JPH0536024Y2 - - Google Patents
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- JPH0536024Y2 JPH0536024Y2 JP1986154745U JP15474586U JPH0536024Y2 JP H0536024 Y2 JPH0536024 Y2 JP H0536024Y2 JP 1986154745 U JP1986154745 U JP 1986154745U JP 15474586 U JP15474586 U JP 15474586U JP H0536024 Y2 JPH0536024 Y2 JP H0536024Y2
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- floor
- tightening
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Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、フリーアクセスフロアや防音床等を
構築する場合に使用される浮床用支持装置に関す
る。
構築する場合に使用される浮床用支持装置に関す
る。
従来の浮床用支持装置としては、第4図に示す
ように、支持部材3の載置部3aに対する床部材
2の被載置箇所に上下方向の貫通孔8を形成し、
前記床部材2上面の貫通孔周縁部分に面接触する
押え部材19を設け、前記貫通孔8を通して、前
記押え部材19と前記支持部材3の載置部3aと
を互いに引寄せて固定するボルト6bを設け、前
記押え部材19を、前記貫通孔周縁部分に面接触
する第一鍔部19aと、前記ボルト頭部をうける
第二鍔部19bと、前記両鍔部19a,19bを
連結すると共に前記第二鍔部19bに接当するボ
ルト頭部を、前記貫通孔8内に納まるように配置
させるための前記ボルト6b軸芯方向に沿つた面
で形成された円筒部19cとによつて構成してあ
るものがあつた。(例えば、実開昭60−51240号公
報) また、他には、支持部材の載置部に対する床部
材の被載置箇所に上下方向の貫通孔を形成し、前
記貫通孔を通して、前記支持部材の載置部に前記
床部材を固定するボルトを設け、前記ボルトの頭
部に、前記貫通孔周縁部分に面接触可能な第三鍔
部を設け、前記第三鍔部を、前記ボルトによる締
付け力を解除した無荷重時においてはその端縁の
みが床部材と接触する傾斜姿勢に保持され、か
つ、前記ボルトによる締付け力が増加するに伴つ
て床部材の上面に面接触する姿勢に弾性変形可能
に形成してあるものがあつた。(例えば、実開昭
55−97033号公報) 〔考案が解決しようとする問題点〕 この種の浮床用支持装置については、前記貫通
孔に前記ボルトを挿入して、床部材を支持部材に
挟持固定する際、前記ボルトを、トルクレンチを
使用せずにボツクスレンチ等のトルク制限機構を
有さない締付け操作具を使用して締付け操作をす
ることが多い。
ように、支持部材3の載置部3aに対する床部材
2の被載置箇所に上下方向の貫通孔8を形成し、
前記床部材2上面の貫通孔周縁部分に面接触する
押え部材19を設け、前記貫通孔8を通して、前
記押え部材19と前記支持部材3の載置部3aと
を互いに引寄せて固定するボルト6bを設け、前
記押え部材19を、前記貫通孔周縁部分に面接触
する第一鍔部19aと、前記ボルト頭部をうける
第二鍔部19bと、前記両鍔部19a,19bを
連結すると共に前記第二鍔部19bに接当するボ
ルト頭部を、前記貫通孔8内に納まるように配置
させるための前記ボルト6b軸芯方向に沿つた面
で形成された円筒部19cとによつて構成してあ
るものがあつた。(例えば、実開昭60−51240号公
報) また、他には、支持部材の載置部に対する床部
材の被載置箇所に上下方向の貫通孔を形成し、前
記貫通孔を通して、前記支持部材の載置部に前記
床部材を固定するボルトを設け、前記ボルトの頭
部に、前記貫通孔周縁部分に面接触可能な第三鍔
部を設け、前記第三鍔部を、前記ボルトによる締
付け力を解除した無荷重時においてはその端縁の
みが床部材と接触する傾斜姿勢に保持され、か
つ、前記ボルトによる締付け力が増加するに伴つ
て床部材の上面に面接触する姿勢に弾性変形可能
に形成してあるものがあつた。(例えば、実開昭
55−97033号公報) 〔考案が解決しようとする問題点〕 この種の浮床用支持装置については、前記貫通
孔に前記ボルトを挿入して、床部材を支持部材に
挟持固定する際、前記ボルトを、トルクレンチを
使用せずにボツクスレンチ等のトルク制限機構を
有さない締付け操作具を使用して締付け操作をす
ることが多い。
前述した従来の浮床用支持装置の内、前者のも
のに関しては、ボルトの締付け力の加減がわから
ず、各ボルトの締付け力に大きなバラツキを生じ
易くなるため、締付け力が不足した場合にはボル
トが緩み易くなり、また、締付け力が過剰の場合
には、第一鍔部が塑性変形して、その周縁部が床
部材の上面よりも上方に突出する問題がある。
のに関しては、ボルトの締付け力の加減がわから
ず、各ボルトの締付け力に大きなバラツキを生じ
易くなるため、締付け力が不足した場合にはボル
トが緩み易くなり、また、締付け力が過剰の場合
には、第一鍔部が塑性変形して、その周縁部が床
部材の上面よりも上方に突出する問題がある。
また、前述した従来の浮床用支持装置の内、後
者のものに関しては、前記ボルトを回動させて締
め付けるに伴つて、床部材に接触する第三鍔部
は、常に、床部材上で摺動するために、例えば、
凹部と凸部等の組合せからなる支持部材と床部材
との位置ずれ防止機構を設けない床部材支持形態
をとる場合の締め付けに際しては、所定位置に配
置された床部材の位置ずれを生じる危険性があ
り、且つ、上述の通り、前記ボルトの第三鍔部
は、常に床部材上を摺動していると共に、締め付
けに伴つて締め付け力が増加すれば、弾性変形に
よつて、床部材との接触面が増加するから、前記
摺動に伴う抵抗が更に増加し、締付け回動のため
に大きな操作力が必要となり、充分に締め付ける
ことが出来ない危険性がある等の問題点がある。
者のものに関しては、前記ボルトを回動させて締
め付けるに伴つて、床部材に接触する第三鍔部
は、常に、床部材上で摺動するために、例えば、
凹部と凸部等の組合せからなる支持部材と床部材
との位置ずれ防止機構を設けない床部材支持形態
をとる場合の締め付けに際しては、所定位置に配
置された床部材の位置ずれを生じる危険性があ
り、且つ、上述の通り、前記ボルトの第三鍔部
は、常に床部材上を摺動していると共に、締め付
けに伴つて締め付け力が増加すれば、弾性変形に
よつて、床部材との接触面が増加するから、前記
摺動に伴う抵抗が更に増加し、締付け回動のため
に大きな操作力が必要となり、充分に締め付ける
ことが出来ない危険性がある等の問題点がある。
そこで、これらの問題点を解消する浮床用支持
装置として、前述した前者の従来例と、後者の従
来例とを組み合わせて、前記押え部材の第一鍔部
19aを、前記ボルトによる締付け力を解除した
無荷重時においてはその端縁のみが床部材と接触
する傾斜姿勢に保持され、かつ、前記ボルトによ
る締付け力が所定力に達したときには床部材の上
面に面接触する姿勢に弾性変形可能に形成するも
のが考えられる。
装置として、前述した前者の従来例と、後者の従
来例とを組み合わせて、前記押え部材の第一鍔部
19aを、前記ボルトによる締付け力を解除した
無荷重時においてはその端縁のみが床部材と接触
する傾斜姿勢に保持され、かつ、前記ボルトによ
る締付け力が所定力に達したときには床部材の上
面に面接触する姿勢に弾性変形可能に形成するも
のが考えられる。
しかし、この浮床用支持装置によれば、前記押
え部材の円筒部19cが、前記ボルト軸芯方向に
沿つた円筒状に形成されているために、前記ボル
トの締付け力を床部材に作用させるに際して、第
二鍔部19bから円筒部19cを経て第一鍔部1
9aに伝達される締付け力は、前記円筒部19c
に対しては主に軸力として作用するために、前記
ボルトの締付けによる前記押え部材19の曲げ弾
性変形が第一・第二鍔部19a,19bに集中し
て生じ、特に、第一・第二鍔部19a,19bと
円筒部19cとの境の屈曲部で破壊し易くなる危
険性がある。
え部材の円筒部19cが、前記ボルト軸芯方向に
沿つた円筒状に形成されているために、前記ボル
トの締付け力を床部材に作用させるに際して、第
二鍔部19bから円筒部19cを経て第一鍔部1
9aに伝達される締付け力は、前記円筒部19c
に対しては主に軸力として作用するために、前記
ボルトの締付けによる前記押え部材19の曲げ弾
性変形が第一・第二鍔部19a,19bに集中し
て生じ、特に、第一・第二鍔部19a,19bと
円筒部19cとの境の屈曲部で破壊し易くなる危
険性がある。
本考案は、上述の実状に鑑みて勘案されたもの
であつて、その目的は、前記押え部材の合理的な
改良により、ボツクスレンチ等のようにトルク制
限機構を有さない締付け操作具を使用する場合で
も、締付け具を常にほぼ一定の締付け力で簡便に
締付け操作することができながら、且つ、前記押
え部材の局部に過負荷がかかり難く、前記締付け
力を無理なく受けて、全体的な弾性復元力によつ
て、前記床部材を確実に固定できる浮床用支持装
置を提供するところにある。
であつて、その目的は、前記押え部材の合理的な
改良により、ボツクスレンチ等のようにトルク制
限機構を有さない締付け操作具を使用する場合で
も、締付け具を常にほぼ一定の締付け力で簡便に
締付け操作することができながら、且つ、前記押
え部材の局部に過負荷がかかり難く、前記締付け
力を無理なく受けて、全体的な弾性復元力によつ
て、前記床部材を確実に固定できる浮床用支持装
置を提供するところにある。
本考案による浮床用支持装置の特徴構成は、支
持部材の載置部に対する床部材の被載置箇所に上
下方向の貫通孔を形成し、前記床部材上面の貫通
孔周縁部分に面接触可能な押え部材を設け、前記
押え部材とは別部材で形成すると共に、前記貫通
孔を通して前記押え部材と前記支持部材の載置部
とが互いに引寄せて固定するねじ式の締付け具を
設け、前記床部材の上面に対する前記押え部材の
面接触部分を、前記締付け具による締付け力を解
除した無荷重時においてはその端縁のみが床部材
と接触する傾斜姿勢に保持され、かつ、前記締付
け具による締付け力が所定力に達したときには床
部材の上面に面接触する姿勢に弾性変形可能に形
成し、前記締付け具に対する接当面部分を前記押
え部材に設け、前記面接触部分と、前記接当面部
分とを、前記締付け具の軸芯方向に対して傾斜す
る傾斜面部を介して連設してあるところにある。
持部材の載置部に対する床部材の被載置箇所に上
下方向の貫通孔を形成し、前記床部材上面の貫通
孔周縁部分に面接触可能な押え部材を設け、前記
押え部材とは別部材で形成すると共に、前記貫通
孔を通して前記押え部材と前記支持部材の載置部
とが互いに引寄せて固定するねじ式の締付け具を
設け、前記床部材の上面に対する前記押え部材の
面接触部分を、前記締付け具による締付け力を解
除した無荷重時においてはその端縁のみが床部材
と接触する傾斜姿勢に保持され、かつ、前記締付
け具による締付け力が所定力に達したときには床
部材の上面に面接触する姿勢に弾性変形可能に形
成し、前記締付け具に対する接当面部分を前記押
え部材に設け、前記面接触部分と、前記接当面部
分とを、前記締付け具の軸芯方向に対して傾斜す
る傾斜面部を介して連設してあるところにある。
本考案による浮床用支持装置の特徴構成によれ
ば、床部材上面の貫通孔周縁部分に面接触する押
え部材と、押え部材と支持部材の載置部とを互い
に引き寄せて固定するねじ式の締付け具とを、別
部材で形成すると共に、締付け具に対する接当面
部分を、前記押え部材に設けてあるから、前記締
付け具の支持部材側への螺進に伴つて、押え部材
に接当する締付け具は、前記接当面部分において
のみ摺動するだけの少ない摺動抵抗で回動するこ
とが可能となり、無駄な回動力を作用させなくて
も締め付け操作することができる。又、前記接当
面部分と、締付け具との摺動面積の大きさは、締
付け具による締め付けを進めても、大きく増加す
ることがないから、前記締付け具の回動力は、締
め付け工程中に極端に大きくなることがなく、簡
単に床部材の固定作業を実施することができる。
ば、床部材上面の貫通孔周縁部分に面接触する押
え部材と、押え部材と支持部材の載置部とを互い
に引き寄せて固定するねじ式の締付け具とを、別
部材で形成すると共に、締付け具に対する接当面
部分を、前記押え部材に設けてあるから、前記締
付け具の支持部材側への螺進に伴つて、押え部材
に接当する締付け具は、前記接当面部分において
のみ摺動するだけの少ない摺動抵抗で回動するこ
とが可能となり、無駄な回動力を作用させなくて
も締め付け操作することができる。又、前記接当
面部分と、締付け具との摺動面積の大きさは、締
付け具による締め付けを進めても、大きく増加す
ることがないから、前記締付け具の回動力は、締
め付け工程中に極端に大きくなることがなく、簡
単に床部材の固定作業を実施することができる。
しかも、締付け具の回動がスムースに行えるこ
とにより、締付け具の回動に伴う押え部材の共回
りを防止することが可能となり、例えば、凹部と
凸部等の組合せからなる支持部材と床部材との位
置ずれ防止機構を設けない床部材支持形態をとる
場合においても、床部材上面に接触する押え部材
は、締付け具の回動による共回りを生じ難いの
で、支持部材上に載置された床部材の設定位置を
変化させずに押圧することが可能となる。
とにより、締付け具の回動に伴う押え部材の共回
りを防止することが可能となり、例えば、凹部と
凸部等の組合せからなる支持部材と床部材との位
置ずれ防止機構を設けない床部材支持形態をとる
場合においても、床部材上面に接触する押え部材
は、締付け具の回動による共回りを生じ難いの
で、支持部材上に載置された床部材の設定位置を
変化させずに押圧することが可能となる。
また、床部材の上面に対する前記押え部材の面
接触部分を、前記締付け具による締付け力を解除
した無荷重時においてはその端縁のみが床部材と
接触する傾斜姿勢に保持され、かつ、前記締付け
具による締付け力が所定力に達したときには床部
材の上面に面接触する姿勢に弾性変形可能に形成
してあるから、締付け具の締め付け作業におい
て、ボツクスレンチ等のトルク制限機構を有する
締め付け操作具を使用しなくても、押え部材の面
接触部分が床部材の上面に面接触するまで締め付
け操作することにより、床部材を所定の締め付け
力で支持部材に挟持固定することができ、締め付
け力の過不足に起因する床部材の緩みや押え部材
の過度な変形を抑制することも可能となる。
接触部分を、前記締付け具による締付け力を解除
した無荷重時においてはその端縁のみが床部材と
接触する傾斜姿勢に保持され、かつ、前記締付け
具による締付け力が所定力に達したときには床部
材の上面に面接触する姿勢に弾性変形可能に形成
してあるから、締付け具の締め付け作業におい
て、ボツクスレンチ等のトルク制限機構を有する
締め付け操作具を使用しなくても、押え部材の面
接触部分が床部材の上面に面接触するまで締め付
け操作することにより、床部材を所定の締め付け
力で支持部材に挟持固定することができ、締め付
け力の過不足に起因する床部材の緩みや押え部材
の過度な変形を抑制することも可能となる。
更には、前記面接触部分と、前記接当面部分と
を、前記締付け具の軸芯方向に対して傾斜する傾
斜面部を介して連設してあるから、前記軸芯方向
に沿つた前記締付け力を、押え部材の前記面接触
部分や接当面部分のみならず、前記傾斜面部にお
いても受けて、全体としての弾性付勢力を作用さ
せて無駄なく前記床部材を固定することが可能と
なり、前記押え部材に対する局部への過負荷のな
い状態で床部材を支持することができるようにな
る。
を、前記締付け具の軸芯方向に対して傾斜する傾
斜面部を介して連設してあるから、前記軸芯方向
に沿つた前記締付け力を、押え部材の前記面接触
部分や接当面部分のみならず、前記傾斜面部にお
いても受けて、全体としての弾性付勢力を作用さ
せて無駄なく前記床部材を固定することが可能と
なり、前記押え部材に対する局部への過負荷のな
い状態で床部材を支持することができるようにな
る。
従つて、本考案の浮床用支持装置によれば、大
きな力を作用させなくても、ほぼ一定の締め付け
力で床部材を安定した状態に支持固定することが
できるようになつて、作業効率の向上、ひいては
工期短縮を図ることが可能となり、且つ、押え部
材に過負荷が作用しないので破損しにくく、耐久
性の向上も可能となつた。
きな力を作用させなくても、ほぼ一定の締め付け
力で床部材を安定した状態に支持固定することが
できるようになつて、作業効率の向上、ひいては
工期短縮を図ることが可能となり、且つ、押え部
材に過負荷が作用しないので破損しにくく、耐久
性の向上も可能となつた。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第2図、第3図に示すように、コンクリートス
ラブ等の床下地1の上方に複数個のパネル状の床
部材2を並設するための浮床用支持装置を構成す
るに、前記床部材2の端縁部又はその近くを載置
支持する支持部材3に、前記床部材2の隣接端縁
部間に形成される上下方向の操作用孔4を通して
高さ調節操作可能な高さ調節具5を設けるととも
に、前記床部材2の端縁近くを支持部材3に固定
するねじ式の締付け具6を設け、かつ、前記床部
材2上にカーペツト等の床仕上げ材7を敷設して
ある。
ラブ等の床下地1の上方に複数個のパネル状の床
部材2を並設するための浮床用支持装置を構成す
るに、前記床部材2の端縁部又はその近くを載置
支持する支持部材3に、前記床部材2の隣接端縁
部間に形成される上下方向の操作用孔4を通して
高さ調節操作可能な高さ調節具5を設けるととも
に、前記床部材2の端縁近くを支持部材3に固定
するねじ式の締付け具6を設け、かつ、前記床部
材2上にカーペツト等の床仕上げ材7を敷設して
ある。
前記支持部材3は、平面視において正方形状
で、かつ、その周縁部を下方に折曲げ加工してあ
る載置部3aと、同じく平面視において正方形状
に形成された接地板3bとを備え、かつ、前記載
置部3aの上面には、載置された床部材2の隣接
側辺に接当することにより、これら床部材2の位
置決めを行うとともに、隣接床部材2,2間に間
隙cを形成してきしみ音の発生を防止する突条3
cを打出し形成してある。
で、かつ、その周縁部を下方に折曲げ加工してあ
る載置部3aと、同じく平面視において正方形状
に形成された接地板3bとを備え、かつ、前記載
置部3aの上面には、載置された床部材2の隣接
側辺に接当することにより、これら床部材2の位
置決めを行うとともに、隣接床部材2,2間に間
隙cを形成してきしみ音の発生を防止する突条3
cを打出し形成してある。
前記高さ調節具5は、前記載置部3aの対角線
交点に貫通状態で固着される第1雌ねじ部材5a
と、前記接地板3bの対角線交点に固着される前
記の第1雌ねじ部材5aとは逆ねじの第2雌ねじ
部材5b、ならびに、これら両雌ねじ部材5a,
5bに螺合される雄ねじ部材5cとからなり、前
記雄ねじ部材5cの上端部には、回転操作用の溝
5dを形成してある。
交点に貫通状態で固着される第1雌ねじ部材5a
と、前記接地板3bの対角線交点に固着される前
記の第1雌ねじ部材5aとは逆ねじの第2雌ねじ
部材5b、ならびに、これら両雌ねじ部材5a,
5bに螺合される雄ねじ部材5cとからなり、前
記雄ねじ部材5cの上端部には、回転操作用の溝
5dを形成してある。
前記締付け具6は、支持部材3の載置部3a
の、床部材2の端縁近くに貫通形成された貫通孔
8に対応する箇所に、前記貫通孔8内に入り込む
位置決め用凸部3dを膨出形成し、この凸部3d
の中央位置に雌ねじ6aを形成するとともに、前
記貫通孔8の周縁上面に接触する皿状の押え部材
9を設け、この押え部材9の上方から挿入した頭
付きボルト6bを前記凸部3dの雌ねじ6aに螺
合し、もつて、前記頭付きボルト6bの締付け操
作により、支持部材3の載置部3aと押え部材9
との間で床部材2を挟持固定すべく構成してあ
る。
の、床部材2の端縁近くに貫通形成された貫通孔
8に対応する箇所に、前記貫通孔8内に入り込む
位置決め用凸部3dを膨出形成し、この凸部3d
の中央位置に雌ねじ6aを形成するとともに、前
記貫通孔8の周縁上面に接触する皿状の押え部材
9を設け、この押え部材9の上方から挿入した頭
付きボルト6bを前記凸部3dの雌ねじ6aに螺
合し、もつて、前記頭付きボルト6bの締付け操
作により、支持部材3の載置部3aと押え部材9
との間で床部材2を挟持固定すべく構成してあ
る。
前記押え部材9は、床部材2上面の貫通孔8周
縁部分に接触する環状の面接触部分9aと、前記
ボルト6bの頭部に接当する環状の接当面部分9
bとを設けて構成してあり、前記面接触部分9a
と前記接当面部分9bとは、前記貫通孔8に配置
された状態のボルト6bの軸芯方向に対して傾斜
する傾斜面部9cを介して連設してある。また、
前記押え部材9は、ボルト6bによる締付け力を
解除した無荷重時においては面接触部分9aの周
縁のみが床部材2の上面に線接触する傾斜姿勢に
保持され、かつ、前記ボルト6bによる締付け力
が所定力に達したときには面接触部分9aが床部
材2の上面に面接触する水平姿勢に弾性変形可能
に構成してある。
縁部分に接触する環状の面接触部分9aと、前記
ボルト6bの頭部に接当する環状の接当面部分9
bとを設けて構成してあり、前記面接触部分9a
と前記接当面部分9bとは、前記貫通孔8に配置
された状態のボルト6bの軸芯方向に対して傾斜
する傾斜面部9cを介して連設してある。また、
前記押え部材9は、ボルト6bによる締付け力を
解除した無荷重時においては面接触部分9aの周
縁のみが床部材2の上面に線接触する傾斜姿勢に
保持され、かつ、前記ボルト6bによる締付け力
が所定力に達したときには面接触部分9aが床部
材2の上面に面接触する水平姿勢に弾性変形可能
に構成してある。
それ故に、施工時において、ボツクスレンチ等
のトルク制限機構を有さない締付け操作具を使用
してボルト6bを締付け操作する場合でも、前記
押え部材9の面接触部分9aが床部材2の上面に
面接触するまで締付け操作するだけで、床部材2
を所定の締付け力で支持部材3に挟持固定するこ
とができる。換言すれば、ボルト6bの締付け操
作に伴う押え部材9の面接触部分9aの姿勢変化
を利用してトルクリミツトの判断基準とすること
ができるから、トルク制限機構を有さない締付け
操作具を使用しても、各ボルト6bを常にほぼ一
定の締付け力で簡便に締付け操作することができ
るのである。
のトルク制限機構を有さない締付け操作具を使用
してボルト6bを締付け操作する場合でも、前記
押え部材9の面接触部分9aが床部材2の上面に
面接触するまで締付け操作するだけで、床部材2
を所定の締付け力で支持部材3に挟持固定するこ
とができる。換言すれば、ボルト6bの締付け操
作に伴う押え部材9の面接触部分9aの姿勢変化
を利用してトルクリミツトの判断基準とすること
ができるから、トルク制限機構を有さない締付け
操作具を使用しても、各ボルト6bを常にほぼ一
定の締付け力で簡便に締付け操作することができ
るのである。
更には、前記ボルト6b軸芯方向に沿つた前記
締付け力を、押え部材9の前記面接触部分9aや
接当面部分9bのみならず、前記傾斜面部9cに
おいても受けて、全体としての弾性付勢力を作用
させて無駄なく前記床部材2を固定することが可
能となり、局部への過負荷のない状態で床部材2
を支持することができるようになる。
締付け力を、押え部材9の前記面接触部分9aや
接当面部分9bのみならず、前記傾斜面部9cに
おいても受けて、全体としての弾性付勢力を作用
させて無駄なく前記床部材2を固定することが可
能となり、局部への過負荷のない状態で床部材2
を支持することができるようになる。
前記押え部材9の材質としてはバネ鋼が好まし
いが、普通鋼やプラスチツク等を使用してもよ
い。
いが、普通鋼やプラスチツク等を使用してもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
第1図乃至第3図は本考案に係る浮床用支持装
置の実施例を示し、第1図は要部の拡大断面図、
第2図は支持装置全体の縦断面図、第3図は要部
の斜視図である。また、第4図は従来の浮床用支
持装置を示す要部の断面図である。 2……床部材、3……支持部材、3a……載置
部、6……締付け具、8……貫通孔、9……押え
部材、9a……面接触部分、9b……接当面部
分、9c……傾斜面部。
置の実施例を示し、第1図は要部の拡大断面図、
第2図は支持装置全体の縦断面図、第3図は要部
の斜視図である。また、第4図は従来の浮床用支
持装置を示す要部の断面図である。 2……床部材、3……支持部材、3a……載置
部、6……締付け具、8……貫通孔、9……押え
部材、9a……面接触部分、9b……接当面部
分、9c……傾斜面部。
Claims (1)
- 支持部材3の載置部3aに対する床部材2の被
載置箇所に上下方向の貫通孔8を形成し、前記床
部材2上面の貫通孔周縁部分に面接触可能な押え
部材9を設け、前記押え部材9とは別部材で形成
すると共に、前記貫通孔8を通して前記押え部材
9と前記支持部材3の載置部3aとを互いに引寄
せて固定するねじ式の締付け具6を設け、前記床
部材2の上面に対する前記押え部材9の面接触部
分9aを、前記締付け具6による締付け力を解除
した無荷重時においてはその端縁のみが床部材2
と接触する傾斜姿勢に保持され、かつ、前記締付
け具6による締付け力が所定力に達したときには
床部材2の上面に面接触する姿勢に弾性変形可能
に形成し、前記締付け具6に対する接当面部分9
bを前記押え部材9に設け、前記面接触部分9a
と、前記接当面部分9bとを、前記締付け具6の
軸芯方向に対して傾斜する傾斜面部9cを介して
連設してある浮床用支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986154745U JPH0536024Y2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986154745U JPH0536024Y2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6359940U JPS6359940U (ja) | 1988-04-21 |
JPH0536024Y2 true JPH0536024Y2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=31074824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986154745U Expired - Lifetime JPH0536024Y2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536024Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008156846A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Hitachi Metals Techno Ltd | フリーアクセスフロア |
JP6081593B2 (ja) * | 2013-07-05 | 2017-02-15 | 株式会社仲井 | 屋根の上に機能を付加するための機能性部材を取り付ける方法及び該機能性部材を取り付けるための金具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051240B2 (ja) * | 1976-04-07 | 1985-11-13 | 株式会社東芝 | X線装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5597033U (ja) * | 1978-12-27 | 1980-07-05 | ||
JPS6051240U (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-10 | 日本板硝子株式会社 | 浮床用支持装置 |
-
1986
- 1986-10-08 JP JP1986154745U patent/JPH0536024Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051240B2 (ja) * | 1976-04-07 | 1985-11-13 | 株式会社東芝 | X線装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6359940U (ja) | 1988-04-21 |
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