JPH05340029A - 合わせ梁 - Google Patents

合わせ梁

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JPH05340029A
JPH05340029A JP14553392A JP14553392A JPH05340029A JP H05340029 A JPH05340029 A JP H05340029A JP 14553392 A JP14553392 A JP 14553392A JP 14553392 A JP14553392 A JP 14553392A JP H05340029 A JPH05340029 A JP H05340029A
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JP
Japan
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panel
floor
side wall
coupled beam
laminated
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Application number
JP14553392A
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English (en)
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Junzo Doken
純三 道券
Sadao Suganami
貞男 菅波
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UBE BOEKI KK
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UBE BOEKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法精度・位置決め精度に優れ、かつ作業時
間を短縮でき、しかも作業員の安全性を向上した合わせ
梁を提供する。 【構成】 合わせ梁5は、断熱材層10を頂部板20、
底部板30、側壁板40及び41により包囲して構成さ
れている。側壁板41は、支持部41aを備える。この
支持部41aは側壁板41と一体形成されており、後に
敷設される床パネルを支持する機能を果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅建築に用いる合わ
せ梁に関し、更に詳細には、木造パネル住宅の建築に用
いる合わせ梁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木造住宅の建築用材としては、軽
量かつ強度が大きく、しかも断熱性に優れるとの観点か
ら、図6に示すような合わせ梁が使用されている。同図
において、この合わせ梁1は、断熱材層2の両側壁部に
木質板3を接合して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の合わせ梁においては、例えば、床又は天井部
を敷設する際には、図6に示すように、床板受け部材4
を前記合わせ梁1の側壁部に釘・ボルト等を用いて接合
しなければならず、しかもかかる作業を建築現場で行わ
なければならないため、寸法精度・位置決め精度に劣る
のみならず、床等の敷設作業に長時間を要し、更に、足
場の良くない現場においては危険をも伴うという課題が
あった。一方、梁に床板受け部材を接合せずに床等を敷
設する場合には、図7に示すように、パネル90を梁9
2に載置し、釘又はボルトによりパネル90と梁92と
を接合して床等を敷設していた。このため、室内の気密
性は、パネル90と梁92との当接面94のみによって
担保せねばならず、十分な気密性が得られないという課
題があった。本発明は、このような従来技術の有する課
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、寸法精度・位置決め精度に優れ、住宅の気密性を向
上でき、かつ作業時間を短縮でき、しかも作業員の安全
性を向上した合わせ梁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、合わせ梁に、パネル部材
を支持するための部材を予め設けておくことにより前記
課題が解決できることを見出し本発明を完成するに至っ
た。従って、本発明の合わせ梁は、住宅建築に用いる合
わせ梁において、梁本体のの側壁部にパネル部材用の支
持部を備えることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の合わせ梁は、梁本体の双方又はいずれ
か一方の側壁部に、パネル、特に床又は天井パネルを設
置する際にこれらパネルを支持するための支持部を設け
て構成されている。従って、建築現場において、合わせ
梁と床板受け部材等とを接合する必要がなく、寸法精度
・位置決め精度を向上できるとともに、作業能率を著し
く向上できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を、図面を参照して実施例によ
り詳細に説明する。図1は、本発明の合わせ梁の一実施
例を示す断面斜視図である。同図において、この合わせ
梁5は、主として住宅の1階部(土台)に用いるもので
あって、断熱材層10、頂部板20、底部板30、側壁
板40、41及び衝撃吸収材層50を備えている。そし
て、頂部板20、底部板30、側壁板40及び41によ
り梁本体5Aを構成している。前記断熱材層10は、例
えばロックウール、グラスウールから成り、頂部板2
0、底部板30、側壁板40及び41により包囲されて
いる。
【0007】前記頂部板20、底部板30、側壁板40
及び41は、木質材料、例えば種々の木材から成る板、
合板等の種々の木質積層材から構成されているが、反り
防止の観点からは、強度異方性を有さない木質集成材か
ら構成されるのが好ましい。また、頂部板20又は底部
板30と側壁板40及び41との連結は、接着剤、釘及
びボルト等により行うことができるが、接着剤により連
結するのが好ましい。
【0008】側壁板41は、本発明の特徴をなす支持部
41aを備える。この支持部41aは側壁板41と一体
形成されており、後に敷設されるパネル部材、例えば床
パネル・天井パネルを支持する機能を果たす。そして、
この支持部41a上には、例えば防震ゴムから成る衝撃
吸収材層50が設けられており、敷設した床又は天井の
強度を向上せしめている。また、図1においては、代表
的に側壁板41に支持部41aを設けた例を示したが、
パネル部材の敷設の形式に応じて側壁板40にも同様の
支持部を設けてもよい。なお、支持部41aの突出寸法
は、縦約6尺(約181.8cm)×横約100〜15
0mm×高さ約150〜300mm程度の梁本体に対し
て、約30mmである。
【0009】図2に、本発明の合わせ梁を用いた床パネ
ルの敷設法の一例を示す。同図において、床パネル60
は、平面形状が矩形をなし、合わせ梁5及び6の支持部
41a上に衝撃吸収材層50を介して載置・支持されて
いる。合わせ梁6は、床パネル60を支持するととも
に、他の床パネル60’を支持するために両側壁部に支
持部41aを備えている。支持されている床パネル60
の頂部面62は、合わせ梁5及び6の頂部面22と同じ
高さに位置している。即ち、所定形状の床パネル60の
寸法に適合させて作製した合わせ梁5及び6の支持部4
1aに、床パネル60を嵌め込むだけで、前記頂部面2
2と62とは面一になり、これによって床等を敷設する
ことができる。従って、寸法精度及び位置決め精度に優
れ、住宅の高気密化を促進するとともに迅速に床等を敷
設することができる。また、床パネル60と合わせ梁5
及び6とは、L字型領域43において当接しているた
め、前述の図7に示した従来例に比し十分な気密性を担
保できる。
【0010】図3〜図5に、本発明の合わせ梁の他の実
施例を示す。なお、実質的に同一の部材には同一の符号
を付し説明を省略する。図3において、この合わせ梁7
は下層階と上層階との間(例えば、1階と2階との間)
に用いる梁であって、側壁板41の中央部近傍に支持部
41aを備えている。この支持部41aの上部41bに
より床パネル60が支持され、下部41cにより天井パ
ネル70が支持され、それぞれ寸法精度・位置決め精度
良く床及び天井を敷設することができる。
【0011】図4において、合わせ梁8は、前記合わせ
梁5の変形例であって、その頂部に接合凹部24を備え
る。そして、この接合凹部24と壁パネル80の接合凸
部82とを嵌合させることにより、壁パネル80を立設
支持することができる。また、側壁板20の頂部22に
は封止材、例えば、「リーチ」(宇部貿易(株)製、商
品名)及びホルダー社製の気密材が被覆されている。従
って、床及び天井のみならず壁をも寸法精度・位置決め
精度良く建造できるとともに、住宅の高気密化を一層向
上することができる。
【0012】図5において、合わせ梁9は、前記合わせ
梁7の変形例であって、その頂部及び底部に接合凹部2
4及び32を備えている。これら凹部24及び32に、
壁パネル80及び80’の接合凸部82及び82’を嵌
入させることにより、簡易かつ迅速に壁パネル80及び
80’を立設することができる。なお、前記合わせ梁
7、8及び9においては、床パネル等の敷設形式に応じ
て、側壁板40側にも支持部を設けてもよい。
【0013】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく本発明の要旨の
範囲内で種々の変形が可能である。例えば、支持部、側
壁板等の各箇所の寸法は建築せんとする住宅等に応じて
適宜変更することができる。また、支持部41aは側壁
板41と一体に形成したが、別体に形成して両部材を釘
等により連結してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
合わせ梁に、パネル部材を支持するための部材を予め設
けておくこととしたため、寸法精度・位置決め精度に優
れ、かつ作業時間を短縮でき、しかも作業員の安全性を
向上した合わせ梁を提供することができる。また、寸法
精度・位置決め精度が良好であることから、近年要求さ
れている住宅の高気密化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合わせ梁の一実施例を示す断面斜視図
である。
【図2】本発明の合わせ梁を用いた床の敷設法の一例を
示す側面説明図である。
【図3】本発明の合わせ梁の他の実施例を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の合わせ梁の他の実施例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の合わせ梁の他の実施例を示す断面図で
ある。
【図6】従来の合わせ梁の一例を示す斜視図である。
【図7】従来の床の敷設法の一例を示す側面説明図であ
る。
【符号の説明】
5 合わせ梁 5A 梁本体 6 合わせ梁 7 合わせ梁 8 合わせ梁 9 合わせ梁 10 断熱材層 20 頂部板 30 底部板 40 側壁板 41 側壁板 41a 支持部 50 衝撃吸収材層 60 床パネル 60’ 床パネル 70 天井パネル 80 壁パネル 80’ 壁パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅建築に用いる合わせ梁において、梁
    本体の側壁部にパネル部材用の支持部を備えることを特
    徴とする合わせ梁。
JP14553392A 1992-06-05 1992-06-05 合わせ梁 Withdrawn JPH05340029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14553392A JPH05340029A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 合わせ梁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14553392A JPH05340029A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 合わせ梁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05340029A true JPH05340029A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15387405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14553392A Withdrawn JPH05340029A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 合わせ梁

Country Status (1)

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JP (1) JPH05340029A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101289236B1 (ko) * 2011-07-07 2013-07-26 유한회사 에스와이 목조주택 및 목조주택의 제조방법
JP2020147996A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社熊谷組 二重床構造

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