JPH0817895A - ウェーハ搬送プレート - Google Patents
ウェーハ搬送プレートInfo
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- JPH0817895A JPH0817895A JP17211194A JP17211194A JPH0817895A JP H0817895 A JPH0817895 A JP H0817895A JP 17211194 A JP17211194 A JP 17211194A JP 17211194 A JP17211194 A JP 17211194A JP H0817895 A JPH0817895 A JP H0817895A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- transfer plate
- wafer transfer
- feed plate
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】半導体製造装置のウェーハ移載時にウェーハが
有害物質に汚染されることを防止する。 【構成】ウェーハ搬送プレート18の少なくともウェー
ハ接触部19,20に有害元素を含まない材質によりに
コーティングを施し、ウェーハ搬送プレートのウェーハ
乗載部18bに乗載されたウェーハは、ウェーハ搬送プ
レートとウェーハとの接触部にコーティングを施したの
で、金属等に含まれる不純物のウェーハへの付着、浸透
が防止される。
有害物質に汚染されることを防止する。 【構成】ウェーハ搬送プレート18の少なくともウェー
ハ接触部19,20に有害元素を含まない材質によりに
コーティングを施し、ウェーハ搬送プレートのウェーハ
乗載部18bに乗載されたウェーハは、ウェーハ搬送プ
レートとウェーハとの接触部にコーティングを施したの
で、金属等に含まれる不純物のウェーハへの付着、浸透
が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造装置に於い
て、ウェーハを搬送する場合にウェーハを受載するウェ
ーハ搬送プレートに関するものである。
て、ウェーハを搬送する場合にウェーハを受載するウェ
ーハ搬送プレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に於いて、半導体製造装置の概略を
説明する。尚、図中9はウェーハ移載機を示し、ウェー
ハ移載機9の詳細は図9に示す。
説明する。尚、図中9はウェーハ移載機を示し、ウェー
ハ移載機9の詳細は図9に示す。
【0003】反応炉1は半導体製造装置の上部位置に設
けられ、反応管2は該反応炉1の内部に収納されてい
る。該反応炉1の下方にはボートエレベータ3が設けら
れており、該ボートエレベータ3はウェーハ4が装填さ
れたボート5を反応管2内部に装入、引出しする。
けられ、反応管2は該反応炉1の内部に収納されてい
る。該反応炉1の下方にはボートエレベータ3が設けら
れており、該ボートエレベータ3はウェーハ4が装填さ
れたボート5を反応管2内部に装入、引出しする。
【0004】ウェーハ4はウェーハカセット6に装填さ
れた状態で半導体製造装置と外部との間の搬送が行わ
れ、ウェーハカセット6はウェーハカセット授受部(図
示せず)で中継され、その後内部のバッファカセットス
トッカ7、カセットストッカ8に収納され、ウェーハ移
載機9によりカセットストッカ8に収納されたウェーハ
カセット6のウェーハ4を下降状態にある前記ボート5
に移載する。
れた状態で半導体製造装置と外部との間の搬送が行わ
れ、ウェーハカセット6はウェーハカセット授受部(図
示せず)で中継され、その後内部のバッファカセットス
トッカ7、カセットストッカ8に収納され、ウェーハ移
載機9によりカセットストッカ8に収納されたウェーハ
カセット6のウェーハ4を下降状態にある前記ボート5
に移載する。
【0005】前記した様に、ボートエレベータ3はボー
ト5を反応管2内に装入し、ウェーハ4の成膜が完了す
るとボート5を反応管2より取出す。
ト5を反応管2内に装入し、ウェーハ4の成膜が完了す
るとボート5を反応管2より取出す。
【0006】処理後のウェーハは、上記手順の逆を行う
ことで前記ボート5からカセットストッカ8のウェーハ
カセット6へ移載が行われ、更に半導体製造装置外部に
搬出される。
ことで前記ボート5からカセットストッカ8のウェーハ
カセット6へ移載が行われ、更に半導体製造装置外部に
搬出される。
【0007】図中、10,11はエアクリーンユニット
を示す。
を示す。
【0008】上記した様に、ボート5とカセットストッ
カ8との間で前記ウェーハ移載機9によるウェーハ4の
自動移送が行われる。
カ8との間で前記ウェーハ移載機9によるウェーハ4の
自動移送が行われる。
【0009】該ウェーハ移載機9は、昇降可能且回転可
能に支持されたチャッキングヘッド12を有し、又該チ
ャッキングヘッド12は複数のウェーハ搬送プレート1
3を有している。該ウェーハ搬送プレート13を前記ウ
ェーハ4の下方に挿入し、該ウェーハ4を乗載し、前記
ウェーハ搬送プレート13をボート、或はウェーハカセ
ット等のウェーハ保持器に挿入し、更に前記ウェーハ搬
送プレート13を若干降下させウェーハ保持器へのウェ
ーハの移載を行う様になっている。
能に支持されたチャッキングヘッド12を有し、又該チ
ャッキングヘッド12は複数のウェーハ搬送プレート1
3を有している。該ウェーハ搬送プレート13を前記ウ
ェーハ4の下方に挿入し、該ウェーハ4を乗載し、前記
ウェーハ搬送プレート13をボート、或はウェーハカセ
ット等のウェーハ保持器に挿入し、更に前記ウェーハ搬
送プレート13を若干降下させウェーハ保持器へのウェ
ーハの移載を行う様になっている。
【0010】図10、図11はウェーハ搬送プレートの
例を示している。
例を示している。
【0011】該ウェーハ搬送プレート13は前記チャッ
キングヘッド12に把持される把持部13aとウェーハ
乗載部13bから成り、更に該ウェーハ乗載部13bに
はウェーハ4の外形に略等しい直径で所要幅の円弧状の
段差部17が形成され、該段差部17は前記ウェーハ乗
載部13bの中央部に対してウェーハ4の撓み分以上に
隆起している。移送されるウェーハ4は前記段差部17
によって周縁を支持される。
キングヘッド12に把持される把持部13aとウェーハ
乗載部13bから成り、更に該ウェーハ乗載部13bに
はウェーハ4の外形に略等しい直径で所要幅の円弧状の
段差部17が形成され、該段差部17は前記ウェーハ乗
載部13bの中央部に対してウェーハ4の撓み分以上に
隆起している。移送されるウェーハ4は前記段差部17
によって周縁を支持される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したウェーハ搬送
プレート13によれば、ウェーハをウェーハの周縁から
数mmの範囲で、又ウェーハ搬送プレートの幅で支持して
おり、ウェーハは周縁から数mmの範囲はウェーハ搬送プ
レートと面接触している。該ウェーハ搬送プレートには
パーティクルが付着している可能性があり、ウェーハの
移載過程でウェーハにパーティクルが付着するという問
題があった。
プレート13によれば、ウェーハをウェーハの周縁から
数mmの範囲で、又ウェーハ搬送プレートの幅で支持して
おり、ウェーハは周縁から数mmの範囲はウェーハ搬送プ
レートと面接触している。該ウェーハ搬送プレートには
パーティクルが付着している可能性があり、ウェーハの
移載過程でウェーハにパーティクルが付着するという問
題があった。
【0013】又、ウェーハ搬送プレートは、保持される
ウェーハとウェーハとの狭小な間隙に挿入する為荷重方
向に対して薄くする必要があり、セラミクス、ステンレ
ス鋼、石英等の強度の高い材質が用いられている。とこ
ろが、セラミクスや金属元素はナトリウム(Na)、カ
ルシウム(Ca)等を含有しており、該ナトリウム、カ
ルシウム等がウェーハに付着し、内部へ浸透すると、半
導体素子としての品質、性能が著しく悪化する。
ウェーハとウェーハとの狭小な間隙に挿入する為荷重方
向に対して薄くする必要があり、セラミクス、ステンレ
ス鋼、石英等の強度の高い材質が用いられている。とこ
ろが、セラミクスや金属元素はナトリウム(Na)、カ
ルシウム(Ca)等を含有しており、該ナトリウム、カ
ルシウム等がウェーハに付着し、内部へ浸透すると、半
導体素子としての品質、性能が著しく悪化する。
【0014】本発明は斯かる実情に鑑み、ウェーハの半
導体素子としての品質、性能の悪化を防止し、精度の高
いウェーハの処理、ひいては精度の高い半導体製造を行
うことのできるウェーハ搬送プレートを提供するもので
ある。
導体素子としての品質、性能の悪化を防止し、精度の高
いウェーハの処理、ひいては精度の高い半導体製造を行
うことのできるウェーハ搬送プレートを提供するもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーハ搬送
プレートの少なくともウェーハ接触部に有害元素を含ま
ない材質によりにコーティングを施したことを特徴とす
るものである。
プレートの少なくともウェーハ接触部に有害元素を含ま
ない材質によりにコーティングを施したことを特徴とす
るものである。
【0016】
【作用】ウェーハ搬送プレートのウェーハ乗載部に乗載
されたウェーハは、ウェーハ搬送プレートとウェーハと
の接触部にコーティングを施したので、金属等に含まれ
る不純物のウェーハへの付着、浸透が防止される。
されたウェーハは、ウェーハ搬送プレートとウェーハと
の接触部にコーティングを施したので、金属等に含まれ
る不純物のウェーハへの付着、浸透が防止される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明を実施したウ
ェーハ搬送プレートについて説明する。尚、図1〜図7
中で図8〜図11で示したものと同一のものには同符号
を付し、説明を省略する。
ェーハ搬送プレートについて説明する。尚、図1〜図7
中で図8〜図11で示したものと同一のものには同符号
を付し、説明を省略する。
【0018】図1に示すウェーハ搬送プレート18の所
要範囲、少なくともウェーハが接触する部分に、半導体
素子製造上有害なナトリウム(Na)、カルシウム(C
a)等の元素を含まない硬質且高純度で化学的に安定し
たコーティング、例えば硬質炭素膜コーティング、セラ
ミクス薄膜コーティング、炭化ケイ素膜コーティング、
フッ素樹脂コーティングを所要厚みで施す。
要範囲、少なくともウェーハが接触する部分に、半導体
素子製造上有害なナトリウム(Na)、カルシウム(C
a)等の元素を含まない硬質且高純度で化学的に安定し
たコーティング、例えば硬質炭素膜コーティング、セラ
ミクス薄膜コーティング、炭化ケイ素膜コーティング、
フッ素樹脂コーティングを所要厚みで施す。
【0019】該ウェーハ搬送プレート18はチャッキン
グヘッド12に把持される把持部18aとウェーハ乗載
部18bから成る。該ウェーハ乗載部18bの面端部に
嵌合部19,20を形成する。該嵌合部19は直線であ
り、嵌合部20はウェーハ4の外径と一致する円弧であ
る。前記嵌合部19,20はそれぞれ斜度の異なる2つ
の斜面21,22及び24,25から成り、該2つの斜
面は前記ウェーハ乗載部18bの中央部から外側に向か
って斜度が急になる様形成する。又、前記斜面21と斜
面22は境界線23を形成し、前記斜面24と斜面25
は境界線26を形成する。又、前記境界線23はウェー
ハ4のオリエンテーションフラットに、又、前記境界線
26はオリエンテーションフラットに対峙するウェーハ
4の円弧にそれぞれ一致する様嵌合部19と嵌合部20
の対峙距離を決定する。
グヘッド12に把持される把持部18aとウェーハ乗載
部18bから成る。該ウェーハ乗載部18bの面端部に
嵌合部19,20を形成する。該嵌合部19は直線であ
り、嵌合部20はウェーハ4の外径と一致する円弧であ
る。前記嵌合部19,20はそれぞれ斜度の異なる2つ
の斜面21,22及び24,25から成り、該2つの斜
面は前記ウェーハ乗載部18bの中央部から外側に向か
って斜度が急になる様形成する。又、前記斜面21と斜
面22は境界線23を形成し、前記斜面24と斜面25
は境界線26を形成する。又、前記境界線23はウェー
ハ4のオリエンテーションフラットに、又、前記境界線
26はオリエンテーションフラットに対峙するウェーハ
4の円弧にそれぞれ一致する様嵌合部19と嵌合部20
の対峙距離を決定する。
【0020】本実施例の場合、コーティングを施す範囲
は、少なくとも嵌合部19,20を構成する斜面21,
22,24,25とする。
は、少なくとも嵌合部19,20を構成する斜面21,
22,24,25とする。
【0021】又、前記ウェーハ乗載部13bの所要箇所
に通気孔16が穿設されている。該通気孔16はウェー
ハの乗載、除去の際の空気の流通を容易にして、ウェー
ハ搬送プレート18からのウェーハの乗載、除去を確実
にする。
に通気孔16が穿設されている。該通気孔16はウェー
ハの乗載、除去の際の空気の流通を容易にして、ウェー
ハ搬送プレート18からのウェーハの乗載、除去を確実
にする。
【0022】次に、図2によりウェーハ4が前記ウェー
ハ搬送プレート18に乗載される場合について説明す
る。尚、図2はウェーハ4がウェーハ搬送プレート18
に対して図中左方にずれている場合を示す。
ハ搬送プレート18に乗載される場合について説明す
る。尚、図2はウェーハ4がウェーハ搬送プレート18
に対して図中左方にずれている場合を示す。
【0023】図2(a)に示される様に、ウェーハ搬送
プレート18をウェーハ4の下方に挿入する。ウェーハ
搬送プレート18が上昇すると、先ず斜面21がウェー
ハ4のオリエンテーションフラット下縁に接触する。ウ
ェーハ搬送プレート18が更に上昇すると、ウェーハ4
のオリエンテーションフラットが前記斜面21を滑り落
ちる状態となり、ウェーハ4は右方へ移動する。この過
程で、ウェーハ搬送プレート18に対しウェーハ4の回
転方向の姿勢が正確に一致していない場合は斜面21と
オリエンテーションフラットとの非平行状態が生じ、こ
の非平行状態は前記斜面21を滑ることで矯正される。
プレート18をウェーハ4の下方に挿入する。ウェーハ
搬送プレート18が上昇すると、先ず斜面21がウェー
ハ4のオリエンテーションフラット下縁に接触する。ウ
ェーハ搬送プレート18が更に上昇すると、ウェーハ4
のオリエンテーションフラットが前記斜面21を滑り落
ちる状態となり、ウェーハ4は右方へ移動する。この過
程で、ウェーハ搬送プレート18に対しウェーハ4の回
転方向の姿勢が正確に一致していない場合は斜面21と
オリエンテーションフラットとの非平行状態が生じ、こ
の非平行状態は前記斜面21を滑ることで矯正される。
【0024】ウェーハ4のオリエンテーションフラット
下縁が境界線23に接した状態では、対峙する境界線2
6にもウェーハ4の周縁が接した状態であり、ウェーハ
4の移動は生ぜず、安定に保持される。又、境界線23
とオリエンテーションフラットは直線の線接触、境界線
26とウェーハ4の周縁とは円弧の接触であるので、回
転方向の動きも拘束する。ウェーハ4が図中右方にずれ
ていた場合にも同様に矯正され保持される。
下縁が境界線23に接した状態では、対峙する境界線2
6にもウェーハ4の周縁が接した状態であり、ウェーハ
4の移動は生ぜず、安定に保持される。又、境界線23
とオリエンテーションフラットは直線の線接触、境界線
26とウェーハ4の周縁とは円弧の接触であるので、回
転方向の動きも拘束する。ウェーハ4が図中右方にずれ
ていた場合にも同様に矯正され保持される。
【0025】而して、乗載前のウェーハ4がウェーハ搬
送プレート18に対して嵌合部19と嵌合部20の間に
位置する状態であれば、ウェーハ4の位置及び姿勢の矯
正がなされて、適正に保持される(図2(b),図2
(c)参照)。
送プレート18に対して嵌合部19と嵌合部20の間に
位置する状態であれば、ウェーハ4の位置及び姿勢の矯
正がなされて、適正に保持される(図2(b),図2
(c)参照)。
【0026】上記実施例で明らかな様に、ウェーハ搬送
プレート18がウェーハ4に接触する可能性があるのは
嵌合部19,20であり、該嵌合部19,20はコーテ
ィングが施されているのでウェーハ4が汚染されること
がない。
プレート18がウェーハ4に接触する可能性があるのは
嵌合部19,20であり、該嵌合部19,20はコーテ
ィングが施されているのでウェーハ4が汚染されること
がない。
【0027】又、前記した様に、ウェーハ4は下側周縁
のみが前記嵌合部19,20に当接するので、前記ウェ
ーハ搬送プレート18に線接触で支持されることとな
り、ウェーハ4とウェーハ搬送プレート18との接触範
囲が著しく減少し、ウェーハ4汚染の可能性が更に少な
くなる。又、ウェーハ搬送プレートとウェーハとの接触
面積が著しく少ないのでウェーハへのパーティクル付着
が減少する。
のみが前記嵌合部19,20に当接するので、前記ウェ
ーハ搬送プレート18に線接触で支持されることとな
り、ウェーハ4とウェーハ搬送プレート18との接触範
囲が著しく減少し、ウェーハ4汚染の可能性が更に少な
くなる。又、ウェーハ搬送プレートとウェーハとの接触
面積が著しく少ないのでウェーハへのパーティクル付着
が減少する。
【0028】尚、上記実施例で示した嵌合部19,20
の態様は適宜変更可能であり、図3に示す様に中央部を
切除して両端の4箇所に嵌合部19a,19b,20
a,20bを形成してもよい。この様にすると、ウェー
ハ4はウェーハ搬送プレート18の幅の僅かな嵌合部1
9a,19b,20a,20bによって支持され、ウェ
ーハ搬送プレート18との線接触の長さは更に短くなる
ので、ウェーハ4とウェーハ搬送プレート18との接触
範囲は一層減少する。
の態様は適宜変更可能であり、図3に示す様に中央部を
切除して両端の4箇所に嵌合部19a,19b,20
a,20bを形成してもよい。この様にすると、ウェー
ハ4はウェーハ搬送プレート18の幅の僅かな嵌合部1
9a,19b,20a,20bによって支持され、ウェ
ーハ搬送プレート18との線接触の長さは更に短くなる
ので、ウェーハ4とウェーハ搬送プレート18との接触
範囲は一層減少する。
【0029】更に又、図4、図5に示す様に、嵌合部1
9,20のいずれか一方の急斜面を省略し、緩斜面のみ
で形成することも可能である(図4、図5は嵌合部20
の急斜面24を省略した場合を示す。)。尚、前記斜面
22と斜面25は僅かにでも傾斜していればよい。
9,20のいずれか一方の急斜面を省略し、緩斜面のみ
で形成することも可能である(図4、図5は嵌合部20
の急斜面24を省略した場合を示す。)。尚、前記斜面
22と斜面25は僅かにでも傾斜していればよい。
【0030】次に、図6、図7を参照して本発明を実施
した他のウェーハ搬送プレートについて説明する。
した他のウェーハ搬送プレートについて説明する。
【0031】該ウェーハ搬送プレート13は前記チャッ
キングヘッド12に把持される把持部13aとウェーハ
乗載部13bから成る。該ウェーハ乗載部13bの4隅
には突起部14が突設され、該突起部14に段差部15
が形成されている。該段差部15は前記ウェーハ乗載部
13bの中央部よりもウェーハ4の撓み分以上の段差を
有する。前記段差部15は前記ウェーハ4に4点で当接
する。又、前記ウェーハ乗載部13bの所要箇所に通気
孔16が穿設されている。該通気孔16はウェーハの乗
載、除去の際の空気の流通を容易にして、ウェーハの乗
載、除去を確実にする。
キングヘッド12に把持される把持部13aとウェーハ
乗載部13bから成る。該ウェーハ乗載部13bの4隅
には突起部14が突設され、該突起部14に段差部15
が形成されている。該段差部15は前記ウェーハ乗載部
13bの中央部よりもウェーハ4の撓み分以上の段差を
有する。前記段差部15は前記ウェーハ4に4点で当接
する。又、前記ウェーハ乗載部13bの所要箇所に通気
孔16が穿設されている。該通気孔16はウェーハの乗
載、除去の際の空気の流通を容易にして、ウェーハの乗
載、除去を確実にする。
【0032】前記ウェーハ搬送プレート13によりウェ
ーハ4を保持すると、前記4箇所の突起部14の段差部
15によって支持される。従って、コーティングを施す
範囲は少なくとも前記4箇所の突起部14と段差部15
とすればよい。
ーハ4を保持すると、前記4箇所の突起部14の段差部
15によって支持される。従って、コーティングを施す
範囲は少なくとも前記4箇所の突起部14と段差部15
とすればよい。
【0033】前記した硬質且高純度で化学的に安定した
コーティングについて説明する。
コーティングについて説明する。
【0034】前記硬質炭素膜の例としては、硬度、電気
的特性はダイアモンドに類似した性質を示し、結晶学的
にはアモルファス構造を示すDLC(Diamond
Like Carbon)や、非晶質透明硬質カーボン
(i−C)膜等が挙げられ、これらの膜の硬度は200
0〜4000kg/mm2 と極めて高く、硬質なコーティン
グが実現できる。又、有害元素を含まないセラミクス薄
膜の例としては、SiC、Si3 N4 、SiO2 等が挙
げられ、数μm以上の膜厚程度で高純度なコーティング
が実現できる。又、フッ素樹脂は、ナトリウムやカルシ
ウム等の不純物がウェーハに付着、浸透するのを防止す
る為の充分なコーティングが容易に実現できる。
的特性はダイアモンドに類似した性質を示し、結晶学的
にはアモルファス構造を示すDLC(Diamond
Like Carbon)や、非晶質透明硬質カーボン
(i−C)膜等が挙げられ、これらの膜の硬度は200
0〜4000kg/mm2 と極めて高く、硬質なコーティン
グが実現できる。又、有害元素を含まないセラミクス薄
膜の例としては、SiC、Si3 N4 、SiO2 等が挙
げられ、数μm以上の膜厚程度で高純度なコーティング
が実現できる。又、フッ素樹脂は、ナトリウムやカルシ
ウム等の不純物がウェーハに付着、浸透するのを防止す
る為の充分なコーティングが容易に実現できる。
【0035】尚、上記実施例ではウェーハ搬送プレート
13,18のウェーハ接触部にコーティングを施すとし
たが、ウェーハ搬送プレート13,18の全表面にコー
ティングしてもよく、或は把持部13a,18aは省略
してウェーハ乗載部13b,18bのみをコーティング
する等、必要に応じ所要範囲、所要厚さに施せばコーテ
ィング処理に要する時間、手間が省けることは言う迄も
ない。
13,18のウェーハ接触部にコーティングを施すとし
たが、ウェーハ搬送プレート13,18の全表面にコー
ティングしてもよく、或は把持部13a,18aは省略
してウェーハ乗載部13b,18bのみをコーティング
する等、必要に応じ所要範囲、所要厚さに施せばコーテ
ィング処理に要する時間、手間が省けることは言う迄も
ない。
【0036】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、ウェー
ハ搬送プレートに硬質且高純度で化学的に安定したコー
ティングを施したので、金属等に含まれる不純物がウェ
ーハに付着、浸透することがなく、高品質、高性能なウ
ェーハの処理が可能となるという優れた効果を発揮す
る。
ハ搬送プレートに硬質且高純度で化学的に安定したコー
ティングを施したので、金属等に含まれる不純物がウェ
ーハに付着、浸透することがなく、高品質、高性能なウ
ェーハの処理が可能となるという優れた効果を発揮す
る。
【図1】本発明を実施したウェーハ搬送プレートの平面
図である。
図である。
【図2】(a)(b)(c)は同前実施例の説明図であ
る。
る。
【図3】本発明を実施した他のウェーハ搬送プレートの
平面図である。
平面図である。
【図4】同前実施例の応用例を示す平面図である。
【図5】図4の部分側面図である。
【図6】本発明を実施した更に他のウェーハ搬送プレー
トの平面図である。
トの平面図である。
【図7】図6のA矢視拡大図である。
【図8】半導体製造装置の概略を示す斜視図である。
【図9】従来例の説明図である。
【図10】従来例の平面図である。
【図11】図10の側面図である。
18 ウェーハ搬送プレート 18b ウェーハ乗載部 19 嵌合部 20 嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 ウェーハ搬送プレートの少なくともウェ
ーハ接触部に有害元素を含まない材質によりにコーティ
ングを施したことを特徴とするウェーハ搬送プレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17211194A JPH0817895A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ウェーハ搬送プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17211194A JPH0817895A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ウェーハ搬送プレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0817895A true JPH0817895A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15935762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17211194A Pending JPH0817895A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ウェーハ搬送プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0817895A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10298780A (ja) * | 1997-02-20 | 1998-11-10 | Citizen Watch Co Ltd | 絶縁材への被膜形成方法 |
KR19980085881A (ko) * | 1997-05-30 | 1998-12-05 | 윤종용 | 반도체장치 제조용 로봇암의 웨이퍼 안착부 |
JP2001035903A (ja) * | 1999-05-28 | 2001-02-09 | Applied Materials Inc | ウェーハ・ハンドリング装置用組立体 |
JP2002531942A (ja) | 1998-12-02 | 2002-09-24 | ニューポート・コーポレーション | 試料を保持するロボットアーム端部エフェクタ |
JP2008140949A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 半導体ウェーハ用のクランプ治具 |
WO2022148607A1 (en) * | 2021-01-11 | 2022-07-14 | Asml Netherlands B.V. | Gripper and lithographic apparatus comprising the gripper |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP17211194A patent/JPH0817895A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10298780A (ja) * | 1997-02-20 | 1998-11-10 | Citizen Watch Co Ltd | 絶縁材への被膜形成方法 |
KR19980085881A (ko) * | 1997-05-30 | 1998-12-05 | 윤종용 | 반도체장치 제조용 로봇암의 웨이퍼 안착부 |
JP2002531942A (ja) | 1998-12-02 | 2002-09-24 | ニューポート・コーポレーション | 試料を保持するロボットアーム端部エフェクタ |
JP2001035903A (ja) * | 1999-05-28 | 2001-02-09 | Applied Materials Inc | ウェーハ・ハンドリング装置用組立体 |
JP4554765B2 (ja) * | 1999-05-28 | 2010-09-29 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 機械的ウェーハ・ハンドリング装置用ブレード及びブレード組立体 |
JP2008140949A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 半導体ウェーハ用のクランプ治具 |
WO2022148607A1 (en) * | 2021-01-11 | 2022-07-14 | Asml Netherlands B.V. | Gripper and lithographic apparatus comprising the gripper |
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