JPH0535564U - チルトロツクセンサの取付構造 - Google Patents

チルトロツクセンサの取付構造

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JPH0535564U
JPH0535564U JP9328591U JP9328591U JPH0535564U JP H0535564 U JPH0535564 U JP H0535564U JP 9328591 U JP9328591 U JP 9328591U JP 9328591 U JP9328591 U JP 9328591U JP H0535564 U JPH0535564 U JP H0535564U
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JP
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lock
cab
tilt
chassis
sensor
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JP9328591U
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Inventor
浩 山田
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チルトロックが行われたか否かを確実に検知
する。 【構成】 キャブ1をチルトダウンすると、まずセーフ
ティフック24が係止部材26と係合して、キャブ1全
体が仮ロックされる。この状態でロックハンドル5をロ
ック位置に回動すると、ロックピン14がシャシ18側
のフック23と係合し、キャブ1全体はシャシ18側に
引き付けられるようにしてチルトロックされる。このチ
ルトロック時において、セーフティフック24がシャシ
18側に若干変位するのを、係止部材26の上端に設け
たチルトロックセンサ33が検知することにより、チル
トロックが確実に行われたことを確認することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャブをチルトダウンしてロック機構をロック位置に操作した際、 チルトロックが確実に行われたか否かを検知するチルトロックセンサの取付構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャブオーバ型のトラック等においては、キャブ全体が前部のヒンジを中心と して前方に回動するチルト式とする場合が多く、このようなチルト式キャブのな かには、キャブをチルトダウンしてロック機構をロック位置に操作した際、チル トロックが行われたか否かの確認をするチルトロックセンサを備えたものがある 。
【0003】 図5及び図6は、一般的なチルトロック機構と従来のチルトロックセンサの取 付構造を示すもので、キャブ1のリヤパネル2の左端側(以下方向は車両の進行 方向に向かっていう)にボルト止めされたブラケット3には、下方が開放するス トッパ4が、ブラケット3と所要の間隙を隔てて斜上方を向いて連設されている 。
【0004】 ストッパ4とブラケット3との間の間隙には、ロックハンドル5の下端部と、 それと一体をなす概ねL字形の駆動レバー6の上端部とが、ピン7をもって回動 自在に枢着されている。
【0005】 リヤパネル2の中央寄りに、互いに前後方向に所要間隙を隔ててボルト止めさ れた2枚のブラケット8,9間の上部には、ほぼ三角板状の第1リンク10の下 端部がピン11をもって回動自在に枢着され、かつその上端部は逆くの字形をな す第2リンク12の上端部にピン13をもって連結されている。第2リンク12 の下端部には、ブラケット9の下端縁と摺接しうるロックピン14が固着されて いる。
【0006】 前記駆動レバー6の中間部と第1リンク10の左端部とは、ロッド15をもっ て互いに連結され、またロッド15の右端には、図示しない右側のリンク機構を 作動させるロッド16の左端が連結されている。
【0007】 17は、両ブラケット8,9間を上下に回動しうるように後端部がブラケット 8に枢着された空ロック防止用のプレートで、下向コ字形に折曲された下端縁が 、ロックピン14の上面と摺接しうるように常時下向に付勢され、キャブ1がチ ルトアップされているとき、プレート17の左端部に形成された下向突起部17 aの左方にロックピン14が位置することにより、ロックピン14の右方への移 動を阻止し、ロックハンドル5がロック位置に回動される不具合を防止する。
【0008】 シャシ18上には、概ねU字形をなす支持部材19がマウント部材20を介し て固着され、キャブ1をチルトダウンしてロックした際、リヤパネル2と一体を なすマウントブラケット21がゴム等の防振材22を介して支持される。
【0009】 支持部材19の中央には、フック23が固着され、ロックハンドル5を図5の ようにロック位置としたとき、上記ロックピン14と係合し、キャブ1はシャシ 18側に引付けられるようにしてチルトロックされる。
【0010】 リヤパネル2における駆動レバー6と第1リンク10との中間部には、鉤形の セーフティフック24の上端部が、引張コイルばね25により反時計回りに付勢 されて枢着され、キャブ1をチルトダウンした際、シャシ18上に固着した下向 U字形の係止部材26と係合するようになっている。
【0011】 27は、リヤパネル2の左端側に固着されたブラケット28に中間部が支持さ れるとともに、先端(右端)をセーフティフック24に連結したセーフティロッ ドで、これを引くことによりセーフティフック24と係止部材26との係合が解 除される。
【0012】 前記ブラケット3には、図6に示すように、センサ29が取付板30をもって 取付けられ、その右方に突出する検出ロッド29aが、ロックハンドル5をロッ ク位置に回動した際、駆動レバー6の先端にナット止めされた前後方向を向くピ ン31と接触することにより、チルトロックされたか否かを検知している。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のように、センサ29をブラケット3に取付けて、チルトロックが行 われたか否かを駆動レバー6の回動位置、すなわちロックハンドル5の操作位置 を検知することにより確認するようにしていると、例えばロッド15の連結部が 外れて脱落したり、折損や曲がりが発生したり、第1及び第2リンク10,12 等が変形したりして、ロックピン14がフック23と係合しない場合でも、セン サ29がチルトロック完了の信号を発する虞れがある。
【0014】 このようになると、セーフティフック24のみのロックで走行する危険があり 、安全性上好ましくない。
【0015】 また、ロックハンドル5を上方のロック位置に操作した際の過回動を阻止する 大きなストッパ4を設けて、センサ29の誤作動や損傷を防止する必要があり、 ストッパ4を付加する分ブラケット3の製造工程が複雑化し、コスト高となる。
【0016】 さらに、センサ29の検出ロッド29aと駆動レバー6に取付けたピン31と が直交し、かつピン31の外周面に検出ロッド29aの先端が接触するようにな っているため、十分な作動ストロークを取ることができず、したがって、特殊な センサを用いる必要があり、かつ互いの取付位置を正確に調整する必要がある。
【0017】 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、チルトロックが行わ れたか否かを確実に検知しうるようにするとともに、ストッパを廃止し、かつセ ンサ等の位置調整も容易なチルトロックセンサの取付構造を提供することを目的 としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、キャブ側にロック位置とアンロック位 置との間を上下に回動しうるように設けられたロックハンドルと、該ロックハン ドルの回動操作と連動してほぼ上下方向に移動するロックピンと、シャシ側に固 着され、かつ前記ロックハンドルをロック位置側に回動することにより、前記ロ ックピンと係合してキャブ全体をシャシ側に引き付けてチルトロックするフック と、キャブ側に回動可能に設けられ、かつキャブのチルトダウン時においてシャ シ側に固着した係止部材と自動的に係合することにより、キャブの上向回動を仮 ロックするセーフティフックとからなるチルトロック機構における前記セーフテ ィフック及びシャシのいずれか一方に、キャブをチルトロックしたときのセーフ ティフックのシャシに対する上下位置を検知するチルトロックセンサを設けたこ とを特徴としている。
【0019】
【作用】
キャブをチルトダウンすると、まずセーフティフックがシャシ側の係合部材と 係合して、キャブ全体が仮ロックされる。この状態でロックハンドルをロック位 置に回動すると、ロックピンがシャシ側のフックと係合し、キャブ全体はシャシ 側に引き付けにれるようにしてチルトロックされる。
【0020】 このチルトロック時において、セーフティフックがシャシ側に若干変位するの を、セーフティフック及びシャシのいずれか一方に設けたチルトロックセンサが 検知することにより、チルトロックが確実に行われたことを確認することができ る。
【0021】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、前述した従来例と 同様の各部材には、同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0022】 図1において、シャシ18の上面に上向として固着された概ね下向U字形の係 止部材26の上端には、センササポート32が右側方を向いて固着されている。
【0023】 このセンササポート32には、下部に半球状をなす出没自在な検出部33aを 備える接触型のチルトロックセンサ33が、ビス34をもって取付けられている 。検出部33aの下端は、通常時において係止部材26の係止ロッド26aの下 端よりも下方に突出するようにしてあり、セーフティフック24の引掛部24a の上端が係止ロッド26aの下端と当接した際、引掛部24aにより検出部33 aが上方に押動されるようになっている。
【0024】 次に、図2及び図3を参照して、上記チルトロックセンサ33によるキャブ1 のチルトロック時の検知作用について説明する。なお、これらの図では、明瞭化 のため、ブラケット9を省いて主要部分のみを示してある。
【0025】 ロックハンドル5が下方のアンロック位置にある状態でキャブ1をチルトダウ ンすると、図2に示すように、セーフティフック24の引掛部24aが係止部材 26内に自動的に突入し、キャブ全体のトーションバー(図示略)による上方へ の付勢力により、引掛部24aの上端が係止ロッド26aの下端と当接して仮ロ ックされる。このとき引掛部24aがチルトロックセンサ33の検出部33aと 当接してこれを上向に押動し、センサ33内のスイッチを例えばOFF側にリセ ットする。
【0026】 上記仮ロックされた状態では、ロックピン14がまだフック23に係合してい ないため、マウントブラケット21と防振材22との間には若干の間隙が形成さ れている。
【0027】 この状態からロックハンドル5を上方のロック位置まで回動すると、図3に示 すように、ロッド15を介して第1、第2リンク10,12が回動して、ロック ピン14がフック23と係合し、キャブ1全体は、防振材22を圧縮させてシャ シ18側に引き付けられ、チルトロックされる。このとき、セーフティフック2 4は、キャブ1が防振材22を圧縮させてシャシ18側に引っ張られた分だけ下 方に移動する。その結果、セーフティフック24はチルトロックセンサ33より 離間し、それまで上方に押動されていた検出部33aが下方へ突出することによ り、ONまたはOFFの出力信号を発し、チルトロックが確実に行われたことを 検知する。
【0028】 以上説明したように、上記実施例においては、チルトロックされたか否かの認 識を、ロックピン14がフック23と係合しキャブ1全体が防振材22を圧縮さ せてシャシ18側に引き付けられたとき若干下方に移動するセーフティフック2 4の動きを、センサ33により検知することにより行っているため、従来のよう に、万一ロッド15が脱落したり、第1、第2リンク10,12等が変形するな どして、ロックピン14がフック23と係合しなかった場合に、チルトロック完 了の信号を発する虞れはない。
【0029】 また、チルトロックセンサ33の検出部33aの作動方向とセーフティフック 24の移動方向とが同方向であるため、センサ33の取付や調整も容易である。
【0030】 さらに、従来のようなロックハンドル5の過回動を防止する大型のストッパを 設ける必要がなく、かつ駆動レバー6の構造も簡単となるので、ブラケット3や 駆動レバー6の製作が容易となる。
【0031】 なお、上記実施例では、チルトロックセンサ33を係止部材26の上端に取付 けているが、図4に示すように、セーフティフック24の直下のシャシ18上に 固定したセンササポート35に、上記センサと同様のセンサ33を、検出部33 aを上向として取付け、チルトロック時にセーフティフック24が下方に移動し たとき、検出部33aを押動して、出力信号を発するようにしてもよい。この実 施例のときには、センサ33を、セーフティフック24の下端に適宜のブラケッ トをもって取付けてもよい。
【0032】 チルトロックセンサ33は、上記接触型センサに代えて近接スイッチ等の非接 触型センサやその他のセンサでもよい。
【0033】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果を奏する。 (a) キャブのチルトロックが行われたか否かを確実に検知しうるので、安全性 が高まる。 (b) ロックハンドル用のストッパが不要となるので、ロックハンドル支持用の ブラケット等の構造が簡単となり、製造コストが低減する。 (c) センサの取付や調整が容易となるので、組立時の作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を備えるキャブの要部の背面
図である。
【図2】ロックハンドルがアンロック位置にあるときの
チルトロックセンサとセーフティフックとの位置関係を
示す概略背面図である。
【図3】ロックハンドルをロック位置としたときのチル
トロックセンサとセーフティフックとの位置関係を示す
図2と同様の概略背面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す図3と同様の概略背
面図である。
【図5】従来の取付構造を備えるキャブの背面図であ
る。
【図6】図5におけるA−A線に沿う要部の拡大縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 2 リヤパネル 3,8,9,28 ブラケット 5 ロックハンドル 6 駆動レバー 7,11,13 ピン 10 第1リンク 12 第2リンク 14 ロックピン 15,16 ロッド 17 プレート 18 シャシ 19 支持部材 20 マウント部材 21 マウントブラケット 22 防振材 23 フック 24 セーフティフック 24a 引掛部 25 引張コイルばね 26 係止部材 26a 係止ロッド 27 セーフティロッド 32,35 センササポート 33 チルトロックセンサ 33a 検出部 34 ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブ側にロック位置とアンロック位置と
    の間を上下に回動しうるように設けられたロックハンド
    ルと、該ロックハンドルの回動操作と連動してほぼ上下
    方向に移動するロックピンと、シャシ側に固着され、か
    つ前記ロックハンドルをロック位置側に回動することに
    より、前記ロックピンと係合してキャブ全体をシャシ側
    に引き付けてチルトロックするフックと、キャブ側に回
    動可能に設けられ、かつキャブのチルトダウン時におい
    てシャシ側に固着した係止部材と自動的に係合すること
    により、キャブの上向回動を仮ロックするセーフティフ
    ックとからなるチルトロック機構における前記セーフテ
    ィフック及びシャシのいずれか一方に、キャブをチルト
    ロックしたときのセーフティフックのシャシに対する上
    下位置を検知するチルトロックセンサを設けたことを特
    徴とするチルトロックセンサの取付構造。
JP9328591U 1991-10-17 1991-10-17 チルトロツクセンサの取付構造 Withdrawn JPH0535564U (ja)

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JP9328591U JPH0535564U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 チルトロツクセンサの取付構造

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JP9328591U JPH0535564U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 チルトロツクセンサの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0535564U true JPH0535564U (ja) 1993-05-14

Family

ID=14078145

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9328591U Withdrawn JPH0535564U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 チルトロツクセンサの取付構造

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JP (1) JPH0535564U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8336928B2 (en) 2007-04-16 2012-12-25 Isuzu Motors Limited Cab-lock apparatus for vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208