JPH066266Y2 - 固定ピン係止機構 - Google Patents

固定ピン係止機構

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Publication number
JPH066266Y2
JPH066266Y2 JP15177287U JP15177287U JPH066266Y2 JP H066266 Y2 JPH066266 Y2 JP H066266Y2 JP 15177287 U JP15177287 U JP 15177287U JP 15177287 U JP15177287 U JP 15177287U JP H066266 Y2 JPH066266 Y2 JP H066266Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
fixing pin
leaf spring
locking
pressing portion
locking mechanism
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP15177287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6455314U (ja
Inventor
謙二 小田
克也 信夫
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPS6455314U publication Critical patent/JPS6455314U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、固定ピン係止機構に係り、とくに、固定ピン
と板ばねを用いて構造部品を相互に圧接し結合する固定
ピン係止機構に関する。
〔従来の技術〕
この種の固定ピン係止機構においては、構造部品の所定
箇所に設けられた貫孔と、この貫孔に対応して1又は2
以上の別の部品にそれぞれ設けられた貫孔とを共通に貫
通した状態にて固定ピンが使用されている。この固定ピ
ンは、その一端に板状の押圧部が設けられ、他端に固定
ピンをこれらの構造部品に係着するための係止用突起が
設けられている。
また、固定ピンの押圧部とこの押圧部が対向する構造部
品との間には何らかの弾性手段が挾装されている。そし
て、その弾性手段のその弾性力(反発力)により固定ピ
ンを固定すると同時に構造部品を相互に圧接して結合す
るようになっている。この弾性手段として、圧縮コイル
ばね、板ばね、ゴム等が考えられるが、例えばゴムを用
いると経時的に劣化して弾性力が低下する等の不都合が
ある。又、圧縮コイルばねを用いると突出部が多く生じ
て取扱い上不都合が生じる。このため、従来より板ばね
が用いられることが多い。
ここで、従来例を第2図に示す。
この第2図の従来例は、レンズの取付構造に関する一例
を示すものである。この第2図において、まず、光学部
品である円板状のレンズ3を環状のレンズホルダー4に
装着後、環状のカバー5を上から被せる。その後、固定
ピン21の係止用突起21b,21b部分を、カバー5
aの切欠き付き丸穴5aを介してレンズホルダー4の切
欠き付き貫孔4a部分に挿入する。次に、固定ピン21
の押圧部21aで板ばね22を押圧し、係止用小突起2
1b,21b部分を切欠き付き貫孔4a部分を貫通さ
せ、固定ピンを適度に回転させる。これによって、板ば
ね22の作用によりカバー5はレンズホルダー4に圧接
され、固定されるようになっている。このため、レンズ
3はレンズホルダー4の下面内壁側の突状係止部4bと
カバー5とによって挾持され、保持されるようになって
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来例においては、使用中に振動等
により固定ピンが板ばねとともに、或いは単独で回転し
て固定ピンが抜けるという不都合がしばしば生じてい
た。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善し、振動
時等に固定ピンが簡単に抜けることのない固定ピン係止
機構を提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、構造部品の所定箇所に設けられた貫孔と、
この貫孔に対応して1又は2以上の別の部品にそれぞれ
設けられた貫孔とを共通に貫通した状態にて使用する固
定ピンを設けている。この固定ピンは、所定の長さの軸
部材と、この軸部材の一端に設けた板状の押圧部と他端
に設けた係止用突起とにより形成されている。
この固定ピンの取付に際しては、押圧部に対して反発力
を付加する板ばねが軸部材に予め挿通されている。
また、複数の構造部品のうち板ばねが当接する構造部品
の板ばね側の面の一部に突起部を設け、これに係合する
係止部を板ばねに設けている。更に、固定ピンの押圧部
に対向する板ばねの面に固定ピン係止用の小突起を設
け、これに対応して当該押圧部に溝を設けるという構成
を採っている。
〔考案の実施例〕 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説明する。
ここで、前述した従来例と同一の構成部材については同
一の符号を用いるものとする。
この第1図の実施例は環状のレンズホルダー4と、この
環状のレンズホルダー4内に装着された円板状のレンズ
3と、レンズホルダー4に取付けられる環状のカバー5
と、構造部品としてのレンズホルダー4に対して別の構
造部品としてのカバー5を、板ばね2を介して、相互に
固定する固定ピン1とを備えている。
この内、固定ピン1は円柱状の軸部材1cと、この軸部
材1の一端(第1図における上端)に装備された押圧部
1aと、他端(第1図における下端)に装着された係止
用突起1b,1bとから形成されている。また固定ピン
1の一部をなす軸部材1cには、予め板ばね2が挿通さ
れている。板ばね2の一端には、U字状の切除部2aが
形成されている。
また、板ばね2の押圧部1a側の面には中央部両側に固
定ピン係止用の小突起2b,2bが設けられ、これに対
応して押圧部1aには第1図の下面中央に凹溝1dが設
けられている。
カバー5には固定ピン1に対応して切欠き付き丸穴5a
が穿設され、また、板ばね2のU字状の切除部2aに係
合する板ばね係止用の突起部としての位置決めピン6が
突設されている。さらに、レンズホルダー4には、カバ
ー5の切欠き付き丸穴5aに対応して切欠き付き貫孔4
aが穿設されている。
次に、上記実施例の組付及び作用について説明する。
まず、レンズ3を装着したレンズホルダー4の切欠き付
き貫孔4aと、切欠き付き丸穴5aとを合わせた状態で
レンズホルダー4上にカバー5を載置する。
次に、固定ピン1を適当に回転させて、係止用突起1
b,1b部分が切欠き付き丸穴5aの切欠き部と一致し
た状態にて、固定用ピンを切欠き付き丸穴5aを介して
切欠き付き貫孔4a部分に挿入する。そして、板ばねを
所定位置まで回転させ、切除部2aを位置決めピン6と
係合させて後、押圧部1aにより板ばね2を押圧して、
固定ピン1の係止用突起1b,1b部分を、切欠き付き
貫孔4a部分に貫通させる。その後、固定ピン1を再度
回転させて、板ばね2の小突起2b,2bと固定ピン1
の溝1dとを係合させる。このとき、係止用突起1b,
1b部分はレンズホルダー4の第1図における底面に引
っ掛かる。
これにより、板ばね2の作用(反発力)によって、カバ
ー5はレンズホルダー4に圧接させられ、同時に板ばね
2の切除部2aと位置決めピン6及び板ばね2の小突起
2b,2bと固定ピン1の溝1dとの係合によって固定
ピンの回転は完全に阻止されるようになっている。
また、前述した従来例と同様に、レンズ3はレンズホル
ダー4の突状係止部4aとカバー5とに挾持されて保持
されるようになっている。
〔考案の効果〕
本考案、以上のように構成され機能するので、これによ
ると、複数の構造部品を板ばねと固定ピンを用いて相互
に固定する固定ピン係止機構において、固定ピンの回転
をほぼ完全に阻止出来ることから、振動等により固定ピ
ンが抜けることかが殆どなくなるという信頼性、安全性
に於いて優れた固定ピン係止機構を提供することができ
る。
尚、上記実施例においては、光学部品であるレンズの保
持機構を固定ピン係止機構の一例として示したが、本考
案はこれに限定されるものではなく、複数の構造部品を
板ばねと固定ピンにより相互に固定するものであれば適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部省略した分解斜視
図、第2図は従来例を示す説明図である。 1……固定ピン、1a……押圧部、1b……係止用突
起、1c……軸部材、1d……溝、2……板ばね、2a
……係止部としてのU字状の切除部、2b……固定ピン
係止用の小突起、4……構造部品としてのレンズホルダ
ー、4a……切欠き付き貫孔、5……別の構造部品とし
てのカバー、5a……切欠き付き丸穴、6……突起部品
としての位置決めピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造部品の所定箇所に設けられた貫孔と、
    この貫孔に対応して1又は2以上の別の部品にそれぞれ
    設けられた貫孔とを共通に貫通した状態にて使用する固
    定ピンを設け、この固定ピンを、所定の長さの軸部材
    と、この軸部材の一端に設けた板状の押圧部と他端に設
    けた係止用突起とにより形成するとともに、 取付後に、前記押圧部に対して反発力を付加する板ばね
    を前記軸部材に予め挿通して成る固定ピン係止機構にお
    いて、 前記複数の構造部品のうち前記板ばねが当接する構造部
    品の当該板ばね側の面の一部に突起部を設け、これに係
    合する係止部を該板ばねに設けるとともに、 前記固定ピンの押圧部に対向する板ばねの面に固定ピン
    係止用の小突起を設け、これに対応して当該押圧部に溝
    を設けたことを特徴とする固定ピン係止機構。
JP15177287U 1987-10-02 1987-10-02 固定ピン係止機構 Expired - Lifetime JPH066266Y2 (ja)

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JP15177287U JPH066266Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 固定ピン係止機構

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JP15177287U JPH066266Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 固定ピン係止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6455314U JPS6455314U (ja) 1989-04-05
JPH066266Y2 true JPH066266Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31426114

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JP15177287U Expired - Lifetime JPH066266Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 固定ピン係止機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0960343A (ja) * 1995-08-15 1997-03-04 Torii Seisakusho:Kk 掛合構造
JP2009122148A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Sigma Corp レンズ鏡筒

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JPS6455314U (ja) 1989-04-05

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