの離間寸法は約2mm程度、スポツトシ
ーラ塗布部tは最大で約10mmで行ない所要の効果
を得た。
20bからの離間寸法は約2mm程度、スポツトシ
ーラ塗布部tは最大で約10mmで行ない所要の効果
を得た。
このように、本考案によれば塗装材のタレに起
因する塗装不良及びこれに付帯する修正諸作業が
なくなり、好都合である。
因する塗装不良及びこれに付帯する修正諸作業が
なくなり、好都合である。
第1図は本考案の一実施例を説明したクオータ
インナパネル及びルーフレールエキステンシヨン
結合構造部の斜視図、第2図は同上図のC−C矢
視断面図、第3図は本考案の実施に好適な自動車
の斜視図、第4図は従来技術を説明した車体接合
部の斜視図、第5図は同上図のA−A矢視断面
図、第6図は他の従来技術を説明した車体接合部
の斜視図、第7図は同上図のB−B矢視断面図で
ある。 20……ルーフレールエキステンシヨン、30
……クオータインナパネル、30b……シーラ溜
り。
インナパネル及びルーフレールエキステンシヨン
結合構造部の斜視図、第2図は同上図のC−C矢
視断面図、第3図は本考案の実施に好適な自動車
の斜視図、第4図は従来技術を説明した車体接合
部の斜視図、第5図は同上図のA−A矢視断面
図、第6図は他の従来技術を説明した車体接合部
の斜視図、第7図は同上図のB−B矢視断面図で
ある。 20……ルーフレールエキステンシヨン、30
……クオータインナパネル、30b……シーラ溜
り。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 自動車の車体を構成し、下方へ延びたルーフレ
ールエキステンシヨンパネルの下端部に車体外方
からクオータインナパネルが重ね合わされて接合
される接合構造において、 前記クオータインナパネルの上端部を前記ルー
フレールエキステンシヨンパネルに対して僅かに
離間させ車体上方に向けて開口した樋形状でなる
シーラ溜りを形成し、前記シーラ溜りにシーラを
充填形成したことを特徴とする車体塗装部の接合
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985024665U JPH0417424Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985024665U JPH0417424Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61139869U JPS61139869U (ja) | 1986-08-29 |
JPH0417424Y2 true JPH0417424Y2 (ja) | 1992-04-17 |
Family
ID=30519028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985024665U Expired JPH0417424Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0417424Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020969B2 (ja) * | 1982-02-12 | 1985-05-24 | 余市町農業協同組合 | ぶどう漬の製法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020969U (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-13 | 三菱自動車工業株式会社 | フロントピラとカウルトツプとの結合構造 |
-
1985
- 1985-02-22 JP JP1985024665U patent/JPH0417424Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020969B2 (ja) * | 1982-02-12 | 1985-05-24 | 余市町農業協同組合 | ぶどう漬の製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61139869U (ja) | 1986-08-29 |
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