JPH0534773Y2 - - Google Patents

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JPH0534773Y2
JPH0534773Y2 JP1987051388U JP5138887U JPH0534773Y2 JP H0534773 Y2 JPH0534773 Y2 JP H0534773Y2 JP 1987051388 U JP1987051388 U JP 1987051388U JP 5138887 U JP5138887 U JP 5138887U JP H0534773 Y2 JPH0534773 Y2 JP H0534773Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴室やシヤワールームに設備される
シヤワー装置のシヤワーヘツドに関する。
〔従来の技術〕
従来から一般に利用されているシヤワーヘツド
は、湯水混合栓等にホースによつて接続され、こ
の湯水混合栓を備えた水用及び湯用ハンドルを操
作することによつて流量及び吐出水の温度を調整
する構造となつている。そして、本体は樹脂等を
素材としてホース側と吐水側を開放した中空体と
して成形され、吐水側の開放端には多数の小孔を
開設した散水板が固定される。
このようなシヤワーヘツドとして、たとえば実
公昭57−1196号公報に記載されたものがあり、散
水板は吐水開放端にパツキンを介して固定されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、パツキンとしては円形断面のOリン
グや長方形断面の平パツキン等が主として利用さ
れている。このようなパツキンによつて部材間の
シールを行うとき、シール面がほぼ円形や正四角
形を描くような場合には、パツキンの断面形状に
よらず比較的に良好なシールが得られる。
これは、第4図aに示すように、円形であれば
パツキンPに作用する外力はほぼその全周に亘つ
て均一化され、偏当たり等を伴うことがないこと
が一つの要因である。そして、同第4図b(同図
aの−線矢視による断面図)のように二つの
部材A,B間のシール面が曲面状のとき、両部材
A,B間の締付け力をFとするとき、パツキンP
には外側へ向かう分力fが発生する。このような
場合でも、パツキンPの中心に締付け力Fが作用
するものとすれば、分力fはパツキンPの全周に
亘つて一様である。したがつて、パツキンPには
不連続的な変形を生じることはなく、部材A,B
間を一定のシール圧で接合することができる。
ところが、同第4図cのように、パツキンPが
長円形状であり然もシール面が同第4図cの−
線及び−線矢視の同第4図d及びeに示す
ように、パツキンPの長軸方向に曲面状である
と、パツキンPに作用する外力は一様とはならな
い。つまり、締付け力Fに対し、短軸上の2点
a,bに作用する締付け力はその半部に分割され
るが、長軸上の2点c,dには外側へ向かう分力
fが発生する。したがつて、2点a,bでのシー
ル圧に比べて2点c,dでは分力fの発生により
小さくなり、パツキンPに負荷される外力の反作
用を利用したシール圧を一様に確保できない。
このように、シール面の状況により、パツキン
Pに作用する外力は局所的に変化してしまう。こ
のため、円形断面又は長方形断面のパツキンを利
用したとき、外力の負荷が小さい部分ではシール
圧が不足することが避けられない。
以上のようなシールに関する制約の中で、シー
ルを良好に行うにはシール面の描く形状に制限を
受ける。このため、シヤワーヘツドにおいても、
本体のシール用のパツキンを介して固定する散水
板の設計の自由度が小さくなる。したがつて、散
水板及びシヤワーヘツドの本体の設計に制限を受
け、様々な機能の拡充を図ろうとしても不可能で
あつた。
そこで、本考案は、シール面の形状に関係なく
良好なシールを可能とすることにより、シヤワー
ヘツドのバリエーシヨンを大きくすることを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的を達成するために、内部
に流路を形成した本体と、多数の小孔を開けた散
水板と、前記本体と散水板との間の接合面に介装
するパツキンと、前記散水板を前記本体に固定す
るためのビスとを備え、前記ビスを前記散水板の
中心から偏心した位置に挿し通して前記パツキン
と共に散水板を本体に結合するシヤワーヘツドで
あつて、前記パツキンの断面形状を基部から二股
状に突き出る内側舌片及び外側舌片を持つほぼU
字状とし、前記内側舌片は先端側に向けて先細り
するテーパ状の断面形状を持ち、更にこれらの舌
片の突き出し方向を前記本体と散水板との重合方
向として前記本体及び散水板の間のシール面に介
装したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を
具体的に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すシヤワーヘツ
ドの縦断面図、第2図は本体を除く分解斜視図で
ある。
シヤワーヘツドの本体1は、その基端に湯水混
合栓(図示せず)に連絡するホースAを接続し、
壁面に固定したハンガーBに着脱自在に支持され
ている。
本体1は、ホースA側の基端から先端にかけて
弓状の緩やかなカーブを描くように形成され、先
端側の正面部分には多数の小孔3を開設した散水
板2をビス3aによつて固定している。この散水
板2の背面には本体1の固定用開口部分に嵌合す
るリブ3bをほぼ長円状に立ち上げると共に、基
端側に設けた半円弧状の突起3cを本体1の溝1
aに嵌合している。また、リブ3bの外周と本体
1との間には、第3図に示すように、ほぼU字状
断面のパツキン4が介設される。
なお、本実施例のシヤワーヘツドは、本体1に
流量及び散水角度を調整できる機構を付属したも
のであり、以下この機構について説明する。
散水板2には、第2図に示すように調整機構用
の装着口5を設け、該装着口5の背面側には、散
水板2の裏面の一部を剥離したような凹部6を形
成する。また、散水板2の表面側には操作ボタン
7を配置し、背面側には小孔3の領域側へ移動可
能な弁体8を設ける。
弁体8は、スピンドル9によつて操作ボタン7
に一体化され、その表面側の縁部には散水板2の
裏面に密着するパツキン10を取り付け、中央部
には曲面状の膨出部8aを設けている。更に、ス
ピンドル9の先端には、リング9aによつて上面
を拘束された受けプレート11が摺動自在に取り
付けられる。この受けプレート11は、弁体8の
突軸8bが挿通自在な孔11aを2個所に開設
し、圧縮コイルスプリング12を突軸8bと同心
状に2個設けている。これらの圧縮コイルスプリ
ング12を介設したことにより、弁体8と受けプ
レート11との間には常に反撥する方向の作用力
が負荷され、しかも受けプレート11はスピンド
ル9のリング9aによつて拘束されているので、
弁体8のパツキン10は散水板2の裏面に圧着さ
れた状態を維持できる。
また、散水板2の挿着口5周囲の裏面側に設け
た凹部6には、弁体8のストロークを拘束するロ
ツクプレート13が嵌め込まれる。このロツクプ
レート13は、第2図に示すように、両端に下方
へ向かうエツジ13aを設けると共に、弁体8の
膨出部8aが嵌まり込んで弁体を保持する第1保
持孔13b及び第2保持孔13cを開設してい
る。そして、これらの第1,第2保持孔13b,
13cとの間には、膨出部8aをガイドするため
のスリツト13dを切開している。
以上の構成において、湯水混合栓(図示せず)
の操作によつて、必要とする温度の混合水がホー
スAから本体1内に供給され、散水板2の小孔3
から散水される。また、操作ボタン7を指で第1
図の矢印方向へ押すと、弁体8も同様に小孔3の
領域側へ移動し、膨出部8aが第2保持孔13c
に整合したとき圧縮コイルスプリング12の付勢
力によつてロツクプレート13にロツクされる。
その結果、小孔3の一部が弁体8によつてカバー
され、散水量及び散水角度が小さい吐水形態に設
定できる。
ここで、本体1と散水板2との間に介装してい
るパツキン4は、第3図に示すようにほぼU字状
の断面を持つ。すなわち、円形断面の基部4aの
周面の延長線上に外壁を持つような外側舌片4b
及び内側方向へ傾斜して突き出る内側舌片4cを
二股状に形成した断面である。外側舌片4bは、
基部4aの連設点から先端にかけて同じ肉厚を持
つのに対して、内側舌片4cは先端側が細くなる
テーパ状であり、内側舌片4cをその変形度が大
きくなるように形成している。
以上の断面形状を持つパツキン4は、第2図の
ように基部4aを散水板2の背面側に向けて装着
され、内側舌片4cが散水板2のリブ3bの外周
面に及び外側舌片4bが本体1の取付口部分の内
周面にそれぞれ密着している。
ところで、散水板2は弓状に緩やかに湾曲した
形状であり、本体1とのシール面も曲面状となつ
ている。そして、本体1との固定用のビス3a
は、散水板2の中心よりも先端側に偏つた位置に
ある。したがつて、従来技術の項で述べたよう
に、シール面が曲面であることによるシール上の
問題に加え、締付け力の作用点が散水板2の中心
に位置しないことから、パツキン4の全周に一様
な締付け力を与えることは不可能である。たとえ
ば、ビス3aの軸を通る本体1の左右部分には最
も大きな締付け力が作用し、散水板2の先端側は
これよりも小さく、更に下端部分は最も小さい。
このようにパツキン4に与えられる締付け力の
分布に対し、基部4aから突き出る外側舌片4b
及び内側舌片4cを設けたことにより、これらが
容易に弾性変形する。このため、締付け力が小さ
くなる分布域であつても、散水板2と本体1との
間を確実にシールできる。したがつて、散水板2
と本体1との間のシール面が曲面状であつても、
また締付け力の作用点がシール面の中心に位置し
ない場合でも、確実なシールが得られる。そし
て、このシールを確保することにより、本実施例
に示したように、散水形態を変える機構を備える
ために、散水板2を長円状に形成することが可能
となる。
〔考案の効果〕
本考案では、パツキンの断面形状をほぼU字状
としてその内側の舌片を断面が先細りするテーパ
状として変形しやすくしている。このため、散水
板をビスで本体に固定する位置が中心でなく、パ
ツキンの締付け力が周方向に一様でなくても、ま
たシール面が曲面状であつても、良好なシール圧
が得られる。このため、散水板を単純な円形とす
るだけでなく様々な形状とすることができ、また
本体も同様に自由な設計ができるので、製品仕様
の拡充が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すシヤワーヘツ
ドの縦断面図、第2図は本体を除く分解斜視図、
第3図パツキンの断面図、第4図はシール線及び
シール面によるシール効果の変化を説明するため
の図である。 1……本体、2……散水板、3……小孔、4…
…パツキン、4a……基部、4b……外側舌片、
4c……内側舌片、7……操作ボタン、8……弁
体、9……スピンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に流路を形成した本体と、多数の小孔を開
    けた散水板と、前記本体と散水板との間の接合面
    に介装するパツキンと、前記散水板を前記本体に
    固定するためのビスとを備え、前記ビスを前記散
    水板の中心から偏心した位置に挿し通して前記パ
    ツキンと共に散水板を本体に結合するシヤワーヘ
    ツドであつて、前記パツキンの断面形状を基部か
    ら二股状に突き出る内側舌片及び外側舌片を持つ
    ほぼU字状とし、前記内側舌片は先端側に向けて
    先細りするテーパ状の断面形状を持ち、更にこれ
    らの舌片の突き出し方向を前記本体と散水板との
    重合方向として前記本体及び散水板の間のシール
    面に介装したことを特徴とするシヤワーヘツド。
JP1987051388U 1987-04-04 1987-04-04 Expired - Lifetime JPH0534773Y2 (ja)

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JP1987051388U JPH0534773Y2 (ja) 1987-04-04 1987-04-04

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JPS63160958U JPS63160958U (ja) 1988-10-20
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JPS571196U (ja) * 1980-06-02 1982-01-06

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