JPH0211319Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0211319Y2
JPH0211319Y2 JP1984196722U JP19672284U JPH0211319Y2 JP H0211319 Y2 JPH0211319 Y2 JP H0211319Y2 JP 1984196722 U JP1984196722 U JP 1984196722U JP 19672284 U JP19672284 U JP 19672284U JP H0211319 Y2 JPH0211319 Y2 JP H0211319Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
curved plate
ceiling
pressing member
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984196722U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61113249U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984196722U priority Critical patent/JPH0211319Y2/ja
Publication of JPS61113249U publication Critical patent/JPS61113249U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0211319Y2 publication Critical patent/JPH0211319Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は音の出るキヤツプ構造に関するもの
で、より具体的には容器の開口端外周に形成され
た螺子部にキヤツプを締め付ける際に音を発生す
るキヤツプ構造に関するものである。
《従来技術の説明》 従来、キヤツプを容器に対して螺合して締め付
ける際にキヤツプの位置決めのためにキヤツプと
容器のそれぞれの周面に小突起を形成して、一方
が他方を乗り越えるようにしたものが公知となつ
ている。この公知のキヤツプ構造では、一方の小
突起が他方の小突起を乗り越える際に微小なクリ
ツク音を発生することがある。しかしながら、も
ともとこのキヤツプ構造はキヤツプの位置合せの
ためのものであつて、音の発生によつてキヤツプ
の締付を知らしめるためのものでないため、比較
的大きな音を発生させるための特別な工夫がなさ
れていない。
一方、締付け完了を知らしめるため、積極的に
音を発生するようにした容器として実公昭51−
44451号公報に係るものが公知となつている。こ
の公知の容器では、その肩部に嵌合溝を形成する
とともにキヤツプの内壁部には上記嵌合溝に先端
部が嵌合可能な弾性係合片を設け、キヤツプを容
器に締付ける時に弾性係合片が上記肩部に接して
湾曲され、その弾性に抗して更にキヤツプを回し
た時にその弾性係合片の先端がその復元力によつ
て嵌合溝に急激に落込みこれと同時に嵌合音を発
する容器が公知となつている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら上記公知の容器では弾性係合片を
大きく湾曲させることができないため、発生する
音は小さく静かな場所以外では認識しにくいもの
となつていた。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、キヤツプの締付け時及び締付け解除時に比較
的大きな音を発生すると同時にこの音を発生する
部材が容器の密閉に寄与するキヤツプ構造を提供
するにある。
《問題点を解決するための手段》 本願考案に係る音の出るキヤツプ構造によれ
ば、これは容器の開口端外周に形成された螺条に
螺合される内キヤツプと該内キヤツプの外側に嵌
着される外キヤツプとを有している。この内キヤ
ツプと外キヤツプの各天井部の間には比較的広い
空間が形成され、該空間内に所定の押圧力を加え
た時に反転可能であつて反転時に音を発生すると
ともに反転後は押圧方向に弾性復帰しようとする
力を生じる湾曲プレートが介装される。また、内
キヤツプの天井部に穿設された透孔を介して押圧
部材の下面が該容器の開口部を覆つて当接した後
に上下方向摺動自在に取り付けられ、内キヤツプ
と外キヤツプとを螺条に螺合させて行くと該押圧
部材が上方へ摺動してその上端部が該湾曲プレー
トの下端部を押圧することにより該湾曲プレート
が反転し、該螺合を解除して行くと該湾曲プレー
トが弾性により原状に反転してなることを特徴と
するものである。
《実施例》 以下には本考案の好適な実施例につき添附図面
を参照して詳述する。
第1図は本考案の第1実施例に係るキヤツプ構
造を示し、このキヤツプ1は内キヤツプ2と外キ
ヤツプ3とからなり、内キヤツプ2は後述する容
器本体の螺条に螺合する螺旋溝4を有し、外キヤ
ツプ3は内キヤツプ2の高さよりも充分に高く、
内キヤツプの外側に嵌着している。この嵌着のた
めに、内キヤツプの下方外周部には凹部5が、ま
た外キヤツプ3の下方内周部には該凹部に嵌合す
る突起6がそれぞれ形成され、これによつて内外
キヤツプ2,3は分離不能に結合されている。内
キヤツプ2の天井部7と外キヤツプ3の天井部8
の間には比較的広い空間9が画成されており、ま
た内キヤツプ2の天井部7のほぼ中央部には透孔
10が穿設されている。この透孔10内には押圧
部材11の中央部11aが上下方向摺動自在に嵌
挿されていて、該部材の大径に形成された上方部
11bは空間9内に位置する一方、フランジ12
を含む下方部11cは内キヤツプ2の内部に位置
している。フランジ12の下面にはリブ13が形
成され、キヤツプ1が後述のように容器本体に螺
着された時に該本体との間の気密性を高めるよう
になつている。空間9には湾曲プレート14が介
装されており、この湾曲プレート14は所定の押
圧力を加えた時に反転可能であつて反転時に音を
発生するとともに反転後は押圧方向に弾性復帰し
ようとする力を生じるような弾性材料、好ましく
は肉薄の金属板から形成されている。そしてこの
実施例においては、プレート14は常時は凹状と
なるように形成されていて、その周端縁部で外キ
ヤツプ3の天井部8に当接する一方、その略中央
部で押圧部材11の上方部11bの上端部に当接
している。尚、本明細書においては「湾曲」は必
ずしも曲面状のものに限らず、図示されたような
角張つた凹凸形状をも含むものとする。符号15
は内キヤツプ2の天井部7に立設された環状壁で
あつて、プレート14の横方向のズレを規制して
いる。
他方、容器本体16は上端に首部17を有し、
該首部の外周には螺条18が一体的に形成されて
いるとともに、その上端開口部には比較的弾力性
を有する内栓19が離脱不能に嵌着されている。
今、上記のように構成されたキヤツプ1を容器
本体16の首部17に対して螺合して行くと、首
部17の上端部の内栓19が押圧部材11の下方
部11cに当接するようになり、更に螺合を進め
ると該押圧部材は首部17と共に内外キヤツプ
2,3に対して上方へ移動して行く。すると、押
圧部材11の上端部が湾曲プレート14の中央部
を上方へ押圧する結果として、該湾曲プレートが
第2図に示された如く急激に凸状に反転するた
め、「ポン」といつた比較的大きな音が発生する。
この音は密閉された空間9ないで増幅されるとと
もに、反転時のプレート14の振動が押圧部材1
1へも伝達されるため一層反響が大きくなる。そ
の後、キヤツプ1を首部17に更に締め付けてや
ると、プレート14が押圧方向に弾性復帰しよう
とする力により押圧部材を強い力で下方に押圧し
てリブ13が内栓19に押圧されるとともに、下
方部11cが該内栓の内周壁に密着して容器本体
の開口部を完全に密封することになる。
次に、キヤツプ1を容器本体16に対して緩め
ると、押圧部材11が首部17とともに下方へ移
動しプレート14への押圧力が除去されるため、
該プレートはそれ自体の弾性によつて元の形状、
即ち凹状へと反転し、その時に前記と同様に「ポ
ン」といつた比較的大きい音が発生するのであ
る。そして、キヤツプ1を首部17から取り外し
た状態では、第1図に示されたように押圧部材1
1の上方部11bが内キヤツプ2の透孔10の上
端に係合して該押圧部材の脱落が阻止されるよう
になつている。
第3図は本考案の第2実施例に係るキヤツプ構
造を示し、上記実施例と異なる部分についてのみ
述べると、内キヤツプ2の天井部8には大径の透
孔20が穿設され、これに対応して押圧部材21
の中央部21aも大径に形成されており、その拡
大上方部21bが、常時は凸状となるように形成
されかつその略中央部で外キヤツプ3の天井部8
に当接した湾曲プレート22の周端縁部に当接し
ている。従つて、このキヤツプ1を上記容器本体
16の首部17に螺合させると、押圧部材21が
上昇してプレート22の周端縁部を上方へ押圧す
るので、該プレートは急激に凹状に反転して前記
と同様の音を発生する。
そして反転後にはこのプレート22が押圧方向
へ弾性復帰しようとする力を生ずるため、押圧部
材を下方へ強く押圧して容器開口部を完全に密閉
する。また、螺合を解除すると、プレート22は
それ自体の弾性によつて元の凸状に反転して音を
発するのである。尚、符号23はプレート22の
ズレを防止するための環状壁であつて、上記実施
例と異なり、この環状壁23は外キヤツプ3の天
井部8から垂下形成されている。
《効果》 以上のように、本考案のキヤツプ構造では、内
キヤツプの天井部と外キヤツプの天井部との間に
形成された比較的広い空間内にて湾曲プレートを
反転させて音を発生させるようにしたので、ほぼ
密閉された空間で音が反響するため音が増幅して
大きくなり、使用者にキヤツプの締め付けの終了
及び締め付け解除の開始を明確に知らしめること
ができる。
更にまた、この湾曲プレートは反転後は押圧方
向に弾性復帰しようとする力を生ずるため、この
力によつて押圧部材は容器の開口部へ強く押圧さ
れ、開口部を完全に密封することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るキヤツプ構
造を示す縦断面図、第2図は該キヤツプを容器本
体に螺着した状態を示す縦断面図、第3図は本考
案の第2実施例に係るキヤツプ構造の縦断面図で
ある。 1……キヤツプ、2……内キヤツプ、3……外
キヤツプ、7,8……天井部、9……空間、1
0,20……透孔、11,21……押圧部材、1
4,22……湾曲プレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器の開口端外周に形成された螺条に螺合さ
    れる内キヤツプと該内キヤツプの外側に嵌着さ
    れる外キヤツプとを有し、該内キヤツプの天井
    部と該外キヤツプの天井部との間に比較的広い
    空間を形成し、該空間内に所定の押圧力を加え
    た時に反転可能であつて反転時に音を発生する
    とともに反転後は押圧方向に弾性復帰しようと
    する力を生じる湾曲プレートを介装するととも
    に、該内キヤツプの天井部に穿設された透孔を
    介して押圧部材を上下方向摺動自在に取り付
    け、該内キヤツプと該外キヤツプとを該螺条に
    螺合させて行くと該押圧部材の下面が該容器の
    開口部を覆つて当接した後に上方へ摺動してそ
    の上端部が該湾曲プレートの下端部を押圧する
    ことにより該湾曲プレートを反転させ、該螺合
    を解除して行くと該湾曲プレートが弾性により
    原状に反転してなることを特徴とする音の出る
    キヤツプ構造。 (2) 前記湾曲プレートが常時は凹状であり、その
    周端縁部で前記外キヤツプの天井部に当接する
    とともにその略中央部で前記押圧部材の上端部
    に当接してなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の音の出るキヤツプ構
    造。 (3) 前記湾曲プレートが常時は凸状であり、その
    略中央部で前記外キヤツプの天井部に当接する
    とともにその周端縁部で前記押圧部材の上端部
    に当接してなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の音の出るキヤツプ構
    造。
JP1984196722U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0211319Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984196722U JPH0211319Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984196722U JPH0211319Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61113249U JPS61113249U (ja) 1986-07-17
JPH0211319Y2 true JPH0211319Y2 (ja) 1990-03-20

Family

ID=30754573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984196722U Expired JPH0211319Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0211319Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6991679B2 (ja) * 2018-05-30 2022-01-12 株式会社吉野工業所 オーバーキャップ付き容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5144451U (ja) * 1974-09-28 1976-04-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5144451U (ja) * 1974-09-28 1976-04-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61113249U (ja) 1986-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0211319Y2 (ja)
JP2002308319A (ja) 穴用閉蓋部材
JPH0426343Y2 (ja)
JP3306561B2 (ja) 容器のキャップ装置
JPH047080Y2 (ja)
JPH0231402Y2 (ja)
JPH1149218A (ja) 容 器
JPH07501030A (ja) 瓶又はそれに類似するものを封鎖するためのねじキャップ
JPH0424870Y2 (ja)
JPH0231403Y2 (ja)
JPH076101Y2 (ja) キャップ付き容器
JPS5926748U (ja) 逆流防止用栓付チユ−ブ容器
JPH0624353Y2 (ja) キャップと壜体とに係る構造
US4262813A (en) Bottle closure
JPH0424854Y2 (ja)
KR200198723Y1 (ko) 삼각머리 나사용 커버
JPH076102Y2 (ja) キャップ付き容器
JPH0430109Y2 (ja)
JPH09110084A (ja) 注出ポンプ取付け用連結具
JP2548972Y2 (ja) 容器口部の密封装置
JPH08295355A (ja) 中栓付き蓋
JPS5911892Y2 (ja) ネジキヤツプと容器口部とに係る構造
WO2003051737A3 (en) Two piece screw cap closure
JP2565569Y2 (ja) 容器のキャップ
JPH0667345U (ja) 容器用キャップ