JPH0536257Y2 - - Google Patents

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JPH0536257Y2
JPH0536257Y2 JP5317185U JP5317185U JPH0536257Y2 JP H0536257 Y2 JPH0536257 Y2 JP H0536257Y2 JP 5317185 U JP5317185 U JP 5317185U JP 5317185 U JP5317185 U JP 5317185U JP H0536257 Y2 JPH0536257 Y2 JP H0536257Y2
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JP
Japan
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coil
recess
notch
primary coil
wound
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JP5317185U
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JPS61171212U (ja
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  • Details Of Television Scanning (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はテレビジヨン受像機等において使用さ
れるフライバツクトランスに用いられるコイルボ
ビンに関する。
(ロ) 従来の技術 第3図は例えば実開昭59−143008号公報にも記
載されている如きフライバツクトランス用の低圧
コイルボビンの側面図、第4図はそのB−B′線
断面図である。
第3図において、合成樹脂製の低圧コイルボビ
ン1の円筒状部2〔該円筒状部2内にはフエライ
トコアが挿通される〕の一端側には該円筒状部の
軸に対して放射方向に延びる複数の脚部3a,3
b,3c,3d…から構成されるターミナルボー
ド3が設けられており、前記脚部3a,3b,3
c,3d…のそれぞれには金属性の外部接続用端
子4a,4b,4c,4d…が植設されている。
また前記円筒状部2のうち前記ターミナルボード
3側には円筒状部2の中心軸に対して放射方向に
切欠5a,5b,5c…を有する鍔5が設けられ
ている。前記鍔5とターミナルボード3によつて
三次巻線巻装用の凹所6が形成されるが、この凹
所6の底部に対応する円筒状部6aは第4図に示
されるような厚肉部になされ〔破線はそれ以外の
円筒状部の肉厚を示している〕、前記切欠5a,
5b,5c…に連なりターミナルボード3に到る
とともにコイル線を収納するのに十分な深さの溝
部7a,7b,7c…が設けられている。
そして、巻き始め端部8aが外部接続用端子4
aに捲着された一次コイル8は溝部7a及び切欠
5aを通して円筒状部2に導かれ、該円筒状部2
に所定ターン数巻回された後、巻き終り端部8b
は切欠5b及び溝部7bを通して外部接続用端子
4bに捲着される。その後、前記凹所6内に三次
コイル9〔第3図においては三次コイル9を破線
で示す〕を巻装するが、その巻き始め端部3a及
び巻き終り端部(図示せず)は同様に外部接続用
端子4cに捲着される。
ところで、上記のように溝部7a,7b,7c
…を設けこの溝部7a,7b,7c…に一次コイ
ル8の巻線始終端部8a,8bを通しているの
は、一次コイル8の巻線始終端部8a,8bと三
次コイル9とが接触し、その部分で絶縁破壊が生
じないように絶縁分離するためである。
しかしながら、上記従来のコイルボビン1の凹
所6の底部の肉厚は全周に亘つて十分な厚みを有
するように成形されているので、それに巻装する
三次コイルが十分に納まるように鍔5の外径を増
加させなければならず、そのため低圧コイルボビ
ン1と二次コイルが巻装された高圧コイルボビン
(図示せず)とを絶縁ケース(図示せず)に収納
し、絶縁樹脂で注型されて完成されるフライバツ
クトランスの形状が大型となる欠点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、フライバツクトランスの大型化を招
来することなく、一次コイルと三次コイルとの絶
縁分離が良好に行えるフライバツクトランス用コ
イルボビンを提供しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案では低圧コイルボビンに設けられた三次
コイル巻装用の凹所の底部における断面の外周形
状を非円形になすとともに前記凹所底部に前記切
欠に連なる溝部を形成し、該溝部に一次コイルの
巻線始終端部を収納している。
(ホ) 作用 三次コイル巻装用の凹所の底部における断面の
外周形状を非円形になしているので、凹所におけ
る断面形状が小さくなる。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を第1図及び第2図を参照し
つつ説明する。
第1図は本考案の低圧コイルボビン1の側面
図、第2図はそのA−A′線断面図を示しており、
これら各図において、第3図及び第4図と同一部
分には同一符号を付して、その説明は省略する。
すなわち、本考案では第2図に示すように三次
コイル巻装用の凹所6の底部6a′を一次コイル8
の巻線始終端部8a,8b,8c,8d〔8c,
8dは一次コイル8の中間タツプのリード端部〕
が収納されるとともに前記切欠5a,5b,5c
に連なる溝部7a,7b,7c,7d,7eが形
成される部分のみの肉厚を厚くして、この底部6
a′における断面の外周形状を非円形となしてい
る。
斯る構成にすると一次コイル8の巻線始終端部
8a,8b,8c,8dと三次コイル9とが接触
する虞れがなく、しかも三次コイル9が巻装され
る凹所6における断面形状を小さくできる。従つ
て、凹所6の底部6a′における外周形状を小さく
なるようにすることによつて、溝部7a〜7eの
深さを従来より深くなるように形成して、一次コ
イルの巻線始終端部と三次コイルとの絶縁のため
の隔離をより完全なものにしても三次コイルの巻
厚によるフライバツクトランスの大型化を招来す
ることがない。また、コイルボビンの肉厚を十分
に薄くすることにより、コイルボビン成型時にお
けるヒケが生じることがなくなり、絶縁樹脂でモ
ールドしたときにヒケに起因するボイドの発生も
防止し得る。
(ト) 考案の効果 本考案のフライバツクトランス用コイルボビン
に依れば、三次コイルが巻装される凹所における
断面形状を小さくできるので、フライバツクトラ
ンスとして完成したときの形状の小型化が図れ
る。また、フライバツクトランスの大型化を招来
することなく、一次コイルの巻線始終端部と三次
コイルとの絶縁を完全なものにできるとともにコ
イルボビン成型時においてヒケが生じることがな
く、信頼性の高いフライバツクトランスを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフライバツクトランス用コイ
ルボビンの一実施例を示す側面図、第2図はその
A−A′線断面図、第3図は従来のフライバツク
トランス用コイルボビンの側面図、第4図はその
B−B′線断面図である。 1′……低圧コイルボビン、2……円筒状部、
3……ターミナルボード、4a,4b,4c,4
d……外部接続用端子、5……鍔、5a,5b,
5c……切欠、6……凹所、6a′……底部、7
a,7b,7c,7d,7e……溝部、8……一
次コイル、9……三次コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一次コイルが巻装される低圧コイルボビンの円
    筒状部の一端側に複数の外部接続用端子が植設さ
    れたターミナルボードを設けるとともに放射方向
    に切欠を有する鍔を前期ターミナルボードに対し
    て並設し、前記一次コイルの巻線始終端部を前記
    切欠を通して前記外部接続用端子に接続し、前記
    ターミナルボードと鍔間に形成される凹所に三次
    コイルを巻装するようにしたものにおいて、前記
    凹所の前記切欠に連なる部分のみの肉厚を厚く形
    成し、前記切欠きに連なる部分以外の部分の肉厚
    を薄く形成することにより前記凹所の底部におけ
    る断面の外周形状を非円形になすとともに前記凹
    所底部の前記厚肉部に前記切欠に連なる溝部を形
    成し、該溝部に前記一次コイルの巻線始終端部を
    収納せしめたことを特徴とするフライバツクトラ
    ンス用コイルボビン。
JP5317185U 1985-04-10 1985-04-10 Expired - Lifetime JPH0536257Y2 (ja)

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JP5317185U JPH0536257Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JPS61171212U JPS61171212U (ja) 1986-10-24
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