JPH0536805U - 車両制御用ソレノイド装置のボビン - Google Patents

車両制御用ソレノイド装置のボビン

Info

Publication number
JPH0536805U
JPH0536805U JP9216991U JP9216991U JPH0536805U JP H0536805 U JPH0536805 U JP H0536805U JP 9216991 U JP9216991 U JP 9216991U JP 9216991 U JP9216991 U JP 9216991U JP H0536805 U JPH0536805 U JP H0536805U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
bobbin
protrusion
coil
vehicle control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9216991U
Other languages
English (en)
Inventor
徹也 森
知之 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP9216991U priority Critical patent/JPH0536805U/ja
Publication of JPH0536805U publication Critical patent/JPH0536805U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 コイル10が巻回されたボビン1には、該コ
イル10の一端に接続されたリード線20を収容するた
めの溝部1Yが形成され、該溝部1Yには突起1Zが形
成されている。この突起1Zは、第1フランジ1Aの外
周から内周に向かうに連れてその高さが低くなるように
形成されている。前記リード線20は、突起1Zの先端
より内部に押し込まれるだけで溝部1Y内に挿入され、
そして突起1Zにより押圧されて固定される。 【効果】 前記の挿入は、リード線の広い範囲に対して
力を入れることなく、部分的に力を入れるだけで行うこ
とができるので、リード線をボビン1に対して容易に固
定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両制御用ソレノイド装置のボビンに関するものであり、特に、ソ レノイドコイルの端部に接続されたリード線を確実にかつ簡単に固定することの できる車両制御用ソレノイド装置のボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車、自動二輪車等の車両の制御用切換えバルブは、例えば自動変速装置を 構成するトルクコンバータに適用される。前記バルブは、流体通路の分岐部、お よび該分岐部に形成された弁座を有するベースに、該弁座に対向するように、ア クチュエータを配置することにより構成される。そして、アクチュエータに接続 された弁体が、前記弁座を閉塞あるいは開放することにより、前記流体通路の切 換えが行なわれる。
【0003】 このような車両制御用切換えバルブのアクチュエータとしてソレノイド装置( 車両制御用ソレノイド装置)を用いたものは、例えば実開昭62−170470 号公報に記載されている。同公報より明らかなように、車両制御用ソレノイド装 置は、ボビン、及び該ボビンに巻回されたコイルと、それらを収容するハウジン グと、そして前記コイルより発生する磁力により摺動するプランジャとを備えて いる。
【0004】 前記コイルの端部はリード線に接続され、該リード線は当該ソレノイド装置の 外部に引き出されるが、当該ソレノイド装置内部でのリード線の振動を防止する ために、あるいはまたコイルが巻回されたボビンをハウジング内に収容する際の 組み立て性を向上するために、前記リード線は、ボビンに対して所定の手法によ り固定される必要がある。前記公報では、ボビンの端部に互いに平行な一対のフ ランジを形成すると共に、該フランジ間の溝部をリード線の幅よりも若干小さく 設定し、該フランジ間にリード線を挿入することによりリード線の固定を行って いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
周知のように、車両制御用ソレノイド装置は、苛酷な条件下で使用されること が多い。特に自動変速装置を構成するトルクコンバータに適用される場合におい ては、ソレノイド装置がエンジンの近くに配置されるために、比較的強い振動が 該ソレノイド装置に伝達される。
【0006】 このような強い振動が伝達されてもリード線を堅固に固定しておくには、上記 したようなリード線を一対のフランジ間の溝部に挿入して固定する方法では、前 記溝部をリード線の幅よりもかなり狭めておくと共に、該溝部を比較的長く形成 し、リード線を該溝部の広い範囲で接触させて、リード線と前記フランジとの間 の摩擦力を大きくしておかなければならない。
【0007】 しかし、このような固定手法では、リード線を前記溝部に挿入する際の、挿入 加重が大きく、リード線の固定作業が面倒である。
【0008】 本考案は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、 簡単かつ確実にリード線を固定することのできる車両制御用ソレノイド装置のボ ビンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を解決するために、本考案は、リード線の固定手段を、リード線 を収容する溝部と、該溝部の開口端の幅を狭めるように、該開口端に形成された 突起とにより構成した点に特徴がある。
【0010】 また前記突起、及び該突起に対向する前記溝部の側面部の少なくとも一方に、 さらにその先端部にむけて前記幅が大きくなるような傾斜部を形成した点にも特 徴がある。
【0011】
【作用】
リード線を前記突起が形成された溝部に押し込み、該リード線が前記突起を超 えて溝部内に挿入されれば、リード線は前記突起に押圧され固定される。また前 記傾斜部を形成すれば、前記リード線の押し込みがさらに容易である。
【0012】
【実施例】
以下に図面を参照して、本考案を詳細に説明する。図5は本考案の一実施例の 正面図、図6は図5の側面図である。各々の図において、同一の符号は、同一又 は同等部分をあらわしている。
【0013】 各々の図において、ボビン1は樹脂により成形された筒状体であり、その一端 に第1フランジ1A及び第2フランジ1Bが、またその他端に第3フランジ1C が形成されている。前記第1フランジ1A及び第2フランジ1Bの間に形成され た溝部1Yの間隔Dは、後述のリード線20の幅とほぼ同一かあるいは該幅より も大きく設定されている。また、前記第1フランジ1Aには、リード線20の幅 とほぼ同一の幅を有する一対のリード穴1Rが形成されている。この例では、前 記一対のリード穴1Rの間に位置する部分には、仕切り部1Wが設けられていて 、溝部1Yが2つに分けられているが、この仕切り部1Wは、特に設けられなく ても良い。
【0014】 ターミナル2及び3は金属製の板状体であり、図示されるようにボビン1に取 り付けられている。この例では、前記ターミナル2及び3の端部は、ボビン1の 成形の際に該ボビン1内に配置され、これによりターミナル2及び3の取付けが 行われている。また前記ターミナル2及び3には、それぞれ止め具4及び5が一 体成型されている。
【0015】 また、前記第1フランジ1Aの、第2フランジ1Bと対向する側には、リード 線固定用の突起1Zが形成されている。この突起1Zは、第1フランジ1Aの外 周から内周に向かうに連れてその高さが低くなるように形成されている。
【0016】 なお、符号1Tは、前記ターミナル2及び3の近傍に設けられたコイル係止部 である。
【0017】 図7は図5に示すボビン1にコイル10が巻回された様子を示す図、図8は図 7の側面図である。各々の図は、前掲した図5及び図6に対応するものであり、 またそれぞれ同一の符号は同一又は同等部分をあらわしている。
【0018】 図7及び図8において、コイル10の巻回が終了すると、ターミナル2及び3 の止め具4には、それぞれコイル10の両端部が、電着、はんだ付等の手法によ り固着される。また同様に、一対のリード線20の端部が、前記ターミナル2及 び3の止め具5に、電着、はんだ付等の手法により固着される。
【0019】 その後、ターミナル2及び3は、その根元部分を支点としてボビン1の筒状部 に沿うように折り曲げられる。その際、各リード線20を、それぞれ2つの突起 1Zの先端を超えるように第1フランジ1A及び第2フランジ1B間に押し込む だけで、リード線20は前記フランジ間の溝部1Yに挿入され、そして、該突起 1Zにより押圧されて固定される。
【0020】 またこの挿入時に、前記各リード線20をリード穴1Rを介して、第1フラン ジ1Aの端面から突出させる。
【0021】 図7を矢印A方向から見た要部拡大図を図1に、また図1をB−B線で切断し た図を図2に示す。各々の図において、図5〜図8と同一の符号は、同一又は同 等部分をあらわしている。図1及び図2からも明らかなように、突起1Zの先端 より内部にリード線20を押し込むだけで、該リード線20は、溝部1Y間に挿 入され、そして突起1Zにより押圧されて固定される。このように、リード線2 0の固定は、単に該リード線20の一部を突起1Zの先端より内部に押し込むだ けで行われることができるので、例えば従来のように、リード線を一対のフラン ジ間の狭い領域に、かつ該フランジの外周に沿うように押し込む場合に比較して 、該固定が容易である。
【0022】 またこの実施例では、ボビン1の左右に2つずつ突起1Zが設けられているが 、ボビン1の左右に1つずつ突起1Zを設ける場合には、リード線20を押し込 む回数が減り、さらに、該リード線20の固定が容易である。
【0023】 このようにリード線20がボビン1に固定されると、該ボビン1は、図示され ないソレノイド装置のハウジング内に収容される。
【0024】 図3は本考案の他の実施例の要部拡大図であり、図1と同様の図である。同図 において、図1と同一の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。図1との 対比より明らかなように、この実施例では、第1フランジ1Aの、第2フランジ 1Bとの対向面外周部には、該外周部に近付くにつれて溝部1Yの間隔が広がる ような、傾斜部1Sが形成されている。この傾斜部1Sの形成により、突起1Z を超えてリード線20が押し込まれた後、溝部1Yの、突起1Zが形成されてい ない部分にリード線20を挿入するのがさらに容易となる。
【0025】 図4は本考案のさらに他の実施例の要部断面図であり、図2と同様の図である 。同図において、図2と同一の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。図 2との対比より明らかなように、突起1Zの外側部分には、該外側に近付くにつ れて溝部1Yの開口端の幅が広がるように、傾斜部1Uが形成されている。この 傾斜部1Uの形成により、リード線20を突起1Zの先端より溝部1Y内部に押 し込むのが容易となり、該リード線20の固定がさらに容易となる。
【0026】 さて、突起1Zは、第1フランジ1Aに設けられているが、第2フランジ1B に設けられても良いことは当然である。
【0027】 また、コイル10の両端それぞれにリード線20が接続されるものとしたが、 実開昭62−170470号公報に示されたように、コイル10の一方の端部が アースターミナルに接続される場合においても、本考案は適用可能であることは いうまでもない。
【0028】 さらに、当該車両制御用ソレノイド装置は、自動変速装置を構成するトルクコ ンバータ等の車両制御用切換えバルブに適用されるものとして説明したが、その 他のアクチュエータに適用されても良いことは当然である。
【0029】
【考案の効果】
(1) 請求項1記載の考案においては、突起が形成された溝部にリード線を押し 込み、該リード線が前記突起を超えて溝部内に挿入されれば、リード線は前記突 起に押圧され固定される。ここで、前記の挿入は、前記リード線の広い範囲に対 して力を入れることなく、部分的に力を入れるだけで行うことができるので、リ ード線の固定を従来の手法に比較して容易に行うことができる。
【0030】 (2) 請求項2記載の考案においては、突起形成部における前記溝部の開口部に 、その先端部にむけて広がるような傾斜部が形成されているので、リード線の挿 入をさらに容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図7を矢印A方向から見た要部拡大図であ
る。
【図2】 図1をB−B線で切断した図である。
【図3】 本考案の他の実施例の要部拡大図である。
【図4】 本考案のさらに他の実施例の要部断面図であ
る。
【図5】 本考案の一実施例の正面図である。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 本考案の一実施例にコイルが巻回された様子
を示す図である。
【図8】 図7の側面図である。
【符号の説明】
1…ボビン、1A…第1フランジ、1B…第2フラン
ジ、1C…第3フランジ、1S,1U…傾斜部、1Y…
溝部、1Z…突起、2,3…ターミナル、10…コイ
ル、20…リード線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その外周にコイルが巻回され、該コイル
    の端部に接続されたリード線を固定する固定手段を備え
    た車両制御用ソレノイド装置のボビンにおいて、 前記固定手段は、 前記リード線を収容する溝部と、 前記溝部の開口端の幅を狭めるように、該開口端に形成
    された突起とを具備したことを特徴とする車両制御用ソ
    レノイド装置のボビン。
  2. 【請求項2】 前記突起、及び該突起に対向する前記溝
    部の側面部の少なくとも一方には、さらにその先端部に
    むけて前記幅が大きくなるような傾斜部が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両制御用ソレノイド装
    置のボビン。
JP9216991U 1991-10-16 1991-10-16 車両制御用ソレノイド装置のボビン Pending JPH0536805U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9216991U JPH0536805U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 車両制御用ソレノイド装置のボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9216991U JPH0536805U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 車両制御用ソレノイド装置のボビン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0536805U true JPH0536805U (ja) 1993-05-18

Family

ID=14046934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9216991U Pending JPH0536805U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 車両制御用ソレノイド装置のボビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536805U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014017491A (ja) * 2007-08-21 2014-01-30 Robert Bosch Gmbh 電磁弁のための磁石構成群

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665055A (en) * 1979-11-02 1981-06-02 Mitsui Fudousan Kk Coating composition
JPS5980770A (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 Mazda Motor Corp アルミニウム製母材への線爆溶射法
JPS6180955A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Fuji Xerox Co Ltd カラ−画像処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665055A (en) * 1979-11-02 1981-06-02 Mitsui Fudousan Kk Coating composition
JPS5980770A (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 Mazda Motor Corp アルミニウム製母材への線爆溶射法
JPS6180955A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Fuji Xerox Co Ltd カラ−画像処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014017491A (ja) * 2007-08-21 2014-01-30 Robert Bosch Gmbh 電磁弁のための磁石構成群

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02266265A (ja) 壺状に構成されたハウジング部分の中にコイル保持体を位置決めするための装置
US5202663A (en) Small sized electromagnetic relay
JP3612771B2 (ja) 圧力制御装置
JPH0536805U (ja) 車両制御用ソレノイド装置のボビン
JPH07193949A (ja) 電線固定具
JP2597000Y2 (ja) ばね組立体
JP2841039B2 (ja) カプラ付電磁アクチュエータ
US5828144A (en) Electromagnetic actuator
JP3954805B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP3954804B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JPS5812725B2 (ja) コイルの接続方法
JPH06169538A (ja) 小型モータ
JPS6128093Y2 (ja)
JP2872927B2 (ja) 電磁コイル及びこれを用いた電磁リレー
JP3985400B2 (ja) 電磁継電器のコイルボビン構造および電磁継電器の鉄芯固定方法
JPH0246006Y2 (ja)
JPS5812414Y2 (ja) 電磁石装置
JPH11190324A (ja) ボルト用クランプ
JPS58217806A (ja) 連結カラ−
JP3360853B2 (ja) 小型プランジャ
JPS6339934Y2 (ja)
JPH08306526A (ja) かしめ構造
JP3954806B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2510877Y2 (ja) 小型プランジャ
JPS5934968Y2 (ja) ソレノイド