JP3281456B2 - 自動車用ドア - Google Patents

自動車用ドア

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JP3281456B2
JP3281456B2 JP17798093A JP17798093A JP3281456B2 JP 3281456 B2 JP3281456 B2 JP 3281456B2 JP 17798093 A JP17798093 A JP 17798093A JP 17798093 A JP17798093 A JP 17798093A JP 3281456 B2 JP3281456 B2 JP 3281456B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガイドサッシュに案内
されて昇降装置により昇降されるドアガラスを備えた自
動車用ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような自動車用ドアとして、図
3,図4に示すものが従来一般に知られている。ここ
で、図3に示すように、ドアガラスaを昇降方向に案内
するガイドサッシュbは、ドアガラスaの昇降軌跡面よ
りもドアインナパネルc寄りに配置され、その上端部は
ブラケットdを介してドアインナパネルcに固定されて
いる。一方、ドアガラスaの下端部にはホルダeを有す
るキャリアプレートfが固定され、そのホルダeが上記
ガイドサッシュbに係合することで、ドアガラスaは昇
降方向に案内されるようになっている。また、このドア
ガラスaの昇降軌跡を規定し、かつその振れを防止する
スタビライザg,hが、閉断面をなして補剛されたドア
アウタパネルi及びドアインナパネルcの上縁部にそれ
ぞれ固定されている。
【0003】また、図4に示すように、ドアガラスaの
昇降装置としてのXアーム型レギュレータjがドアガラ
スaの昇降軌跡面よりもドアインナパネルc寄りに位置
してドアの前後方向中央部に配置されている。その関係
で、前記ガイドサッシュbは、Xアーム型レギュレータ
jを避けてドアの前部寄りの箇所と後部寄りの箇所との
2箇所に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
においては、実開平2−2477号公報にも見られるよ
うに、ドアアウタパネルi及びドアインナパネルcの上
縁部は、ガイドサッシュbやスタビライザg,h等の取
付部剛性を上げるために、それぞれ閉断面をなして補剛
されている。そしてこのように補剛されたドアアウタパ
ネルi及びドアインナパネルcの上縁部にそれぞれスタ
ビライザg,hが固定されていることから、結果的に従
来例の自動車用ドアは、窓肩部の剛性が極めて高い構造
となっている。しかも、ドアの後部寄りに配置されたガ
イドサッシュbは、搭乗者の上体に沿ってその側方に位
置している。
【0005】従って、従来例においては、当該自動車が
側面衝突を受けた場合などに搭乗者がドア内面に衝突す
る際の衝撃エネルギを十分に吸収することができないと
いう問題があった。
【0006】そこで本発明は、搭乗者によるドア内面へ
の衝撃エネルギを十分に吸収できるようにした自動車用
ドアを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、ドアガラスの昇降装置がドアインナパネル側に支持
される自動車用ドアにおいて、上記ドアガラスを昇降方
向に案内するガイドサッシュを、ドアガラスの昇降軌跡
面よりドアアウタパネル側にて搭乗者の上体側方とは異
なるドアの前後方向中央部に配置して設け、上記ガイド
サッシュに所定の上下間隔を空けて案内されるホルダを
ドアガラス側に設けると共に、上記ドアインナパネルの
上縁部は開断面に形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような手段を採用した本発明の自動車用ド
アでは、窓肩部を構成するドアインナパネルの上縁部が
開断面をなして比較的に剛性の低いものとなっている。
しかもガイドサッシュは、ドアガラスの昇降軌跡面より
ドアアウタパネル側にてドアの前後方向中央部に配置さ
れ、搭乗者の上体の側方には存在しない。従って、側面
衝突を受けた際などにおける搭乗者によるドア内面への
衝撃エネルギは十分に吸収される。このようにドアイン
ナパネルの上縁部を開断面とすることができたのは、ド
アガラス側に上下間隔を開けてガイドサッシュに案内さ
れる一対のホルダを設けたことによるものである。この
ホルダを設けることによって、簡単な構造でありなが
ら、ドアガラスの昇降軌跡を確実に維持することがで
き、ドアガラス外面からの風圧にも十分に耐えることが
でき、しかも、ドアガラスの前後方向の倒れを規制する
ことができるので、ドアインナパネル側にドアガラスの
振れを防止するスタビライザを設ける必要が無くなる。
これによって、従来、スタビライザを設けるための強度
を確保すべく閉断面としていたドアインナパネルを開断
面にすることが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。一実施例による自動車用ドアと
してのフロントドア1の内部構造を示す図1において、
符号2はドアアウタパネル、符号3はドアインナパネ
ル、符号4はドアガラス、符号5はドアインナパネル3
を覆ってドア内面を構成するドアトリムをそれぞれ示し
ている。
【0010】前記ドアインナパネル3の内面には、図2
に示すようなドアガラス4の昇降装置としてのXアーム
型レギュレータ6がフロントドア1の前後方向中央部に
位置して支持されている。そしてこのXアーム型レギュ
レータ6の昇降レール6aを固定したキャリアプレート
7がドアガラス4の下端部に固定されることで、ドアガ
ラス4はXアーム型レギュレータ6の作動に応じて昇降
駆動されるようになっている。
【0011】ここで、ドアガラス4を昇降方向に案内す
るガイドサッシュ8が、ドアガラス4の昇降軌跡面より
もドアアウタパネル2側に配置して設けられる。このガ
イドサッシュ8は、フロントドア1の前後方向中央部に
配置されており、その上端部はドアアウタパネル2の上
縁部に剛性の高い閉断面を形成するリンフォースメント
9にブラケット10を介してネジ止め固定され、その下
端部はブラケット11を介してドアインナパネル3の下
端部にネジ止め固定されている。
【0012】一方、前記ドアガラス4の下端部に固定さ
れたキャリアプレート7には、上下方向に所定間隔を開
けて前記ガイドサッシュ8に案内される上下一対のホル
ダ12,13が固定されている。
【0013】なお、前記ホルダ12,13が上下方向に
所定間隔を開けてガイドサッシュ8に案内されること
で、ドアガラス4はその昇降軌跡が規定される。そこで
本実施例では、従来必須であったスタビライザを省略し
ており、これに関連してドアインナパネル3の上縁部は
単に溝形断面に屈曲した開断面としてある。
【0014】また、ドアガラス4の前後方向の倒れを規
制すべく、ドアガラス4の前縁部を案内するフロントサ
ッシュ14と、ドアガラス4の後縁部を案内するリヤサ
ッシュ15とが補助的に設けられている。
【0015】このように構成された本実施例のフロント
ドア1では、Xアーム型レギュレータ6の作動に伴いド
アガラス4はガイドサッシュ8を主たる案内部材として
昇降する。この場合、ガイドサッシュ8はその上端部が
剛性の高い閉断面を形成しているドアアウタパネル2の
上縁部側に固定され、その下端部がドアインナパネル3
の下端部側に固定されているため、支持剛性は十分であ
る。加えて、このようなガイドサッシュ8に案内される
ドアガラス4側のホルダ12及びホルダ13は、上下方
向に所定の間隔を開けて配置されている。このため、本
実施例では、スタビライザを有しない構造でありなが
ら、ドアガラス4の昇降軌跡を確実に維持することがで
き、ドアガラス4外面からの風圧にも十分に耐えること
ができる。しかもドアガラス4は上下一対のホルダ1
2,13により前後方向の倒れも規制される。なお、こ
の前後方向の倒れはホルダ12,13の間隔が大きい程
効果的に規制される。
【0016】ここで、本実施例においては、フロントド
ア1の窓肩部を構成するドアインナパネル3の上縁部が
開断面をなして比較的に剛性の低いものとなっている。
しかもガイドサッシュ8は、ドアガラス4の昇降軌跡面
よりドアアウタパネル2側にてフロントドア1の前後方
向中央部に配置されており、搭乗者の上体の側方には存
在しない構造となっている。従って、側面衝突を受けた
際などにおいて搭乗者によりフロントドア1の内面へ加
えられる衝撃エネルギは十分に吸収されるのであり、搭
乗者の上体、特に肩付近を十分に保護することができ
る。
【0017】なお、本実施例は自動車のフロントドア1
に適用したものであるが、図2に示すように、リヤドア
16にも同様に適用できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明では、窓肩部
を構成するドアインナパネルの上縁部が開断面をなして
比較的に剛性の低いものとなっており、しかもガイドサ
ッシュはドアガラスの昇降軌跡面よりドアアウタパネル
側にてドアの前後方向中央部に配置され、搭乗者の上体
の側方には存在しない。
【0019】従って本発明によれば、側面衝突を受けた
際などにおける搭乗者によるドア内面への衝撃エネルギ
を十分に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車用ドアの内部構
造を示す縦断面図である。
【図2】一実施例による自動車用ドアの内部構造を示す
側面図である。
【図3】従来例による自動車用ドアの内部構造を示す縦
断面図である。
【図4】従来例による自動車用ドアの内部構造を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 フロントドア 2 ドアアウタパネル 3 ドアインナパネル 4 ドアガラス 5 ドアトリム 6 Xアーム型レギュレータ 6a 昇降レール 7 キャリアプレート 8 ガイドサッシュ 9 リンフォースメント 10 ブラケット 11 ブラケット 12 ホルダ 13 ホルダ 14 フロントサッシュ 15 リヤサッシュ 16 リヤドア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアガラスの昇降装置がドアインナパネ
    ル側に支持される自動車用ドアにおいて、 上記ドアガラスを昇降方向に案内するガイドサッシュ
    を、ドアガラスの昇降軌跡面よりドアアウタパネル側に
    搭乗者の上体側方とは異なるドアの前後方向中央部に
    配置して設け、 上記ガイドサッシュに所定の上下間隔を空けて案内され
    るホルダをドアガラス側に設けると共に、上記ドアイン
    ナパネルの上縁部は開断面に形成したことを特徴とする
    自動車用ドア。
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