JPH0537526U - 車両の三角窓装置 - Google Patents
車両の三角窓装置Info
- Publication number
- JPH0537526U JPH0537526U JP10563791U JP10563791U JPH0537526U JP H0537526 U JPH0537526 U JP H0537526U JP 10563791 U JP10563791 U JP 10563791U JP 10563791 U JP10563791 U JP 10563791U JP H0537526 U JPH0537526 U JP H0537526U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sash
- window glass
- door
- weather strip
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 車両特にキャブオーバ型トラックにおける三
角窓装置の強度を向上し、強い横風や人為的外力、車体
の振動等による窓ガラスの車室内方への変位、振動を抑
止する。 【構成】 車両ドアの上方かつ前方部分に配設され上下
方向に延在する回転軸線の周りに廻動可能に支持された
窓ガラス16と、窓ガラス16の前方傾斜縁を囲むドア
サッシュ18と、窓ガラスの後方縦縁を囲むセンタサッ
シュと、窓ガラスの外周を囲んでドアサッシュ18及び
センタサッシュ並びに窓ガラスの下側縁に隣接するドア
パネルにわたって装着されたウエザストリップ24と、
ウエザストリップの窓ガラス前方傾斜縁及び下側縁に当
接する部分の外周部分に装着されてウエザストリップを
補強するインナサッシュ36とを具え、ドアサッシュ1
8部分におけるウエザストリップに、インナサッシュ3
6の側壁とドアサッシュ18との間に挟装されてインナ
サッシュ36の車室内方への変位を抑止するストッパビ
ード60を設けた。
角窓装置の強度を向上し、強い横風や人為的外力、車体
の振動等による窓ガラスの車室内方への変位、振動を抑
止する。 【構成】 車両ドアの上方かつ前方部分に配設され上下
方向に延在する回転軸線の周りに廻動可能に支持された
窓ガラス16と、窓ガラス16の前方傾斜縁を囲むドア
サッシュ18と、窓ガラスの後方縦縁を囲むセンタサッ
シュと、窓ガラスの外周を囲んでドアサッシュ18及び
センタサッシュ並びに窓ガラスの下側縁に隣接するドア
パネルにわたって装着されたウエザストリップ24と、
ウエザストリップの窓ガラス前方傾斜縁及び下側縁に当
接する部分の外周部分に装着されてウエザストリップを
補強するインナサッシュ36とを具え、ドアサッシュ1
8部分におけるウエザストリップに、インナサッシュ3
6の側壁とドアサッシュ18との間に挟装されてインナ
サッシュ36の車室内方への変位を抑止するストッパビ
ード60を設けた。
Description
【0001】
本考案は、車両、特にキャブオーバ型トラック等のドアに採用されて好適な三 角窓装置に関するものである。
【0002】
従来のキャブオーバ型トラックのドアに装着されている三角窓装置の典型的な 構成を、便宜的に本考案の一実施例を示す図1の概略斜視図を援用して説明する 。同図はトラックの左側ドアを車体の外方から車内側に向って視た図面である。 図中符号10は総括的にドアを示し、同ドア10の上方かつ前方部分に三角窓装 置12が設けられ、その後方に、上下昇降式或いは前後引違い式の主ウインドウ 14が配設されている。(なお、本考案は、主ウインドウ14には直接関係がな いので、その詳細な構造は図示されていない。)
【0003】 上記三角窓装置は、全体として略三角形(又は場合により台形)の窓ガラス1 6を具え、同窓ガラス16は、その前方傾斜縁に沿って延びたドアサッシュ18 と、その後方縦縁に沿って上下方向に延びたセンタサッシュ20と、下側縁に隣 接するドアパネル22とにわたって装着されたゴム製のウエザストリップ24に よって囲まれている。また、窓ガラス16は、上下方向に延在する回転軸線O− Oの周りに廻動し得るように支持され、三角窓を開いてキャブ内の換気を行なう 場合、図示されていないハンドルを解錠操作して上記窓ガラス16を軸線O−O に周りに矢印A方向に廻動させる。(即ち窓ガラス16はその前方傾斜縁が車室 内方に、また後方縦縁が車室外方に変位するように廻動する。)
【0004】 上記ウエザストリップ24は、通常その外周縁を上記ドアサッシュ18、セン タサッシュ20及びドアパネル22に弾性的に嵌合されて取付けられているが、 一般にゴム材で作られているので、走行中窓ガラス16に強い横風や人為的な押 圧力が作用した場合、或いは車体の振動等により、比較的容易に変形を起して、 窓ガラス16が車巾方向に変位し、また振動を起し易く、更に同窓ガラスの上下 枢支部分に過大な力が作用して早期に破損し易い、等の問題があった。
【0005】
本考案は、上記事情に鑑み創案されたもので、強い横風や人為的押圧力、或い は車体の振動等によって、窓ガラスが車巾方向に変位し、又は振動を発生するこ とが少ない強度的に優れた三角窓装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案は、車両ドアの上方かつ前方部分に配設され 、上下方向に延在する回転軸線の周りに、廻動可能に支持された窓ガラスと、同 窓ガラスの前方傾斜縁を囲むドアサッシュと、上記窓ガラスの後方縦縁を囲むセ ンタサッシュと、上記窓ガラスの外周を囲んで上記ドアサッシュ及びセンタサッ シュ並びに窓ガラスの下側縁に隣接するドアパネルにわたって装着されたウエザ ストリップと、同ウエザストリップの窓ガラス前方傾斜縁及び下側縁に当接する 部分の外周部分に装着されて同ウエザストリップを補強するインナサッシュとを 具え、上記ドアサッシュ部分における上記ウエザストリップに、上記インナサッ シュの側壁とドアサッシュとの間に挟装されて同インナサッシュの車室内方への 変位を抑止するストッパビードを設けたことを特徴とする車両の三角窓装置を提 供するものである。
【0007】
以下本考案の一実施例を添付図面について具体的に説明する。 本考案によれば、図2の概略斜視図に良く示されているように、三角窓装置1 2の窓ガラス16には、その前方傾斜縁16a及び下側縁16cに沿って断面形 状がコ字状をなす金属薄板製のガラスホルダ26が装着されている。ガラスホル ダ26の上記回転軸線O−Oに沿う上方部分に、図8及び図9の部分的拡大断面 図に示されているように、上方枢支軸28を形成するリベット又はボルトを挿通 するブラケット30が固着されている。また同ガラスホルダ26の上記回転軸線 O−Oに沿う下方部分に、下方枢支軸32を形成する突軸が下向きに突設されて いる。
【0008】 図3の概略斜視図に示されているように、上記ウエザストリップ24は、窓ガ ラス16の前方傾斜縁16aに隣接する前方傾斜部分24aと、窓ガラス16の 下側縁16cに隣接する下側部分24cと、上記窓ガラス16の後方縦縁16b に隣接する後方縦部分24bとから構成されている。 同ウエザストリップ24の外周部分に、図5ないし図7、及び図9に示されて いるように、逆八字状に拡開した1対の取付ビード34が形成され、上記前方傾 斜部分24a及び下側部分24cにわたって、断面形状がC字状をなす薄金属板 製のインナサッシュ36が上記取付ビード34を利用して装着されている。 図4の概略斜視図に示されているように、インナサッシュ36の上記回転軸線 O−Oに沿う上方部分に側方に張出したブラケット38が固着されている。同ブ ラケット38は、図9に示されているように、前記ガラスホルダ26の上方部分 のブラケット30と共に、上方枢支軸28を介し窓ガラス16を枢支するもので ある。また図8に良く示されているように、上記ブラケット38に隣接して、上 記インナサッシュ36の上端部分に他のブラケット40が固着され、同ブラケッ ト40はボルト42によって、協働するブラケット44を介しドアサッシュ18 に固着されている。
【0009】 更に図4に良く示されているように、上記インナサッシュ36の上記回転軸線 O−Oに沿う下側辺部分の前端付近に、ハット型の形状を有するブラケット46 が固着され、同ブラケット46によって上記ガラスホルダ26の下方部分に突設 された下方枢支軸32が回転自在に支持されている。 上記インナサッシュ36の上記下側辺部分には、図7の部分的拡大断面図に良 く示されているように、前後2個のブラケット48が固着され、各ブラケット4 8はボルト又はねじ50を介して、ドアインナパネル52の窓ガラス下側縁に沿 う部分及び同インナパネルに固着されたドアサッシュ18の下側辺部分18′に 固着されている。 上記ドアインナパネル52と共に前記ドアパネル22を構成しているドアアウ タパネル54は、特に図5に良く示されているように、ドアサッシュ18と協働 して、窓ガラス16の前方傾斜縁16aに隣接するウエザストリップ24の前方 傾斜部分24aを保持している。 ウエザストリップ24は、窓ガラス16が閉窓位置にあるとき、回転軸線O− Oの前方では、ガラスホルダ26の外側面に弾性的に当接し、また回転軸線O− Oより後方ではガラスホルダ26又は窓ガラスの後方縦縁16bの内側面に弾性 的に当接して、夫々水密接手を形成する断面積が大きい第1のリップ56と、ガ ラスホルダ26の外側周面に当接する断面積が小さい第2のリップ58とを具え ている。
【0010】 更に、ウエザストリップ24の前方傾斜部分24aには、図5に良く示されて いるように、インナサッシュ36の側壁とドアサッシュ18の内側面との間に挟 装されるストッパビード60が突設されている。
【0011】 上記構成によれば、三角窓装置12の窓ガラス16を囲んで配設されるウエザ ストリップ24の前方傾斜部分24aの外周部分に、取付ビード34を介してイ ンナサッシュ36が装着されているので、同ウエザストリップの前方傾斜部分2 4aが効果的に補強される。また、同インナサッシュ36は、その上方部分をブ ラケット40,44及びボルト42を介してドアサッシュ18に固定され、更に 下方部分を2個のブラケット48及びボルト又はねじ50によってドアサッシュ 18′及びドアインナパネル52に対し固定されると共に、前方傾斜部分24a をウエザストリップ24のストッパビード60を介してドアサッシュ18に接し ているので、窓ガラス16に対して強い横風が作用したり、人為的外力が車体外 方から加えられた場合、及び車体の振動等に際して、本質的に軟いウエザストリ ップ24の変形がインナサッシュ36及び上記ストッパビード60によって効果 的に抑止され、窓ガラス16の車巾方向内方への変位及び振動が防止される利点 がある。
【0012】
叙上のように、本考案に係る車両の三角窓装置は、車両ドアの上方かつ前方部 分に配設され、上下方向に延在する回転軸線の周りに廻動可能に支持された窓ガ ラスと、同窓ガラスの前方傾斜縁を囲むドアサッシュと、上記窓ガラスの後方縦 縁を囲むセンタサッシュと、上記窓ガラスの外周を囲んで上記ドアサッシュ及び センタサッシュ並びに窓ガラスの下側縁に隣接するドアパネルにわたって装着さ れたウエザストリップと、同ウエザストリップの窓ガラス前方傾斜縁及び下側縁 に当接する部分の外周部分に装着されて同ウエザストリップを補強するインナサ ッシュとを具え、上記ドアサッシュ部分における上記ウエザストリップに、上記 インナサッシュの側壁とドアサッシュとの間に挟装されて同インナサッシュの車 室内方への変位を抑止するストッパビードを設けたことを特徴とし、簡単かつ安 価な構成によって三角窓装置の強度を向上し、窓ガラスの車巾方向特に車室内方 への変位及び振動を効果的に低減することができるので、実用上有益である。
【図1】本考案の一実施例を示す車両ドアの要部側面図
である。
である。
【図2】図1における三角窓装置の窓ガラスを抽出して
示した概略斜視図である。
示した概略斜視図である。
【図3】図1の三角窓装置におけるウエザストリップを
抽出Lて示した概略斜視図である。
抽出Lて示した概略斜視図である。
【図4】図3に示したウエザストリップに取付けられる
インナサッシュの概略斜視図である。
インナサッシュの概略斜視図である。
【図5】図1のV−V線に沿う部分的拡大断面図であ
る。
る。
【図6】図1のVI−VI線に沿う部分的拡大断面図で
ある。
ある。
【図7】図1のVII−VII線に沿う部分的拡大断面
図である。
図である。
【図8】図1の鎖線円VIIIで囲んだ部分の拡大断面
図である。
図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う部分的拡大断面図で
ある。
ある。
10 ドア 12 三角窓装置 16 窓ガラス 18 ドアサッシュ 20 センタサッシュ 22 ドアパネル 24 ウエザストリップ 36 インナサッシュ 60 ストッパビード
Claims (1)
- 【請求項1】 車両ドアの上方かつ前方部分に配設さ
れ、上下方向に延在する回転軸線の周りに廻動可能に支
持された窓ガラスと、同窓ガラスの前方傾斜縁を囲むド
アサッシュと、上記窓ガラスの後方縦縁を囲むセンタサ
ッシュと、上記窓ガラスの外周を囲んで上記ドアサッシ
ュ及びセンタサッシュ並びに窓ガラスの下側縁に隣接す
るドアパネルにわたって装着されたウエザストリップ
と、同ウエザストリップの窓ガラス前方傾斜縁及び下側
縁に当接する部分の外周部分に装着されて同ウエザスト
リップを補強するインナサッシュとを具え、上記ドアサ
ッシュ部分における上記ウエザストリップに、上記イン
ナサッシュの側壁とドアサッシュとの間に挟装されて同
インナサッシュの車室内方への変位を抑止するストッパ
ビードを設けたことを特徴とする車両の三角窓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10563791U JPH0537526U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 車両の三角窓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10563791U JPH0537526U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 車両の三角窓装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537526U true JPH0537526U (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=14412976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10563791U Pending JPH0537526U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 車両の三角窓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537526U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844658B1 (ko) * | 2006-11-10 | 2008-07-07 | 현대자동차주식회사 | 버스의 운전석 창틀 프레임 |
CN114435097A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-06 | 江苏开沃汽车有限公司 | 一种新型后门三角窗包胶一体式结构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59113315A (ja) * | 1982-12-18 | 1984-06-30 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | 磁気軸受装置の制御方法 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP10563791U patent/JPH0537526U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59113315A (ja) * | 1982-12-18 | 1984-06-30 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | 磁気軸受装置の制御方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844658B1 (ko) * | 2006-11-10 | 2008-07-07 | 현대자동차주식회사 | 버스의 운전석 창틀 프레임 |
CN114435097A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-06 | 江苏开沃汽车有限公司 | 一种新型后门三角窗包胶一体式结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970805 |