JPH0536556A - 面実装型変成器の製造方法 - Google Patents

面実装型変成器の製造方法

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JPH0536556A
JPH0536556A JP19160991A JP19160991A JPH0536556A JP H0536556 A JPH0536556 A JP H0536556A JP 19160991 A JP19160991 A JP 19160991A JP 19160991 A JP19160991 A JP 19160991A JP H0536556 A JPH0536556 A JP H0536556A
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JP
Japan
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mold
metal pin
terminal
pin terminal
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP19160991A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyo Tamura
東洋 田村
Yutaka Hirooka
裕 広岡
Kazunari Ishikawa
一成 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電気機器に使用される面実装型変成器の
製造方法において、モールド成形による封止を行う場合
の金属ピン端子へのモールド樹脂付着の防止を容易な方
法で行え、部材および金型費用の低減を図り安定した品
質を確保することを目的とする。 【構成】 プリント基板に面実装されるための露出部と
なる金属ピン端子17を下端鍔16に埋設した端子付ボ
ビン15に巻線18を巻回し、このボビン15に磁性材
19を組み込んだ本体を、金属ピン端子17の面実装す
るために露出させる部分に圧接することでその部分を被
う弾力性のある保護材23を配置した金型に挿入し、金
型ピン端子17を圧接した状態でモールド成形を行い、
その後、弾力性のある保護材23を圧接してあった金属
ピン端子17より剥がし取ることで、面実装するための
金属ピン端子17の露出部分にモールド樹脂26を付着
させない構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の音響機器,家電機
器,産業機器などに使用する面実装型変成器の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、セットの小型化,軽量化に伴い、
部品の面実装対応化が進んでいる。このような、セット
の動向に合わせ変成器も面実装型の需要が伸びている。
【0003】以下に、従来の面実装型変成器の製造方法
について説明する。図5は従来の面実装型変成器の製造
方法を示すモールド金型内断面図、図6は、モールド金
型内凹部と金属ピン端子のハメ合せを示す拡大斜視図、
図7はモールド成形後を示す側面図、図8,図9は面実
装型変成器の完成側面図である。図5に示すように、面
実装対応用金属ピン端子3を下端鍔2に持つボビン1に
巻線4を巻回し磁性材5を挿入した面実装型変成器の本
体を、面実装対応用金属ピン端子3を収納し、収納時、
面実装対応用金属ピン端子3とのクリアランスが極力小
さな凹部8を面実装対応用金属ピン端子3と同数設けた
モールド成形用の下側金型7に挿入する。この時、面実
装対応用金属ピン端子3は、図6に示すように下側金型
7の凹部8に収納される。その上から上側金型6を組み
合せる。下側金型7と上側金型6を組み合せることで、
変成器の本体を金型で囲みモールド樹脂9を注入する空
間10を作りその中にモールド樹脂9を注入する。
【0004】そして、上側金型6と下側金型7を型開き
して取り出したモールド成形品11が図7に示すものと
なる。
【0005】次に取り出したモールド成形品11を図8
に示すように、モールド成形品11より露出した面実装
対応用金属ピン端子3を、エキセンプレス等の設備を使
用し、モールド成形品11の樹脂表面にそった形状に折
り曲げ、面実装対応用金属ピン端子3をモールド成形品
11の底面に配置し、面実装型変成器を製造していた。
【0006】また、露出した面実装対応用金属ピン端子
3の折り曲げ方法は図9のような形状もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成の製造方法では、モールド成形時、面実装対応用金
属ピン端子3の外部露出部に、モールド樹脂9を付着さ
せないように、下側金型7の凹部8の寸法と、面実装対
応金属ピン端子3の寸法とのクリアランスをできる限り
小さくし、凹部8と面実装対応用金属ピン端子3との間
のスキ間を発生させないことが必要となる。
【0008】スキ間を発生させないためには、凹部8と
面実装対応用金属ピン端子3共に、高精度の寸法レベル
が必要となり、部材費や金型費用の増大や、歩留りの悪
化をまねくこととなるばかりでなく、モールド量産成形
による金型摩耗で凹部8と面実装対応用金属ピン端子3
のクリアランスが大きくなり、その結果、クリアランス
部にモールド樹脂9が入り込み、面実装対応用金属ピン
端子3にモールド樹脂9が付着し、基板実装時の半田付
不良を起こす等の品質的な問題点を有していた。
【0009】本発明は以上のような従来の問題を解決
し、部材費,金型費の低減を図り、品質的問題の発生を
防止する面実装型変成器の製造方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の変成器の製造方法は、プリント基板に面実装
されるための露出部となる金属ピン端子を下端鍔に埋設
した端子付ボビンに巻線を巻回し、この端子付ボビンに
磁性材を組み込んで変成器本体を構成し、その金属ピン
端子の面実装するために露出させる部分を圧接すること
で被う弾力性のある保護材をモールド封止用金型に配置
し、このモールド封止用金型内にモールド用樹脂を注入
成形して全体を樹脂モールドした後、金属ピン端子に圧
接した弾力性のある保護材をはがし、面実装用の金属ピ
ン端子部を露出させる面実装型変成器の製造方法とした
ものである。
【0011】
【作用】この製造方法による作用は、モールド封止用金
型内に配置した弾力性のある保護材に、面実装対応のた
め、モールド樹脂を付着させたくない部分、すなわち露
出させておきたい金属ピン端子の部分を圧接させた状態
で、モールド封止用金型に、モールド樹脂を注入するこ
とで、露出させたい金属ピン端子の部分には、モールド
樹脂が入らないのである。そして、モールド成形後、弾
力性のある保護材を圧接しておいた金属ピン端子より、
剥がすことで、保護材と圧接していた金属ピン端子の一
部が、露出することになるのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の一実施例における、モール
ド樹脂注入途中のモールド金型内の断面図、図2
(a),(b)は、本発明の一実施例のモールド金型内
における金属ピン端子の状態を示す要部各大正面図と側
面図、図3は、本発明の一実施例におけるモールド成形
後の側面図、図4は、本発明の一実施例における面実装
型変成器の完成状態を示す下部からの斜視図である。
【0013】図1において、15はボビンであり、この
ボビン15の下端には、コの字状に折りまげ、その一辺
がモールド成形後外部露出する構造の金属ピン端子17
を埋設した下端鍔16が設けてある。上記に示すボビン
15に巻線18を巻回し、磁性材19を組み込んで変成
器本体とする。上記構成のボビン15を、ボビン15の
一部と当接し、ボビン15を下側へ押し込み固定する凸
部21を持つ上側金型20と下側金型22を突き合わせ
て構成するモールド封止用の空間24に収納するのであ
るが、その下側金型22には、金属ピン端子17の一辺
と圧接するための弾力性のある保護材23が配置してあ
る構造となっている。
【0014】このような構造のモールド金型の上側金型
20と下側金型22を型締めしたのち、モールド樹脂2
6を注入成形し、その後、図3に示すように金型を開い
て、モールド成形品25を取り出し、そして、金属ピン
端子17と圧接している弾力性のある保護材23を取り
外すのである。
【0015】また、記載した実施例は、弾力性のある保
護材23を底面に配置した構成を記載しているが、金属
ピン端子17の構造の違いにより側面や上面、また金属
ピン端子17の露出させたい位置によってその取り付け
位置が異なる場所となることがあることはいうまでもな
い。
【0016】次に、この実施例における作用を説明す
る。モールド金型内にボビン15を収納した上で、上側
金型20と下側金型22の型締めを行うと、上側金型2
0にある凸部21がボビン15に当接しボビン15を下
側へ押すこととなる。下側へ押されたボビン15は、そ
の下端鍔16に埋設してある金属ピン端子17を下側へ
押し下げる。押し下げられた金属ピン端子17は、下側
金型22に配置してある弾力性のある保護材23に圧接
される。圧接された金属ピン端子17は、図2(a),
(b)に示すように、弾力性のある保護材23を少し押
し下げた状態となる。このような状態のモールド金型の
空間24にモールド樹脂25を注入成形したのち、金型
を開き、モールド成形品26を取り出し、そして、弾力
性のある保護材23を剥がすと、図4に示すように保護
材23と圧接していた部分の金属ピン端子17にはモー
ルド樹脂25は付着しておらず、その部分が、基板へ実
装する金属ピン端子17の露出部分となるのである。
【0017】なお、金型内に配置され、金属ピン端子1
7と圧接しモールド成形後取り剥がす弾力性のある保護
材23は、モールド金型を開き、モールド成形品25と
一緒に取り出したのち剥がす方法のみではなく、金型内
に保持され、型開きと同じくして剥がし取る方法もあ
る。
【0018】以上のように、本実施例によれば、モール
ド金型内に弾力性のある保護材23を配置し、それを露
出させたい金属ピン端子17の部分に圧接させた状態
で、モールド成形を行い、その後に、弾力性のある保護
材23を金属ピン端子17より剥がし取る製造方法とす
ることで、金型や部材の高精度な寸法を求めることがな
くなり、金型費や部材費を大幅に下げることができる。
また、金型ライフによる、金属ピン端子17へのモール
ド樹脂の付着をなくし、品質的にも安定した、面実装型
変成器を製造することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、モールド金型内
に弾力性のある保護材を配置し、それを露出させたい金
属ピン端子の部分に圧接させた状態で、モールド成形を
行い、その後で弾力性のある保護材を金属ピン端子より
剥がし取る製造方法とすることで、金型や部材に対する
高精度の寸法を求めなくてもよくなり、その結果、金型
費や部材費を大幅に下げることができる。また金型ライ
フによる金属ピン端子へのモールド樹脂付着をなくし、
品質的にもすぐれた面実装型変成器の製造をすることが
できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモールド樹脂注入途
中のモールド金型内の断面図
【図2】(a),(b)本発明の一実施例のモールド金
型内における金属ピン端子の状態を示す要部の拡大正面
図と側面図
【図3】本発明の一実施例におけるモールド成形後の側
面図
【図4】本発明の一実施例における面実装型変成器の完
成状態の下部からの斜視図
【図5】従来の面実装型変成器の製造方法を示すモール
ド金型内の断面図
【図6】モールド金型内凹部と金属ピン端子のハメ合せ
を示す拡大斜視図
【図7】モールド成形後を示す側面図
【図8】従来の面実装型変成器の完成側面図
【図9】従来の面実装型変成器の要部の完成側面図
【符号の説明】
15 ボビン 16 下端鍔 17 金属ピン端子 18 巻線 19 磁性材 20 上側金型 21 凸部 22 下側金型 23 保護材 24 空間 25 モールド成形品 26 モールド樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 41/00 C 8019−5E

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】プリント基盤に面実装にて接合されるため
    の露出部となる金属ピン端子を下端鍔に埋設した端子付
    ボビンに巻線を巻回し、この端子付ボビンに磁性材を組
    み込んで変成器本体を構成し、その金属ピン端子の面実
    装するための露出させる部分を圧設することで被う弾力
    性のある保護材をモールド封止用金型に配置し、このモ
    ールド封止用金型内にモールド用樹脂を注入成形して全
    体を樹脂モールドした後、金属ピン端子に圧接した保護
    材を剥がす面実装型変成器の製造方法。
JP19160991A 1991-07-31 1991-07-31 面実装型変成器の製造方法 Pending JPH0536556A (ja)

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JP19160991A JPH0536556A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 面実装型変成器の製造方法

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JPH0536556A true JPH0536556A (ja) 1993-02-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267350A (ja) * 2008-04-04 2009-11-12 Toko Inc モールドコイルの製造方法
JP2011009338A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Tdk Corp 樹脂封止型コイル部品及び樹脂封止型コイル部品の製造方法
JP2014229837A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 トヨタ自動車株式会社 リアクトル装置及びリアクトル装置の製造方法

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