JPH0519068U - ドリツプ部を設けた自動車のルーフ構造 - Google Patents

ドリツプ部を設けた自動車のルーフ構造

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JPH0519068U
JPH0519068U JP7483291U JP7483291U JPH0519068U JP H0519068 U JPH0519068 U JP H0519068U JP 7483291 U JP7483291 U JP 7483291U JP 7483291 U JP7483291 U JP 7483291U JP H0519068 U JPH0519068 U JP H0519068U
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JP
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sealer
roof
bead
panel
drip
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JP7483291U
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哲也 井口
哲雄 内村
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフの両サイドのドリップ部におけるルー
フパネル合せ目にシーラを塗着するルーフ構造におい
て、シーラ厚さを所定厚さに作業性よく仕上げることが
できるようにすることである。 【構成】 シーラ7が塗着されるドリップ部5のルーフ
パネル合せ目の横に、ルーフパネル1から突出し、シー
ラ仕上げ用のヘラ9が押付けられて、シーラ仕上げ厚さ
を規制するビード8を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のルーフ、特に左右両サイドのパネル重ね合せ部でドリップ部 を形成するとともに、合せ目にシーラを塗布する構造のルーフに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
図2(A)および図2(B)〔図2(A)のIIB−IIB線断面〕はこの種のル ーフ構造のフロント側の部分を示すもので、ルーフ中央の主ルーフパネル1の端 部とルーフ両サイドの副ルーフパネル2の端部とは、フロントウィンド3まわり の前端では突き合せにより、それよりも後部では重ね合せにより接合され、重ね 合せ部は凹状のドリップ部5を形成している。重ね合せ部はスポット溶接される 。ドリップ部5の前端は徐々に深さが深くなる傾斜面をなしている。突き合せ部 4および突き合せから重ね合せに移行するドリップ部5前端の合せ目にはハンダ 盛りがなされる。そしてドリップ部5では、その前端を含む全長にわたって合せ 目にシーラ7が塗着される。なお、リヤウィンドを設けた後端側も前端側と実質 的に同一の構造である。
【0003】 ところで、外観に現れる突き合せ部4ではハンダ盛り後にハンダ表面を研磨し て仕上げ加工がなされるが、ドリップ部5前端のハンダ盛り6は、仕上げ加工は なされずに、そのまま上からシーラ7が塗着される。ところがドリップ部5には 一般にカバーモールが被覆されるので、浅い前端においては、盛り付けたままで はシーラ7がカバーモールに干渉することから図示のようにゴム製のヘラ9を用 い、その先端を両ルーフパネル1、2に押付けつつ後方へ移動させてシーラ7の 上面をかき取るシーラ仕上げを行なっている。図でaは仕上げ範囲を示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このシーラ仕上げでは一般にシーラ7をかき取り過ぎてハンダ盛り 6まわりでシーラ7が薄くなり、しかもシーラ7はハンダ盛り6まわりでピンホ ールが生じやすいことから、シール性が不充分となる。このかき取り過ぎが生じ ないように適切な厚さに手作業でシーラ仕上げを行なうことは極めて困難である 。
【0005】 そこで本考案は、作業性容易に、かつかき取り過ぎのない所定厚さにシーラ仕 上げを行なうことができるルーフ構造、特にドリップ部の構造を提供することを 課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は図1に示すように、ドリップ部5を形成する主ルーフパネル1と副ル ーフパネル2の重ね合せ部において、重ね合せの上側の主ルーフパネル1には、 合せ目となる端縁に塗着するシーラ7に沿う位置に、シーラ7の仕上げ厚さ(高 さ)を規制するビード8を突設したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
ヘラ9をビード8の上端に当ててシーラ仕上げをすることにより、作業性よく 、かつ所定厚のシーラ仕上げをすることができる。またビード8は、シーラ仕上 げを要する範囲を表わす表示としても利用することができる。
【0008】
【実施例】
図1(A)および図1(B)〔図1(A)のIB−IB線断面〕に示す実施例にお いて、バン型自動車の主ルーフパネル1は、前端に段形のフロントウィンド開口 縁11が形成されている。また左右両端(図はその一方のみを示す)は、上記開 口縁11を残して段形に形成してあり、端末フランジ12の前端は上記開口縁1 1から下方へ向け徐々に低くなる傾斜面をなしている。
【0009】 ルーフサイドレールのアウタパネルにより構成される副ルーフパネル2の主ル ーフパネル1との対向端はほぼ主ルーフパネル1に対応する形状としてある。そ して両ルーフパネル1、2は、ウィンド開口縁11、21において突き合され、 端末フランジ12、22は主ルーフパネル1を上側として重ね合され、所定の間 隔でスポット溶接されている。そして、重ね合せ部によりドリップ部5が形成さ れている。主ルーフパネル1の端末フランジ12には、その前端にエッジの内側 に沿ってビード8が突出形成してある。ビード8の高さは、前方側へ徐々に低く してある。
【0010】 上記の構造のルーフにおいて、両ルーフパネル1、2の突き合せ部4からドリ ップ5の前端の重ね合せ部のビード8の後端位置にかけて、ハンダ盛り6がなさ れる。そして突き合せ部4ではハンダ盛り6を研磨して表面仕上げをする。重ね 合せ部にはハンダ盛り6を行なった前端を含む全長にわたって合せ目にシーラ7 を塗着する。次に、ドリップ部5の前端においてはシーラ仕上げを行なう。この 場合、ゴム製のヘラ9を副ルーフパネル2の上面およびビード8の上面に押付け つつビード8の後端位置まで移動させることでシーラ仕上げを行なう。
【0011】 なお、以上はルーフおよびドリップ部5のフロント側のみについて説明したが 、リヤウィンドが形成されるリヤ側のパネルの組付構造およびハンダ盛り、シー ラ塗着ならびにこれ等の仕上げはフロント側と実質的に同じである。
【0012】
【考案の効果】
しかして本考案では上記のビードを形成したことにより、このビードにヘラを 押し付けつつシーラ仕上げを行なえば、作業製容易にシーラを所定の厚さに仕上 げることができる。また、ビードをシーラ仕上げを行なうべき範囲の目印とする ことができ、この点においてもシーラ仕上げの作業性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるルーフの要部の外観および断面を
示す図である。
【図2】従来のルーフの要部の外観および断面を示す図
である。
【符号の説明】
1 主ルーフパネル 2 副ルーフパネル 5 ドリップ部 7 シーラ 8 ビード 9 シーラ仕上げ用のヘラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフ中央の主ルーフパネルと左右両サ
    イドの副ルーフパネルとをこれ等の端部で重ね合せて、
    重ね合せ部でドリップ部を形成し、上側に重ねたパネル
    の端縁に沿ってシーラを塗布した自動車のルーフ構造に
    おいて、上側のパネルのシーラ塗布位置に沿う位置に、
    シーラの仕上げ厚さを規制するビードを突出形成したこ
    とを特徴とする、ドリップ部を設けた自動車のルーフ構
    造。
JP1991074832U 1991-08-23 1991-08-23 ドリップ部を設けた自動車のルーフ構造 Expired - Lifetime JP2545306Y2 (ja)

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JPH0519068U true JPH0519068U (ja) 1993-03-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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