JPH053609U - デイスプレイ装置のロツク機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック解除操作に連続させてディスプレイ部
を開けるようにし、ディスプレイ部の開操作性を向上さ
せる。 【構成】 ディスプレイ部１のくぼみ部１ａにピン２を
介して取り付けられディスプレイ部１の開閉方向と同方
向に回動するレバー３と、装置本体１０に設けられレバ
ー３の係合部３ａが係合する被係合部５と、レバー３を
係合方向に付勢するコイルスプリング４とを備えてい
る。そして、レバー３を引き上げれば、ロック解除され
るとともに、引き上げる力によりディスプレイ部１が連
続的に開けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はディスプレイ装置のロック機構に関し、特に、開閉可能なＬＣＤ等の ディスプレイ部を有するディスプレイ装置においてディスプレイ部の閉じた状態 を保持するディスプレイ装置のロック機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ディスプレイ装置としては、図２に示すように、装置本体１０に回転 して開閉可能にＬＣＤ等のディスプレイ部１を設けたものがある。このディスプ レイ装置においては、ディスプレイ部１をその閉時にロックするロック機構が設 けられている。

【０００３】 従来のロック機構は、図２に示すように、レバー１１に設けたフック１３を装 置本体１０の係合孔１５に係合させてロックし、開閉するディスプレイ部１の開 閉方向に対して横方向にレバーをスライドさせてロック解除するようになってい る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この従来のディスプレイ装置のロック機構にあっては、ディス プレイ部１を開くためには、ロックを解除するためのレバー操作と、ディスプレ イ部１を開く操作とを同時に行う必要があるが、ディスプレイ部１の開閉方向に 対してレバー１１を横方向に移動操作するため、連続性がなく開操作しにくいと いう問題点があった。

【０００５】 本考案は、上記の問題点にかんがみてなされたもので、ロック解除操作に連続 させてディスプレイ部を開けることができるようにして開操作性の向上を図った ディスプレイ装置のロック機構の提供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため本考案のディスプレイ装置のロック機構は、装置本体 に回転して開閉可能に設けられたディスプレイ部をその閉時に装置本体に対して ロックするディスプレイ装置のロック機構において、ディスプレイ部の開方向と 同方向に移動させられてロック解除を行なうレバーを備えた構成としてある。

【０００７】 また、装置本体に回転して開閉可能に設けられたディスプレイ部をその閉時に 装置本体対してロックするディスプレイ装置のロック機構において、ディスプレ イ部の開閉方向と同方向に回動可能なレバーをディスプレイ部に軸支し、該レバ ーに係合部を設ける一方、該レバーの係合部がディスプレイ部の閉時に係合し該 レバーの開方向への回動時に係合解除する被係合部を装置本体に設けるとともに 、係合部の係合方向にレバーを付勢するスプリングを設けた構成としてある。

【０００８】

【作用】

上記構成からなるディスプレイ装置のロック機構によれば、ディスプレイ部を 装置本体から開けるときは、レバーをディスプレイ部の開方向に移動させれば、 レバーの移動によるロック解除が行なわれるとともに、開方向に移動させる力が ディスプレイ部にも伝達されてディスプレイ部が連続的に開けられていく。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図１は本考案の一実 施例に係るディスプレイ装置のロック機構を示す断面図である。

【００１０】 ディスプレイ装置は、上記と同様に、装置本体１０に回転して開閉可能にＬＣ Ｄ等のディスプレイ部１を設けてある。そして、実施例に係るロック機構は、こ のディスプレイ装置の前側に設けてある。

【００１１】 実施例に係るロック機構において、３はレバーであって、このレバー３は、デ ィスプレイ部１の開閉方向と同方向に回動可能になるように、ディスプレイ部１ 前側のくぼみ部１ａにピン２で軸支されている。また、このレバー３は垂下する フック状の係合部３ａを有している。

【００１２】 ５は装置本体１０に設けた爪状の被係合部５であって、この被係合部５は、上 記レバー３の係合部３ａがディスプレイ部１の閉時に係合し、上記レバー３の開 方向（図中Ｒ方向）への回動時に係合解除するものである。

【００１３】 ４はピン２の回りに設けられレバー３の係合部３ａの係合方向に該レバー３を 付勢するコイルスプリングである。

【００１４】 したがって、このディスプレイ装置において、ディスプレイ部１を装置本体１ ０から開けるときは、レバー３をディスプレイ部１の開方向に移動させる。この 場合、レバー３の移動により係合部３ａが被係合部５から外れてロック解除が行 なわれるとともに、開方向に移動させる力がディスプレイ部にも伝達されてディ スプレイ部１が連続的に開けられていく。

【００１５】 すなわち、ロックしている状態からロック解除する場合、レバー３を引き上げ ることにより、ロック解除とディスプレイ部１を開く操作とが１度に連続して行 うことが可能になる。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明したように本考案のディスプレイ装置のロック機構によれば、ロック 解除レバーの操作方向を、ディスプレイ部を開く方向と同じにしたので、ロック 解除に連続させてディスプレイ部を開けることができ、そのため、開操作性が著 しく向上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係るディスプレイ装置のロ
ック機構を示す断面図である。

【図２】従来のディスプレイ装置のロック機構の一例を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ディスプレイ部 １ａ くぼみ部 ２ ピン ３ レバー ３ａ 係合部 ４ コイルスプリング ５ 被係合部 １０ 装置本体 １１ レバー １３ フック １５ 係合孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 装置本体に回転して開閉可能に設けられ
   たディスプレイ部をその閉時に装置本体に対してロック
   するディスプレイ装置のロック機構において、ディスプ
   レイ部の開方向と同方向に移動させられてロック解除を
   行なうレバーを備えたことを特徴とするディスプレイ装
   置のロック機構。
2. 【請求項２】 装置本体に回転して開閉可能に設けられ
   たディスプレイ部をその閉時に装置本体対してロックす
   るディスプレイ装置のロック機構において、ディスプレ
   イ部の開閉方向と同方向に回動可能なレバーをディスプ
   レイ部に軸支し、該レバーに係合部を設ける一方、該レ
   バーの係合部がディスプレイ部の閉時に係合し該レバー
   の開方向への回動時に係合解除する被係合部を装置本体
   に設けるとともに、係合部の係合方向にレバーを付勢す
   るスプリングを設けたことを特徴とするディスプレイ装
   置のロック機構。