JP4502681B2 - 車両のドア構造 - Google Patents
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Description
これにより、車体が前方から衝突してピラーがドアの前側部に押圧されると、ピラーが補強フレームの前端部に受け止められて、衝突のエネルギーが補強フレームを介して車体の後部に逃がされるようになる。この場合、補強フレームの前端部に係合部を備えて、車体が前方から衝突してピラーがドアの前側部に押圧されると、補強フレームの係合部がピラーに係合し、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れないようにして、衝突のエネルギーが補強フレームを介して車体の後部に適切に逃がされるように構成したものがある。
この場合、ドアの車室側のパネル部の開口に大きさの制限がある点、及び、ドアの外周部にウェーザーストリップ等のシール部材を取り付ける為のスペースを確保しなければならない点により、ドアの前側部において、ドアの内部における車室側の部分の外周部に補強フレームを連結することができず、ドアの内部における車室側の部分の外周部から少し後方の部分に補強フレームが連結されることになって、ドアの内部における車室側の部分と補強フレームとの連結部分から前方に、補強フレームの前端部が片持ち状に延出された状態になることがある。
これにより[背景技術]に記載のように、ドアの前側部において、ドアの内部における車室側の部分と補強フレームとの連結部分から前方に、補強フレームの前端部が片持ち状に延出された状態において、車体が前方から衝突した際に、ドアの中央部が車体外方に変形させられようとすると(ドアが車体外方に「く」の字に折り曲げられようとすると)、これに伴ってドアの内部における車室側の部分と補強フレームとの連結部分が、車体外方に移動しようとして(補強フレームの前端部が車体外方に移動しようとして)、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れようとすることがある。
本発明は車両のドア構造において、ドアの前側部に隣接してピラーを備えて、ドアの内部に補強フレームを車体前後方向に沿って連結した場合、車体が前方から衝突した際に、衝突のエネルギーが補強フレームを介して車体の後部に適切に逃がされるように構成することを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両のドア構造において次のように構成することにある。
ドアの前側部に隣接してピラーを備えて、ドアの内部に補強フレームを車体前後方向に沿って連結する。車体が前方から衝突してピラーがドアの前側部及び補強フレームの前端部に押圧される状態において、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れないようにピラーに係合する係合部を補強フレームの前端部に備える。車体が前方から衝突してピラーがドアの前側部及び補強フレームの前端部に押圧される状態において、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れる状態を阻止する阻止手段を、補強フレームの前端部の車体外側に位置し且つ側面視で補強フレームの前端部に重複するように、ドアの内部に備える。
本発明の第1特徴によると、車体が前方から衝突した際に、ドアの中央部が車体外方に変形させられようとして(ドアが車体外方に「く」の字に折り曲げられようとして)、補強フレームの前端部が車体外方に移動しようとし、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れようとした場合、ドアの内部に備えられた阻止手段によって、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れる状態が阻止される。
本発明の第1特徴によると、車両のドア構造において、ドアの前側部に隣接してピラー部を備えて、ドアの内部に補強フレームを車体前後方向に沿って連結した場合、車体が前方から衝突した際に、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れる状態を防止し、衝突のエネルギーが補強フレームを介して車体の後部に適切に逃がされ易くなるようにすることができて、衝突のエネルギーの吸収機能を高めることができた。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の車両のドア構造において次のように構成することにある。
車体が前方から衝突してピラーがドアの前側部及び補強フレームの前端部に押圧される状態において、補強フレームの前端部がピラーに案内されるように、補強フレームの前端部が接当する阻止手段の部分を案内面に形成している。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によると、車体が前方から衝突した際に、阻止手段の案内面によって補強フレームの前端部がピラーに案内されながら、補強フレームの前端部がピラーから横側に外れる状態が防止されるので、車体が前方から衝突した際に、ドアの中央部が車体外方に変形させられようとしても(ドアが車体外方に「く」の字に折り曲げられようとしても)、補強フレームの係合部がさらにピラーに外れることなく係合し、ピラーが補強フレームの前端部にさらに良く受け止められるようになって、衝突のエネルギーが補強フレームを介して車体の後部に適切に逃がされるようになる。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、車体が前方から衝突した際に、ピラーが補強フレームの前端部にさらに良く受け止められるようになり、衝突のエネルギーが補強フレームを介して車体の後部に適切に逃がされるようにすることができて、衝突のエネルギーの吸収機能を高めることができた。
この場合、補強フレーム18の前部に連結部材19を連結した後、図2に示すように、補強フレーム18の前端部18aを内パネル部14の開口14aに斜めに(図2の紙面左斜め上方から斜めに)挿入し、補強フレーム18の前端部18aを支持部材15の底壁部15a及び横壁部15bと内パネル部14とによって囲まれた空間に挿入して、補強フレーム18の前端部18aを阻止部材16の案内部16aに当て付ける。これにより、連結部材19を支持部材15のフランジ部15cに容易に案内することができるのであり、この後に連結部材19を支持部材15のフランジ部15cにボルト20により連結する。
補強フレーム18をドア11の内部の上部に車体前後方向に沿って連結した場合にも本発明は適用できるのであり、前側のドア11ばかりではなく、補強フレーム18を後側のドア(図示せず)の内部の上部又は下部に車体前後方向に沿って連結した場合にも本発明は適用できる。本発明は、1BOX型式の車両ばかりではなく、2BOX型式や3BOX型式の乗用車や商用車、トラックやバス等の車両にも適用できる。
11 ドア
16 阻止手段
16a 案内面
18 補強フレーム
18a 補強フレームの前端部
18b 補強フレームの係合部
Claims (2)
- ドアの前側部に隣接してピラーを備えて、前記ドアの内部に補強フレームを車体前後方向に沿って連結し、
車体が前方から衝突して前記ピラーがドアの前側部及び補強フレームの前端部に押圧される状態において、前記補強フレームの前端部がピラーから横側に外れないように、前記ピラーに係合する係合部を補強フレームの前端部に備えると共に、
車体が前方から衝突して前記ピラーがドアの前側部及び補強フレームの前端部に押圧される状態において、前記補強フレームの前端部がピラーから横側に外れる状態を阻止する阻止手段を、前記補強フレームの前端部の車体外側に位置し且つ側面視で前記補強フレームの前端部に重複するように、前記ドアの内部に備えてある車両のドア構造。 - 車体が前方から衝突して前記ピラーがドアの前側部及び補強フレームの前端部に押圧される状態において、前記補強フレームの前端部がピラーに案内されるように、前記補強フレームの前端部が接当する阻止手段の部分を案内面に形成してある請求項1に記載の車両のドア構造。
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