JPH05343378A - ウェハ搬送用ホルダ - Google Patents

ウェハ搬送用ホルダ

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JPH05343378A
JPH05343378A JP15318392A JP15318392A JPH05343378A JP H05343378 A JPH05343378 A JP H05343378A JP 15318392 A JP15318392 A JP 15318392A JP 15318392 A JP15318392 A JP 15318392A JP H05343378 A JPH05343378 A JP H05343378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
groove
contact
silicon
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15318392A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Fujino
直彦 藤野
Hiroshi Sasai
寛 笹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP15318392A priority Critical patent/JPH05343378A/ja
Publication of JPH05343378A publication Critical patent/JPH05343378A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェハ表面とウェハ搬送用架体との直接接触
を避け、直接接触に伴うウェハ表面への傷付き、磨耗粉
の発生、あるいはウェハ搬送用架体の溝側面からウェハ
へのダストの移着を防止する。 【構成】 少なくともウェハ搬送用架体1の溝2に接触
する部分がウェハ3の直径より大きな直径を有し、上記
ウェハの裏面と接してウェハを保持し、上記ウェハ搬送
用架体の溝に挿入保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばシリコンウェ
ハ等の製品を洗浄する時に用いるウェハ搬送用ホルダに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のウェハ搬送に供されている
ウェハケースすなわちウェハ搬送用架体の斜視図であ
る。図において、ウェハケース本体1の側面には、シリ
コンウェハ3をチャッキングするための滑り溝2が設け
られている。シリコンウェハ3は向かい合うウェハケー
ス本体1側面の滑り溝2の中に挿入されウェハケース本
体1内に固定され、その後ウェハケース本体1とともに
搬送され洗浄等の処理に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のウェハケース1
は前記のような構造となっているので、この中に挿入さ
れるシリコンウェハ3の端部の一部は、必ずウェハケー
ス本体1の滑り溝2側面と接触する。そのため、シリコ
ンウェハ3は滑り溝2側面との接触に伴うダメージを被
るためシリコンウェハ表面に傷の発生を招くという問題
があった。またウェハケース本体1とシリコンウェハ3
表面との接触で磨耗粉が発生したり、あるいは滑り溝2
側面からシリコンウェハ3表面へのダストの移着がある
という問題があった。またウェハケース本体1内にシリ
コンウェハ3を納めた状態で、RCA洗浄やIPA蒸気
乾燥等のウェット処理を行った場合、滑り溝2側面と接
触した部分のシリコンウェハ3表面との間に薬液による
メニスカスが発生するため、薬液等が残りやすく、その
結果シリコンウェハ表面に洗浄斑や染みが発生するとい
う問題があった。なお、RCA洗浄については、例えば
文献(Dabid A Puotinen,RCA Review,p.187,June 1970)
等にまたIPA蒸気乾燥については、例えば特開昭58
−201号公報等に詳細に記載されている。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ウェハ表面とウェハ搬送用架体
との直接接触を避け、直接接触に伴うウェハ表面への傷
付き、磨耗粉の発生、あるいはウェハ搬送用架体の溝側
面からウェハへのダストの移着を防止することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るウェハ搬送
用ホルダは、少なくともウェハ搬送用架体の溝に接触す
る部分がウェハの直径より大きな直径を有し、上記ウェ
ハの裏面と接してウェハを保持し、上記ウェハ搬送用架
体の溝に挿入保持されるものである。
【0006】
【作用】本発明は、少なくともウェハ搬送用架体の溝に
接触する部分がウェハの直径より大きな直径を有するホ
ルダをウェハ裏面と当接した構成に設けたことで、直接
ウェハ表面とウェハ搬送用架体との接触を避けることが
できるため、直接接触に伴うシリコンウェハ表面への傷
付、磨耗粉の発生あるいは滑り溝側面からのダストの移
着という問題がなくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図をもと
に説明する。 実施例1.図1(a)、(b)は本発明の一実施例を示
すそれぞれ正面図と断面図である。図において、4はシ
リコンウェハ3の裏面と当接した構成で取り付けられた
ウェハ搬送用ホルダである。このようなウェハ搬送用ホ
ルダ4に保持されたシリコンウェハ3を、図2に斜視図
で示すような形でウェハ搬送用架体1に挿入しても直接
シリコンウェハ3表面とウェハ搬送用架体1との接触を
避けることができるため、結果的にシリコンウェハ表面
への傷付、磨耗粉の発生あるいは滑り溝2側面からのダ
ストの移着という問題がなくなるという効果が得られ
る。
【0008】実施例2.図3(a)、(b)は本発明の
他の実施例を示すそれぞれ正面図と断面図である。図に
おいて、5はシリコンウェハ3の裏面と当接した構成で
取り付けられるとともにシリコンウェハ3の外形より大
きく、かつその部分がシリコンウェハ3の直径上0度か
ら−180度の範囲にのみあるようになったウェハ搬送
用ホルダである。このようなウェハ搬送用ホルダ5に保
持されたシリコンウェハ3を、図4に示すような形で
(シリコンウェハ3の直径上−90度の方向を重力加速
度の働く方向とするような形で)ウェハ搬送用架体1に
挿入することで、ウェット洗浄を行った後、薬液から製
品搬送用ホルダ5に取り付けられたシリコンウェハ3を
引き上げても、シリコンウェハ3表面にはウェハ搬送用
ホルダ5から垂れ流れる薬液の悪影響がなくなるという
効果が得られた。
【0009】実施例3.図5(a)、(b)は本発明の
他の実施例を示すそれぞれ正面図と断面図である。図に
おいて、6はシリコンウェハ3の裏面と当接した構成で
取り付けられるとともにシリコンウェハの表面とが連続
した平面性を保てるような構成になるよう中央部がへっ
こんだ構造であるウェハ搬送用ホルダである。このよう
なウェハ搬送用ホルダ6に保持されたシリコンウェハ3
は、見掛上シリコンウェハ3とウェハ搬送用ホルダ6と
の間に端面を持たないため、結果的に搬送用ホルダ6の
表面とシリコンウェハ3表面との間に薬液によるメニス
カスが発生しなくなり、薬液等の残りによる洗浄斑や染
みが発生しなくなるという効果が得られた。
【0010】実施例4.図6(a)、(b)は本発明の
他の実施例を示すそれぞれ正面図と断面図である。図に
おいて、7はシリコンウェハ3の裏面と当接した構成で
取り付けられるウェハ搬送用ホルダで、シリコンウェハ
3の裏面とウェハ搬送用ホルダ7の間の圧力を負圧に保
てるような空洞を持ついわゆるエアーピンセット構造に
なっている。8は圧力を調整できるように取り付けたパ
イプで減圧ポンプにつながっている。このようなウェハ
搬送用ホルダ7に保持されたシリコンウェハ3は、シリ
コンウェハ3の裏面との間の圧力を負圧に保つことで容
易にシリコンウェハ3をウェハ搬送用ホルダ7に固定す
ることができるため、シリコンウェハ3の安定保持とい
う効果が得られる。なお、上記実施例1〜実施例3にお
いてはシリコンウェハ3はウェハ搬送用ホルダ4、5、
6に例えば接着剤により接着保持されている。
【0011】なお、ウェハ搬送用ホルダを構成する材質
を石英もしくはシリコンあるいはそれらの混合物で構成
することで、製品搬送用ホルダから発生するダストを石
英もしくはシリコンあるいはそれらの混合物とすること
ができるため、新たなコンタミネーションとなる元素の
混入を避ける事ができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、少な
くともウェハ搬送用架体の溝に接触する部分がウェハの
直径より大きな直径を有し、上記ウェハの裏面と接して
ウェハを保持し、上記ウェハ搬送用架体の溝に挿入保持
されるので、ウェハ表面とウェハ搬送用架体との直接接
触を避け、直接接触に伴うウェハ表面への傷付き、磨耗
粉の発生、あるいはウェハ搬送用架体の溝側面からウェ
ハへのダスト移着を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す正面図および断面図
である。
【図2】実施例1のウェハ搬送用ホルダをウェハ搬送用
架体の溝に挿入した様子を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施例2を示す正面図および断面図
である。
【図4】実施例2のウェハ搬送用ホルダをウェハ搬送用
架体の溝に挿入した様子を示す斜視図である。
【図5】この発明の実施例3を示す正面図および断面図
である。
【図6】この発明の実施例4を示す正面図および断面図
である。
【図7】従来のウェハ搬送に供されているウェハ搬送用
架体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ウェハ搬送用架体 2 溝 3 ウェハ 4 ウェハ搬送用ホルダ 5 ウェハ搬送用ホルダ 6 ウェハ搬送用ホルダ 7 ウェハ搬送用ホルダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばシリコンウェ
や磁気ディスク等の製品を洗浄する時に用いるウェハ
搬送用ホルダに関するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るウェハ搬送
用ホルダは、少なくともウェハ搬送用架体の溝に接触す
る部分がウェハの直径より大きな直径を有し、上記ウェ
ハの裏面と接してウェハを保持し、上記ウェハ搬送用架
体の溝に挿入保持されるものである。また、ウェハの直
径より大きな直径を有する部分は、ウェハの直径上で重
力加速度の働く方向をー90度とした場合にー180〜
0度の範囲にある。また、ウェハ表面とウェハ搬送用ホ
ルダの表面とが連続した平面性を保つように構成されて
いる。さらに、ウェハの裏面とウェハ搬送用ホルダとの
間の圧力を負圧に保つことによりウェハを保持するよう
に構成した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】実施例2.図3(a)、(b)は本発明の
他の実施例を示すそれぞれ正面図と断面図である。図に
おいて、5はシリコンウェハ3の裏面と当接した構成で
取り付けられるとともにシリコンウェハ3の外形より大
きく、かつその部分がシリコンウェハ3の直径上−18
0度から0度の範囲にのみあるようになったウェハ搬送
用ホルダである。このようなウェハ搬送用ホルダ5に保
持されたシリコンウェハ3を、図4に示すような形で
(シリコンウェハ3の直径上−90度の方向を重力加速
度の働く方向とするような形で)ウェハ搬送用架体1に
挿入することで、ウェット洗浄を行った後、薬液から製
品搬送用ホルダ5に取り付けられたシリコンウェハ3を
引き上げても、シリコンウェハ3表面にはウェハ搬送用
ホルダ5から垂れ流れる薬液の悪影響がなくなるという
効果が得られた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、少な
くともウェハ搬送用架体の溝に接触する部分がウェハの
直径より大きな直径を有し、上記ウェハの裏面と接して
ウェハを保持し、上記ウェハ搬送用架体の溝に挿入保持
されるので、ウェハ表面とウェハ搬送用架体との直接接
触を避け、直接接触に伴うウェハ表面への傷付き、磨耗
粉の発生、あるいはウェハ搬送用架体の溝側面からウェ
ハへのダスト移着を防止できる。また、ウェハの直径よ
り大きな直径を有する部分は、ウェハの直径上で重力加
速度の働く方向をー90度とした場合にー180〜0度
の範囲にあるように構成すれば、ウェハ表面にウェハ搬
送用ホルダから垂れ流れる薬液の悪影響がなくなる。ま
た、ウェハ表面とウェハ搬送用ホルダの表面とが連続し
た平面性を保つように構成すれば、ウェハ搬送用ホルダ
の表面とウェハ表面との間に薬液によるメニスカスが発
生しなくなり、薬液等の残りによる洗浄斑や染みが発生
しなくなる。さらに、ウェハの裏面とウェハ搬送用ホル
ダとの間の圧力を負圧に保つことによりウェハを保持す
るように構成すれば、ウェハを容易に安定保持できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともウェハ搬送用架体の溝に接触
    する部分がウェハの直径より大きな直径を有し、上記ウ
    ェハの裏面と接してウェハを保持し、上記ウェハ搬送用
    架体の溝に挿入保持されるウェハ搬送用ホルダ。
JP15318392A 1992-06-12 1992-06-12 ウェハ搬送用ホルダ Pending JPH05343378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15318392A JPH05343378A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 ウェハ搬送用ホルダ

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05343378A true JPH05343378A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15556863

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JP (1) JPH05343378A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105960105A (zh) * 2016-05-23 2016-09-21 三星半导体(中国)研究开发有限公司 真空隔板和包括真空隔板的引线框架料盒

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