JP2510877Y2 - 小型プランジャ - Google Patents
小型プランジャInfo
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- JP2510877Y2 JP2510877Y2 JP10954291U JP10954291U JP2510877Y2 JP 2510877 Y2 JP2510877 Y2 JP 2510877Y2 JP 10954291 U JP10954291 U JP 10954291U JP 10954291 U JP10954291 U JP 10954291U JP 2510877 Y2 JP2510877 Y2 JP 2510877Y2
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- bobbin
- portions
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばカメラの絞り制
御やシャッタ−制御、オ−ディオ機器、ビデオ機器等に
おけるテ−プ回転方向制御やスタ−ト、スットプ制御、
あるいは家庭電化製品その他の電源を要する機器に用い
られ、ボビンにヨ−クの一部を挿通した構造を有する小
型プランジャに関する。
御やシャッタ−制御、オ−ディオ機器、ビデオ機器等に
おけるテ−プ回転方向制御やスタ−ト、スットプ制御、
あるいは家庭電化製品その他の電源を要する機器に用い
られ、ボビンにヨ−クの一部を挿通した構造を有する小
型プランジャに関する。
【0002】
【従来の技術】図6(A)は従来の小型プランジャの一
例を示す平面図である。このプランジャは、ボビン1
と、ヨ−ク2と、磁性材でなる可動片3と、ボビンに巻
かれたコイル4と、永久磁石8とからなる。前記ヨ−ク
2は一対の基部2aと、各基部2aからそれぞれ同方向
に突設された脚部2bと、両基部2aどうしを連結する
連結部2cとからなり、U字形をなす。前記ボビン1
は、一対の筒部1aとフック部1dとを有する。前記ヨ
−ク2の脚部2bは前記ボビン1の筒部1aに挿入さ
れ、可動片3も筒部1aへ反対側から挿入される。ヨ−
ク2の基部2a間にはスリット2dが形成され、そのス
リット2dに磁石8が嵌め込まれる。
例を示す平面図である。このプランジャは、ボビン1
と、ヨ−ク2と、磁性材でなる可動片3と、ボビンに巻
かれたコイル4と、永久磁石8とからなる。前記ヨ−ク
2は一対の基部2aと、各基部2aからそれぞれ同方向
に突設された脚部2bと、両基部2aどうしを連結する
連結部2cとからなり、U字形をなす。前記ボビン1
は、一対の筒部1aとフック部1dとを有する。前記ヨ
−ク2の脚部2bは前記ボビン1の筒部1aに挿入さ
れ、可動片3も筒部1aへ反対側から挿入される。ヨ−
ク2の基部2a間にはスリット2dが形成され、そのス
リット2dに磁石8が嵌め込まれる。
【0003】このプランジャは、磁石8の磁力により可
動片3を吸着しておいて、コイル4に通電して磁石8の
磁束を打消す反対方向の磁束を発生させると、可動片3
がばね(図示せず)の力でヨ−ク2から引き離され、コ
イル4の通電を止めると、磁石8の力で再び可動片3が
ヨ−ク2に吸着されるという動作を行うものである。
動片3を吸着しておいて、コイル4に通電して磁石8の
磁束を打消す反対方向の磁束を発生させると、可動片3
がばね(図示せず)の力でヨ−ク2から引き離され、コ
イル4の通電を止めると、磁石8の力で再び可動片3が
ヨ−ク2に吸着されるという動作を行うものである。
【0004】このプランジャは、組立の際に、図6
(B)に示すように、ボビン1の筒部1aにヨ−ク2の
脚部2bを矢印Xの方向に押し込んで係合させる。この
押し込み動作の際、図6(C)の平面図に示すように、
ボビン1とヨ−ク2との係合は、ヨ−ク2のU字形に構
成される一対の脚部2bとボビン1の一対のヨ−ク挿通
用筒部1aとを嵌合し、肉薄部1eで接合する該筒部1
a、1aのピッチを該脚部2bにより固定しつつ、図6
(A)に示す位置まで該脚部2bを該筒部1aに押し込
み、該脚部2bと反対側の両側面部に設けたヨ−ク2の
凹部2gに、ボビン1の両側に設けたフック部1dを、
該フック部1dの弾発力を利用して係止させることによ
り行っている。なお、図中2eはビス等を挿通してプラ
ンジャ取付け母材に固定するヨ−ク2の固定具挿入穴、
2fは母材に設けた突起を嵌合する回り止め穴である。
(B)に示すように、ボビン1の筒部1aにヨ−ク2の
脚部2bを矢印Xの方向に押し込んで係合させる。この
押し込み動作の際、図6(C)の平面図に示すように、
ボビン1とヨ−ク2との係合は、ヨ−ク2のU字形に構
成される一対の脚部2bとボビン1の一対のヨ−ク挿通
用筒部1aとを嵌合し、肉薄部1eで接合する該筒部1
a、1aのピッチを該脚部2bにより固定しつつ、図6
(A)に示す位置まで該脚部2bを該筒部1aに押し込
み、該脚部2bと反対側の両側面部に設けたヨ−ク2の
凹部2gに、ボビン1の両側に設けたフック部1dを、
該フック部1dの弾発力を利用して係止させることによ
り行っている。なお、図中2eはビス等を挿通してプラ
ンジャ取付け母材に固定するヨ−ク2の固定具挿入穴、
2fは母材に設けた突起を嵌合する回り止め穴である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このようなプランジャ
において、図6(D)に示すように、脚部2bを短くし
てさらにプランジャの小型化を図るためには、ヨ−ク2
の一対の脚部2bを短く、また、ボビン1のフック部1
dを肉薄にする必要があり、ボビン1とヨ−ク2との係
合を従来の構造で行おうとすると、該脚部2bの長さL
1よりも該フック部1dの長さL2が長くなり、該脚部
2bが該筒部1aとが嵌合する前に,該フック部1dが
ヨ−ク2の基部2aの側面と接触して、該筒部1a、1
aのピッチが該脚部2b、2bのピッチより大きくな
り、該筒部1aに脚部2bが嵌合できず、ボビン1とヨ
−ク2との係合が困難となる。またたとえ係合できたと
しても、該フック部1dの弾発力を利用して係止させる
従来の構造では、フック部1dの薄肉化による強度低下
により、ボビン1とヨ−ク2の所望の係合強度を得るこ
とができなくなるという問題点があった。
において、図6(D)に示すように、脚部2bを短くし
てさらにプランジャの小型化を図るためには、ヨ−ク2
の一対の脚部2bを短く、また、ボビン1のフック部1
dを肉薄にする必要があり、ボビン1とヨ−ク2との係
合を従来の構造で行おうとすると、該脚部2bの長さL
1よりも該フック部1dの長さL2が長くなり、該脚部
2bが該筒部1aとが嵌合する前に,該フック部1dが
ヨ−ク2の基部2aの側面と接触して、該筒部1a、1
aのピッチが該脚部2b、2bのピッチより大きくな
り、該筒部1aに脚部2bが嵌合できず、ボビン1とヨ
−ク2との係合が困難となる。またたとえ係合できたと
しても、該フック部1dの弾発力を利用して係止させる
従来の構造では、フック部1dの薄肉化による強度低下
により、ボビン1とヨ−ク2の所望の係合強度を得るこ
とができなくなるという問題点があった。
【0006】本考案は、上記した実状に鑑み、より小型
の小型プランジャを実現する場合においても、ボビンと
ヨ−クとの係合が容易にかつ確実に行え、係合強度確保
ができる小型プランジャを提供することを目的とする。
の小型プランジャを実現する場合においても、ボビンと
ヨ−クとの係合が容易にかつ確実に行え、係合強度確保
ができる小型プランジャを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、一対の基部と、各基部からそれぞれ同方向
に突設された脚部と、前記両基部の脚部と反対側どうし
を連結した連結部とを有するU字形ヨ−クを備え、該ヨ
−クの前記脚部をボビンの一対の筒部にそれぞれ挿入
し、前記ヨ−クの両基部間に磁石を嵌め込んでなる小型
プランジャにおいて、前記ヨ−クの一方の基部にプラン
ジャ取付け母材への取付け用固定具挿入穴を設け、他方
の基部に前記母材に設けた突起を嵌合して回り止めする
回り止め穴を設けると共に、前記ボビンの端子取付け部
に前記基部上面と対面するひさし部を設け、該ひさし部
に前記回り止め穴に係止されるヨ−ク抜け止め用係止突
起を設けるか、または、前記連結部と基部との間を段状
に形成し、前記ボビンの端子取付け部に前記基部上面と
対面するひさし部を設け、該ひさし部に前記段状に形成
した部分に係止されるヨ−ク抜け止め用係止突起を設け
たことを特徴とする。
成するため、一対の基部と、各基部からそれぞれ同方向
に突設された脚部と、前記両基部の脚部と反対側どうし
を連結した連結部とを有するU字形ヨ−クを備え、該ヨ
−クの前記脚部をボビンの一対の筒部にそれぞれ挿入
し、前記ヨ−クの両基部間に磁石を嵌め込んでなる小型
プランジャにおいて、前記ヨ−クの一方の基部にプラン
ジャ取付け母材への取付け用固定具挿入穴を設け、他方
の基部に前記母材に設けた突起を嵌合して回り止めする
回り止め穴を設けると共に、前記ボビンの端子取付け部
に前記基部上面と対面するひさし部を設け、該ひさし部
に前記回り止め穴に係止されるヨ−ク抜け止め用係止突
起を設けるか、または、前記連結部と基部との間を段状
に形成し、前記ボビンの端子取付け部に前記基部上面と
対面するひさし部を設け、該ひさし部に前記段状に形成
した部分に係止されるヨ−ク抜け止め用係止突起を設け
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案は、上述の構造を有するので、ボビンと
ヨ−クとの係合において、ボビン側の係止突起とヨ−ク
側の回り止め穴又は段状部とを係合させる際に、該係止
突起がヨ−クから受ける弾性反発力はボビンの一対の筒
部並び方向に垂直に働くため、該筒部のピッチの変化を
起こさず、ヨ−クの脚部とボビンの筒部が容易に嵌合で
きる。
ヨ−クとの係合において、ボビン側の係止突起とヨ−ク
側の回り止め穴又は段状部とを係合させる際に、該係止
突起がヨ−クから受ける弾性反発力はボビンの一対の筒
部並び方向に垂直に働くため、該筒部のピッチの変化を
起こさず、ヨ−クの脚部とボビンの筒部が容易に嵌合で
きる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
図2(A)はその平面図である。図1および図2(A)
において、ボビン1は合成樹脂成形体からなり、断面矩
形をなす一対のヨ−ク挿通用筒部1aを有し、端子6を
植設した端子取付け部1f、1iを形成する。一方の端
子取付け部1fにヨ−ク2の基部2iの上面(母材7の
反対側の面)に対面するひさし部1mを有し、該ひさし
部1mにヨ−ク抜け止め用の係止突起1gを形成する。
一方、磁性材でなるヨ−ク2は、基部2h、2iと各基
部2h、2iより延出させた脚部2b、2bと、基部2
h、2i間の磁石8嵌め込み用スリット2dと、基部2
h、2iとの間を連結する薄肉の連結部2cとを有す
る。2eは一方の基部2hに貫通して設けられた固定具
(図示のようなねじ5またはリベット)挿入穴、2fは
他方の基部2iに貫通して設けられた回り止め用穴であ
る。基板等の母材7には、前記回り止め用穴2fに嵌合
する突起7aおよびねじ穴7bが設けてある。10は母
材7とヨ−ク2との間に介在させるスペ−サ−であり、
該スペ−サ−は、非磁性材でなり、前記突起7aを挿通
する穴10aと固定具5を挿通する穴10bを有する。
図2(A)はその平面図である。図1および図2(A)
において、ボビン1は合成樹脂成形体からなり、断面矩
形をなす一対のヨ−ク挿通用筒部1aを有し、端子6を
植設した端子取付け部1f、1iを形成する。一方の端
子取付け部1fにヨ−ク2の基部2iの上面(母材7の
反対側の面)に対面するひさし部1mを有し、該ひさし
部1mにヨ−ク抜け止め用の係止突起1gを形成する。
一方、磁性材でなるヨ−ク2は、基部2h、2iと各基
部2h、2iより延出させた脚部2b、2bと、基部2
h、2i間の磁石8嵌め込み用スリット2dと、基部2
h、2iとの間を連結する薄肉の連結部2cとを有す
る。2eは一方の基部2hに貫通して設けられた固定具
(図示のようなねじ5またはリベット)挿入穴、2fは
他方の基部2iに貫通して設けられた回り止め用穴であ
る。基板等の母材7には、前記回り止め用穴2fに嵌合
する突起7aおよびねじ穴7bが設けてある。10は母
材7とヨ−ク2との間に介在させるスペ−サ−であり、
該スペ−サ−は、非磁性材でなり、前記突起7aを挿通
する穴10aと固定具5を挿通する穴10bを有する。
【0010】図2(D)は(A)のF−F断面図であ
り、ヨ−ク2は固定具挿入穴2eおよびスペ−サ10の
穴10bに挿通する固定具5を母材のねじ穴7bにねじ
込んで固定される。また、図2(A)のE−E断面図で
ある図2(B)に示すように、ボビン1の係止突起1g
をヨ−ク2の回り止め穴2fに弾発的に係止することに
より、ヨ−ク2の脚部2bのボビン筒部1aからの抜け
止めがなされる。ここで、図2(C)は該実施例におい
て、ヨ−ク2の脚部2bをボビン1の筒部1aに押し込
んでいる途中の状態を示しており、この状態でボビン1
の前記ひさし部1mがヨ−ク2から受ける弾性反発力は
矢印Zの方向に働き、図2(A)の矢印Yに示す筒部1
a、1aのピッチを広げる方向には作用しない。
り、ヨ−ク2は固定具挿入穴2eおよびスペ−サ10の
穴10bに挿通する固定具5を母材のねじ穴7bにねじ
込んで固定される。また、図2(A)のE−E断面図で
ある図2(B)に示すように、ボビン1の係止突起1g
をヨ−ク2の回り止め穴2fに弾発的に係止することに
より、ヨ−ク2の脚部2bのボビン筒部1aからの抜け
止めがなされる。ここで、図2(C)は該実施例におい
て、ヨ−ク2の脚部2bをボビン1の筒部1aに押し込
んでいる途中の状態を示しており、この状態でボビン1
の前記ひさし部1mがヨ−ク2から受ける弾性反発力は
矢印Zの方向に働き、図2(A)の矢印Yに示す筒部1
a、1aのピッチを広げる方向には作用しない。
【0011】また、前記ヨ−ク取付け用固定具5のサイ
ズは、作業性および取付け強度の面で所定サイズ以上の
ものを使用することが望まれるので、固定具挿入穴2e
のサイズをあまり小さくできず、このため、基部2hの
サイズは小さくせず、その代わりに、回り止め穴2fを
設ける基部2iのサイズはその回り止め機能を発揮でき
るサイズの穴2fが設けられる程度に小さくしている。
これにより、取付け強度を損なわずに小型化を達成でき
る。
ズは、作業性および取付け強度の面で所定サイズ以上の
ものを使用することが望まれるので、固定具挿入穴2e
のサイズをあまり小さくできず、このため、基部2hの
サイズは小さくせず、その代わりに、回り止め穴2fを
設ける基部2iのサイズはその回り止め機能を発揮でき
るサイズの穴2fが設けられる程度に小さくしている。
これにより、取付け強度を損なわずに小型化を達成でき
る。
【0012】図3は図2(A)のG−G断面図であり、
前記ひさし部1mは、磁石8の上部を覆うように形成し
磁石8の脱落を防止し、かつ磁石8の上面外形に合わせ
た凹部1pを形成し、これにより磁石8の高さをヨーク
2の高さより高くして磁力を高め、これにより可動片3
に対する磁気吸着力を向上させている。
前記ひさし部1mは、磁石8の上部を覆うように形成し
磁石8の脱落を防止し、かつ磁石8の上面外形に合わせ
た凹部1pを形成し、これにより磁石8の高さをヨーク
2の高さより高くして磁力を高め、これにより可動片3
に対する磁気吸着力を向上させている。
【0013】図4は本考案の他の実施例を示す分解斜視
図、図5(A)はその平面図である。図4および、図5
(A)において、図1および、図2(A)と同じ符号は
同じ機能を有する部品または部分を示す。ここでボビン
1は、前述の実施例に対して、端子取付け部1iにもヨ
−ク2の固定具挿入穴2eとほぼ同じ大きさの固定具挿
入穴1kを有するひさし部1nを形成している。両ひさ
し部1m、1nの端部に、係止突起1jを形成してい
る。
図、図5(A)はその平面図である。図4および、図5
(A)において、図1および、図2(A)と同じ符号は
同じ機能を有する部品または部分を示す。ここでボビン
1は、前述の実施例に対して、端子取付け部1iにもヨ
−ク2の固定具挿入穴2eとほぼ同じ大きさの固定具挿
入穴1kを有するひさし部1nを形成している。両ひさ
し部1m、1nの端部に、係止突起1jを形成してい
る。
【0014】図5(B)は同(A)のI−I断面図、同
(C)は同(A)のH−H断面図であり、図5(B)に
示すように、ヨ−ク2の足部2bをボビン1の筒部1a
に挿通し、ボビン1の係止突起1jを,ヨ−ク2の連結
部2cと基部2h、2iとの間に形成した段状部2jに
弾発的に係止されることにより、ヨ−ク2のボビン筒部
1aからの抜け止めがなされ、さらに、図5(C)に示
すようにヨ−ク2を固定具5あるいはリベット等により
母材7に固定する際に、ボビン1を該固定具挿入穴1k
を利用してヨ−ク2と共締めすることによりボビン1と
ヨ−ク2の係合を確実にすることができる。
(C)は同(A)のH−H断面図であり、図5(B)に
示すように、ヨ−ク2の足部2bをボビン1の筒部1a
に挿通し、ボビン1の係止突起1jを,ヨ−ク2の連結
部2cと基部2h、2iとの間に形成した段状部2jに
弾発的に係止されることにより、ヨ−ク2のボビン筒部
1aからの抜け止めがなされ、さらに、図5(C)に示
すようにヨ−ク2を固定具5あるいはリベット等により
母材7に固定する際に、ボビン1を該固定具挿入穴1k
を利用してヨ−ク2と共締めすることによりボビン1と
ヨ−ク2の係合を確実にすることができる。
【0015】
【考案の効果】請求項1、2によれば、ボビンとヨ−ク
との係合において、ボビン側の係止突起とヨ−ク側の回
り止め穴または連結部と基部との間の段状部を係止する
際に該係止突起がヨ−クから受ける弾性反発力はボビン
の一対の筒部並び方向に垂直に働くため、該筒部のピッ
チの変化を起こさず、ヨ−クの脚部とボビンの該筒部が
容易に嵌合できる。また、ボビンの両側にフック部を設
けていないので、小型化でき、取付けスペ−スが狭くて
すむ。また、ボビンの上部に係止突起を設けているの
で、係止突起を回り止め穴等に係止させるに必要な厚み
を確保することが容易であり、ヨ−クとボビンとの係合
強度を確保できる。
との係合において、ボビン側の係止突起とヨ−ク側の回
り止め穴または連結部と基部との間の段状部を係止する
際に該係止突起がヨ−クから受ける弾性反発力はボビン
の一対の筒部並び方向に垂直に働くため、該筒部のピッ
チの変化を起こさず、ヨ−クの脚部とボビンの該筒部が
容易に嵌合できる。また、ボビンの両側にフック部を設
けていないので、小型化でき、取付けスペ−スが狭くて
すむ。また、ボビンの上部に係止突起を設けているの
で、係止突起を回り止め穴等に係止させるに必要な厚み
を確保することが容易であり、ヨ−クとボビンとの係合
強度を確保できる。
【0016】請求項3によれば、ボビンとヨ−クとを固
定具で共締めするので、ボビンとヨ−クとを母材にしっ
かり止めることができる。
定具で共締めするので、ボビンとヨ−クとを母材にしっ
かり止めることができる。
【0017】請求項4によれば、ヨ−クの回り止め穴を
取付け穴より小さくしたので、ヨ−クの取付け強度を保
ったままでヨ−クひいてはプランジャの小型化ができ
る。
取付け穴より小さくしたので、ヨ−クの取付け強度を保
ったままでヨ−クひいてはプランジャの小型化ができ
る。
【0018】請求項5によれば、ボビンの端子取付け部
に形成したひさし部が磁石の上面を覆うため、外部から
の衝撃による磁石の脱落およびずれを防止できる。
に形成したひさし部が磁石の上面を覆うため、外部から
の衝撃による磁石の脱落およびずれを防止できる。
【0019】請求項6によれば、ボビンの端子取付け部
に形成したひさし部の磁石上面が当たる部分を凹ませて
磁石の高さをヨ−クの基部の高さより高くしたので、磁
石を大型化して可動片に対する磁気吸着力を向上させる
ことができる。
に形成したひさし部の磁石上面が当たる部分を凹ませて
磁石の高さをヨ−クの基部の高さより高くしたので、磁
石を大型化して可動片に対する磁気吸着力を向上させる
ことができる。
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】(A)は本実施例の平面図、(B)は(A)の
E−E断面図、(C)は該実施例において、ヨ−クをボ
ビンに押し込んでいる状態を示す(B)相当図、同
(D)は(A)のF−F断面図である。
E−E断面図、(C)は該実施例において、ヨ−クをボ
ビンに押し込んでいる状態を示す(B)相当図、同
(D)は(A)のF−F断面図である。
【図3】図2(A)のG−G断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】(A)は図4の実施例を示す平面図、(B)は
(A)のI−I断面図、(C)は(A)のH−H断面図
である。
(A)のI−I断面図、(C)は(A)のH−H断面図
である。
【図6】(A)は従来の小型プランジャの一例を示す平
面図であり、(B)はヨ−クをボビンに押し込む前の状
態を示す平面図、(C)はヨ−クをボビンに押し込んで
いる状態を示す平面図,(D)はヨ−クを小型化したと
きの(C)相当図である。
面図であり、(B)はヨ−クをボビンに押し込む前の状
態を示す平面図、(C)はヨ−クをボビンに押し込んで
いる状態を示す平面図,(D)はヨ−クを小型化したと
きの(C)相当図である。
1 ボビン 1a 筒部 1e 肉薄部 1f、1i 端子取付け部 1g、1j 係止突起 1k 固定具挿入穴 1m、1n ひさし部 1p 凹部 2 ヨ−ク 2b 脚部 2c 連結部 2d スリット 2e 固定具挿入穴 2f 回り止め穴 2h、2i 基部 2j 段状部 3 可動片 4 コイル 5 固定具 6 端子 7 母材 7a 突起 7b ねじ穴 8 磁石 10 スペ−サ− 10a、10b 穴
Claims (6)
- 【請求項1】一対の基部と、各基部からそれぞれ同方向
に突設された脚部と、前記両基部の脚部と反対側どうし
を連結した連結部とを有するU字形ヨ−クを備え、該ヨ
−クの前記脚部をボビンの一対の筒部にそれぞれ挿入
し、前記ヨ−クの両基部間に磁石を嵌め込んでなる小型
プランジャにおいて、前記ヨ−クの一方の基部にプラン
ジャ取付け母材への取付け用固定具挿入穴を設け、他方
の基部に前記母材に設けた突起を嵌合して回り止めする
回り止め穴を設けると共に、前記ボビンの端子取付け部
に前記基部上面と対面するひさし部を設け、該ひさし部
に前記回り止め穴に係止されるヨ−ク抜け止め用係止突
起を設けたことを特徴とする小型プランジャ。 - 【請求項2】一対の基部と、各基部からそれぞれ同方向
に突設された脚部と、前記両基部の脚部と反対側どうし
を連結した連結部とを有するU字形ヨ−クを備え、該ヨ
−クの前記脚部をボビンの一対の筒部にそれぞれ挿入
し、前記ヨ−クの両基部間に磁石を嵌め込んでなる小型
プランジャにおいて、前記連結部と基部との間を段状に
形成し、前記ボビンの端子取付け部に前記基部上面と対
面するひさし部を設け、該ひさし部に前記段状に形成し
た部分に係止されるヨ−ク抜け止め用係止突起を設けた
ことを特徴とする小型プランジャ。 - 【請求項3】請求項1または2において、ヨ−クの一方
の基部に固定具挿入穴を有し、前記ボビンに設けた前記
ひさし部に、前記固定具挿入穴に対応する固定具挿入穴
を設け、これらの固定具挿入穴に固定具を挿入してヨ−
クとボビンを母材に共締めすることを特徴とする小型プ
ランジャ。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかにおいて、前
記ヨ−クの一方の基部に固定具挿入穴を有し、他方の基
部に前記回り止め穴を有し、該回り止め穴を前記固定具
挿入穴より小さくしたことを特徴とする小型プランジ
ャ。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかにおいて、前
記ボビンのヨ−ク基部と対面するひさし部を、磁石の上
面の少なくとも一部を覆うように形成したことを特徴と
する小型プランジャ。 - 【請求項6】請求項5において、前記ひさし部の前記磁
石上面が当たる部分を凹ませて磁石の高さをヨ−クの基
部の高さより高くしたことを特徴とする小型プランジ
ャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10954291U JP2510877Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 小型プランジャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10954291U JP2510877Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 小型プランジャ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550704U JPH0550704U (ja) | 1993-07-02 |
JP2510877Y2 true JP2510877Y2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=14512896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10954291U Expired - Lifetime JP2510877Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 小型プランジャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510877Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007287748A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Shinmei Electric Co Ltd | 小型自己保持型ソレノイド |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP10954291U patent/JP2510877Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0550704U (ja) | 1993-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960402 |