JPH053442Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、塵芥収集車に関する。

（従来の技術） 従来、塵芥収集車における塵芥収容箱の天面に
はダンボール等が載置可能な収容部が設けられて
おり、塵芥収容箱に投入した場合、収容効率の低
下を招くような比較的嵩の大きなダンボール等を
上記収容部に載置するようにしていた。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、上記従来のように収容部が塵芥
収容箱の天面に設けられているため、この収容部
にダンボール等を載置するには、ダンボール等を
いちいち塵芥収容箱の天面まで持ち上げなければ
ならず、作業に手間がかかり大変であつた。

（問題点を解決するための手段） 本考案の塵芥収集車は、車枠上に搭載された塵
芥収容箱の後方開口部に塵芥投入箱が連設され、
該塵芥投入箱の投入口を開閉する扉が上下方向に
移動自在に設けられた塵芥収集車において、前記
扉の外側面には、横枠体と縦枠体とで格子状に組
み付けられてなる収納部が該扉の外側面の略下半
分に亘つて設けられたものである。

（作用） 塵芥投入箱の投入口を開閉する扉に収納部を設
けることにより、収納部にダンボール等を容易に
載置することができる。

（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。

第１図および第２図は、本考案に係る塵芥収集
車を示している。

図において、１は塵芥収集車の車枠上に搭載さ
れた塵芥収容箱であつて、この塵芥収容箱１の後
方開口部には、前面を開放した塵芥投入箱２が枢
軸４を以て傾動可能に連設されている。

塵芥投入箱２は、その背面下部に塵芥を投入す
る投入口が設けられており、この投入口は扉５に
よつて開閉可能になされている。扉５は適宜な開
閉手段６により上下方向に移動自在に構成されて
おり、この上下方向への移動により投入口を開閉
する。また、塵芥投入箱２内には図示しない塵芥
積込装置が装備されており、この塵芥積込装置に
よつて塵芥投入箱２の投入口から投入された塵芥
を塵芥収容箱１内に押込むように構成されてい
る。

また、扉５の外面には収納部１０が設けられて
いる。この収納部１０は、扉５の略下半分一杯に
設けられたもので、横枠１１と縦枠１２とで格子
状に形成されており、ダンボール等の比較的嵩の
大きいものが載置できるようになされている。

このように、収納部１０を扉５の下半分に設け
たことにより、扉５が投入口を閉塞している状態
では作業者はダンボール等を収納部１０に容易に
積み込むことができる。また、扉５を上方に移動
させて投入口を開いた状態でも、作業者はそれほ
ど苦にせずにダンボール等を上方にある収納部１
０に積み込むことができる。さらに、この収容部
１０は扉５と一緒に移動するので、塵芥を投入口
へ投入する際の邪魔になることはない。

なお、本例では、収容部１０は横枠１１と縦枠
１２とで格子状に形成されたものを示したが、こ
れに限らず、例えば板状の部材や網状の部材で形
成してもよい。

（考案の効果） 以上述べたように、本考案によれば、塵芥投入
箱の投入口を開閉する扉に、横枠体と縦枠体とで
格子状に組み付けられてなる収納部を設けること
により、作業者はダンボール等を収納部に容易か
つ迅速に積み込むことができるとともに、取り出
しも容易に行え、作業者の負担を軽くすることが
できる。また、収納部が扉と一緒に移動するの
で、塵芥を投入口へ投入する際に邪魔になること
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る塵芥収集車を示す側面
図、第２図は同背面図である。 １……塵芥収容箱、２……塵芥投入箱、５……
扉、１０……収納部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 車枠上に搭載された塵芥収容箱の後方開口部に
   塵芥投入箱が連設され、該塵芥投入箱の投入口を
   開閉する扉が上下方向に移動自在に設けられた塵
   芥収集車において、 前記扉の外側面には、横枠体と縦枠体とで格子
   状に組み付けられてなる収納部が該扉の外側面の
   略下半分に亘つて設けられたことを特徴とする塵
   芥収集車。