JPH0537709Y2 - - Google Patents

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JPH0537709Y2
JPH0537709Y2 JP1987153819U JP15381987U JPH0537709Y2 JP H0537709 Y2 JPH0537709 Y2 JP H0537709Y2 JP 1987153819 U JP1987153819 U JP 1987153819U JP 15381987 U JP15381987 U JP 15381987U JP H0537709 Y2 JPH0537709 Y2 JP H0537709Y2
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JP
Japan
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lid
opening
weather strip
opens upward
close contact
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JP1987153819U
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JPH0157943U (ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大型バスなどの車体側部に設けられ
た荷物室の開口部の構造、特にその開口部におけ
る水や雨などに対する処理に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、扉や蓋体を備えた車体開口部において
は、出入り、物の出入れに際して外壁を伝う水滴
などが衣服にかかることのないように、開口部の
上方に雨樋などを設けることが多く、例えば実開
昭60−1322921号公報や実開昭61−132117号公報
に示されるように、ドアの開閉に伴なつてフード
を出入れするようにしたものや雨除け体を引き出
すようにした工夫があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、バス車体の開口部、特に昨今の
大型バスの床下に設けられるようになつた荷物室
の開口部には、雨樋などが取付けられておらず、
荷物室の開口部を覆う蓋体(側面パネル)を開け
て荷物の出入れ、内部点検などを行なう際に、開
けた蓋体を伝つた水が衣服を濡らし汚すという問
題点があつた。
この開口部上縁から垂れる水の対策としては、
上述したように開口部上方に雨樋(あるいは雨樋
を兼ねたサイドモールなど)部材を取付けること
が考えられるが、外側面の側面パネルから突出す
ることになり、車体外観を損なうとともに、走行
時に風切り音を発生させるという不都合があり、
そして取付部分から錆が発生する可能性もあつ
た。また跳ね上げ式やリンクを介する昇降式の各
種の開閉方法がある蓋体に追従して出入れされる
雨除け装置なども構造が複雑となり、製造コスト
を引き上げる欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来の問題点を考慮してな
されたもので、荷物室の開口部下縁に亘つて、該
開口部の蓋体を受ける段部を設け、蓋体の下部に
は前記段部に密接する弾性を備えたウエザースト
リツプを取着し、前記ウエザーストリツプは、蓋
体の開時に蓋体内面側上方に向けて開く凹溝と、
外側縁が蓋体外面下端より外方に位置して蓋体の
下部を受けるように上方に向けて開く凹溝とを有
し、蓋体の閉時に前記二つの凹溝が蓋体の下部と
段部とで潰されて、段部に密接するように構成し
て、上記した従来の問題点を解消するものであ
る。
〔作用〕
本考案においては、蓋体を開いたときにウエザ
ーストリツプの2つの凹溝が開いて、蓋体の内外
面を伝う水などを受ける雨樋状を呈し、垂れる水
を受けて他方向に排水するようになる。
〔実施例〕
つぎに、本考案を第1図から第4図に示す一実
施例に基づいて詳細に説明する。
図中1は床下に荷物室Aを備えるバス車体で、
このバス車体1の側部中央下部、すなわちスカー
ト部2には荷物室Aの開口部Bを開閉自在に覆う
複数の蓋体3が位置していて、第1図に示すよう
にリンク30を介して支持された前記蓋体3を上
方に引き上げることにより、荷物室Aに荷物を出
入れできるように設けられている。
上記開口部Bの周縁は、閉時に蓋体3が面一に
収まるように段付け形成されている。そして下縁
の段部4に受け止められて蓋体3の下部には、第
2図に示すように弾性を備えたウエザーストリツ
プ5が幅方向に沿つて取着されている。このウエ
ザーストリツプ5は、荷物室側に張出した舌片状
部からなる凹溝6を備えているとともに、外側縁
70を蓋体3の下端フランジ31から外方に位置
した舌片状部からなる凹溝7を備えていて、蓋体
3を開いたときに、弾性により前記凹溝6は蓋体
内面側上方に向けて開いた雨樋状となり、蓋体3
の内面を伝う水などを受けて側方に流す。さらに
前記凹溝7は外側縁70を外方に位置させたまま
蓋体3の下部を受けるように上方に向けて開いた
雨樋状となり、蓋体3の外面を伝う水などを受け
て側方に流して、開口部Bに水を垂らすことのな
いように設けられている。そして開口部B上方の
側面パネルCと一面に蓋体3を閉じたときには前
記ウエザーストリツプ5、すなわち凹溝6,7が
潰れて段部4に密接し荷物室Aの機密性や防塵、
防水性が保たれるように設けられている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、荷物室
の開口部下縁に亘つて、該開口部の蓋体を受ける
段部を設け、蓋体の下部には前記段部に密接する
弾性を備えたウエザーストリツプを取着し、前記
ウエザーストリツプは、蓋体の開時に蓋体内面側
上方に向けて開く凹溝と、外側縁が蓋体外面下端
より外方に位置して蓋体の下部を受けるように上
方に向けて開く凹溝とを有するので、荷物室での
出入れに際して蓋体からの雨などの垂れ落ちがな
くなり衣服を汚すことがない。また蓋体の閉時に
はウエザーストリツプが段部に密接して防塵性、
防水性を高め、そしてウエザーストリツプの断面
形状も簡単で容易に作製できるのなど、実用性に
すぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバスの荷物室開口部構造
の一実施例を示す説明図、第2図は一実施例にお
ける蓋体の下端を示す説明図、第3図は一実施例
における蓋体の閉時を示す説明図、第4図は本考
案を実施するバス車体を示す説明図である。 1……バス車体、2……スカート部、3……蓋
体、4……段部、5……ウエザーストリツプ、
6,7……凹溝、A……荷物室、B……開口部、
C……側面パネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 荷物室の開口部下縁に亘つて、該開口部の蓋体
    を受ける段部を設け、 蓋体の下部には前記段部に密接する弾性を備え
    たウエザーストリツプを取着し、 前記ウエザーストリツプは、蓋体の開時に蓋体
    内面側上方に向けて開く凹溝と、 外側縁が蓋体外面下端より外方に位置して蓋体
    の下部を受けるように上方に向けて開く凹溝とを
    有し、 蓋体の閉時に前記二つの凹溝が蓋体の下部と段
    部とで潰されて、段部に密接するように構成した
    ことを特徴とするバスの荷物室開口部構造。
JP1987153819U 1987-10-07 1987-10-07 Expired - Lifetime JPH0537709Y2 (ja)

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JP1987153819U JPH0537709Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

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JP1987153819U JPH0537709Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

Publications (2)

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JPH0157943U JPH0157943U (ja) 1989-04-11
JPH0537709Y2 true JPH0537709Y2 (ja) 1993-09-24

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JP1987153819U Expired - Lifetime JPH0537709Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235607U (ja) * 1975-09-05 1977-03-14
JPS5823699U (ja) * 1981-08-07 1983-02-15 三菱電機株式会社 エアレ−タ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235607U (ja) * 1975-09-05 1977-03-14
JPS5823699U (ja) * 1981-08-07 1983-02-15 三菱電機株式会社 エアレ−タ

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Publication number Publication date
JPH0157943U (ja) 1989-04-11

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