JP3561085B2 - 小型プランジャ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカメラの絞り制御やシャッタ−制御、オ−ディオ機器、ビデオ機器等におけるテ−プ回転方向制御やスタ−ト、スットプ制御、あるいは家庭電化製品その他の電源を要する機器に用いられ、ボビンにヨ−クの一部を挿通しした構造を有する小型プランジャに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の小型プランジャの一例を示す分解斜視図、図5(A)はその平面図である。このプランジャは、ボビン1と、ヨ−ク2と、磁性材でなる吸着片3と、ボビンに巻かれたコイル4と、永久磁石8とからなる。前記ヨ−ク2は一対の基部2aと、各基部2aからそれぞれ同方向に突設された脚部2bと、両基部2aどうしを連結する連結部2cとからなるU字形をなすものであり、両基部2a、2a間に磁石8を嵌め込んでなる。
【0003】
このプランジャは、磁石8の磁力により吸着片3を吸着しておいて、コイル4に通電して磁石8の磁束を打消す反対方向の磁束を発生させると、吸着片3がばね(図示せず)の力でヨ−ク2から引き離され、コイル4の通電を止めると、磁石8の力で再び吸着片3がヨ−ク2に吸着されるという動作を行うものである。
【0004】
前記ボビン1は、一対の筒部1aと、各筒部1aの端部を連結した共通の鍔1bと、筒部1aの反対側にそれぞれ形成した鍔1c、1dと、各鍔1c、1dにそれぞれ一体に形成され、端子6をモールドした端子取付け部1e、1fと、各鍔1c、1dおよび端子取付け部1e、1fにそれぞれ一体に形成されたひさし部1g、1hとからなり、各ひさし部1g、1hにはそれぞれヨーク2の抜け止め用突起1jとねじ等の固定具5の挿入穴1kが設けられる。
【0005】
前記ヨ−ク2の脚部2bは前記ボビン1の筒部1aに挿入され、また、図5(A)のE−E断面図である図5(B)に示すように、ボビン1のひさし部1gの母材7側の面に形成した係止突起1jを、ヨ−ク2の回り止め穴2fに弾発的に係止することにより、ヨ−ク2の脚部2bがボビン筒部1aから抜け出ることが防止される。吸着片3も筒部1aへ反対側から挿入される。
【0006】
母材7は基板やシャーシ等でなるものであり、該母材7には前記回り止め用穴2fに嵌合する突起7aおよびねじ穴7bが設けてある。10は母材7とヨ−ク2との間の隙間を埋めるために介在させるスペ−サ−であり、該スペ−サ−10は、非磁性材でなり、前記突起7aを挿通する穴10aと固定具5を挿通する穴10bを有する。
【0007】
このプランジャは、ヨ−ク2の固定具挿入穴2eおよびスペ−サ10の穴10bに固定具(ねじ)5を挿通して母材7のねじ穴7bにねじ込んで固定する。このとき、同時に、母材7に設けた突起7aがスペーサ10の穴10aを通してヨーク2の回り止め用穴2fに挿入されて回り止めされる。
【0008】
図5(C)はこのプランジャの別の取付け例であり、前記スペーサー10の代わりに、母材7に絞り加工により隆起部7dを形成すると共に、隆起部7dに前記回り止め用穴2fに嵌合する突起7eをバーリング加工により形成したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来構造においては、ボビン1のひさし部1g、1hと母材7との間にヨーク2を挟んでプランジャ11を固定しているので、図5(B)の場合にはスペーサ10が必要となり、部品点数が増加するという問題点がある。
【0010】
また、図5(C)の場合にも、絞り加工による隆起部7dを設け、その上に突起7eをバーリング加工等によって設けなければならず、絞り加工による隆起部7dを含めたこれらの母材7への加工が難しい上、特に図5(D)に示すように、母材7のコーナー部へのこのプランジャ11の取付けが必要となった場合において、絞り加工により隆起部7dを設けることができず、その結果、プランジャ搭載箇所に制約を生じるという問題点がある。
【0011】
また、図5(C)に示すように、絞り加工により隆起部7dを形成すると、プランジャ11の搭載面の平面度が出しにくく、搭載面の高さや取付け位置等の寸法精度を維持することが困難であるという問題点がある。
【0012】
本発明は、上記した実状に鑑み、プランジャを取付けるための母材の加工が容易となり、かつ取付け精度を向上させることが可能となると共に、部品点数の増加を防止しうる小型プランジャを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、一対の基部と、各基部からそれぞれ同方向に突設された脚部と、前記両基部の脚部と反対側どうしを連結した連結部とを有するU字形ヨ−クを備え、該ヨ−クの前記脚部をボビンの一対の筒部にそれぞれ挿入し、前記ヨ−クの両基部間に磁石を嵌め込んでなる小型プランジャにおいて、
前記ヨークの一方の基部にプランジャ取付け母材への取付け用固定具挿入穴を設けると共に、ヨークの他方の基部にボビンからの抜け出しを防止する抜け止め用係止部を設け、
前記ボビンに前記ヨークの基部と前記母材との間に介在させるひさし部を形成すると共に、該ひさし部のヨーク側の面に前記抜け止め用係止部に係止させる係止受部を形成し、かつ該ひさし部の母材側の面にプランジャ回り止め用の突起を形成した
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】
本発明は、上述のように、ボビンのひさし部を、ヨークよりも母材側に設けたので、従来必要とされたスペーサーあるいは隆起部の役目をひさし部によって代用させることができ、その結果、スペーサーや隆起部を設ける必要がなく、また、ひさし部の母材側の面に回り止め用突起を設けたので、母材側には穴や溝等を設ければよく、母材の加工が容易となり、かつ隆起部や突起を形成する場合に比較してプランジャ取付け位置の制約が緩和されると共に、プランジャ搭載面の平面精度が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のプランジャの一実施例を示す分解斜視図、図2はその平面図、図3はその取付け構造を示す側面断面図である。図1ないし図3において、図4、図5と同じ符号は等価機能を有する部品あるいは部分を示す。
【0016】
図1、図3に示すように、ヨーク2の一方の基部2aにプランジャ取付け母材への取付け用固定具5の挿入穴2eを設けると共に、他方の基部2aには抜け止め用係止部2fを設ける。
【0017】
一方、ボビン1には、ヨーク2の基部2aと母材7との間に介在させるひさし部1m、1nを形成すると共に、一方のひさし部1mのヨーク2側の面に前記突起からなる係止受部1pを形成し、かつ該ひさし部1mの母材7側の面にプランジャ回り止め用の突起1qを形成する。
【0018】
このプランジャは、ヨ−ク2の脚部2bをボビン1の筒部1aに押し込んで合体させる。この押し込みの際に、ヨーク2の基部2aは、係止受部1p上をひさし部1mが撓むことにより圧接した状態で摺動し、最終的には係止部2fに係止受部1pが嵌合して抜け止めされ、合体する。このとき、図2に示すように、ヨーク2の固定具挿入穴2eはひさし部1nの固定具挿入穴1kに合致する。
【0019】
一方、母材7にはねじ穴7bと回り止め用穴7fを設けておき、プランジャ取付けの際には、前記ヨーク2の基部2aの穴2eとひさし部1nの穴1kをねじ穴7bに合わせ、かつ回り止め用突起1qを母材7の回り止め用穴7fに嵌合し、固定具5を穴2e、1kに挿入してねじ穴7bにねじ込むことにより、プランジャを母材7に固定し、かつプランジャを回り止めする。
【0020】
なお、本発明は、母材7が基板である場合や、部品が母材7の両面に搭載される場合にも用いられるが、本例においては、母材7がシャーシであって、片面にもに部品が搭載される場合について示しており、図3に示すように、該母材7に、鍔1c、1dおよび1bとその間のコイル4の部分を挿入する穴7hを設けることにより、コイル4と母材7との対面を避け、また、鍔1b〜1dは母材裏面(部品搭載面の反対側の面)7xから突出させない構造としている。また、このような構造とすれば、ひさし部1m、1nの厚みhを、鍔1b〜1dの高さHに対して相対的に設定することにより、鍔1b〜1dが母材7の裏面7xから突出しない構造が実現できる。
【0021】
上記実施例においては、ヨーク2の基部2aに設ける係止部2fが透穴からなる例を示しているが、めくら穴あるいは凹部またはヨーク2の端面であってもよい。また、ひさし部1mに穴または凹部からなる係止受部を設け、ヨーク2の基部2aに突起からなる係止部を設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】
請求項1によれば、ボビンのひさし部をヨークより母材側に設け、該ひさし部の母材側に回り止め用の突起を設けたので、プランジャの回り止めのためには母材側には穴や溝等を設ければよく、母材に隆起部や突起を設ける必要がないので、プランジャを母材に取付けるための母材の加工が容易となり、また隆起部を設ける場合に比較してプランジャ取付け位置の制約が緩和されると共に、プランジャ搭載面の平面精度ひいては取付け精度を向上させることが可能となる。また、スペーサー等が不要となるので、部品点数を増加させることもなく、コスト低減に寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプランジャの一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本実施例の平面図である。
【図3】本実施例の側面断面図である。
【図4】従来のプランジャを示す分解斜視図である。
【図5】(A)は図4の従来例を示す平面図、(B)は(A)のE−E断面図、(C)は従来の他の例を示す断面図、(D)はプランジャの配置例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:ボビン、1a:筒部、1b〜1d:鍔、1k:固定具挿入穴、1m、1n:ひさし部、1p:係止受部、1q:回り止め用突起、2:ヨーク、2a:基部、2b:脚部、2c:連結部、2e:固定具挿入穴、2f:抜け止め用係止部、3:吸着片、4:コイル、5:固定具、6:端子、7:母材、7b:ねじ穴、7f:回り止め用穴、8:磁石

Claims (1)

  1. 一対の基部と、各基部からそれぞれ同方向に突設された脚部と、前記両基部の脚部と反対側どうしを連結した連結部とを有するU字形ヨ−クを備え、
    該ヨ−クの前記脚部をボビンの一対の筒部にそれぞれ挿入し、前記ヨ−クの両基部間に磁石を嵌め込んでなる小型プランジャにおいて、
    前記ヨークの一方の基部にプランジャ取付け母材への取付け用固定具挿入穴を設けると共に、ヨークの他方の基部にボビンからの抜け出しを防止する抜け止め用係止部を設け、
    前記ボビンに前記ヨークの基部と前記母材との間に介在させるひさし部を形成すると共に、該ひさし部のヨーク側の面に前記抜け止め用係止部に係止させる係止受部を形成し、かつ該ひさし部の母材側の面にプランジャ回り止め用の突起を形成した
    ことを特徴とする小型プランジャ。
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