JPH0611877Y2 - 車体のフロントピラー構造 - Google Patents

車体のフロントピラー構造

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JPH0611877Y2
JPH0611877Y2 JP1987051063U JP5106387U JPH0611877Y2 JP H0611877 Y2 JPH0611877 Y2 JP H0611877Y2 JP 1987051063 U JP1987051063 U JP 1987051063U JP 5106387 U JP5106387 U JP 5106387U JP H0611877 Y2 JPH0611877 Y2 JP H0611877Y2
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JP
Japan
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panel
reinforcement
flange
front pillar
welded
Prior art date
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Application number
JP1987051063U
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JPS63158475U (ja
Inventor
充弘 上野
泰夫 稲垣
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車車体のフロントピラー構造に関し、更
に詳細にはフロントピラーの構成部材たるアウタパネル
とインナパネルと両パネル間に配設するリインフォース
メントとの結合構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種のフロントピラーにおいては、アウタパネ
ルとインナパネルとリインフォースメントとの3部材
を、該各部材の車幅方向外側の側縁に形成した外側フラ
ンジ同士と、該各部材の車幅方向内側の側縁に形成した
内側フランジ同士とを重合してスポット溶接することに
より結合するを一般としているが、スポット溶接を行う
にはフランジ幅を或る程度広く確保する必要があり、上
記の如く内側フランジもスポット溶接すると、フロント
ウィンドの側枠となる内側フランジの幅が広くなって前
方視界が狭められてしまう。また、従来、アウタパネル
とインナパネルとから成る2枚板構造のピラーとして、
特開昭56-31870号公報により、フランジ幅を狭められる
ように両パネルのフランジをへり継手溶接で結合したも
のが知られており、この技術をフロントピラーに応用し
て、アウタパネルとインナパネルとリインフォースメン
トとの3者の内側フランジをへり継手溶接し、内側フラ
ンジの幅を狭めて前方視界を広く確保できるようにする
ことが考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の如く、内側フランジをへり継手溶接すると、フロ
ントピラーが溶接歪みにより変形し易くなり、その修正
が面倒になる。特にアウタパネルの内側縁部が変形する
とフロントウインドガラスの取付けに支障を生ずるた
め、重大な問題になる。
本考案は、以上の点に鑑み、前方視界を広く確保して且
つアウタパネルの溶接歪みによる変形を防止できるよう
にしたフロントピラー構造を提供することをその目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成すべく、アウタパネル(7)と
インナパネル(3)と該両パネル間に配設されるリインフ
ォースメント(4)とから成る車体のフロントピラー構造
において、アウタパネル(7)とインナパネル(3)とリイン
フォースメント(4)との車幅方向外側の側縁に夫々形成
した外側フランジ(7a,3a,4a)を重合してスポット溶接す
ると共に、インナパネル(3)とリインフォースメント(4)
との車幅方向内側の側縁に互に重合する内側フランジ(3
b,4b)を形成し、インナパネル(3)の内側フランジ(3b)に
その長手方向に間隔を存してリインフォースメント(4)
の内側フランジ(4b)から離間する凹部(5)を形成して、
これら凹部間の両内側フランジ(3b,4b)の重合部をへり
継手溶接し、更に、アウタパネル(7)をリインフォース
メント(4)の幅方向中間部にプロジェクション溶接した
ことを特徴とする。
(作用) 内側フランジ(3b,4b)の結合はへり継手溶接で行うた
め、内側フランジ(3b,4b)の幅を狭めて前方視界を広く
確保できる。
また、内側フランジ(3b,4b)のへり継手溶接は断続的な
部分溶接となり、而もインナパネル(3)の内側フランジ
(3b)の凹部(5)とリインフォースメント(4)の内側フラン
ジ(4b)との間に隙間が形成され、この隙間が溶接による
残留応力の逃げ部として機能するため内側フランジ部分
のへり継手溶接による歪が抑制される。
更に、内側フランジ(3b,4b)の部分に多少の溶接歪みを
生じても、フロントウインドガラスを接着するアウタパ
ネル(7)の内側縁部は内側フランジ(3b,4b)には溶接され
ていないため該内側縁部は変形せず、フロントウインド
ガラスのガラス受けとなるアウタパネル(7)の形状精度
が確保される。
(実施例) 図面で(1)は自動車車体、(2)は該車体(1)のフロントピ
ラーを示し、該ピラー(2)はインナパネル(3)とリインフ
ォースメント(4)とアウタパネル(7)との3部材で構成さ
れ、これら各部材(3)(4)(7)の車幅方向外側の側縁に比
較的幅広な外側フランジ(3a)(4a)(7a)を形成し、これら
外側フランジ(3a)(4a)(7a)を重合してスポット溶接し、
また、前方視界を広げるためにインナパネル(3)とリイ
ンフォースメント(4)との車幅方向内側の側縁に比較的
幅狭な内側フランジ(3b)(4b)を形成し、該両内側フラン
ジ(3b)(4b)を重合してミグ溶接によりヘリ継手溶接し
た。そして、アウタパネル(7)は、その内側縁部を前記
内側フランジ(3b)(4b)に溶接せずに、リインフォースメ
ント(4)の幅方向中間部にプロジェクション溶接して、
結合強度を確保するようにした。
また、インナパネル(3)の内側フランジ(3b)に、その長
手方向に間隔を存してリインフォースメント(4)の内側
フランジ(4b)から離間する台形形状の凹部(5)を形成
し、これら凹部(5)間の両内側フランジ(3b)(4b)の重合
部をへり継手溶接するようにした。
図面で(8)は上記アウタパネル(7)の外表面のフロントピ
ラーガータである。
以上の構成によれば上記作用の項で説明したように、内
側フランジ(3b)(4b)をへり継手溶接しても、この溶接は
断続的な部分溶接になるため熱入力が少なくなり、而も
両内側フランジ(3b)(4b)間に凹部(5)による隙間が確保
されるため、この隙間が溶接による残留応力の逃げ部と
して機能し、内側フランジ(3b)(4b)の部分の溶接歪みが
抑制され、更に、この部分に多少の歪みを生じても、ア
ウタパネル(7)の内側縁部は内側フランジ(3b)(4b)に溶
接されていないため該内側縁部は変形せず、該内側縁部
をガラス受けとしてフロントウインドガラスを正確に確
実に取付けることができる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、フロ
ントピラーの内側フランジ部分を幅狭にして前方視界を
広く確保でき、更に、内側フランジ部分のへり継手溶接
による歪みを抑制すると共に溶接歪みのアウタパネルへ
の影響を防止でき、溶接後に修正作業を行わなくてもフ
ロントガラスのガラス受けとなるアウタパネルの形状精
度を確保でき、生産性の向上を図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案構造のフロントピラーを備える自動車車体
の斜視図、第2図はそのII−II線截断面図、第3図は要
部の斜視図である。 (1)…自動車車体、(2)…フロントピラー (3)…インナパネル、(3a)…外側フランジ (3b)…内側フランジ、(4)…リインフォースメント (4a)…外側フランジ、(4b)…内側フランジ (5)…凹部、(7)…アウタパネル (7a)…外側フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタパネル(7)とインナパネル(3)と該両
    パネル間に配設されるリインフォースメント(4)とから
    成る車体のフロントピラー構造において、アウタパネル
    (7)とインナパネル(3)とリインフォースメント(4)との
    車幅方向外側の側縁に夫々形成した外側フランジ(7a,3
    a,4a)を重合してスポット溶接すると共に、インナパネ
    ル(3)とリインフォースメント(4)との車幅方向内側の側
    縁に互に重合する内側フランジ(3b,4b)を形成し、イン
    ナパネル(3)の内側フランジ(3b)にその長手方向に間隔
    を存してリインフォースメント(4)の内側フランジ(4b)
    から離間する凹部(5)を形成して、これら凹部間の両内
    側フランジ(3b,4b)の重合部をへり継手溶接し、更に、
    アウタパネル(7)をリインフォースメント(4)の幅方向中
    間部にプロジェクション溶接したことを特徴とする車体
    のフロントピラー構造。
JP1987051063U 1987-04-06 1987-04-06 車体のフロントピラー構造 Expired - Lifetime JPH0611877Y2 (ja)

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JPS63158475U JPS63158475U (ja) 1988-10-18
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JPS56168481U (ja) * 1980-05-17 1981-12-12

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