JP3450043B2 - フロアパネルの固定装置 - Google Patents

フロアパネルの固定装置

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JP3450043B2 JP02801494A JP2801494A JP3450043B2 JP 3450043 B2 JP3450043 B2 JP 3450043B2 JP 02801494 A JP02801494 A JP 02801494A JP 2801494 A JP2801494 A JP 2801494A JP 3450043 B2 JP3450043 B2 JP 3450043B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、フリーアクセスフロア
を構成するフロアパネルの浮き上がりや振動によるずれ
やガタツキを防ぐためのフロアパネル固定装置の改良に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来用いられてきたパネル押えは、ワッ
シャとボルトまたは鍔付きボルトが多く見られる。一例
として実開昭61-90934号の第1図に支持脚上面の受け部
と別部品であって床支持ボルトに螺合で取り付けられた
4角錐体(本発明の留め具に相当)の内面の雌ねじに圧締
部材(パネル押え)の雄ねじ部をねじ込み固定する方式の
ものが、また、第3図、第4図には支持脚上面の受け部
と別部品である床支持ボルトに直接圧締部材(パネル押
え)の雌ねじ部をねじ込み固定する方式のものが開示さ
れている。 【0003】このようなネジで固定する方式はパネル厚
がある程度増しても、パネルに多少の変形があっても固
定が可能ではある。また、変形等で浮き上がったパネル
であっても敷込んだ後で、上からの作業だけでパネル固
定ができる。しかし、パネルの着脱の際にパネル押えの
着脱は、パネル押えを何回も回転させる必要があるため
に作業が非常に手間がかかる。 【0004】これとは別の方式として、実開昭55-97033
号の第4図には、支持脚に傾斜案内部を形成し、パネル
押えに突設したピンが前記傾斜案内部に沿って下方へ引
き寄せられることにより1回転弱でパネルを固定できる
ネジの変形とも言える傾斜溝を利用したワンタッチ固定
方式のものがある。 【0005】この場合、方形パネルの角部の切欠き寸法
は強度面からできるだけ小さくしたいことと、支持脚ボ
ルトの径は12〜20mm程度が使われることから、前記の突
設したピンの長さおよび傾斜案内部の径は12〜20mm程度
以下になる。このために1回転弱のワンタッチでパネル
固定できる傾斜カムの締め代は2mm程度となる。 【0006】よって、パネルの変形や基礎床面の不陸に
より支持脚上面の受け部よりパネルコーナー部が浮き上
がっていた場合、パネル押えに突設したピンが前記傾斜
案内部に届かず係止できないこととなる。特に、支持脚
の受け部のレベル出し調整を省略し、床スラブ(の不陸)
に沿わせて敷込む置き敷工法のフリーアクセスフロアの
場合は、前記パネルコーナー部の浮き上がり箇所が多
く、また浮き上がりの程度も激しいために問題である。 【0007】特開昭63-261054号には、実開昭55-97033
号の第4図と同様の、支持脚に傾斜案内部を形成し、パ
ネル押えの係合突起が前記傾斜案内部に沿って下方へ引
き寄せられることにより1回転弱でパネルを固定できる
ネジの変形とも言える傾斜溝を利用したワンタッチ方式
と呼ばれるものと同様の方式のものが見られ、実開昭61
-90934号の第1図と同様に支持脚上面のパネル全体のパ
ネル受台とパネル押えに係合する受け部を別部品にした
ものである。このような構造にした意図は、パネル底面
を支持するパネル受台とパネル角部を上方から押圧固定
するパネル押えを下方から受ける受け部材との間にライ
ナーを挿入し、パネル厚のバラツキと変形に対応する寸
法関係にセットしようとするものである。 【0008】この発明のものは、前記実開昭55-97033号
で述べたように方形パネルの角部の切欠き寸法は強度面
からできるだけ小さくしたいことと、支持脚ボルトの径
は12〜20mm程度が使われることから、前記の2個設けら
れた突起の外寸および傾斜案内部の径は12〜20mm程度以
下になる。このために、1/2回転弱のワンタッチでパネ
ル固定できる傾斜カムの締め代は2〜3mmの1/2、すな
わち1〜1.5mm程度となる。 【0009】よって、パネルの変形や基礎床面の不陸に
より支持脚上面のパネル受台よりパネルコーナー部がこ
の締め代より僅かでも大きく浮き上がっていた場合は、
パネル押えの係合突起が前記傾斜案内部に届かず係止で
きないこととなる。 【0010】そのためこの発明は、ライナーによって締
め付け位置(厚み方向)を変えて係合可能にしようとする
ものであるが、締め代は変わらないため効果は極めて些
少である。特に、支持脚のパネル受台のレベル出し調整
を省略し(調整の出来ない固定脚を使用)、床スラブ(の
不陸)に沿わせて敷込む置き敷工法のOAフロアの場合
は前記パネルコーナー部の浮き上がり箇所が多く、また
浮き上がりの程度も激しいために問題である。 【0011】更に、パネル厚に合わせて予め工場でライ
ナーをセットする場合は別として、製作誤差によるパネ
ル厚のバラツキや浮き上がりに対応するためには、施工
現場で一旦パネルを敷き込んだ後にチェックし、係止不
可能なものに対してパネルを取り外したうえでライナー
調整しなければならない。このこと、即ちパネルを敷き
込んだ後で上から作業出来ないことは前例のねじ込み方
式に比べても弱点である。加えて、パネル厚のバラツキ
に応じて数種の厚さのライナーを用意し、選択使用する
必要があるといった、施工上大変に煩雑な作業となる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこれら従来の
フロアパネルの固定装置にみられる種々の欠点を解消し
ようとするものである。すなわち、まず、フロアパネル
の変形や隣立する支持脚相互の支持脚上面のレベル差は
床スラブの仕上げが悪い場合に、いわゆる不陸が大、凹
凸が大の場合に大きく発生する。この大きなレベル差に
より固定部分、すなわち4枚のパネルの交点(方形パネ
ルの角部)で支持脚上面パネル受部から大きく(例えば3
〜5mm程度以上)浮いたパネルが発生し、(たとえ一枚だ
け浮いたものがあっても)パネルの敷込みの際にパネル
を取り外すことなく固定操作をすることが困難である点
を解消し、固定装置だけの調節で、上から簡単にできる
ようにすること。 【0013】次いで、支持脚上面のパネル受部にフロア
パネルを完全に密着状態で強力に固着させること、とい
った性能のものが望まれるのである。 【0014】 【課題を解決するための手段】これら性能を持たせるた
めに、本発明では、次の手段を採用した。すなわち、フ
ロアパネルを床スラブ上に一定間隔浮かせた状態で支持
脚に取り付けるパネルの固定装置であって、パネルをそ
の下方から支持する支持脚に設けたパネル受部1と、パ
ネル角部をその上方から締結固定するパネル押え2と、
該パネル押えと係合する留め具3とからなり、パネル押
え2にはフランジ部21とその下方の柱状挿入部22側面に
沿って螺旋状に傾斜溝23及びそれに続く縦溝24を設け、
留め具3には前記パネル押え2の柱状挿入部22外径に近
い内径を有する嵌合穴31を形成しその上部の一箇所に前
記傾斜溝23と係合する係合突起32を突設して設け、留め
具3はその下面から突出したボルト35によりパネル受部
1の上面11に螺合してなることを特徴とする。 【0015】以上の説明から明らかなように、従来の固
定装置とは逆に、パネル押え2に傾斜溝23を、留め具3
に係合突起32を1個のみ設けてなる係合とし、300度程
度の回転で2〜3mm程度の締め代を無理なく形成してい
る。更に、パネル押え2に設けた傾斜溝23にはその入口
から上方に延び、留め具3に設けた係合突起が通過可能
な幅の縦溝24を設けている。この留め具3は支持脚に螺
合させ、留め具3のみの回転操作はもとより、パネル押
え2の回転操作によりパネル押え2と共に留め具3の上
下移動を可能にした。すなわち、留め具3を上方へ移動
(緩める)させるときは、係合突起32と縦溝24の側壁が当
接した状態でパネル押え2を回転させることにより、留
め具3が回転し、上方へ移動する。 【0016】留め具の外径をパネル角部の切欠き孔より
小さくし、その切欠き孔から留め具3が上方に突出可能
な構造にした。このことにより、4枚のパネルの内1枚
だけが浮き上がっている場合、他のパネルの切欠き孔
(切欠部)から留め具3を突出させ、浮いたパネルの面ま
で留め具を持ち上げて、パネル押え2との係合を容易に
する。 【0017】 【作用】本発明のフロアパネルの固定装置は、パネル押
え2側に傾斜溝23を1本だけ設けたので、ほぼ1回転近
くの溝長となり高さの調節代が大きく、2本設けたもの
のほぼ2倍すなわち2〜3mm程度は十分とれるので不陸
の大きいフロアパネルの歪の大きい場合でも固定可能と
なる。柱状挿入部22の耐折強度も傾斜溝23のない部分の
存在で十分に得られる。プラスチック等の成形型も係合
穴の内面に溝を設けるものに比べて容易に得られる。 【0018】留め具3はボルト35が一体であり、ボルト
35の上面にプラス溝36があって、留め具3のパネル受部
1への取付や高さ調節が極めて容易であり、かつ上記パ
ネル押え2を留め具3へ嵌めた状態で、すなわち、係合
突起32と傾斜溝23の係合状態で傾斜溝23の両端に突き当
てて両者一体に回転させることができ、フロアパネルの
最終固定が容易にできる。留め具3の成形型も嵌合穴31
内には溝でなく係合突起32のみを設ければよいので、簡
単である。 【0019】不陸の大小でのフロアパネルの固定操作は
次のようで、上記作用によりそれぞれ好適にできる。 【0020】A 床スラブの状態が粗悪な、不陸が大き
い場合、 留め具3を浮きの無い正常なパネル上面より僅かに(そ
の現場の状況に合わせ極力少なめが良いが)突出させた
状態を標準のセット状態とする。これにより、フロアパ
ネルの変形や隣立する支持脚相互の支持脚上面のレベル
差(床スラブの仕上げが悪い場合すなわち不陸が大、凹
凸が大の場合に大きく発生)などにより固定部分すなわ
ち、4枚のパネルの交点となる方形パネルの角部で、支
持脚上面パネル受部1から大きく、例えば締め代より更
に2〜3mm程度以上浮いたパネルであっても、あるい
は、たとえ一枚だけ浮いたものであっても、留め具3に
対しパネル押え2の係合噛み合いが可能になるのであ
る。この場合、パネルの固定には突出量に見合っただ
け、締めつけ回転数は増えるが、従来例に比較すると極
めて簡単である。 【0021】B 床スラブの状態が良好な場合(通常の
場合)、 パネル押え2を固定方向に回した時に支持脚上面パネル
受部1とフロアパネル4が密着状態になる寸法関係にあ
る高さの留め具3を用い、支持脚のパネル受部の上面11
に完全に締めつけた状態にセットし、フロアパネル4の
浮き上がりが大きく、留め具3に対しパネル押え2の係
合噛み合いが不可能な場合のみ、係合突起32と縦溝24の
側壁が当接した状態でパネル押えを逆転させることによ
り、留め具3が回転し、上方へ移動し、留め具3に対し
パネル押えの係合噛み合いが可能になる。フロアパネル
4の製作誤差によるパネル厚のバラツキが大きかった
り、厚みの違うパネルの併用の場合はパネル上面のレベ
ルを合わす必要からパネル下面と支持脚上面のパネル受
部1間にシムを噛ませて調整するが、この場合も前記作
用効果は同じである。 【0022】以上のように、床スラブの状態が良好な場
合においても、フロアパネル4の変形があると、1〜1.
5mm程度であるワンタッチ方式の通常のパネル押えの締
め代だけでは、かなり(10〜20%程度)の係合噛み合わせ
不能箇所がでる。しかし、本発明は傾斜溝のピッチを2
mm程度に設定することにより、何回も回転しなくても固
定ができ、通常の床スラブの場合大部分はワンタッチで
パネルを押さえ込むことが可能であるし、前述の床スラ
ブの状態が粗悪な場合で留め具を突出させてセットして
おく場合でも、留め具と支持脚の螺合ピッチを大きく
(例えば2mm)する事により僅か1から2回転増の手間で
パネルを押さえ込むことが可能となり、広範囲に適用可
能となっている。 【0023】 【実施例】以下図面に基づいて本発明のフロアパネルの
固定装置を具体的に説明する。図1はフロアパネル固定
装置の分解斜視図であり、フロアパネル固定具はパネル
受部1とパネル押え2と留め具3とからなる。パネル受
部1は高い支持脚の上面にあっても、後に図示するよう
に、単なる伏椀状の低床用のものであってもよい。形状
も円形に限らず四角形、六角形等のものも使用できる。
パネル受部1にはその中央にボルトの挿通穴12と裏面に
固定ナット13を溶接して留め具3の取付けに利用する。
パネル受部1の上面には図6,7に示すようにフロアパ
ネル4のコーナー凹部5又は穴に嵌合する位置決め凸部
7を4ヵ所に設けたフロアパネル4の位置決め板6を貼
着固定している。 【0024】パネル押え2は図1に斜視図があり、図2
及び図3でその詳細を示すが、これには、フランジ部21
とその下方の柱状挿入部22側面に沿って螺旋状に1本の
傾斜溝23及びそれに続く縦溝24を設け、広いフランジ部
21の中央には長溝とこれに交差する短溝からなるコイン
溝25があって、コイン又はプラスドライバーのいずれで
も回転可能な形状にしている。図3から明らかなよう
に、柱状挿入部22に設けた傾斜溝23は1回転弱の長さと
して柱状挿入部22の上から下まで連続する部分を残して
傾斜溝23の溝奥面26によって細くなった柱状挿入部22の
耐折強度を高めている。 【0025】留め具3は、図1の斜視図と図4の平面図
及びそのB−B断面図である図5から明らかなように、
上記パネル押え2の柱状挿入部22外径とほぼ同じ内径を
有する嵌合穴31を形成しその上部の一箇所に前記傾斜溝
23と係合する係合突起32を突設して設けたものである。
更に、留め具3はその下面から突出したボルト35により
パネル受部1に螺合させるようにしている。ボルト35は
六角形のボルト頭35aがボルト頭埋込穴33の内部へカチ
込み又は接着剤によってボルト35が嵌合穴31や係合突起
32を形成する本体から抜けないように一体化されてい
る。このボルト頭35aにはプラス溝36がある。このプラ
ス溝36を利用して工場出荷時に留め具3をパネル受部1
に組付けておく。 【0026】以上のような構造のパネル押え2と留め具
3とによってフロアパネル4をパネル受部1に固定する
操作を以下に説明する。図6はフロアパネルの固定装置
を示す断面図である。図6に示すパネル受部1はそれ自
体をコンクリート床面上へ載置する低床式の脚を兼ねた
ものであるが、高床式の場合は支持脚の上へパネル受部
1が設けられている。 【0027】フロアパネル4を敷設した場合には、パネ
ルの製作精度、基礎床面の不陸、施工精度といった要因
によりパネル受部1上面でパネル下面との間に通常最大
数mm程度のガタツキが発生する。すなわち、フロアパネ
ル4の変形や隣立する支持脚相互のパネル受部上面11の
レベル差(床スラブの仕上げが悪い場合に大きく発生)な
どにより、方形パネルの角部の固定部分で支持脚上面パ
ネル受部1から大きく(例えば2〜3mm程度以上)浮いた
パネルを発生させることになる。 【0028】この状態すなわち図6の状態からパネル押
え2の上面のコイン溝25を利用してフロアパネル4を上
から押えながらパネル押え2を回転させる。傾斜溝23の
傾斜角度は約5°であって、回転角度270°で2mm程度
のストロークとなっているので、図7のように、パネル
受部1から浮いていたフロアパネル4もコーナー凹部5
が位置決め板6の位置決め凸部7と完全に嵌合して安定
に固定することができるのである。 【0029】図7は、パネル受部1及び留め具3の他の
実施例の構造を示しており、この場合は、パネル受部1
の挿通穴12と固定ナット13の代わりに直接タッピング加
工したねじ穴14とし、留め具3は本体とボルト35を一体
のプラスチックやアルミ合金等の成形体としたものであ
る。 【0030】上記のように、固定脚を粗悪な不陸が大き
い基礎床面に使用する場合でも、留め具3を浮きの無い
正常なパネル上面より僅かに(その現場の状況に合わせ
極力少なめが良いが)突出させた状態を標準のセット状
態とすることにより、留め具3に対しパネル押え2の係
合噛み合いが可能になる。但し、この場合パネルの固定
には突出量に見合っただけ、締めつけ回転数は増える
が、従来例に比較すると極めて簡単となる。 【0031】次に、床スラブの状態が良好な場合におい
ても、従来の最大調節高さが1〜2mm程度であるワンタ
ッチ方式のパネル押えの締め代だけでは、床パネルの変
形等によりかなり(10〜20%程度)の係合噛み合わせ不能
箇所がでる。この場合、従来は一旦取付けたボルトを取
り外し、パネル押えの下面とパネル受部との間にスペー
サを嵌めて再び取り付ける作業をしなくてはならなかっ
たものである。 【0032】本発明の場合は、パネル押えを固定方向に
回した時に支持脚上面パネル受け部とパネルが密着状態
になる寸法関係にある高さの留め具を用い支持脚に完全
に締めつけた状態にセットし、浮き上がりが大きく留め
具に対しパネル押さえの係合噛み合いが不可能な場合の
み、突起と垂直溝の側壁が当接した状態でパネル押さえ
を逆転させることにより、留め具が回転し、上方へ移動
し、留め具に対しパネル押えの係合噛み合いが可能にな
る。 【0033】本発明のパネル押え2は傾斜溝を1本のみ
にし、そのピッチを1回転弱で2mm程度に設定すること
により、パネル押え2を何回も回転しなくても固定がで
き、通常の床スラブの場合は、その大部分がワンタッチ
でパネルを押さえ込むことが可能である。 【0034】なお、製作誤差によるパネル厚のバラツキ
が大きかったり、厚みの違うパネルの併用の場合は、パ
ネル受部上面11の位置決め板6のレベルを合わす必要か
らパネル下面と支持脚上面のパネル受部間にシムを噛ま
せて調整するが、この場合も前記作用効果は同じであ
る。 【0035】 【発明の効果】本発明のフロアパネルの固定装置の効果
は、以上のような構成及び作用から明らかなように、成
形の容易さから安価に製作でき、しかもコンクリート床
施工面の不陸の大小、フロアパネルの製作歪の大小があ
っても調節高さの大きいことから十分対応できるうえ、
固定操作が容易で作業能率が著しく向上する点で優れた
ものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】フロアパネル固定装置の分解斜視図である。 【図2】パネル押えの側面図である。 【図3】図2のA−A断面図である。 【図4】留め具の平面図である。 【図5】図4のB−B断面図である。 【図6】フロアパネルの固定途中を示す縦断面図であ
る。 【図7】他の実施例の固定装置を用いたフロアパネルの
固定状態を示す縦断面図である。 【符号の説明】 1 パネル受部 2 パネル押え 3 留め具 4 フロアパネル 11 パネル受部上面 12 挿通穴 22 柱状挿入部 23 傾斜溝 24 縦溝 31 嵌合穴 32 係合突起 35 固定ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−87128(JP,U) 実開 平4−123951(JP,U) 実用新案登録2581642(JP,Y2) 実用新案登録2568976(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フロアパネルを床スラブ上に一定間隔浮
    かせた状態で支持脚に取り付けるパネルの固定装置であ
    って、パネルをその下方から支持する支持脚に設けたパ
    ネル受部1と、パネル角部をその上方から締結固定する
    パネル押え2と、該パネル押えと係合する留め具3とか
    らなり、パネル押え2にはフランジ部21とその下方の柱
    状挿入部22側面に沿って1本の螺旋状傾斜溝23及びそれ
    に続く縦溝24を設け、留め具3には前記パネル押え2の
    柱状挿入部22外径に近い内径を有する嵌合穴31を形成
    し、その上部の1個所に前記傾斜溝23と係合する係合突
    起32を突設して設け、留め具3はその下面からボルト
    35を一体に突設して前記パネル受部1の上面11に螺合し
    てなることを特徴とするフロアパネルの固定装置。
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