JP2004052279A - パネル相互間の接合構造 - Google Patents
パネル相互間の接合構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004052279A JP2004052279A JP2002208360A JP2002208360A JP2004052279A JP 2004052279 A JP2004052279 A JP 2004052279A JP 2002208360 A JP2002208360 A JP 2002208360A JP 2002208360 A JP2002208360 A JP 2002208360A JP 2004052279 A JP2004052279 A JP 2004052279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- bonding material
- bonding
- joining
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
【課題】矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えたパネルを互いに組み付けて建物を構築するパネル工法において、各パネルを互いに強固に接合することのできるパネル相互間の接合構造を提供する。
【解決手段】第一のパネル1と第二のパネル3との端面に、第一の接合材C21と第二の接合材C22とを、第一のパネル1又は第二のパネル3の一方の面と面一になるように突設し、第一の接合材C21の高さC21h、幅C21wを、第二のパネル3の厚さ3t、第一のパネル1の厚さ1tより小さい寸法に設定し、第二の接合材C22の高さC22h、幅C22wを、第一のパネル1の厚さ1tから第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法、第一の接合材C21の高さC21hに等しい寸法に設定し、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とを当て、第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とを当てる。
【選択図】 図15
【解決手段】第一のパネル1と第二のパネル3との端面に、第一の接合材C21と第二の接合材C22とを、第一のパネル1又は第二のパネル3の一方の面と面一になるように突設し、第一の接合材C21の高さC21h、幅C21wを、第二のパネル3の厚さ3t、第一のパネル1の厚さ1tより小さい寸法に設定し、第二の接合材C22の高さC22h、幅C22wを、第一のパネル1の厚さ1tから第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法、第一の接合材C21の高さC21hに等しい寸法に設定し、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とを当て、第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とを当てる。
【選択図】 図15
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えたパネルを互いに組み付けて建物を構築するパネル工法において、各パネルを互いに接合するためのパネル相互間の接合構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
従来、工業化住宅の一つとして、床・壁・屋根等の構造材を予め工場等でパネル化し、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより住宅を構築するパネル工法が一部に採用されている。
前記パネルは、例えば、桟材を矩形枠状に組み立て、この枠体内に必要に応じて補強桟材を縦横に組み付け、前記枠体の上面に合板等の面材を貼設したものが一般的である。工場で床用・壁用・屋根用等のパネルがそれぞれ組み立てられ、トラック等で施工現場に運び込まれる。建築現場では、パネルの設置とパネル間の接合作業を行うだけで、短期間で床・壁・屋根等の住宅の基本構造を構築することができる。
【0003】
これらのパネルを同一水平面状に、又は互いに直角に接合する際、二枚のパネルが接合される辺を突き合わせた状態で、双方のパネルの枠体部分を貫通する状態に、釘を斜めに交差状に打ち付けることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、釘をパネルとパネルとの接合面に対して斜めに打ち付ける場合、釘を接合面に対して垂直に打ち付ける場合に比して、接合強度が小さくなる。また、作業者の熟練度などにより、釘の打ち込み位置や角度にバラツキが生じやすい。また、釘の打込み時に、パネルの接合面方向にせん断力が発生して、パネルの相互位置がズレる恐れがある。
【0005】
本発明の課題は、矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えたパネルを互いに組み付けて建物を構築するパネル工法において、各パネルを所定の相互位置に強固に接合することのできるパネル相互間の接合構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば図6、図7、図15に示すように、矩形状の枠体1a,3aとこの枠体1a,3aの片面または両面に取り付けられた面材1d,1e,3d,3eとを備えた第一のパネル1と第二のパネル3とを互いにほぼ直角に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第一のパネル1と第二のパネル3との端面にはそれぞれ、第一の接合材C21と第二の接合材C22とが、該第一のパネル1又は第二のパネル3の一方の面と面一になるように突設され、
前記第一の接合材C21の第一のパネル1の端面からの突出高さC21hは、前記第二のパネル3の厚さ3tより小さい寸法に設定されるとともに、幅C21wは前記第一のパネル1の厚さ1tより小さい寸法に設定され、
前記第二の接合材C22の第二のパネル2の端面からの突出高さC22hは、前記第一のパネル1の厚さ1tから前記第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅C22wは前記第一の接合材C21の突出高さC21hにほぼ等しい寸法に設定され、
前記第一の接合材C21の側面と前記第二の接合材C22の先端面とが当接し、かつ前記第一のパネル1の端面と前記第二の接合材C22の側面とが当接されていること
を特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、第一の接合材C21の第一のパネル1の端面からの突出高さC21hは、第二のパネル3の厚さ3tより小さい寸法に設定されるとともに、幅C21wは第一のパネルの厚さ1tより小さい寸法に設定され、第二の接合材C22の第二のパネル3の端面からの突出高さC22hは、第一のパネル1の厚さ1tから第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅C22wは第一の接合材C21の突出高さC21hにほぼ等しい寸法に設定されているので、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とのほぼ全幅を当接させ、かつ第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とのほぼ全幅を当接させることができる。
【0008】
そしてこの状態で、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合するとともに、第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(羽子板ボルト)T2で接合することで、第一のパネルと第二のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
ここで、上記接合具としては、釘、ボルト、接着剤などを適宜選択して使用することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、例えば図15に示すように、請求項1に記載のパネル相互間の接合構造において、
前記第二のパネル3に取り付けられたボルト(羽子板ボルト)T2が、前記第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に設けられたボルト孔C21c,C22cに挿通されて、この前記第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に締結されていること
を特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、第二のパネル3に取り付けられたボルト(羽子板ボルト)T2が、第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に設けられたボルト孔C21c,C22cに挿通されて、この第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に締結されているので、第一のパネル1と第二のパネル3との接合強度を高くすることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、例えば図6、図14(図7、図17)に示すように、矩形状の枠体1a(3a)とこの枠体1a(3a)の片面または両面に取り付けられた面材1d,1e(3d,3e)とを備えた、互いに厚さ1t,1t(3t,3t)が等しい第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)とをほぼ同一平面状に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の端面からの突出高さP1h,P1h(P41h,P42h)が互いにほぼ等しい第三の接合板P1(P41)と第四の接合板P1(P42)とが、該第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の片面と面一になるように突設されているとともに、
前記第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、幅C1wが前記第三のパネル1(3)の厚さ1t(3t)から前記第三の接合板P1(P41)の厚さP1t(P41)tと第四の接合板P1(P42)の厚さ板P1t(P42t)とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材C1(C4)と第四の接合材C1(C4)とが、その側面が前記第三の接合板P1(P41)の側面又は第四の接合板P1(P42)の側面と当接する状態に突設され、
前記第三の接合材C1(C4)の第三のパネル1(3)の端面からの突出高さC1h(C4h)と、前記第四の接合材C1(C4)の第四のパネル1(3)の端面からの突出長さC1h(C4h)の和は、前記第三の接合板P1(P41)の突出高さP1h(P41h)にほぼ等しく設定され、
前記第三の接合材C1(C4)の先端面と前記第四の接合材C1(C4)の先端面とが当接するとともに、前記第三の接合材C1(C4)の側面と前記第四の接合板P1(P42)の側面とが、また前記第四の接合材C1(C4)の側面と前記第三の接合板P1(P41)の側面とが当接されていること
を特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の端面からの突出高さP1h,P1h(P41h,P42h)が互いにほぼ等しい第三の接合板P1(P41)と第四の接合板P1(P42)とが、第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の片面と面一になるように突設されているとともに、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、幅C1wが第三のパネル1(3)の厚さ1t(3t)から第三の接合板P1(P41)の厚さP1t(P41)tと第四の接合板P1(P42)の厚さ板P1t(P42t)とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材C1(C4)と第四の接合材C1(C4)とが、その側面が第三の接合板P1(P41)の側面又は第四の接合板P1(P42)の側面と当接する状態に突設され、第三の接合材C1(C4)の第三のパネル1(3)の端面からの突出高さC1h(C4h)と、第四の接合材C1(C4)の第四のパネル1(3)の端面からの突出長さC1h(C4h)の和は、第三の接合板P1(P41)の突出高さP1h(P41h)にほぼ等しく設定されているので、第三の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第三の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第四の接合板P1(P42)の側面に、また第四の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第三の接合板P1(P41)の側面に当接させることができる。
【0013】
そしてこの状態で、第三の接合材C1(C4)の側面と第四の接合板P1(P42)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合するとともに、第四の接合材C1(C4)の側面と第三の接合板P1(P41)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
ここで、上記接合具としては、釘、ボルト、接着剤などを適宜選択して使用することができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、例えば図8、図20に示すように、矩形状の枠体6aとこの枠体6aの片面または両面に取り付けられた面材6d,6eとを備えた、互いに厚さ6t,6tが等しい第三のパネル6と第四のパネル6とをほぼ同一平面状に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第三のパネル6と第四のパネル6との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル6の厚さ6tより小さい幅C7wに形成された第三の接合材C7と、これと同一幅C7wに形成された第四の接合材C7とが、該第三のパネル6又は第四のパネル6の片面と面一になるように突設され、
前記第三の接合材C7の前記第四のパネル6の面と面一でない側の面には、厚さP7tが前記第三のパネル6の厚さ6tから前記第三の接合材C7の幅C7wを減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネル6の端面からの突出高さP7hが前記第三の接合材C7の突出高さC7hと第四の接合材C7の突出高さC7hとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板P7が取り付けられ、
前記第三の接合材C7の先端面と前記第四の接合材C7の先端面とが当接し、かつ前記第四の接合材C7の側面と前記第五の接合板P7の側面とが当接されていること
を特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、第三のパネル6と第四のパネル6との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル6の厚さ6tより小さい幅C7wに形成された第三の接合材C7と、これと同一幅C7wに形成された第四の接合材C7とが、該第三のパネル6又は第四のパネル6の片面と面一になるように突設され、第三の接合材C7の第四のパネル6の面と面一でない側の面には、厚さP7tが第三のパネル6の厚さ6tから第三の接合材C7の幅C7wを減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネル6の端面からの突出高さP7hが第三の接合材C7の突出高さC7hと第四の接合材C7の突出高さC7hとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板P7が取り付けられているので、第三の接合材C7の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C7の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第四の接合材C7の側面のほぼ全幅を第五の接合板P7の側面に当接させることができる。
【0016】
そしてこの状態で、第四の接合材C7の側面と第五の接合板P7の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル6と第四のパネル6とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
ここで、上記接合具としては、釘、ボルト、接着剤などを適宜選択して使用することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、例えば図14、図17、図20に示すように、請求項3又は4に記載のパネル相互間の接合構造において、
前記第三の接合材C1(C4,C7)と第四の接合材C1(C4,C7)との少なくとも一方の先端面には、シーリング材(気密シール材)Sが取り付けられていること
を特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、互いに突き合わされる第三の接合材C1(C4,C7)と第四の接合材C1(C4,C7)との少なくとも一方の先端面には、シーリング材(気密シール材)Sが取り付けられているので、第三のパネル1(3,6)と第四のパネル1(3,6)との間の気密性能や防水性能を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態のパネル相互間の接合構造は、図6、図7、図8にそれぞれ示す床パネル1(2)、壁パネル3(4,5)、屋根パネル6(7)を互いに組み付けるパネル工法によって構築される建物A(図1参照)の、パネル相互間の接合に適用されるものである。
【0020】
建物Aの基礎は、図1に示すように、ブロック状の独立基礎11の上にH形鋼からなる基礎梁12が架設されて構成されている。建物Aの基礎伏図を図2に示す。基礎梁12により構成される枠体の内部には、丸鋼からなる水平ブレースが取り付けられている。
【0021】
また、図3〜図5に、建物Aの平面図、小屋伏図、屋根伏図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、建物Aは、基礎梁12の上面に床パネル1,2が敷き詰められ、その上に壁パネル3〜5が立設されて、この壁パネル3〜5の間にH形鋼からなる大梁21と集成材からなる小梁22とが架設され、さらにその上に屋根パネルが敷き詰められ、この状態で各部材が互いに固定されて構築されている。
【0022】
大梁21は、壁パネル3(5)の上端部に補強合板23を介して固定された梁受金物21A(図21参照)によって支持されている。
小梁22は、壁パネル3(5)の上端部に補強合板23を介して固定された梁受金物22A(図22参照)、及び大梁21に設けられた梁受部22Bとによって支持されている。
【0023】
各部材相互間の固定状況の概略を、図9〜図13に示す。図中、J1〜J8が、パネル1〜7相互間の接合部である。
【0024】
各パネル1(2),3(4,5),6(7)は、図6、図7、図8にそれぞれ示すように、矩形状の枠体1a(3a,6a)の内部に補強桟材1b,1c(3b,3c)(6b,6c)を組み付け、この枠体1a(3a,6a)と補強桟材1b,1c(3b,3c)(6b,6c)との間に発泡ポリスチレンからなる断熱材Iを装填した上で、枠体1a(3a,6a)の両面に面材1d,1e(3d,3e)(6d,6e)とを取り付けて、その概略が構成されている。
【0025】
床パネル1(2)では、高さが123mmの枠体1aの上面と下面とにそれぞれ24mm、5mmの合板が取り付けられ、厚さ1tは152mmである。
壁パネル3(4,5)では、高さが110mmの枠体3aの両面にそれぞれ5mmの合板が取り付けられ、厚さ3tは120mmである。
屋根パネル6(7)では、高さが123mmの枠体6aの上面と下面とにそれぞれ12mm、5mmの合板が取り付けられ、厚さ1tは140mmである。
【0026】
また、床パネル1(2)の、建物Aの外周面に位置する辺以外の端面には、図6、図14に示すように、床パネル1の端面からの突出高さP1h(=82mm)、厚さP1t(=12mm)の(第三の/第四の)接合板P1,P1が、床パネル1の面材1d又は1eの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
これとともに、床パネル1の端面からの突出高さC1h(=44mm)、幅C1w(=128mm)の(第三の/第四の)接合材C1,C1が、その側面が(第三の/第四の)接合板P1の側面と当接する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0027】
また、床パネル1(2)の、建物Aの外周面に位置する辺の端面には、図15に示すように、床パネル1の端面からの突出高さC21h(=63mm)、幅C21w(=90mm)の(第一の)接合材C21が、床パネル1の面材1eの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0028】
壁パネル3(4,5)の、建物Aの隅角に位置する辺以外の側端面には、図7、図17に示すように、壁パネル3の側端面からの突出高さC4h(=44mm)、幅C1w(=128mm)の(第三の/第四の)接合材C4,C4が、その側面が壁パネル3の面材1d又は1eの表面より(第三の/第四の)接合板P1,P1の厚さP41t,P42t(=12mm)だけ壁パネル3の内側に位置する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
これとともに、壁パネル3の側端面からの突出高さP41h,P42h(=82mm)、厚さP41t,P42t(=12mm)の(第三の/第四の)接合板P41,P42が、面材1d又は1eの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。接合板P41の高さP41Hは74mmであり、壁パネル3の側端面と接合板P41との間には、8mmの隙間が設けられている。
【0029】
また、壁パネル4,5の、建物Aの隅角に位置する辺の側端面には、図18に示すように、壁パネル3の側端面からの突出高さC5h(=120mm)、幅C5w(=75mm)の接合材C5が、その側面が壁パネル3の面材1dの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0030】
また、壁パネル3(4,5)の下端面には、図7,図15に示すように、壁パネル3との下端面からの突出高さC22h(=62mm)、幅C21w(=63mm)の(第二の)接合材C22が、壁パネル3の面材3dの表面より12mmだけ壁パネル3の内側に位置する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。接合材C22の側面には、壁パネル3(4,5)の下端面に接するように、接合板P22(高さ99mm、厚さ12mm)が接着剤と釘とによって取り付けられている。
【0031】
また、壁パネル3(4,5)の上端面には、図7,図19(又は図21)に示すように、壁パネル3との上端面からの突出高さC6h(C8h)(=146mm)、幅C6w(C8w)(=75mm)の接合材C6(C8)が、壁パネル3の面材3dの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0032】
壁パネル3の側端面に取り付けられた接合材C4(C5)には、図15、図19、図21に示すように、羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を取り付けるための溝C4cが刻設されている。
また、壁パネル3の下端面及び上端面に取り付けられた接合材C21,C6,C8には、図15、図19、図21に示すように、羽子板ボルトのボルト軸部を挿通させるための溝C21c,C6c,C8cが刻設されている。
【0033】
また、屋根パネル6(7)の、建物Aの外周面に位置する辺以外の端面には、図8、図20に示すように、屋根パネル6の端面からの突出高さP7h(=82mm)、厚さP7t(=12mm)の(第五の)接合板P7が、屋根パネル6の面材1dの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
これとともに、屋根パネル6の端面からの突出高さC7h(=44mm)、幅C7w(=128mm)の(第三の/第四の)接合材C7が、その側面が接合板P7の側面と当接する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0034】
また、各パネル1(2),3(4,5),6(7)の屋外側面には、図9〜図22に示すように、外装材であるカラー鋼板Eが取り付けられている。また、壁パネル3(4,5)と屋根パネル6(7)の屋内側の面には、内装材であるカラー珪酸カルシウム板が取り付けられている。
【0035】
図9〜図13中における、部材(パネル)相互間の接合部J1〜J9の構造の詳細を、図14〜図22を参照して説明する。
【0036】
接合部J1においては、図14に示すように、基礎梁12にボルトT1で固定された基礎結合材13(幅120mm、高さ45mm)の上面において、二枚の床パネル1,1が互いに平面状に接合されている。
具体的には、左側の床パネル(第三のパネル)1に取り付けられた(第三の)接合材C1の先端面と、右側の床パネル(第四のパネル)1に取り付けられた(第四の)接合材C1の先端面とが押しつけられて、この先端面に予め取り付けられた気密シール材(シーリング材)Sによって接合材C1,C1の間が密閉されるとともに、左側の(第三の)接合材C1の側面と右側の(第四の)接合材P1の側面とが、また右側の(第四の)接合材C1の側面と左側の(第三の)接合板P1の側面とが密接する状態に、これら二枚の床パネル1,1を並べて配置する(図14(b)参照)。
そして、互いに当接する接合材C1と接合板P1との当接面に対して垂直向きに接合具(スクリュー釘)Nを打ち込むことで、床パネル1,1相互間の接合部J1が構成されている。
【0037】
接合部J2においては、図15に示すように、基礎梁12にボルトT1で固定された基礎結合材13(幅120mm、高さ45mm)の上面において、床パネル1(2)と壁パネル3(4,5)とが互いに直角に接合されている。
具体的には、床パネル(第一のパネル)1に取り付けられた(第一の)接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とが密接し、かつ床パネル1の端面と壁パネル(第二のパネル)3に取り付けられた(第二の)接合材C22の側面とが密接する状態に、これら床パネル1と壁パネル3とを配置する(図15(b)参照)。壁パネル3の側面に取り付けられた接合材C4の溝部C4cには、羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を固定し、ボルト軸部を接合材21,C22の溝部C21c,C22cに挿通させる。
そして、互いに当接する接合材C21と接合材C22との当接面に対して垂直向きに、壁パネル3、床パネルに取り付けられた接合材C21、基礎梁12、基礎結合材13を羽子板ボルトT2で一体に締結する。
また、基礎接合材13に予め取り付けられた接合板P21(高さ90mm、厚さ12mm)及び壁パネル3に取り付けられた接合板P22と、床パネル1に取り付けられた接合材C21とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合板P21,P22の側面にカラー合板Eを取り付けて、床パネル1と壁パネル3との接合部J2が構成されている。
【0038】
接合部J3においては、図16に示すように、基礎梁12にボルトT1で固定された基礎結合材13(幅120mm、高さ45mm)の上面において、床パネル1(2)と、間仕切用の壁パネル8とが互いに直角に接合されている。
具体的には、床パネル1の上面に、テーパ付きの床上接合材(高さ45mm、幅66mm)C31をスクリュー釘Nで取り付ける。壁パネル8の厚さは90mmに形成されており、その下端面中央に接合材(高さ45mm、幅66mm)C32が釘及び接着剤(図示省略)で固定され、この接合材C32の両側面に接合板(高さ90mm、厚さ12mm)P3が釘及び接着剤で接合されている。
そして、壁パネル8を、その接合板P3の間に床上接合材C31を嵌め込むように垂直に建て込み、床上結合材C31と接合板P3とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合板P3の側面に珪酸カルシウム板Wを取り付けて、床パネル1と間仕切用の壁パネル8との接合部J3が構成されている。
【0039】
接合部J4においては、図17に示すように、二枚の壁パネル3,3が互いに平面状に接合されている。
具体的には、左側の壁パネル(第三のパネル)3に取り付けられた(第三の)接合材C4の先端面と、右側の床パネル(第四のパネル)3に取り付けられた(第四の)接合材C4の先端面とが押しつけられて、この先端面に予め取り付けられた気密シール材(シーリング材)Sによって接合材C4,C4の間が密閉されるとともに、左側の(第三の)接合材C4の側面と右側の(第四の)接合材P4の側面とが、また右側の(第四の)接合材C4の側面と左側の(第三の)接合板P4の側面とが密接する状態に、これら二枚の床パネル3,3が並べて配置される。そして、互いに当接する接合材C4と接合板P4との当接面に対して垂直向きに接合具(スクリュー釘)Nを打ち込んで固定する。
さらに、屋外側の接合板P41の側面にカラー合板Eを取り付けるとともに、屋内側の接合板P42の側面に珪酸カルシウム板Wを取り付けて、壁パネル3,3相互間の接合部J4が構成されている。
【0040】
接合部J5においては、図18に示すように、二枚の壁パネル4,5が互いに直角に接合されている。
具体的には、壁パネル4に取り付けられた、壁パネル4の側端面からの突出高さC5h(=120mm)、幅C5w(=75mm)の接合材C5の側面と壁パネル5の側端面とが密接する状態に、これら壁パネル4,5を配置する(図18(b)参照)。そして、壁パネル4に取り付けられた接合材C5と壁パネル5とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合材C5の側面にブチルテープTを貼着した上で、カラー合板Eを取り付けて、床パネル1と壁パネル3との接合部J5が構成されている。
【0041】
接合部J6においては、図19に示すように、壁パネル3と屋根パネル7とが互いに直角に接合されている。
具体的には、壁パネル3に取り付けられた、壁パネル3の上端面からの突出高さC6h(=146mm)、幅C6w(=75mm)の接合材C6の側面と屋根パネル7の側端面とが密接する状態に、これら壁パネル3と屋根パネル7とを配置する(図19(b)参照)。
そして、壁パネル3の上端面に取り付けられた調整材F、接合材C6の溝部Fc,C6c上方にボルト締結用の孔Tcを穿孔した上で、壁パネル3の側面に取り付けられた接合材C4の溝部C4cに羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を固定し、ボルト軸部を接合材C6、調整材Fの溝部C6c,Fcに挿通させる。
次いで、互いに当接する壁パネル3の上端面と屋根パネル7の下面との当接面に対して垂直向きに、壁パネル3、壁パネル3に取り付けられた接合材C6、屋根パネル7を羽子板ボルトT2で一体に締結する。
また、壁パネル3に取り付けられた接合材C6と屋根パネル7とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合材C6の側面にブチルテープTを貼着した上で、カラー合板Eを取り付けて、壁パネル3と屋根パネル7との接合部J6が構成されている。
【0042】
接合部J7においては、図20に示すように、二枚の屋根パネル6,6が互いに平面状に接合されている。
具体的には、左側の屋根パネル(第三のパネル)6に取り付けられた(第三の)接合材C7の先端面と、右側の屋根パネル(第四のパネル)6に取り付けられた(第四の)接合材C7の先端面とが押しつけられて、この先端面に予め取り付けられた気密シール材(シーリング材)Sによって接合材C7,C7の間が密閉されるとともに、(第五の)接合板P7の側面と右側の(第四の)接合材C7の側面とが密接する状態に、これら二枚の屋根パネル6,6が並べて配置される。そして、互いに当接する接合材C7と接合板P7との当接面に対して垂直向きに接合具(スクリュー釘)Nを打ち込んで固定する。
このようにして、屋根パネル7相互間の接合部J7が構成されている。
【0043】
接合部J8においては、図21に示すように、壁パネル3と屋根パネル6とが互いに直角に接合されている。
具体的には、壁パネル3に取り付けられた、壁パネル3の上端面からの突出高さC8h(=146mm)、幅C8w(=75mm)の接合材C8の側面と屋根パネル6の側端面とが密接する状態に、これら壁パネル3と屋根パネル6とを配置する(図19(b)参照)。
そして、壁パネル3の上端面に取り付けられた接合材C8の溝部C8c上方にボルト締結用の孔Tcを穿孔した上で、壁パネル3の側面に取り付けられた接合材C4の溝部C4cに羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を固定し、ボルト軸部を接合材C8の溝部C8cに挿通させる。
次いで、互いに当接する壁パネル3の上端面と屋根パネル6の下面との当接面に対して垂直向きに、壁パネル3、壁パネル3に取り付けられた接合材C8、屋根パネル6を羽子板ボルトT2で一体に締結する。
また、壁パネル3に取り付けられた接合材C8と屋根パネル7とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合材C8の側面にブチルテープTを貼着した上で、カラー合板Eを取り付けて、壁パネル3と屋根パネル6との接合部J8が構成されている。
【0044】
接合部J9においては、図22に示すように、集成材からなる小梁22に、その上に載置された屋根パネル6(7)がスクリュー釘Nで固定接合されている。
以上のようにして、建物Aの各接合部J1〜J9が構成されている。
【0045】
本実施の形態に記載のパネル相互間の接合構造によれば、第一の接合材C21の第一のパネル1の端面からの突出高さC21hは、第二のパネル3の厚さ3tより小さい寸法に設定されるとともに、幅C21wは第一のパネルの厚さ1tより小さい寸法に設定され、第二の接合材C22の第二のパネル3の端面からの突出高さC22hは、第一のパネル1の厚さ1tから第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅C22wは第一の接合材C21の突出高さC21hにほぼ等しい寸法に設定されているので、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とのほぼ全幅を当接させ、かつ第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とのほぼ全幅を当接させることができる。
【0046】
そしてこの状態で、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とを、その当接面に垂直な方向にスクリュー釘Nで接合するとともに、第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とを、その当接面に垂直な方向に羽子板ボルトT2で接合することで、第一のパネルと第二のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0047】
また、第二のパネル3に取り付けられた羽子板ボルトT2が、第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に設けられたボルト孔C21c,C22cに挿通されて、この第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に締結されているので、第一のパネル1と第二のパネル3との接合強度を高くすることができる。
【0048】
また、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の端面からの突出高さP1h,P1h(P41h,P42h)が互いにほぼ等しい第三の接合板P1(P41)と第四の接合板P1(P42)とが、第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の片面と面一になるように突設されているとともに、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、幅が第三のパネル1(3)の厚さ1t(3t)から第三の接合板P1(P41)の厚さP1t(P41)tと第四の接合板P1(P42)の厚さ板P1t(P42t)とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材C1(C4)と第四の接合材C1(C4)とが、その側面が第三の接合板P1(P41)の側面又は第四の接合板P1(P42)の側面と当接する状態に突設され、第三の接合材C1(C4)の第三のパネル1(3)の端面からの突出高さC1h(C4h)と、第四の接合材C1(C4)の第四のパネル1(3)の端面からの突出長さC1h(C4h)の和は、第三の接合板P1(P41)の突出高さP1h(P41h)にほぼ等しく設定されているので、第三の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第三の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第四の接合板P1(P42)の側面に、また第四の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第三の接合板P1(P41)の側面に当接させることができる。
【0049】
そしてこの状態で、第三の接合材C1(C4)の側面と第四の接合板P1(P42)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合するとともに、第四の接合材C1(C4)の側面と第三の接合板P1(P41)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0050】
また、第三のパネル6と第四のパネル6との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル6の厚さ6tより小さい幅C7wに形成された第三の接合材C7と、これと同一幅C7wに形成された第四の接合材C7とが、該第三のパネル6又は第四のパネル6の片面と面一になるように突設され、第三の接合材C7の第四のパネル6の面と面一でない側の面には、厚さP7tが第三のパネル6の厚さ6tから第三の接合材C7の幅C7wを減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネル6の端面からの突出高さP7hが第三の接合材C7の突出高さC7hと第四の接合材C7の突出高さC7hとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板P7が取り付けられているので、第三の接合材C7の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C7の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第四の接合材C7の側面のほぼ全幅を第五の接合板P7の側面に当接させることができる。
【0051】
そしてこの状態で、第四の接合材C7の側面と第五の接合板P7の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル6と第四のパネル6とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0052】
また、互いに突き合わされる第三の接合材C1(C4,C7)と第四の接合材C1(C4,C7)との少なくとも一方の先端面には、シーリング材(気密シール材)Sが取り付けられているので、第三のパネル1(3,6)と第四のパネル1(3,6)との間の気密性能や防水性能を高めることができる。
【0053】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
また、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることはもちろんである。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、第一の接合材の第一のパネルの端面からの突出高さは、第二のパネルの厚さより小さい寸法に設定されるとともに、幅は第一のパネルの厚さより小さい寸法に設定され、第二の接合材の第二のパネルの端面からの突出高さは、第一のパネルの厚さから第一の接合材の幅を減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅は第一の接合材の突出高さにほぼ等しい寸法に設定されているので、第一の接合材の側面と第二の接合材の先端面とのほぼ全幅を当接させ、かつ第一のパネルの端面と第二の接合材の側面とのほぼ全幅を当接させることができる。
【0055】
そしてこの状態で、第一の接合材の側面と第二の接合材の先端面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合するとともに、第一のパネルの端面と第二の接合材の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合することで、第一のパネルと第二のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0056】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、第二のパネルに取り付けられたボルトが、第一の接合材と第二の接合材、及び/又は第一のパネルに設けられたボルト孔に挿通されて、この第一の接合材と第二の接合材、及び/又は第一のパネルに締結されているので、第一のパネルと第二のパネルとの接合強度を高くすることができる。
【0057】
請求項3記載の発明によれば、第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、これら第三のパネル又は第四のパネルの端面からの突出高が互いにほぼ等しい第三の接合板と第四の接合板とが、第三のパネル又は第四のパネルの片面と面一になるように突設されているとともに、第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、幅が第三のパネルの厚さから第三の接合板の厚さと第四の接合板の厚さ板とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材と第四の接合材とが、その側面が第三の接合板の側面又は第四の接合板の側面と当接する状態に突設され、第三の接合材の第三のパネルの端面からの突出高さと、第四の接合材の第四のパネルの端面からの突出長さの和は、第三の接合板の突出高さにほぼ等しく設定されているので、第三の接合材の先端面のほぼ全幅と第四の接合材の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第三の接合材の側面のほぼ全幅を第四の接合板の側面に、また第四の接合材の側面のほぼ全幅を第三の接合板の側面に当接させることができる。
【0058】
そしてこの状態で、第三の接合材の側面と第四の接合板の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合するとともに、第四の接合材の側面と第三の接合板の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合することで、第三のパネルと第四のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0059】
請求項4記載の発明によれば、第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、これら第三のパネルの厚さより小さい幅に形成された第三の接合材と、これと同一幅形成された第四の接合材とが、該第三のパネル又は第四のパネルの片面と面一になるように突設され、第三の接合材の第四のパネルの面と面一でない側の面には、厚さが第三のパネルの厚さから第三の接合材の幅を減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネルの端面からの突出高さが第三の接合材の突出高さと第四の接合材の突出高さとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板が取り付けられているので、第三の接合材の先端面のほぼ全幅と第四の接合材の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第四の接合材の側面のほぼ全幅を第五の接合板P7の側面に当接させることができる。
【0060】
そしてこの状態で、第四の接合材の側面と第五の接合板の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合することで、第三のパネルと第四のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0061】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、互いに突き合わされる第三の接合材と第四の接合材との少なくとも一方の先端面には、シーリング材が取り付けられているので、第三のパネルと第四のパネルとの間の気密性能や防水性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル相互間の接合構造を適用して構築された建物の一例を示す側面図である。
【図2】図1に示す建物の基礎伏図である。
【図3】図1に示す建物の平面図である。
【図4】図1に示す建物の小屋伏図である。
【図5】図1に示す建物の屋根伏図である。
【図6】本発明に係るパネル相互間の接合構造によって接合されるパネルの一例を示す図である。
【図7】本発明に係るパネル相互間の接合構造によって接合されるパネルの他の一例を示す図である。
【図8】本発明に係るパネル相互間の接合構造によって接合されるパネルのさらに他の一例を示す図である。
【図9】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図10】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図11】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す横断面図である。
【図12】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図13】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図14】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す拡大断面図である。
【図15】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す拡大断面図である。
【図16】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図17】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す拡大断面図である。
【図18】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図19】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図20】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図21】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図22】図1に示す建物における、パネルの固定状況を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,2 (第一の/第三の/第四の)パネル(床パネル)
3〜5 (第二の/第三の/第四の)パネル(壁パネル)
6,7 (第三の/第四の)パネル(屋根パネル)
C1,C4,C7 (第三の/第四の)接合材
C1h,C4h,C7h (第三の/第四の)接合材の突出高さ
C1w,C4w,C7w (第三の/第四の)接合材の幅
C21 (第一の)接合材
C21h (第一の)接合材の突出高さ
C21w (第一の)接合材の幅
C22 (第二の)接合材
C22h (第二の)接合材の突出高さ
C22w (第二の)接合材の幅
P1 (第三の/第四の)接合板
P1h (第三の/第四の)接合板の突出高さ
P1w (第三の/第四の)接合板の幅
P41 (第三の)接合板
P41h (第三の)接合板の突出高さ
P41w (第三の)接合板の幅
P42 (第四の)接合板
P42h (第四の)接合板の突出高さ
P42w (第四の)接合板の幅
P7 (第五の)接合板
P7h (第五の)接合板の突出高さ
P7w (第五の)接合板の幅
t2 ボルト(羽子板ボルト)
S シーリング材(気密シール材)
【発明の属する技術分野】
本発明は、矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えたパネルを互いに組み付けて建物を構築するパネル工法において、各パネルを互いに接合するためのパネル相互間の接合構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
従来、工業化住宅の一つとして、床・壁・屋根等の構造材を予め工場等でパネル化し、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより住宅を構築するパネル工法が一部に採用されている。
前記パネルは、例えば、桟材を矩形枠状に組み立て、この枠体内に必要に応じて補強桟材を縦横に組み付け、前記枠体の上面に合板等の面材を貼設したものが一般的である。工場で床用・壁用・屋根用等のパネルがそれぞれ組み立てられ、トラック等で施工現場に運び込まれる。建築現場では、パネルの設置とパネル間の接合作業を行うだけで、短期間で床・壁・屋根等の住宅の基本構造を構築することができる。
【0003】
これらのパネルを同一水平面状に、又は互いに直角に接合する際、二枚のパネルが接合される辺を突き合わせた状態で、双方のパネルの枠体部分を貫通する状態に、釘を斜めに交差状に打ち付けることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、釘をパネルとパネルとの接合面に対して斜めに打ち付ける場合、釘を接合面に対して垂直に打ち付ける場合に比して、接合強度が小さくなる。また、作業者の熟練度などにより、釘の打ち込み位置や角度にバラツキが生じやすい。また、釘の打込み時に、パネルの接合面方向にせん断力が発生して、パネルの相互位置がズレる恐れがある。
【0005】
本発明の課題は、矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えたパネルを互いに組み付けて建物を構築するパネル工法において、各パネルを所定の相互位置に強固に接合することのできるパネル相互間の接合構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば図6、図7、図15に示すように、矩形状の枠体1a,3aとこの枠体1a,3aの片面または両面に取り付けられた面材1d,1e,3d,3eとを備えた第一のパネル1と第二のパネル3とを互いにほぼ直角に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第一のパネル1と第二のパネル3との端面にはそれぞれ、第一の接合材C21と第二の接合材C22とが、該第一のパネル1又は第二のパネル3の一方の面と面一になるように突設され、
前記第一の接合材C21の第一のパネル1の端面からの突出高さC21hは、前記第二のパネル3の厚さ3tより小さい寸法に設定されるとともに、幅C21wは前記第一のパネル1の厚さ1tより小さい寸法に設定され、
前記第二の接合材C22の第二のパネル2の端面からの突出高さC22hは、前記第一のパネル1の厚さ1tから前記第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅C22wは前記第一の接合材C21の突出高さC21hにほぼ等しい寸法に設定され、
前記第一の接合材C21の側面と前記第二の接合材C22の先端面とが当接し、かつ前記第一のパネル1の端面と前記第二の接合材C22の側面とが当接されていること
を特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、第一の接合材C21の第一のパネル1の端面からの突出高さC21hは、第二のパネル3の厚さ3tより小さい寸法に設定されるとともに、幅C21wは第一のパネルの厚さ1tより小さい寸法に設定され、第二の接合材C22の第二のパネル3の端面からの突出高さC22hは、第一のパネル1の厚さ1tから第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅C22wは第一の接合材C21の突出高さC21hにほぼ等しい寸法に設定されているので、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とのほぼ全幅を当接させ、かつ第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とのほぼ全幅を当接させることができる。
【0008】
そしてこの状態で、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合するとともに、第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(羽子板ボルト)T2で接合することで、第一のパネルと第二のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
ここで、上記接合具としては、釘、ボルト、接着剤などを適宜選択して使用することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、例えば図15に示すように、請求項1に記載のパネル相互間の接合構造において、
前記第二のパネル3に取り付けられたボルト(羽子板ボルト)T2が、前記第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に設けられたボルト孔C21c,C22cに挿通されて、この前記第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に締結されていること
を特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、第二のパネル3に取り付けられたボルト(羽子板ボルト)T2が、第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に設けられたボルト孔C21c,C22cに挿通されて、この第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に締結されているので、第一のパネル1と第二のパネル3との接合強度を高くすることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、例えば図6、図14(図7、図17)に示すように、矩形状の枠体1a(3a)とこの枠体1a(3a)の片面または両面に取り付けられた面材1d,1e(3d,3e)とを備えた、互いに厚さ1t,1t(3t,3t)が等しい第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)とをほぼ同一平面状に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の端面からの突出高さP1h,P1h(P41h,P42h)が互いにほぼ等しい第三の接合板P1(P41)と第四の接合板P1(P42)とが、該第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の片面と面一になるように突設されているとともに、
前記第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、幅C1wが前記第三のパネル1(3)の厚さ1t(3t)から前記第三の接合板P1(P41)の厚さP1t(P41)tと第四の接合板P1(P42)の厚さ板P1t(P42t)とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材C1(C4)と第四の接合材C1(C4)とが、その側面が前記第三の接合板P1(P41)の側面又は第四の接合板P1(P42)の側面と当接する状態に突設され、
前記第三の接合材C1(C4)の第三のパネル1(3)の端面からの突出高さC1h(C4h)と、前記第四の接合材C1(C4)の第四のパネル1(3)の端面からの突出長さC1h(C4h)の和は、前記第三の接合板P1(P41)の突出高さP1h(P41h)にほぼ等しく設定され、
前記第三の接合材C1(C4)の先端面と前記第四の接合材C1(C4)の先端面とが当接するとともに、前記第三の接合材C1(C4)の側面と前記第四の接合板P1(P42)の側面とが、また前記第四の接合材C1(C4)の側面と前記第三の接合板P1(P41)の側面とが当接されていること
を特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の端面からの突出高さP1h,P1h(P41h,P42h)が互いにほぼ等しい第三の接合板P1(P41)と第四の接合板P1(P42)とが、第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の片面と面一になるように突設されているとともに、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、幅C1wが第三のパネル1(3)の厚さ1t(3t)から第三の接合板P1(P41)の厚さP1t(P41)tと第四の接合板P1(P42)の厚さ板P1t(P42t)とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材C1(C4)と第四の接合材C1(C4)とが、その側面が第三の接合板P1(P41)の側面又は第四の接合板P1(P42)の側面と当接する状態に突設され、第三の接合材C1(C4)の第三のパネル1(3)の端面からの突出高さC1h(C4h)と、第四の接合材C1(C4)の第四のパネル1(3)の端面からの突出長さC1h(C4h)の和は、第三の接合板P1(P41)の突出高さP1h(P41h)にほぼ等しく設定されているので、第三の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第三の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第四の接合板P1(P42)の側面に、また第四の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第三の接合板P1(P41)の側面に当接させることができる。
【0013】
そしてこの状態で、第三の接合材C1(C4)の側面と第四の接合板P1(P42)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合するとともに、第四の接合材C1(C4)の側面と第三の接合板P1(P41)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
ここで、上記接合具としては、釘、ボルト、接着剤などを適宜選択して使用することができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、例えば図8、図20に示すように、矩形状の枠体6aとこの枠体6aの片面または両面に取り付けられた面材6d,6eとを備えた、互いに厚さ6t,6tが等しい第三のパネル6と第四のパネル6とをほぼ同一平面状に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第三のパネル6と第四のパネル6との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル6の厚さ6tより小さい幅C7wに形成された第三の接合材C7と、これと同一幅C7wに形成された第四の接合材C7とが、該第三のパネル6又は第四のパネル6の片面と面一になるように突設され、
前記第三の接合材C7の前記第四のパネル6の面と面一でない側の面には、厚さP7tが前記第三のパネル6の厚さ6tから前記第三の接合材C7の幅C7wを減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネル6の端面からの突出高さP7hが前記第三の接合材C7の突出高さC7hと第四の接合材C7の突出高さC7hとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板P7が取り付けられ、
前記第三の接合材C7の先端面と前記第四の接合材C7の先端面とが当接し、かつ前記第四の接合材C7の側面と前記第五の接合板P7の側面とが当接されていること
を特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、第三のパネル6と第四のパネル6との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル6の厚さ6tより小さい幅C7wに形成された第三の接合材C7と、これと同一幅C7wに形成された第四の接合材C7とが、該第三のパネル6又は第四のパネル6の片面と面一になるように突設され、第三の接合材C7の第四のパネル6の面と面一でない側の面には、厚さP7tが第三のパネル6の厚さ6tから第三の接合材C7の幅C7wを減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネル6の端面からの突出高さP7hが第三の接合材C7の突出高さC7hと第四の接合材C7の突出高さC7hとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板P7が取り付けられているので、第三の接合材C7の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C7の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第四の接合材C7の側面のほぼ全幅を第五の接合板P7の側面に当接させることができる。
【0016】
そしてこの状態で、第四の接合材C7の側面と第五の接合板P7の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル6と第四のパネル6とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
ここで、上記接合具としては、釘、ボルト、接着剤などを適宜選択して使用することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、例えば図14、図17、図20に示すように、請求項3又は4に記載のパネル相互間の接合構造において、
前記第三の接合材C1(C4,C7)と第四の接合材C1(C4,C7)との少なくとも一方の先端面には、シーリング材(気密シール材)Sが取り付けられていること
を特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、互いに突き合わされる第三の接合材C1(C4,C7)と第四の接合材C1(C4,C7)との少なくとも一方の先端面には、シーリング材(気密シール材)Sが取り付けられているので、第三のパネル1(3,6)と第四のパネル1(3,6)との間の気密性能や防水性能を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態のパネル相互間の接合構造は、図6、図7、図8にそれぞれ示す床パネル1(2)、壁パネル3(4,5)、屋根パネル6(7)を互いに組み付けるパネル工法によって構築される建物A(図1参照)の、パネル相互間の接合に適用されるものである。
【0020】
建物Aの基礎は、図1に示すように、ブロック状の独立基礎11の上にH形鋼からなる基礎梁12が架設されて構成されている。建物Aの基礎伏図を図2に示す。基礎梁12により構成される枠体の内部には、丸鋼からなる水平ブレースが取り付けられている。
【0021】
また、図3〜図5に、建物Aの平面図、小屋伏図、屋根伏図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、建物Aは、基礎梁12の上面に床パネル1,2が敷き詰められ、その上に壁パネル3〜5が立設されて、この壁パネル3〜5の間にH形鋼からなる大梁21と集成材からなる小梁22とが架設され、さらにその上に屋根パネルが敷き詰められ、この状態で各部材が互いに固定されて構築されている。
【0022】
大梁21は、壁パネル3(5)の上端部に補強合板23を介して固定された梁受金物21A(図21参照)によって支持されている。
小梁22は、壁パネル3(5)の上端部に補強合板23を介して固定された梁受金物22A(図22参照)、及び大梁21に設けられた梁受部22Bとによって支持されている。
【0023】
各部材相互間の固定状況の概略を、図9〜図13に示す。図中、J1〜J8が、パネル1〜7相互間の接合部である。
【0024】
各パネル1(2),3(4,5),6(7)は、図6、図7、図8にそれぞれ示すように、矩形状の枠体1a(3a,6a)の内部に補強桟材1b,1c(3b,3c)(6b,6c)を組み付け、この枠体1a(3a,6a)と補強桟材1b,1c(3b,3c)(6b,6c)との間に発泡ポリスチレンからなる断熱材Iを装填した上で、枠体1a(3a,6a)の両面に面材1d,1e(3d,3e)(6d,6e)とを取り付けて、その概略が構成されている。
【0025】
床パネル1(2)では、高さが123mmの枠体1aの上面と下面とにそれぞれ24mm、5mmの合板が取り付けられ、厚さ1tは152mmである。
壁パネル3(4,5)では、高さが110mmの枠体3aの両面にそれぞれ5mmの合板が取り付けられ、厚さ3tは120mmである。
屋根パネル6(7)では、高さが123mmの枠体6aの上面と下面とにそれぞれ12mm、5mmの合板が取り付けられ、厚さ1tは140mmである。
【0026】
また、床パネル1(2)の、建物Aの外周面に位置する辺以外の端面には、図6、図14に示すように、床パネル1の端面からの突出高さP1h(=82mm)、厚さP1t(=12mm)の(第三の/第四の)接合板P1,P1が、床パネル1の面材1d又は1eの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
これとともに、床パネル1の端面からの突出高さC1h(=44mm)、幅C1w(=128mm)の(第三の/第四の)接合材C1,C1が、その側面が(第三の/第四の)接合板P1の側面と当接する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0027】
また、床パネル1(2)の、建物Aの外周面に位置する辺の端面には、図15に示すように、床パネル1の端面からの突出高さC21h(=63mm)、幅C21w(=90mm)の(第一の)接合材C21が、床パネル1の面材1eの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0028】
壁パネル3(4,5)の、建物Aの隅角に位置する辺以外の側端面には、図7、図17に示すように、壁パネル3の側端面からの突出高さC4h(=44mm)、幅C1w(=128mm)の(第三の/第四の)接合材C4,C4が、その側面が壁パネル3の面材1d又は1eの表面より(第三の/第四の)接合板P1,P1の厚さP41t,P42t(=12mm)だけ壁パネル3の内側に位置する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
これとともに、壁パネル3の側端面からの突出高さP41h,P42h(=82mm)、厚さP41t,P42t(=12mm)の(第三の/第四の)接合板P41,P42が、面材1d又は1eの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。接合板P41の高さP41Hは74mmであり、壁パネル3の側端面と接合板P41との間には、8mmの隙間が設けられている。
【0029】
また、壁パネル4,5の、建物Aの隅角に位置する辺の側端面には、図18に示すように、壁パネル3の側端面からの突出高さC5h(=120mm)、幅C5w(=75mm)の接合材C5が、その側面が壁パネル3の面材1dの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0030】
また、壁パネル3(4,5)の下端面には、図7,図15に示すように、壁パネル3との下端面からの突出高さC22h(=62mm)、幅C21w(=63mm)の(第二の)接合材C22が、壁パネル3の面材3dの表面より12mmだけ壁パネル3の内側に位置する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。接合材C22の側面には、壁パネル3(4,5)の下端面に接するように、接合板P22(高さ99mm、厚さ12mm)が接着剤と釘とによって取り付けられている。
【0031】
また、壁パネル3(4,5)の上端面には、図7,図19(又は図21)に示すように、壁パネル3との上端面からの突出高さC6h(C8h)(=146mm)、幅C6w(C8w)(=75mm)の接合材C6(C8)が、壁パネル3の面材3dの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0032】
壁パネル3の側端面に取り付けられた接合材C4(C5)には、図15、図19、図21に示すように、羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を取り付けるための溝C4cが刻設されている。
また、壁パネル3の下端面及び上端面に取り付けられた接合材C21,C6,C8には、図15、図19、図21に示すように、羽子板ボルトのボルト軸部を挿通させるための溝C21c,C6c,C8cが刻設されている。
【0033】
また、屋根パネル6(7)の、建物Aの外周面に位置する辺以外の端面には、図8、図20に示すように、屋根パネル6の端面からの突出高さP7h(=82mm)、厚さP7t(=12mm)の(第五の)接合板P7が、屋根パネル6の面材1dの表面と面一になる状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
これとともに、屋根パネル6の端面からの突出高さC7h(=44mm)、幅C7w(=128mm)の(第三の/第四の)接合材C7が、その側面が接合板P7の側面と当接する状態に接着剤と釘(図示省略)とによって取り付けられている。
【0034】
また、各パネル1(2),3(4,5),6(7)の屋外側面には、図9〜図22に示すように、外装材であるカラー鋼板Eが取り付けられている。また、壁パネル3(4,5)と屋根パネル6(7)の屋内側の面には、内装材であるカラー珪酸カルシウム板が取り付けられている。
【0035】
図9〜図13中における、部材(パネル)相互間の接合部J1〜J9の構造の詳細を、図14〜図22を参照して説明する。
【0036】
接合部J1においては、図14に示すように、基礎梁12にボルトT1で固定された基礎結合材13(幅120mm、高さ45mm)の上面において、二枚の床パネル1,1が互いに平面状に接合されている。
具体的には、左側の床パネル(第三のパネル)1に取り付けられた(第三の)接合材C1の先端面と、右側の床パネル(第四のパネル)1に取り付けられた(第四の)接合材C1の先端面とが押しつけられて、この先端面に予め取り付けられた気密シール材(シーリング材)Sによって接合材C1,C1の間が密閉されるとともに、左側の(第三の)接合材C1の側面と右側の(第四の)接合材P1の側面とが、また右側の(第四の)接合材C1の側面と左側の(第三の)接合板P1の側面とが密接する状態に、これら二枚の床パネル1,1を並べて配置する(図14(b)参照)。
そして、互いに当接する接合材C1と接合板P1との当接面に対して垂直向きに接合具(スクリュー釘)Nを打ち込むことで、床パネル1,1相互間の接合部J1が構成されている。
【0037】
接合部J2においては、図15に示すように、基礎梁12にボルトT1で固定された基礎結合材13(幅120mm、高さ45mm)の上面において、床パネル1(2)と壁パネル3(4,5)とが互いに直角に接合されている。
具体的には、床パネル(第一のパネル)1に取り付けられた(第一の)接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とが密接し、かつ床パネル1の端面と壁パネル(第二のパネル)3に取り付けられた(第二の)接合材C22の側面とが密接する状態に、これら床パネル1と壁パネル3とを配置する(図15(b)参照)。壁パネル3の側面に取り付けられた接合材C4の溝部C4cには、羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を固定し、ボルト軸部を接合材21,C22の溝部C21c,C22cに挿通させる。
そして、互いに当接する接合材C21と接合材C22との当接面に対して垂直向きに、壁パネル3、床パネルに取り付けられた接合材C21、基礎梁12、基礎結合材13を羽子板ボルトT2で一体に締結する。
また、基礎接合材13に予め取り付けられた接合板P21(高さ90mm、厚さ12mm)及び壁パネル3に取り付けられた接合板P22と、床パネル1に取り付けられた接合材C21とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合板P21,P22の側面にカラー合板Eを取り付けて、床パネル1と壁パネル3との接合部J2が構成されている。
【0038】
接合部J3においては、図16に示すように、基礎梁12にボルトT1で固定された基礎結合材13(幅120mm、高さ45mm)の上面において、床パネル1(2)と、間仕切用の壁パネル8とが互いに直角に接合されている。
具体的には、床パネル1の上面に、テーパ付きの床上接合材(高さ45mm、幅66mm)C31をスクリュー釘Nで取り付ける。壁パネル8の厚さは90mmに形成されており、その下端面中央に接合材(高さ45mm、幅66mm)C32が釘及び接着剤(図示省略)で固定され、この接合材C32の両側面に接合板(高さ90mm、厚さ12mm)P3が釘及び接着剤で接合されている。
そして、壁パネル8を、その接合板P3の間に床上接合材C31を嵌め込むように垂直に建て込み、床上結合材C31と接合板P3とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合板P3の側面に珪酸カルシウム板Wを取り付けて、床パネル1と間仕切用の壁パネル8との接合部J3が構成されている。
【0039】
接合部J4においては、図17に示すように、二枚の壁パネル3,3が互いに平面状に接合されている。
具体的には、左側の壁パネル(第三のパネル)3に取り付けられた(第三の)接合材C4の先端面と、右側の床パネル(第四のパネル)3に取り付けられた(第四の)接合材C4の先端面とが押しつけられて、この先端面に予め取り付けられた気密シール材(シーリング材)Sによって接合材C4,C4の間が密閉されるとともに、左側の(第三の)接合材C4の側面と右側の(第四の)接合材P4の側面とが、また右側の(第四の)接合材C4の側面と左側の(第三の)接合板P4の側面とが密接する状態に、これら二枚の床パネル3,3が並べて配置される。そして、互いに当接する接合材C4と接合板P4との当接面に対して垂直向きに接合具(スクリュー釘)Nを打ち込んで固定する。
さらに、屋外側の接合板P41の側面にカラー合板Eを取り付けるとともに、屋内側の接合板P42の側面に珪酸カルシウム板Wを取り付けて、壁パネル3,3相互間の接合部J4が構成されている。
【0040】
接合部J5においては、図18に示すように、二枚の壁パネル4,5が互いに直角に接合されている。
具体的には、壁パネル4に取り付けられた、壁パネル4の側端面からの突出高さC5h(=120mm)、幅C5w(=75mm)の接合材C5の側面と壁パネル5の側端面とが密接する状態に、これら壁パネル4,5を配置する(図18(b)参照)。そして、壁パネル4に取り付けられた接合材C5と壁パネル5とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合材C5の側面にブチルテープTを貼着した上で、カラー合板Eを取り付けて、床パネル1と壁パネル3との接合部J5が構成されている。
【0041】
接合部J6においては、図19に示すように、壁パネル3と屋根パネル7とが互いに直角に接合されている。
具体的には、壁パネル3に取り付けられた、壁パネル3の上端面からの突出高さC6h(=146mm)、幅C6w(=75mm)の接合材C6の側面と屋根パネル7の側端面とが密接する状態に、これら壁パネル3と屋根パネル7とを配置する(図19(b)参照)。
そして、壁パネル3の上端面に取り付けられた調整材F、接合材C6の溝部Fc,C6c上方にボルト締結用の孔Tcを穿孔した上で、壁パネル3の側面に取り付けられた接合材C4の溝部C4cに羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を固定し、ボルト軸部を接合材C6、調整材Fの溝部C6c,Fcに挿通させる。
次いで、互いに当接する壁パネル3の上端面と屋根パネル7の下面との当接面に対して垂直向きに、壁パネル3、壁パネル3に取り付けられた接合材C6、屋根パネル7を羽子板ボルトT2で一体に締結する。
また、壁パネル3に取り付けられた接合材C6と屋根パネル7とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合材C6の側面にブチルテープTを貼着した上で、カラー合板Eを取り付けて、壁パネル3と屋根パネル7との接合部J6が構成されている。
【0042】
接合部J7においては、図20に示すように、二枚の屋根パネル6,6が互いに平面状に接合されている。
具体的には、左側の屋根パネル(第三のパネル)6に取り付けられた(第三の)接合材C7の先端面と、右側の屋根パネル(第四のパネル)6に取り付けられた(第四の)接合材C7の先端面とが押しつけられて、この先端面に予め取り付けられた気密シール材(シーリング材)Sによって接合材C7,C7の間が密閉されるとともに、(第五の)接合板P7の側面と右側の(第四の)接合材C7の側面とが密接する状態に、これら二枚の屋根パネル6,6が並べて配置される。そして、互いに当接する接合材C7と接合板P7との当接面に対して垂直向きに接合具(スクリュー釘)Nを打ち込んで固定する。
このようにして、屋根パネル7相互間の接合部J7が構成されている。
【0043】
接合部J8においては、図21に示すように、壁パネル3と屋根パネル6とが互いに直角に接合されている。
具体的には、壁パネル3に取り付けられた、壁パネル3の上端面からの突出高さC8h(=146mm)、幅C8w(=75mm)の接合材C8の側面と屋根パネル6の側端面とが密接する状態に、これら壁パネル3と屋根パネル6とを配置する(図19(b)参照)。
そして、壁パネル3の上端面に取り付けられた接合材C8の溝部C8c上方にボルト締結用の孔Tcを穿孔した上で、壁パネル3の側面に取り付けられた接合材C4の溝部C4cに羽子板ボルト(ボルト)T2のプレート部を固定し、ボルト軸部を接合材C8の溝部C8cに挿通させる。
次いで、互いに当接する壁パネル3の上端面と屋根パネル6の下面との当接面に対して垂直向きに、壁パネル3、壁パネル3に取り付けられた接合材C8、屋根パネル6を羽子板ボルトT2で一体に締結する。
また、壁パネル3に取り付けられた接合材C8と屋根パネル7とを、それらの当接面に対して垂直向きにスクリュー釘Nを打ち込んで固定する。
さらに、接合材C8の側面にブチルテープTを貼着した上で、カラー合板Eを取り付けて、壁パネル3と屋根パネル6との接合部J8が構成されている。
【0044】
接合部J9においては、図22に示すように、集成材からなる小梁22に、その上に載置された屋根パネル6(7)がスクリュー釘Nで固定接合されている。
以上のようにして、建物Aの各接合部J1〜J9が構成されている。
【0045】
本実施の形態に記載のパネル相互間の接合構造によれば、第一の接合材C21の第一のパネル1の端面からの突出高さC21hは、第二のパネル3の厚さ3tより小さい寸法に設定されるとともに、幅C21wは第一のパネルの厚さ1tより小さい寸法に設定され、第二の接合材C22の第二のパネル3の端面からの突出高さC22hは、第一のパネル1の厚さ1tから第一の接合材C21の幅C21wを減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅C22wは第一の接合材C21の突出高さC21hにほぼ等しい寸法に設定されているので、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とのほぼ全幅を当接させ、かつ第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とのほぼ全幅を当接させることができる。
【0046】
そしてこの状態で、第一の接合材C21の側面と第二の接合材C22の先端面とを、その当接面に垂直な方向にスクリュー釘Nで接合するとともに、第一のパネル1の端面と第二の接合材C22の側面とを、その当接面に垂直な方向に羽子板ボルトT2で接合することで、第一のパネルと第二のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0047】
また、第二のパネル3に取り付けられた羽子板ボルトT2が、第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に設けられたボルト孔C21c,C22cに挿通されて、この第一の接合材C21と第二の接合材C22、及び/又は第一のパネル1に締結されているので、第一のパネル1と第二のパネル3との接合強度を高くすることができる。
【0048】
また、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の端面からの突出高さP1h,P1h(P41h,P42h)が互いにほぼ等しい第三の接合板P1(P41)と第四の接合板P1(P42)とが、第三のパネル1(3)又は第四のパネル1(3)の片面と面一になるように突設されているとともに、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)との端面にはそれぞれ、幅が第三のパネル1(3)の厚さ1t(3t)から第三の接合板P1(P41)の厚さP1t(P41)tと第四の接合板P1(P42)の厚さ板P1t(P42t)とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材C1(C4)と第四の接合材C1(C4)とが、その側面が第三の接合板P1(P41)の側面又は第四の接合板P1(P42)の側面と当接する状態に突設され、第三の接合材C1(C4)の第三のパネル1(3)の端面からの突出高さC1h(C4h)と、第四の接合材C1(C4)の第四のパネル1(3)の端面からの突出長さC1h(C4h)の和は、第三の接合板P1(P41)の突出高さP1h(P41h)にほぼ等しく設定されているので、第三の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C1(C4)の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第三の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第四の接合板P1(P42)の側面に、また第四の接合材C1(C4)の側面のほぼ全幅を第三の接合板P1(P41)の側面に当接させることができる。
【0049】
そしてこの状態で、第三の接合材C1(C4)の側面と第四の接合板P1(P42)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合するとともに、第四の接合材C1(C4)の側面と第三の接合板P1(P41)の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル1(3)と第四のパネル1(3)とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0050】
また、第三のパネル6と第四のパネル6との端面にはそれぞれ、これら第三のパネル6の厚さ6tより小さい幅C7wに形成された第三の接合材C7と、これと同一幅C7wに形成された第四の接合材C7とが、該第三のパネル6又は第四のパネル6の片面と面一になるように突設され、第三の接合材C7の第四のパネル6の面と面一でない側の面には、厚さP7tが第三のパネル6の厚さ6tから第三の接合材C7の幅C7wを減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネル6の端面からの突出高さP7hが第三の接合材C7の突出高さC7hと第四の接合材C7の突出高さC7hとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板P7が取り付けられているので、第三の接合材C7の先端面のほぼ全幅と第四の接合材C7の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第四の接合材C7の側面のほぼ全幅を第五の接合板P7の側面に当接させることができる。
【0051】
そしてこの状態で、第四の接合材C7の側面と第五の接合板P7の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具(スクリュー釘)Nで接合することで、第三のパネル6と第四のパネル6とを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0052】
また、互いに突き合わされる第三の接合材C1(C4,C7)と第四の接合材C1(C4,C7)との少なくとも一方の先端面には、シーリング材(気密シール材)Sが取り付けられているので、第三のパネル1(3,6)と第四のパネル1(3,6)との間の気密性能や防水性能を高めることができる。
【0053】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
また、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることはもちろんである。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、第一の接合材の第一のパネルの端面からの突出高さは、第二のパネルの厚さより小さい寸法に設定されるとともに、幅は第一のパネルの厚さより小さい寸法に設定され、第二の接合材の第二のパネルの端面からの突出高さは、第一のパネルの厚さから第一の接合材の幅を減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅は第一の接合材の突出高さにほぼ等しい寸法に設定されているので、第一の接合材の側面と第二の接合材の先端面とのほぼ全幅を当接させ、かつ第一のパネルの端面と第二の接合材の側面とのほぼ全幅を当接させることができる。
【0055】
そしてこの状態で、第一の接合材の側面と第二の接合材の先端面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合するとともに、第一のパネルの端面と第二の接合材の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合することで、第一のパネルと第二のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0056】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、第二のパネルに取り付けられたボルトが、第一の接合材と第二の接合材、及び/又は第一のパネルに設けられたボルト孔に挿通されて、この第一の接合材と第二の接合材、及び/又は第一のパネルに締結されているので、第一のパネルと第二のパネルとの接合強度を高くすることができる。
【0057】
請求項3記載の発明によれば、第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、これら第三のパネル又は第四のパネルの端面からの突出高が互いにほぼ等しい第三の接合板と第四の接合板とが、第三のパネル又は第四のパネルの片面と面一になるように突設されているとともに、第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、幅が第三のパネルの厚さから第三の接合板の厚さと第四の接合板の厚さ板とを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材と第四の接合材とが、その側面が第三の接合板の側面又は第四の接合板の側面と当接する状態に突設され、第三の接合材の第三のパネルの端面からの突出高さと、第四の接合材の第四のパネルの端面からの突出長さの和は、第三の接合板の突出高さにほぼ等しく設定されているので、第三の接合材の先端面のほぼ全幅と第四の接合材の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第三の接合材の側面のほぼ全幅を第四の接合板の側面に、また第四の接合材の側面のほぼ全幅を第三の接合板の側面に当接させることができる。
【0058】
そしてこの状態で、第三の接合材の側面と第四の接合板の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合するとともに、第四の接合材の側面と第三の接合板の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合することで、第三のパネルと第四のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0059】
請求項4記載の発明によれば、第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、これら第三のパネルの厚さより小さい幅に形成された第三の接合材と、これと同一幅形成された第四の接合材とが、該第三のパネル又は第四のパネルの片面と面一になるように突設され、第三の接合材の第四のパネルの面と面一でない側の面には、厚さが第三のパネルの厚さから第三の接合材の幅を減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネルの端面からの突出高さが第三の接合材の突出高さと第四の接合材の突出高さとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板が取り付けられているので、第三の接合材の先端面のほぼ全幅と第四の接合材の先端面のほぼ全幅とを当接させ、かつ第四の接合材の側面のほぼ全幅を第五の接合板P7の側面に当接させることができる。
【0060】
そしてこの状態で、第四の接合材の側面と第五の接合板の側面とを、その当接面に垂直な方向に接合具で接合することで、第三のパネルと第四のパネルとを所定の相互位置からズレることなく、かつ強固に接合することができる。
【0061】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、互いに突き合わされる第三の接合材と第四の接合材との少なくとも一方の先端面には、シーリング材が取り付けられているので、第三のパネルと第四のパネルとの間の気密性能や防水性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル相互間の接合構造を適用して構築された建物の一例を示す側面図である。
【図2】図1に示す建物の基礎伏図である。
【図3】図1に示す建物の平面図である。
【図4】図1に示す建物の小屋伏図である。
【図5】図1に示す建物の屋根伏図である。
【図6】本発明に係るパネル相互間の接合構造によって接合されるパネルの一例を示す図である。
【図7】本発明に係るパネル相互間の接合構造によって接合されるパネルの他の一例を示す図である。
【図8】本発明に係るパネル相互間の接合構造によって接合されるパネルのさらに他の一例を示す図である。
【図9】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図10】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図11】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す横断面図である。
【図12】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図13】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図14】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す拡大断面図である。
【図15】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す拡大断面図である。
【図16】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図17】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す拡大断面図である。
【図18】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図19】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図20】図1に示す建物における、本発明に係るパネル相互間の接合構造の適用箇所を示す縦断面図である。
【図21】図1に示す建物における、パネル相互間の接合状況を示す縦断面図である。
【図22】図1に示す建物における、パネルの固定状況を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,2 (第一の/第三の/第四の)パネル(床パネル)
3〜5 (第二の/第三の/第四の)パネル(壁パネル)
6,7 (第三の/第四の)パネル(屋根パネル)
C1,C4,C7 (第三の/第四の)接合材
C1h,C4h,C7h (第三の/第四の)接合材の突出高さ
C1w,C4w,C7w (第三の/第四の)接合材の幅
C21 (第一の)接合材
C21h (第一の)接合材の突出高さ
C21w (第一の)接合材の幅
C22 (第二の)接合材
C22h (第二の)接合材の突出高さ
C22w (第二の)接合材の幅
P1 (第三の/第四の)接合板
P1h (第三の/第四の)接合板の突出高さ
P1w (第三の/第四の)接合板の幅
P41 (第三の)接合板
P41h (第三の)接合板の突出高さ
P41w (第三の)接合板の幅
P42 (第四の)接合板
P42h (第四の)接合板の突出高さ
P42w (第四の)接合板の幅
P7 (第五の)接合板
P7h (第五の)接合板の突出高さ
P7w (第五の)接合板の幅
t2 ボルト(羽子板ボルト)
S シーリング材(気密シール材)
Claims (5)
- 矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えた第一のパネルと第二のパネルとを互いにほぼ直角に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第一のパネルと第二のパネルとの端面にはそれぞれ、第一の接合材と第二の接合材とが、該第一のパネル又は第二のパネルの一方の面と面一になるように突設され、
前記第一の接合材の第一のパネルの端面からの突出高さは、前記第二のパネルの厚さより小さい寸法に設定されるとともに、幅は前記第一のパネルの厚さより小さい寸法に設定され、
前記第二の接合材の第二のパネルの端面からの突出高さは、前記第一のパネルの厚さから前記第一の接合材の幅を減じた寸法にほぼ等しく設定され、幅は前記第一の接合材の突出高さにほぼ等しい寸法に設定され、
前記第一の接合材の側面と前記第二の接合材の先端面とが当接し、かつ前記第一のパネルの端面と前記第二の接合材の側面とが当接されていること
を特徴とするパネル相互間の接合構造。 - 請求項1に記載のパネル相互間の接合構造において、
前記第二のパネルに取り付けられたボルトが、前記第一の接合材と第二の接合材、及び/又は第一のパネルに設けられたボルト孔に挿通されて、この前記第一の接合材と第二の接合材、及び/又は第一のパネルに締結されていること
を特徴とするパネル相互間の接合構造。 - 矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えた、互いに厚さが等しい第三のパネルと第四のパネルとをほぼ同一平面状に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、これら第三のパネル又は第四のパネルの端面からの突出高さが互いにほぼ等しい第三の接合板と第四の接合板とが、該第三のパネル又は第四のパネルの片面と面一になるように突設されているとともに、
前記第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、幅が前記第三のパネルの厚さから前記第三の接合板の厚さと第四の接合板の厚さとを減じた寸法にほぼ等しく設定された第三の接合材と第四の接合材とが、その側面が前記第三の接合板の側面又は第四の接合板の側面と当接する状態に突設され、
前記第三の接合材の第三のパネルの端面からの突出高さと、前記第四の接合材の第四のパネルの端面からの突出長さの和は、前記第三の接合板の突出高さにほぼ等しく設定され、
前記第三の接合材の先端面と前記第四の接合材の先端面とが当接するとともに、前記第三の接合材の側面と前記第四の接合板の側面とが、また前記第四の接合材の側面と前記第三の接合板の側面とが当接されていること
を特徴とするパネル相互間の接合構造。 - 矩形状の枠体とこの枠体の片面または両面に取り付けられた面材とを備えた、互いに厚さが等しい第三のパネルと第四のパネルとをほぼ同一平面状に接合するパネル相互間の接合構造であって、
前記第三のパネルと第四のパネルとの端面にはそれぞれ、これら第三のパネル及び前記第四のパネルの厚さより小さい幅に形成された第三の接合材と、これと同一幅に形成された第四の接合材とが、該第三のパネル又は第四のパネルの片面と面一になるように突設され、
前記第三の接合材の前記第四のパネルの面と面一でない側の面には、厚さが前記第三のパネルの厚さから前記第三の接合材の幅を減じた寸法にほぼ等しく、第三のパネルの端面からの突出高さが前記第三の接合材の突出高さと第四の接合材の突出高さとの和にほぼ等しい寸法に設定された第五の接合板が取り付けられ、
前記第三の接合材の先端面と前記第四の接合材の先端面とが当接し、かつ前記第四の接合材の側面と前記第五の接合板の側面とが当接されていること
を特徴とするパネル相互間の接合構造。 - 請求項3又は4に記載のパネル相互間の接合構造において、
前記第三の接合材と第四の接合材との少なくとも一方の先端面には、シーリング材が取り付けられていること
を特徴とするパネル相互間の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208360A JP2004052279A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | パネル相互間の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208360A JP2004052279A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | パネル相互間の接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004052279A true JP2004052279A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31932529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002208360A Pending JP2004052279A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | パネル相互間の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004052279A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016118051A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | ミサワホーム株式会社 | 耐力パネルの接合構造 |
JP2019023395A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 株式会社竹中工務店 | ユニット構造物の施工方法 |
JP2021050467A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-04-01 | 積水ハウス株式会社 | 接合構造物及び接合構造物の施工方法 |
JP2022143673A (ja) * | 2021-03-18 | 2022-10-03 | ミサワホーム株式会社 | 躯体補強構造及び建物 |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208360A patent/JP2004052279A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016118051A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | ミサワホーム株式会社 | 耐力パネルの接合構造 |
JP2019023395A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 株式会社竹中工務店 | ユニット構造物の施工方法 |
JP2021050467A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-04-01 | 積水ハウス株式会社 | 接合構造物及び接合構造物の施工方法 |
JP7276038B2 (ja) | 2019-09-20 | 2023-05-18 | 積水ハウス株式会社 | 接合構造物及び接合構造物の施工方法 |
JP2022143673A (ja) * | 2021-03-18 | 2022-10-03 | ミサワホーム株式会社 | 躯体補強構造及び建物 |
JP7372276B2 (ja) | 2021-03-18 | 2023-10-31 | ミサワホーム株式会社 | 躯体補強構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070131308A1 (en) | Method of manufacturing a timber frame structural panel assembly, and timber frame structural panel assembly | |
JP3581426B2 (ja) | 木造建築物の構造材と床構造及び屋根構造並びにそれらを用いた構築工法 | |
JP2004052279A (ja) | パネル相互間の接合構造 | |
JP2001311239A (ja) | 木質パネルどうしの接合方法 | |
JP3192439B2 (ja) | 建築用構成部材の接合構造 | |
JP5436962B2 (ja) | 木造トラス建物 | |
JPH1171834A (ja) | 建築構造用部材および建築気密化方法 | |
JP2846380B2 (ja) | 石膏ボード貼パネルの接合方法 | |
JPH11141017A (ja) | ツーバイフォー用構造材、接続構造および土台金物 | |
JP2572478B2 (ja) | 無機面材貼りパネルの接合構造 | |
JP2000144891A (ja) | 建造物の新規な壁構造材及び該壁構造材を使用した壁建造方法 | |
JP3178939B2 (ja) | 建物ユニットの仮補強構造 | |
JP3119784B2 (ja) | 外壁パネル | |
JP4796683B2 (ja) | ユニット建物 | |
JP2021161620A (ja) | 耐力壁構造 | |
JPH09268658A (ja) | 柱頭柱脚接合構造及びユニット建物 | |
JP3352574B2 (ja) | 上下階ユニットの接合構造 | |
JP2837200B2 (ja) | 石膏ボード貼パネルの接合構造 | |
JPH03235870A (ja) | 石膏ボード貼りパネルの接合方法 | |
JPH0882030A (ja) | 艤装部品付き壁パネル及びその施工方法 | |
JPH05340029A (ja) | 合わせ梁 | |
JP2001336248A (ja) | 接合部を有する積層ダンボール構造パネルおよびその製造方法 | |
JP2839844B2 (ja) | 間仕切壁の構築方法及び間仕切壁用下地パネル | |
JP2006070507A (ja) | 金属製内壁枠、断熱内壁パネルの製造方法、及び内壁部の断熱・気密構造 | |
JPH11159146A (ja) | パネル工法用軸組の吊り込み治具及びその施工方法 |