JPH0717131Y2 - コア絶縁ケース - Google Patents

コア絶縁ケース

Info

Publication number
JPH0717131Y2
JPH0717131Y2 JP1987082415U JP8241587U JPH0717131Y2 JP H0717131 Y2 JPH0717131 Y2 JP H0717131Y2 JP 1987082415 U JP1987082415 U JP 1987082415U JP 8241587 U JP8241587 U JP 8241587U JP H0717131 Y2 JPH0717131 Y2 JP H0717131Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition
case
core
partition plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987082415U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63191618U (ja
Inventor
隆 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP1987082415U priority Critical patent/JPH0717131Y2/ja
Publication of JPS63191618U publication Critical patent/JPS63191618U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0717131Y2 publication Critical patent/JPH0717131Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コア絶縁ケース、より詳細には円環状コアを
収納し、二つ又はそれ以上の複数の巻線を施すコモンモ
ードチョーク用のコア絶縁ケースの構造に関する。
従来コモンモードチョークコイルは、円環状コアの両側
から、同軸状の二重円筒形絶縁ケースをかん合させ、内
部空間に仕切り板を挿入していた。又、円環状コアを内
部空間に仕切り板を一体に成形した同軸状の二重円筒形
絶縁コアケースに入れ、コアケースの開放された部分に
導電体であるコアを介した二つの巻線間の絶縁距離を確
保するため、蓋の厚さを厚く作りかん合させていた。
従来の円環状コアに両側からケースを嵌合し、仕切り板
を挿入する構造のコアケースは、ケースとケースの突合
せ部と仕切り板間の両側の間に隙間を生じ、巻線間及び
巻線とコアとの電気絶縁耐圧を保証するための空間距離
が確保されないこと、及び挿入した仕切り板が抜け落ち
やすく、ケースと蓋との接着や溶着が必要であること、
及び部品点数が多く、製品単価を上昇させる等の問題が
あった。
又、内部空間に仕切り板を一体成形した同軸状・二重円
筒形ケースと蓋からなるコアケースは、巻線間と、巻線
とコアとの空間距離を確保するため、蓋の厚さを厚くし
ているため、形状的に大きなものとなり、コイルの銅損
を増大させる等の問題があった。
本考案は、内部空間に仕切り板を一体成形した同軸状の
二重円筒形ケースと、二つの円筒形ケースのかん合する
部分には段差を設けて、巻線−巻線間と、巻線−コア間
の電気絶縁耐圧を保証するための空間距離を保ちつつ、
その分肉厚を薄くした蓋とからなることを特徴とする。
第1図に、本考案によるコア絶縁ケースの実施例の外観
斜視図を示す。
本考案によるコア絶縁ケースは、二つの巻線を施すコモ
ンモードチョークコイル用であり、内筒内側の内部空間
に仕切り板を一体成形した同軸状の内筒11と、外筒12と
の間に環状の底を設けた二重円筒形のコアケース本体
と、ケース本体1の円環状空間を塞ぐ蓋板2とからな
る。
ケース本体1には、内筒11の内側の内部空間を軸方向と
平行な2個の部分に等分割する仕切り板13が一体に形成
され、この仕切り板13は、内筒11の両端面から上部仕切
り14、下部仕切り21の長さに所要長突出されるととも
に、底面側の突出部の両側縁が幅広に膨大して内筒11か
ら外筒12の外周部分まで延在されて下部仕切り21が一体
成形されている。
蓋板2には、上面に対向する2個所に、下部仕切り21と
上部仕切り14が一体成形されている。又ケース本体1及
び蓋板2の仕切り板、及び下部仕切り21と上部仕切り14
には内筒部分から内側に内筒面と仕切り板面に対し三角
形の一辺となる突出肉盛部31が形成されるとともに、蓋
板の突出肉盛部の対向する両側には仕切り板13に嵌合す
るかん合溝32が形成されている。
図示しないケース本体1の底部にも、下部仕切り21と上
部仕切り14と同様の仕切りが仕切り板13と一体成形され
ている。
ケース本体と蓋板のかん合部分は、ケース本体1の内筒
側と外筒側、蓋板の内周部と外周部には、ケース本体と
蓋板にそれぞれ互い違いの段差を持ち、ケース本体と蓋
板とのかん合部は茶筒状に形成されている。この段差に
よってより薄い肉厚の蓋板で、巻線と金属磁性材で作ら
れた圧粉コアからなるコアとの沿面距離を確保し、かつ
コア絶縁ケースの外周を小さくすることが可能で、これ
によって銅損の少ないコモンモードチョークを得ること
の出来る利点がある。
ケース本体に一体成形された仕切り板と、及び蓋板に形
成された上部仕切りと、下部仕切りと内径部分との交差
する部分は、内筒側から軸心に向かって内筒周面と仕切
り板面に対し三角形の底辺を形成するように仕切り板へ
突出した突出肉盛部31が形成されており、この突出肉盛
り部31によって、コアを内蔵したコア絶縁ケースに施さ
れるコア絶縁ケース外周面に巻回される二つの巻線間の
電気絶縁耐圧を保証する沿面距離と、又巻線とコアとの
接近を防ぎ、絶縁距離を保つ構造となる。従って巻線
間、及び巻線とコアとの間の高い絶縁耐圧を保証する本
考案のコア絶縁ケースの突出肉盛部31は、巻線間の電気
絶縁耐圧を得るための沿面距離を必要とする時は突出肉
盛部の形状を一辺が仕切り板方向に延び、仕切り板を挿
入するかん合溝の深さを深くし、この時内筒面に沿う辺
を短くした三角形の突出肉盛部とすることにより巻線の
窓面積を広く出来、かつ巻線間及び巻線とコア間の電気
絶縁耐圧特性を向上したコア絶縁ケースとすることが出
来る。
以上に説明したように、本考案によるコア絶縁ケース
は、ケース肉厚を米国の電気部品に適用される安全規格
で規定された、樹脂の燃焼試験の燃焼グレードの肉厚を
満足しつつ、より小形で銅損の少ないコイルを得ること
が出来る利点を持つ。
一例をあげるとUL燃焼試験で、0.8mmの厚さで米国UL規
格No.94グレードV−Oの燃焼グレードを持つプラスチ
ック材料をコアケースに使用した場合、外径25mm、内径
15mm、高さ12mmの円環状コアを内包する本考案の構成に
よるコア絶縁ケースは、ケース外周長さは40.4mmであ
る。一方従来の、厚肉の蓋をケース本体にかん合させて
いた構造の場合、その外周長さは42mmであり、本考案に
よるコア絶縁ケースを使用することにより、使用する銅
線の節約になり、かつ銅損の少ないコイルを得ることが
出来る。
又、該コアケースは、従来の仕切り板を後で挿入するコ
アケースに比べ、挿入ガイド等を設けることなく巻線窓
面積を広くとることが出来る利点を持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す外観斜視図。 第2図,第3図は、本考案によるケース本体と蓋板の実
施例を示す図。 1……ケース本体。2……蓋板。13……仕切り板。 14……上部仕切り。21……下部仕切り。 31……突出肉盛部。32……かん合溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭56−107740号(実開昭58−15318 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭57−55195号(実開昭58−158417 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円環状コアを収納し該円環状コアの内部空
    間を通して巻回される複数の巻線間を絶縁する内筒の径
    方向に内部空間を分割する仕切り板を形成した絶縁材か
    らなる同軸状の二重円筒形で、茶筒状に嵌合するケース
    本体と蓋板とからなるコア絶縁ケースにおいて、ケース
    本体の内規の深さは円環状コアの高さとほぼ同じ深さ
    で、ケース本体の内部空間を分割する仕切り板はケース
    本体に一体に成形され、前記仕切り板はケース本体の上
    面より突出して、蓋板の上部仕切りと下部仕切りの内径
    側に対向して取り付けられたかん合溝に挿入嵌合し、ケ
    ース本体及び蓋板の内筒と仕切り板及び上部仕切りと下
    部仕切りの接合部に、内筒側より仕切り板及び上部仕切
    りと下部仕切りに内筒面と仕切り板面に対し三角形の底
    面となる突出肉盛部を形成してなることを特徴とするコ
    ア絶縁ケース。
JP1987082415U 1987-05-28 1987-05-28 コア絶縁ケース Expired - Lifetime JPH0717131Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987082415U JPH0717131Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 コア絶縁ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987082415U JPH0717131Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 コア絶縁ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191618U JPS63191618U (ja) 1988-12-09
JPH0717131Y2 true JPH0717131Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=30935051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987082415U Expired - Lifetime JPH0717131Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 コア絶縁ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0717131Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815318U (ja) * 1981-07-22 1983-01-31 ティーディーケイ株式会社 インダクタンス素子
JPS58158417U (ja) * 1982-04-16 1983-10-22 岡谷電機産業株式会社 インダクタンス素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63191618U (ja) 1988-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2594305B2 (ja) リード線の隔離スロット付き変圧器
JPH0717131Y2 (ja) コア絶縁ケース
JP3461548B2 (ja) トロイダルコイル
JPH0521851Y2 (ja)
JPH0534816B2 (ja)
JPH09205023A (ja) チョークコイル
JPH10144537A (ja) 小型トランス
JP2566025Y2 (ja) コモンモードチョークコイル
JPH0745938Y2 (ja) トランス用カバー
KR850002329Y1 (ko) 소형 변압기용 보호 커버
JPH0536260Y2 (ja)
JPH0220127B2 (ja)
JPH0124902Y2 (ja)
JP2605052Y2 (ja) 絶縁キャップを用いたトロイダルコイル
JPH0249687Y2 (ja)
JPH0536257Y2 (ja)
JPS5812428Y2 (ja) 変成器
JPH0211777Y2 (ja)
JPS598328Y2 (ja) ポツト型トランス
JPH079860B2 (ja) 変成器
JPH0416407Y2 (ja)
JPS5934974Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH0532985Y2 (ja)
JPS6244512Y2 (ja)
JPS59185817U (ja) コモンモ−ドチヨ−クコイルのコア絶縁ケ−ス