JP3046880B2 - シリコンウェハ保持用受台 - Google Patents

シリコンウェハ保持用受台

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JP3046880B2
JP3046880B2 JP18098892A JP18098892A JP3046880B2 JP 3046880 B2 JP3046880 B2 JP 3046880B2 JP 18098892 A JP18098892 A JP 18098892A JP 18098892 A JP18098892 A JP 18098892A JP 3046880 B2 JP3046880 B2 JP 3046880B2
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silicon wafer
holding
wafer
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hardness
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直彦 藤野
雅司 大森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコンウェハを洗
浄する時に用いるシリコンウェハ保持用受台に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のウェハ搬送に供されている
ウェハケースすなわちウェハ搬送用架体の斜視図であ
る。図において、ウェハケース本体1の側面には、シリ
コンウェハ3をチャッキングするための滑り溝2が設け
られている。シリコンウェハ3は向かい合うウェハケー
ス本体1側面の滑り溝2の中に挿入されウェハケース本
体1内に固定され、その後ウェハケース本体1とともに
搬送され洗浄等の処理に供される。
【0003】従来のウェハケース1は前記のような構造
となっているので、この中に挿入されるシリコンウェハ
3の端部の一部は、必ずウェハケース本体1の滑り溝2
側面と接触する。そのため、シリコンウェハ3は滑り溝
2側面との接触に伴うダメージを被るためシリコンウェ
ハ表面に傷の発生を招くという問題があった。またウェ
ハケース本体1とシリコンウェハ3表面との接触で磨耗
粉が発生したり、あるいは滑り溝2側面からシリコンウ
ェハ3表面へのダストの移着があるという問題があっ
た。またウェハケース本体1内にシリコンウェハ3を納
めた状態で、RCA洗浄やIPA蒸気乾燥等のウェット
処理を行った場合、滑り溝2側面と接触した部分のシリ
コンウェハ3表面との間に薬液によるメニスカスが発生
するため、薬液等が残りやすく、その結果シリコンウェ
ハ表面に洗浄斑や染みが発生するという問題があった。
なお、RCA洗浄については、例えば文献(Dabid A Puo
tinen,RCA Review,p.187,June 1970) 等にまたIPA蒸
気乾燥については、例えば特開昭58−201号公報等
に詳細に記載されている。
【0004】このような問題を解決するために図1に示
すような形状の保持台を使用することが考えられる。こ
のような保持台1は、薄いシリコンウェハ3を浅い保持
溝2で(保持溝が深いとシリコンウェハ3上の有効な製
品製造面積が減少する)確実に保持する必要があるた
め、高精度の機械加工を要する。また、保持台材料とし
ては、製品に対して悪影響を与える元素を含むものや、
洗浄等に代表される処理工程で使用される薬液や、処理
ガス等に対し劣化するもの等は用いることはできない。
このような制約に対して、強い機械的強度、耐薬品性お
よびある程度の機械的加工性を有し、かつ、製品に悪影
響を与える元素を含まない材質としては、そう多くな
い。このような材質としては、不純物を含まない石英ガ
ラスを用いるのが一般的である。なぜなら、通常のガラ
スは製品に悪影響を与える不純物が多く、金属はそのも
のが製品に悪影響を与える不純物となり、テフロン等は
機械的強度が弱いためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2はこの製品保持用
受台にシリコンウェハを保持したときの斜視図である。
従来の製品保持用受台1は、モース硬度7の石英ガラス
で構成された前記のような構造物であるため、保持溝2
の中に挿入されるモース硬度7のシリコンウェハ3の端
部は必ず保持溝2の側面と接触する。そのため、モース
硬度7のシリコンウェハ3はモース硬度7の保持溝2の
側面と接触摺動しダメージを被るため図4に示すような
接触摺動位置5(シリコンウェハ3の端部)に傷(マイ
クロクラック、結晶のスリップ等)が発生するという問
題があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、シリコンウェハ端部のウェハ保
持用受台の保持溝との接触摺動に伴うダメージを防止す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシリコンウ
ェハ保持用受台は、少なくともシリコンウェハとの当接
部分が、シリコンウェハの硬度より軟らかい、ボロンお
よびリンの少なくとも一方を添加したガラスで構成され
たものである。
【0008】
【作用】本発明は、シリコンウェハ保持用受台の少なく
ともシリコンウェハとの当接部分の構成材料をシリコン
ウェハの硬度より軟らかい、ボロンおよびリンの少なく
とも一方を添加したガラスで構成したため、リコンウ
ェハ端面と保持溝の側面との接触摺動に伴うダメージは
ほとんど保持溝の側面にかかるようになり、結果的にシ
リコンウェハ端面へのダメージがほとんどなくなり、シ
リコンウェハ端部に傷が発生するという問題がなくな
る。さらに、ボロンやリンを添加したガラスは硬度がシ
リコンウェハの硬度に近いためシリコンウェハとの接触
摺動で削られる量が少なく、しかもシリコンウェハに悪
影響を及ぼしにくい材質であるので、シリコンウェハへ
の悪影響を極力避けることができる。
【0009】
【実施例】実施例1.図1に示すシリコンウェハ保持用
受台と同じ形状の受台を、モース硬度6のボロンドープ
ドガラスで作成することで実施例1の製品保持用受台を
作成した。
【0010】実施例2.図1に示すシリコンウェハ保持
用受台と同じ形状の受台を、モース硬度5のボロンドー
プドガラスで作成することで実施例2のシリコンウェハ
保持用受台を作成した。
【0011】
【0012】実施例. 図3は本発明の他の実施例によるシリコンウェハ保持用
受台の断面図で、モース硬度7の従来の石英ガラス製シ
リコンウェハ保持用受台の表面をシリコンウェハより軟
らかいモース硬度6のボロンドープドガラスのコーティ
ング膜4で覆うことで実施例のシリコンウェハ保持用
受台を作成した。
【0013】
【0014】比較例1.図1に示すシリコンウェハ保持
用受台と同じ形状の受台を、従来例と同じモース硬度7
の石英ガラスで作成することで比較例1のシリコンウェ
ハ保持用受台を作成した。
【0015】比較例2.図3に示すシリコンウェハ保持
用受台と同じ構成の受台において、表面をモース硬度9
のシリコンカーバイドのコーティング膜4で覆うことで
比較例2のシリコンウェハ保持用受台を作成した。
【0016】上記実施例1〜実施例および比較例1〜
比較例2のシリコンウェハ保持用受台に信越シリコン社
製6インチシリコンウェハを同じ状態で10回脱着させ
(なお10回の脱着試験後、ウェハ表面のダストを取り
除くために一度RCA洗浄をほどこした。RCA洗浄に
ついては、例えばDabid A Puotinen,RCA Review,p.187,
June1970等に詳細に記載されている。)、その脱着試験
前後でのシリコンウェハ端面の表面状態(図4に示すよ
うな接触摺動位置5に相当する部分)の変化をノマルス
キー型干渉顕微鏡で観察することで評価した結果を表1
に示す。なお、用いた信越シリコン社製6インチシリコ
ンウェハ(評価に用いた6インチシリコンウェハ全てに
おいて)は、そのオリフラの右側面の端面に若干のマイ
クロクラックを有する(恐らくメーカサイドでのシリコ
ンウェハ保有時に発生したものと思われる)ものの、他
の部分においては、全くマイクロクラック等の傷は観察
されなかった。そのため、今回の実施例1〜実施例
よび比較例1〜比較例2の評価に用いたシリコンウェハ
3の端面評価位置(図4に示すような接触摺動位置5に
相当する部分)は、オリフラの右側面の端面位置を除い
た位置でおこなった。
【0017】
【表1】
【0018】表1から、本発明のモース硬度6以下の実
施例1〜実施例の製品保持用受台を用いた場合、いず
れも10回の脱着ではシリコンウェハ表面にマイクロク
ラック等の傷の発生が無いことがわかる。一方、モース
硬度7以上の比較例1および比較例2の製品保持用受台
を用いた場合、いずれも10回の脱着でマイクロクラッ
ク等の傷の発生があることがわかる。
【0019】なお、製品に悪影響を与えない元素として
は、ボロン、リン、シリコン、酸素、アルゴン、水素、
チッ素等があるが、これらのうち石英ガラスに添加して
硬度を下げるのに有効なものはボロンやリンである
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、少な
くともシリコンウェハとの当接部分が、シリコンウェハ
の硬度より軟らかい、ボロンおよびリンの少なくとも一
方を添加したガラスで構成されているので、シリコンウ
ェハへの悪影響を極力避けながら、シリコンウェハ端部
シリコンウェハ保持用受台の保持溝との接触摺動に伴
うダメージが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるシリコンウェハ保持用受台を示
す斜視図である。
【図2】図1のシリコンウェハ保持用受台にシリコンウ
ェハを保持した状態を示す斜視図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】シリコンウェハが保持用受台に保持されるとき
に接触摺動により発生するシリコンウェハ端面部分の傷
の発生部を示す正面図である。
【図5】従来のシリコンウェハ搬送用架体を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 シリコンウェハ保持用受台 2 溝 3 シリコンウェハ 4 コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−128623(JP,A) 特開 昭56−134732(JP,A) 実開 昭63−33624(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304,21/68 B65D 85/00,85/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともシリコンウェハとの当接部分
    、シリコンウェハの硬度より軟らかい、ボロンおよび
    リンの少なくとも一方を添加したガラスで構成された
    リコンウエハ保持用受台。
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