JPH057588U - スペアタイヤの支持装置 - Google Patents

スペアタイヤの支持装置

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JPH057588U
JPH057588U JP6340391U JP6340391U JPH057588U JP H057588 U JPH057588 U JP H057588U JP 6340391 U JP6340391 U JP 6340391U JP 6340391 U JP6340391 U JP 6340391U JP H057588 U JPH057588 U JP H057588U
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JP
Japan
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door
spare tire
vehicle
outer panel
inner panel
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Pending
Application number
JP6340391U
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English (en)
Inventor
則夫 草次
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
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Publication of JPH057588U publication Critical patent/JPH057588U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スペアタイヤの支持強度を維持しつつ、車両ド
ア内の空間を有効利用できるスペアタイヤの支持装置を
提供する。 【構成】車両ドアを構成するドアインナパネル10とド
アアウタパネル11間のドアアアウタパネル11の近傍
に水平方向のビーム14を溶接し、このビーム14にド
アアウタパネル11を介してスペアタイヤキャリア19
を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両におけるスペアタイヤの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフロード車、バン型車両などにおいては、荷室、フロア下方のスペースの有 効利用、走行性、スタイル性等、種々の理由により、スペアタイヤを車両の背部 に支持するようにした車両(図6参照)がある。この種の車両におけるスペアタ イヤの支持装置としては例えば、図7(図6におけるC−C面の断面図)に示す ように、バックドアのドアインナパネル30に溶接してドアインナパネル30と ドアアウタパネル31との間隔を保つようにリインホースメント32を設け、ス ペアタイヤ18のホイール部18aの裏面に嵌合してスペアタイヤ18を取り付 けるボルト33を溶接した突出部34aを形成したスペアタイヤキャリア34を 、そのフランジ部34bでリインホースメント32にドアアウタパネル31を介 して取り外し可能にキャリア取り付け用ボルト35で固定した支持装置が知られ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のスペアタイヤの支持装置においては、リインホースメント3 2がドアインナパネル30とドアアウタパネル31の間に、架橋状に取り付けら れているため、ドア内のスペースを有効に利用することができず、それに加えて 車両後方からの衝突時にはスペアタイヤキャリア34とリインホースメント32 とが一体になってパネル30,31がリインホースメント32の両端部付近で折 れ曲がって車両内へ変形するおそれがある。そこで本考案は上記の問題点に対処 するスペアタイヤの支持装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案においてはスペアタイヤの支持装置を 、車両ドアの外側面に車両用スペアタイヤを支持する支持装置であり、前記車両 ドアを構成するドアインナパネルとドアアウタパネル間にて前記ドアアアウタパ ネルに近接して水平方向に延びるビームを配設し、このビームに前記ドアアウタ パネルを介してスペアタイヤキャリアを取り付けたことを特徴とする構成とした 。
【0005】
【考案の作用・効果】
本考案のスペアタイヤの支持装置によると、リインホースメントがドアインナ パネルとドアアウタパネルの間に架橋状に取り付けられていないためにドア内の スペースの有効利用が図れ、ドア内空間を例えばウインドウガラスの昇降空間と して利用したり、工具や三角表示板、雑誌などの格納庫として利用したりするこ とができる。また、ビームをドア内に配設固定して設けているので後方からの衝 突に対しドアの変形を抑えることができ、乗員の安全性確保の点で優れている。 更にスペアタイヤキャリアの保持部を強固なビームとしたことにより、スペアタ イヤの保持は確実で信頼性の高いものとなる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明する。 図1には本考案による車両用スペアタイヤの支持装置を背部ドアに取り付けた 車両が示されている。また図2には図1のA−A面による横断面図が、図3には 図1のB−B面による縦断面図が示されている。この背部ドアの本体はドアの厚 み方向の側面板部10aを一体形成したドアインナパネル10とこのドアインナ パネル10の側面板部10aに接合されたドアアウタパネル11とからなってお り、ドアインナパネル10の側部内側にドアヒンジ12のドア側アーム12aが リインホースメント13を添えてボルトにより固定されている。
【0007】 ドア内には水平方向に延びているパイプ状の二本のビーム14が、その両端に 溶着したビームプレート15をドアインナパネル10の側面板部10aのアウタ パネル11近傍に先のリインホースメント13の一端を添えて溶接固定すること でビーム14が強固に保持されて設けられている。この二本のビーム14にはウ エルドナット16を固着したビームブラケット17がそれぞれ2個ずつ溶接によ り取り付けられており、このウエルドナット16にスペアタイヤ18のホイール 部18aの裏面に嵌合する突出部19aを形成したスペアタイヤキャリア19が そのフランジ部19bでアウタパネル11を介してボルト締め固定されている。 そしてスペアタイヤキャリア19の突出部19aにはスペアタイヤ取り付け用ボ ルト20が溶接されており、スペアタイヤ18はこのスペアタイヤ取り付け用ボ ルト20をスペアタイヤ18のホイール部18aに穿孔したボルト取り付け孔1 8aaに挿入し、ナット21で固定することで脱着可能に装着されている。
【0008】 この実施例では、ドアに取り付けられているウインドウガラス22は昇降して 開閉可能なタイプであり、ウインドウガラス22が降りたときにドアインナパネ ル10とドアアウタパネル11近傍に取り付けたビーム14との間の空間にウイ ンドウガラス22が収納できるようになっている。図4はこのウインドウガラス 22の昇降機構をより詳しく説明するためにドアのドアインナパネル10を取り 外した図で、ウインドウガラス22はその下端がガラスチャンネル23により保 持されて一般的な自動車ドアに用いられているウインドウレギュレータ24のア ーム24aの回動により上下に動くように構成され、その際ウインドウガラス2 2の両側端はガイドフレーム25内のガラスラン26に摺動保持されている。
【0009】 このように構成したスペアタイヤの支持装置によれば、スペアタイヤキャリア 19の保持部を強固なビーム14としたことによりスペアタイヤキャリア19の ドアへの確実な取り付けを確保できるとともに、このビーム14の設置により後 方からの衝突に対しドアの変形を抑えることができて乗員の安全性確保の点でも 優れている。また、ドア内のスペースを有効利用すべくウインドウガラス22の 昇降空間として使用した場合には、ウインドウガラス22が開放できることによ る後部座席の開放感が得られ、かつ車両後部からの荷物の出し入れもドアを開く ことなく行えるので非常に便利である。
【0010】 尚、先の実施例ではビームブラケット17として二本のビーム14に2個ずつ 溶接したものを用いているが、図5に示すように二本のビーム14と溶接して連 結する板状ブラケット27でスペアタイヤキャリア固定用のウエルドナット28 を溶接したものを用いれば、このビーム14の強度を高めることができるので、 スペアタイヤ18の保持はより強固なものとなり、かつ背面からの衝突に対して も一層ドアの変形に耐えることができる。また、ドア内の空間をウインドウガラ ス22の昇降空間として利用するのではなく、工具や三角表示板、雑誌などの格 納庫として利用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例であるスペアタイヤの支持
装置を取り付けた車両の正面図である。
【図2】 図1のA−A面における横断面図である。
【図3】 図1のB−B面における縦断面図である。
【図4】 図1のドアの内側からみた一部欠損図であ
る。
【図5】 本考案の他の実施例であるビームブラケット
の斜視図である。
【図6】 従来のスペアタイヤの支持装置を取り付けた
車両の斜視図である。
【図7】 図6のC−C面における一部断面図である。
【符号の説明】
10、30…ドアインナパネル、11、31…ドアアウ
タパネル、12…ドアヒンジ、13…リインホースメン
ト、14…ビーム、15…ビームプレート、16、28
…ウエルドナット、17…ビームブラケット、18…ス
ペアタイヤ、18a…ホイール、19、34…スペアタ
イヤキャリア、19a…突出部、19b…フランジ部、
20、33…スペアタイヤ取り付け用ボルト、21…ナ
ット、22…ウインドウガラス、23…ガラスチャンネ
ル、24…ウインドウレギュレータ、25…ガイドフレ
ーム、26…ガラスラン、27…板状ブラケット、32
…リインホースメント、35…キャリア取り付け用ボル
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】車両ドアの外側面に車両用スペアタイヤを
    支持する支持装置であり、前記車両ドアを構成するドア
    インナパネルとドアアウタパネル間にて前記ドアアアウ
    タパネルに近接して水平方向に延びるビームを配設し、
    このビームに前記ドアアウタパネルを介してスペアタイ
    ヤキャリアを取り付けたことを特徴とする車両用スペア
    タイヤの支持装置。
JP6340391U 1991-07-15 1991-07-15 スペアタイヤの支持装置 Pending JPH057588U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6340391U JPH057588U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 スペアタイヤの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6340391U JPH057588U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 スペアタイヤの支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH057588U true JPH057588U (ja) 1993-02-02

Family

ID=13228307

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JP6340391U Pending JPH057588U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 スペアタイヤの支持装置

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Cited By (2)

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