JPH053789U - 管継手の防食構造 - Google Patents

管継手の防食構造

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JPH053789U
JPH053789U JP5095691U JP5095691U JPH053789U JP H053789 U JPH053789 U JP H053789U JP 5095691 U JP5095691 U JP 5095691U JP 5095691 U JP5095691 U JP 5095691U JP H053789 U JPH053789 U JP H053789U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管継手のシール材よりも奥側の接水部の腐食
を防止し、かつたとえ錆が発生しても、その錆が管内に
流入するのを防止する。 【構成】 挿口2の先端部に挿口用シール体7を装着す
るとともに、受口1の奥端部に受口用シール体8を装着
する。挿口用シール体7のつば部7bの外周縁を受口用
シール体8のシール筒部8cに圧接させる。これらシー
ル体7、8どうしのシール作用により、シール材3より
も奥側の空間内への管内流体の侵入が防止され、発錆が
防止される。たとえ錆が発生しても、この錆の管内への
流入が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管継手の防食構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に使用される従来の管継手として、図4に示すように、受口11の内部に 挿口12を挿入し、受口11の開口端の内周のテーパ面14と挿口12の外周面 との間にシール材13を配置し、このシール材13を押輪15にて押圧するよう に構成したものがある。また、図5に示すように、受口21の内周面に環状溝2 4を設けてその内部にシール材23を配置し、この環状溝24と、受口21に挿 入される挿口22との間でシール材23を圧縮するように構成したものも、従来 から多用されている。
【0003】 これらの従来の管継手においては、シール材13、23よりも奥側の受口11 、21の内周と挿口12、22の外周と隙間には、水などの管内流体が侵入する 。このため、図4および図5において短い斜線で示すように、挿口12、22の 先端部の外周面と、その先端面と、受口11、21の奥部の内周面と、その奥端 面とは、接水部16、26となる。
【0004】 ところで、受口11、21の奥側から挿口12、22の先端にわたる管胴部1 7、27の内周面には、通常モルタルライニング18、28が施されており、腐 食などの発生が防止されている。また、上述の接水部16、26も、通常は管の 製造工程において防食塗装が施されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、たとえ接水部16、26に防食塗装が施されていても、長期間にわ たり管内流体に晒される間に徐々に塗装膜が劣化し、発錆のおそれがあるという 問題点がある。また特に管長の調整のために切管した場合には、挿口12、22 の先端の切断端面が露出し、この切断端面を速乾性塗料などで補修塗装しても、 この補修塗装が不充分な場合には短期で発錆やすいという問題点がある。
【0006】 そこで本考案はこのような問題点を解決し、シール材よりも奥側における接水 部の腐食を防止するとともに、たとえ発錆しても管内に錆が流入しないようにす ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、受口内に挿口を挿入して接合される管継手 において、挿口の先端部の内周にはまり合う第1の筒状部と挿口の先端面を覆う つば部とを有する環状の挿口用シール体を備え、受口よりも奥側の管胴部の内周 にはまり合う第2の筒状部と、受口の奥端面を覆う肩部と、受口の奥部の内面を 覆うとともに、その内周面に前記挿口用シール体のつば部の外周縁が圧接するシ ール筒部とを有する環状の受口用シール体を備え、かつ、前記挿口用シール体の 第1の筒状部と受口用シール体の第2の筒状部との内周にそれぞれはまり合う開 き勝手の第1および第2の弾性固定リングを備えたものである。
【0008】
【作用】
このような構成によると、挿口用シール体の第1の筒状部が第1の弾性固定リ ングにて挿口の先端部の内周面に押圧固定されることで、この部分がシールされ る。また受口用シール体の第2の筒状部が、第2の弾性固定リングにて、受口よ りも奥部の管胴部の内面に押圧固定されることで、この部分がシールされる。し かも、挿口用シール体のつば部の外周縁が受口用シール体のシール筒部の内周面 に圧接しているので、この部分もシールされる。さらに、挿口用シール体のつば 部の外周縁が受口用シール体のシール筒部の内周面に圧接することから、これら 挿口用シール体と受口用シール体との間がシールされる。このため、管継手のシ ール材よりも受口奥側における受口および挿口の表面が管内流体に晒されること が、確実に防止される。
【0009】
【実施例】
図1において、1は一方の管の一端に形成された受口であり、2は他方の管の 他端に形成された挿口である。受口1の内部に挿口2が挿入されて、両管が互い に接合されている。3はシール材であり、受口1の内周に形成された環状溝4に 配置され、この環状溝4の底面と受口1の内部に挿入された挿口2の外周面とで 圧縮され、所定のシール面圧を発生している。受口1の最奥部から挿口2の先端 までの管胴部5の内周面には、モルタルライニング層6が形成されている。
【0010】 図5に示した従来の管継手と同様に、環状溝4よりも奥側の受口1の内周面と 、受口の奥端面と、挿口2の先端部外周面および先端面とには、防食塗装が施さ れている。また所望の管長を得るために切管した場合には、その挿口の先端面に 補修塗装が施される。
【0011】 挿口2の先端部には、環状のゴム製の挿口用シール体7が装着されている。こ の挿口用シール体7は、図1および図2に示すように、挿口2の先端部の内周に はまり合う筒状部7aと、挿口2の先端面を覆ってこの先端面に密接するつば部 7bとを有している。
【0012】 受口1の奥部には、環状のゴム製の受口用シール体8が装着されている。この 受口用シール体8は、受口1の奥端面よりもすぐ奥側の管胴部の内周にはまり合 う筒状部8aと、受口1の奥端面を覆ってこの奥端面に密接する肩部8bと、奥 端面の近傍における受口1の奥部の内周面を覆ってこの内周面に密接するシール 筒部8cとを有している。このシール筒部8cには、挿口用シール体7のつば部 7bの外周縁が圧接して両者の間をシールするように構成されている。また、シ ール筒部8cの先端部の内周には、つば部7bがこのシール筒部8cから外れる のを防止するための内周突部8dが形成されている。
【0013】 これら挿口用シール体7および受口用シール体8の筒状部7a、8aの内周に は、弾性固定リング9、9が装着されている。この弾性固定リング9、9は、周 方向ひとつ割りの開き勝手のステンレスばね鋼製の帯板にて形成され、筒状部7 a、8aをモルタルライニング層6の内面に押圧することで、この筒状部7a、 8aをシール状態で固定する。
【0014】 このような構成の管継手を接合する際には、図3に示すように、挿口2の先端 部に挿口用シール体7の筒状部7aを挿入し、つば部7bを挿口2の先端面に接 触させる。次いで筒状部7aの内部に弾性固定リング9を縮径して挿入し、その 後に拡径させることによって、挿口2の先端部に挿口用シール体7を装着する。 同様にして、受口1の奥部には受口用シール体8を装着する。そして、環状溝4 にシール材3を配置した後に挿口2を受口1の内部に挿入することによって、図 1に示すように管継手の接合が完了する。このとき、挿口用シール体7のつば部 7bは、受口用シール体8の内周突部8dを乗り越えてシール筒部8cの内周側 に入り込み、その外周縁がシール筒部8cの内周面に圧接する。
【0015】 この接合完了状態においては、受口1の内周の環状溝4に配置されたシール材 3が、この環状溝4の底面と挿口2の外周面とによって圧縮されることで、管継 手としてのシールが確保される。また、挿口2の先端部および受口1の奥端部に 挿口用シール体7および受口用シール体8がそれぞれ装着、固定されており、し かも挿口用シール体7のつば部7bの外周縁が受口用シール体8のシール筒部8 cに圧接しているので、シール材3よりも奥側の受口挿口間の隙間に管内の流体 が侵入することが防止される。
【0016】 したがって、挿口2の先端面および外周面や、受口1の奥端面および奥部内周 面が管内流体に晒されることはなく、それらの腐食が防止される。また、たとえ 錆が発生した場合でも、その錆が管内に流入することが防止される。
【0017】 上記実施例では、受口1の内周に環状溝4を設けてシール材3を配置し、この 環状溝4の底面と挿口2の外周面との間でシール材3を圧縮するタイプの管継手 、すなわち図5に示したものと同様の管継手の例を示したが、本考案は、図4に 示したタイプの管継手にも同様に適用可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、挿口の先端部に挿口用シール体が装着され るとともに、受口の奥端部に受口用シール体が装着され、これらシール体の筒状 部が挿口先端部の管内周面および受口奥部の管内周面にそれぞれ押圧固定され、 かつ挿口用シール体のつば部の外周縁が受口用シール体のシール筒部に圧接して いるため、管継手のシール材よりも奥側における受口挿口間の隙間に管内流体が 進入することを防止できる。このため、挿口の先端面および外周面や、受口の奥 端面および奥部内周面が管内流体に晒されることがなく、したがってそれらの腐 食を防止できるとともに、たとえ錆が発生した場合でもその錆が管内に流入する のを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の管継手の防食構造を示す縦
断面図である。
【図2】図1における挿口用シール体および受口用シー
ル体のみを、弾性固定リングとともに示す断面図であ
る。
【図3】挿口への挿口用シール体の装着手順を示す分解
斜視図である。
【図4】従来の管継手の防食構造を示す縦断面図であ
る。
【図5】従来の他の管継手の防食構造を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 受口 2 挿口 7 挿口用シール体 7a 筒状部 7b つば部 8 受口用シール体 8a 筒状部 8b 肩部 8c 筒状部 9 弾性固定リング

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 受口内に挿口を挿入して接合される管継
    手において、挿口の先端部の内周にはまり合う第1の筒
    状部と挿口の先端面を覆うつば部とを有する環状の挿口
    用シール体を備え、受口よりも奥側の管胴部の内周には
    まり合う第2の筒状部と、受口の奥端面を覆う肩部と、
    受口の奥部の内面を覆うとともに、その内周面に前記挿
    口用シール体のつば部の外周縁が圧接するシール筒部と
    を有する環状の受口用シール体を備え、かつ、前記挿口
    用シール体の第1の筒状部と受口用シール体の第2の筒
    状部との内周にそれぞれはまり合う開き勝手の第1およ
    び第2の弾性固定リングを備えたことを特徴とする管継
    手の防食構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054471A (ja) * 1996-03-28 1998-02-24 American Cyanamid Co 特にシロアリ殺虫システム用の弁システム
US6375173B1 (en) 1999-04-15 2002-04-23 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Vibration-isolating apparatus and metal stopper therefor
JP2012154480A (ja) * 2011-01-06 2012-08-16 Kajima Corp 管継手の止水構造
JP2016200159A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 Jfe継手株式会社 管継手
JP2019086155A (ja) * 2019-03-13 2019-06-06 Jfe継手株式会社 管継手
JP2020101449A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 株式会社栗本鐵工所 管継手の水圧試験装置及び水圧試験方法

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JP2581971Y2 (ja) 1998-09-24

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