JPH05338420A - ストラット式サスペンション - Google Patents

ストラット式サスペンション

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JPH05338420A
JPH05338420A JP17625192A JP17625192A JPH05338420A JP H05338420 A JPH05338420 A JP H05338420A JP 17625192 A JP17625192 A JP 17625192A JP 17625192 A JP17625192 A JP 17625192A JP H05338420 A JPH05338420 A JP H05338420A
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JP
Japan
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strut
axis
suspension
arm
carrier
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JP17625192A
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English (en)
Inventor
Akira Higuchi
明 樋口
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションアームに対するストラットの
支持剛性を向上させ、これにより車輌の操縦安定性を向
上させる。 【構成】 キャリア12と、サスペンションアーム18
と、上端にて車体に枢支され中間部にてキャリアに枢着
されたストラット30と、第一の軸線34の周りに枢動
可能にストラットの下端に連結され第二の軸線38の周
りに枢動可能にサスペンションアームの中間部に連結さ
れた中間リンク40とを有する。一方の軸線はサスペン
ションアームに沿って延在し、他方の軸線はサスペンシ
ョンアームの枢軸線16Aに平行に延在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細にはストラット式のサスペ
ンションに係る。
【0002】
【従来の技術】本願出願人と同一の出願人の出願にかか
る実開平1−68205号公報に記載されたサスペンシ
ョンの具体例として、例えば本願出願人であるトヨタ自
動車株式会社より平成3年6月に発行された「トヨタカ
ローラ新型解説書」に記載されたサスペンションが従来
より知られている。
【0003】このサスペンションは、図8に示されてい
る如く、車輪10を回転可能に支持するキャリア12
と、外端にてボールジョイント14によりキャリアに枢
着され内端にてジョイント16により図には示されてい
ない車体に枢支されたフロントアーム18と、外端にて
ボールジョイント20によりキャリアに枢着され内端に
てジョイント22により車体に枢支されたリヤアーム2
4と、上端にてアッパサポート26により車体に枢支さ
れ中間部にてボールジョイント28によりキャリアに枢
着されたストラット30と、外端にてジョイント32に
より実質的に車輌前後方向に延在する第一の軸線34の
周りに枢動可能にストラットの下端に連結され内端にて
ジョイント36により実質的に車輌前後方向に延在する
第二の軸線38の周りに枢動可能にフロントアームの中
間部に連結された中間リンク40とを有し、ストラット
30はショックアブソーバ42と、サスペンションスプ
リング44と、ショックアブソーバの下端に固定された
連結アーム46とを有している。かかるサスペンション
によれば、実質的にストラット式のサスペンションであ
りながらダブルウィッシュボーン式のサスペンションと
同等のアライメント変化を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述のストラッ
ト式サスペンションに於ては、車輌の加減速時等に於て
車輪10に前後力が作用すると、ストラット30はアッ
パサポート26とジョイント36とを結ぶ回転軸線の周
りに回転モーメントを受け、キャリア12の上端のボー
ルジョイント28はこの回転軸線の周りに揺動する。
【0005】しかるに中間リンク40は実質的にフロン
トアームに沿って水平に延在しているため、中間リンク
の外端、即ちジョイント32がブレーキ装置等と干渉す
ることを回避すべく中間リンクの内端、即ちジョイント
36をフロントアーム18の外端より離れた位置に設置
せざるを得ず、そのためアッパサポート26とジョイン
ト36とを結ぶ回転軸線とボールジョイント28との間
の距離を低減して該ボールジョイントの揺動量を低減す
ることが困難である。
【0006】また図8に示された従来のストラット式サ
スペンションに於ては、中間リンク40の両端のジョイ
ント32及び36の軸線は何れも実質的に車輌前後方向
に延在しており、これらのジョイントがブレーキ装置等
と干渉しないよう、中間リンクの両端はそれぞれフロン
トアーム18及び連結アーム46により片持ち支持され
且車輌前後方向に延在する短いシャフトによってフロン
トアームの中間部及び連結アームの下端に枢支された状
態にあり、そのためフロントアームに対するショックア
ブソーバの十分な支持剛性(アッパサポート26とジョ
イント36とを結ぶ回転軸線の周りの支持剛性)を確保
することが困難である。
【0007】従って上述の従来のストラット式サスペン
ションに於ては、車輌の加減速時等に於けるボールジョ
イント28の揺動量が比較的大きくなり易く、そのため
車輌の操縦安定性が不十分になり易いという問題があ
る。
【0008】本発明は、上述の従来のストラット式サス
ペンションに於ける上述の如き問題に鑑み、上述のスト
ラット式サスペンションの利点を生かしつつサスペンシ
ョンアームに対するストラットの支持剛性を向上させる
ことができ、これにより車輌の操縦安定性を向上させる
ことができるよう改良されたストラット式サスペンショ
ンを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、車輪を回転可能に支持するキャリアと、外
端にて前記キャリアに枢着され内端にて枢軸線の周りに
枢動可能に車体に枢支されたサスペンションアームと、
上端にて前記車体に枢支され中間部にて前記キャリアに
枢着されたストラットと、互いに上下方向に隔置された
第一及び第二の軸線を有し前記第一の軸線の周りに枢動
可能に前記ストラットの下端に連結され前記第二の軸線
の周りに枢動可能に前記サスペンションアームの中間部
に連結された中間リンクとを有し、前記第一及び第二の
軸線の一方は実質的に前記サスペンションアームに沿っ
て延在し、前記第一及び第二の軸線の他方は車輌の上方
より見て実質的に前記枢軸線に平行に延在するストラッ
ト式サスペンション、又は車輪を回転可能に支持するキ
ャリアと、外端にて前記キャリアに枢着され内端にて枢
軸線の周りに枢動可能に車体に枢支されたサスペンショ
ンアームと、上端にて前記車体に枢支され中間部にて前
記キャリアに枢着されたストラットと、互いに直交する
第一及び第二の軸線を有し前記第一の軸線の周りに枢動
可能に前記ストラットの下端に連結され前記第二の軸線
の周りに枢動可能に前記サスペンションアームの中間部
に連結されたユニバーサルジョイントとを有し、前記第
一及び第二の軸線の一方は実質的に前記サスペンション
アームに沿って延在し、前記第一及び第二の軸線の他方
は車輌の上方より見て実質的に前記枢軸線に平行に延在
するストラット式サスペンションによって達成される。
【0010】
【発明の作用】上述の如き構成によれば、ストラットの
下端及びサスペンションアームの中間部は、上述の前者
の構成に於ては互いに上下方向に隔置された第一及び第
二の軸線を有する中間リンクにより、また上述の後者の
構成に於ては互いに直交する第一及び第二の軸線を有す
るユニバーサルジョイントにより互いに枢動連結されて
おり、第一及び第二の軸線の一方は実質的にサスペンシ
ョンアームに沿って延在し、第一及び第二の軸線の他方
は車輌の上方より見て実質的にサスペンションアームの
枢軸線に平行に延在している。
【0011】従ってストラットの下端とサスペンション
アームの中間部とを枢動連結する中間リンクがサスペン
ションアームに沿って水平に延在する上述の従来の構造
の場合に比して、中間リンク又はユニバーサルジョイン
トとサスペンションアームとの間の枢点をサスペンショ
ンアームの外端に近付けることが可能であり、これによ
りストラットとキャリアとの間の枢点よりストラットの
回転軸線までの距離を低減することが可能であり、従っ
て従来の構造の場合にしてサスペンションアームに対す
るストラットの支持剛性が向上し、これにより車輌の操
縦安定性が向上する。
【0012】特に上述の二つの構成に於て第二の軸線が
実質的にサスペンションアームに沿って延在し第一の軸
線が実質的にサスペンションアームの枢軸線に平行に延
在する場合には、第一及び第二の軸線がこれとは逆の関
係にて延在する場合に比してサスペンションアームに対
する中間リンク自体の支持剛性を高くすることができ、
これによりサスペンションアームに対するストラットの
支持剛性を高くすることができる。
【0013】また上述の前者の構成によれば、第一の軸
線と第二の軸線との間の上下方向の距離を任意に設定す
ることができるので、上述の後者の構成の場合に比して
車輪のバウンド、リバウンドに伴うキャンバ変化の設定
の自由度を高くすることが可能であり、逆に上述の後者
の構成によれば、第一及び第二の軸線は互いに直交して
おり、これらは互いに上下方向に隔置されていないの
で、上述の前者の構成の場合に比して中間リンク自体の
弾性変形による捩れ量が少なく、前者の構成の場合に比
してサスペンションアームに対するストラットの支持剛
性を更に一層向上させることが可能である。
【0014】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実
施例について詳細に説明する。
【0015】
【実施例】図1は本発明によるストラット式サスペンシ
ョンの第一の実施例をスケルトン図として示す解図的斜
視図、図2は図1に示された第一の実施例の具体例を示
す斜視図、図3は図2に示された具体例に於ける連結ア
ームの下端と中間リンクの上端との間の連結部を示す拡
大平断面図である。図1及び図2に於て、図8に示され
た部分に対応する部分には図8に於て付された符号と同
一の符号が付されている。
【0016】図1及び図2に於て、12は車輪10を回
転可能に支持するキャリアを示しており、18及び24
は車輌の前後方向に互いに隔置されそれぞれ実質的に車
輌の横方向及び横方向に対し傾斜して実質的に水平に延
在するフロントアーム及びリヤアームを示している。フ
ロントアーム18は外端にてボールジョイント14によ
りキャリア10の下端に枢着され、内端にてボールジョ
イント又はゴムブッシュを含むジョイント16により実
質的に車輌前後方向に延在する枢軸線16Aの周りに枢
動可能に図には示されていない車体に枢支されている。
一方リヤアーム24は外端にてボールジョイント20に
よりキャリア10の下端に枢着され、内端にてゴムブッ
シュを含むジョイント22により図には示されていない
車体に枢支されている。ジョイント16と22との間の
距離はジョイント14と20との間の距離よりも遥かに
大きく、これによりアーム18及び24は内端より外端
へ向うにつれて互いに近づく方向へ延在している。
【0017】図2に示された具体例に於ては、ジョイン
ト22は実質的に上下方向に延在する枢軸線22Aを有
するゴムブッシュを含むジョイントであるが、枢軸線1
6Aはジョイント22の中心を通って延在しており、こ
れによりリヤアーム24は車輪10のバウンド、リバウ
ンドに伴いフロントアーム18と共に枢軸線16Aの周
りに枢動するようになっている。
【0018】また図1及び図2に於て、30は上端にて
アッパサポート26により車体に枢支されたストラット
を示している。ストラット30は実質的に上下方向に延
在するショックアブソーバ42と、アッパサポート26
に固定されたアッパシートとシリンダに固定されたロア
シートとの間に弾装されたサスペンションスプリング4
4(図1に於ては省略されている)と、中間部にてショ
ックアブソーバ42の下端に固定された連結アーム46
とを含んでいる。連結アーム46の外端はボールジョイ
ント28によりキャリア10の上端に枢着されており、
連結アーム46の内端(下端)はジョイント32A及び
32Bにより第一の軸線34の周りに枢動可能に中間リ
ンク40の上端に連結されている。中間リンク40の下
端はジョイント36A及び36Bにより第二の軸線38
の周りに枢動可能にフロントアーム18の中間部に連結
されている。
【0019】軸線34及び38は車輌の上方より見て実
質的に互いに直交するよう実質的に水平に延在してい
る。特に図示の第一の実施例に於ては、軸線38はフロ
ントアーム18より僅かに車輌前方側にて実質的にフロ
ントアーム18に沿って延在しており、軸線34は軸線
38より上方へ隔置された位置にて車輌の上方より見て
実質的に枢軸線16Aに平行に延在している。
【0020】図2及び図3に示された具体例に於ては、
フロントアーム18の中間部には車輌横方向へ互いに隔
置され車輌前方へ突出する一対のブラケット50が設け
られている。これらのブラケットの間には中間リンク4
0のスリーブ部52がスペーサ54を介して嵌め込ま
れ、中間リンク40はブラケット50、スリーブ部5
2、スペーサ54に挿通されたボルト56及びその先端
に螺合するナットにより軸線38の周りに枢動可能にフ
ロントアーム18に枢支されている。
【0021】図3に詳細に示されている如く、スリーブ
部52には軸線34に沿って延在する実質的に円筒状の
ソケット部58が一体的に設けられており、該ソケット
部内には支持軸60の軸受部60Aが配置されている。
ソケット部58と軸受部60Aとの間には減摩部材62
が配置されており、これによりソケット部58は支持軸
60により軸線34の周りに枢動自在に支持されてい
る。支持軸60はテーパ部60B及びねじ部60Cを有
し、テーパ部は連結アーム46の下端に設けられたテー
パ孔64に嵌め込まれており、ねじ部にはナット66が
螺合され、これにより支持軸60は連結アーム46の下
端に剛固に固定されている。
【0022】図4は本発明によるストラット式サスペン
ションの第二の実施例をスケルトン図として示す解図的
斜視図、図5は図4に示された第二の実施例の具体例を
示す斜視図である。尚図4及び図5に於て、図1及び図
2に示された部分に対応する部分にはこれらの図に於て
付された符号と同一の符号が付されている。
【0023】この実施例に於ては、連結アーム46の内
端(下端)はカルダンジョイント70によりフロントア
ーム18の中間部に枢動可能に連結されている。図示の
実施例に於ては、カルダンジョイント70は連結アーム
46の下端に一体に設けられたヨーク72と、フロント
アーム18の中間部に一体に設けられ車輌横方向に互い
に隔置された状態にて車輌前方且上方へ突出する一対の
ブラケット74と、これらのヨーク及びブラケットに設
けられた孔に先端部が回転自在に挿入された十字部材7
6とを有している。
【0024】図示の如く、十字部材76は互いに直交す
る第一の軸線34及び第二の軸線38を有している。軸
線34は車輌の上方より見て実質的にフロントアーム1
8の枢軸線16Aに平行に延在しており、軸線38は実
質的にフロントアーム18に平行に延在している。
【0025】かくして図示の各実施例によれば、図8に
示された従来のサスペンションの如く中間リンク40が
車輌横方向に延在する場合に比して中間リンク40又は
カルダンジョイント70をフロントアーム18の外端に
近い位置に設置することができ、これによりストラット
30の上端のジョイント26とジョイント36又はカル
ダンジョイント70の中心とを結ぶストラットの回転軸
線とボールジョイント28との間の距離を低減すること
ができるので、車輪10に前後力が作用する場合に於け
るストラットの回転軸線の周りのボールジョイント28
の揺動量を低減して車輌の操縦安定性を向上させること
ができる。
【0026】また図示の各実施例によれば、第二の軸線
38がフロントアーム18に沿って延在し、中間リンク
40の下端を支持する一対のブラケット50やカルダン
ジョイント70の十字部材76を支持する一対のブラケ
ット74はフロントアームに沿って互いに隔置された状
態にてフロントアームと一体に設けられているので、フ
ロントアームによる中間リンク40や十字部材76の支
持剛性が高く、このことによっても車輪10に前後力が
作用する場合に於けるストラットの回転軸線の周りのボ
ールジョイント28の揺動量を低減して車輌の操縦安定
性を向上させることができる。
【0027】またこれらの実施例に於て車輪10がバウ
ンド、リバウンドすると、これに伴ないキャリア12が
上下方向に変位しフロントアーム18及びリヤアーム2
4は枢軸線16Aの周りに上下に枢動するが、キャリア
12、フロントアーム18、中間リンク40、連結アー
ム46は互いに共働して四節リンクを構成しているの
で、前述の実開平1−68205号公報に記載されたサ
スペンションの場合と同様ダブルウィッシュボーン式の
サスペンションと同等のアライメント変化を確保するこ
とができる。
【0028】尚上述の各実施例に於ては、フロントアー
ム18が実質的に車輌横方向に延在し中間リンク40及
びカルダンジョイント70はフロントアームの中間部に
連結されているが、図示の各実施例の如くサスペンショ
ンアームがフロントアームとリヤアームとよりなってい
るがリヤアームが実質的に車輌横方向に延在する構成の
場合には、中間リンク40及びカルダンジョイント70
はリヤアームの中間部に連結されてよい。
【0029】また図1乃至図3に示された第一の実施例
に於ては、軸線38はフロントアーム18の車輌前方に
てフロントアームに沿って延在しているが、軸線38は
フロントアームの前方側にてフロントアームに対し僅か
に上方又は下方の位置にてフロントアームに平行に延在
していてもよい。また第一及び第二の実施例に於て軸線
38はフロントアームの車輌後方側にてフロントアーム
に平行に延在していてもよい。
【0030】更に図示の各実施例に於ては、第一の軸線
34が車輌の上方より見てフロントアーム18の枢軸線
16Aに平行に延在し、第二の軸線38がフロントアー
ムに沿って延在しているが、それぞれ第一及び第二の実
施例に対する修正例として図6及び図7に示された第三
及び第四の実施例に示されている如く、第一の軸線34
がフロントアーム18に沿って延在し、第二の軸線38
が車輌の上方より見てフロントアームの枢軸線16Aに
平行に延在するよう構成されてもよい。
【0031】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0032】例えばリヤアーム24の外端はボールジョ
イント20によりフロントアーム18の外端近傍に枢着
されてもよく、アーム18及び24は一つの所謂A型ア
ーム又はI型アームに置換えられてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、ストラットの下端とサスペンションアーム
の中間部とを枢動連結する中間リンクがサスペンション
アームに沿って水平に延在する従来の構造の場合に比し
て、中間リンク又はユニバーサルジョイントとサスペン
ションアームとの間の枢点をサスペンションアームの外
端に近付けることができ、これによりストラットとキャ
リアとの間の枢点よりストラットの回転軸線までの距離
を低減することができるので、従来の構造の場合にして
サスペンションアームに対するストラットの支持剛性を
向上させることができ、これにより車輌の操縦安定性を
向上させることができる。
【0034】特に本発明のサスペンションに於て、第二
の軸線が実質的にサスペンションアームに沿って延在し
第一の軸線が実質的にサスペンションアームの枢軸線に
平行に延在する場合には、第一及び第二の軸線がこれと
は逆の関係にて延在する場合に比してサスペンションア
ームに対する中間リンク自体の支持剛性を高くすること
ができ、これによりサスペンションアームに対するスト
ラットの支持剛性を効果的に高くすることができる。
【0035】また本発明の前者の構成によれば、第一の
軸線と第二の軸線との間の上下方向の距離を任意に設定
することができるので、本発明の後者の構成の場合に比
して車輪のバウンド、リバウンドに伴うキャンバ変化の
設定の自由度を高くすることができ、逆に本発明の後者
の構成によれば、第一及び第二の軸線は互いに直交して
おり、これらは互いに隔置されていないので、本発明の
前者の構成の場合に比して中間リンク自体の弾性変形に
よる捩れ量が少なく、前者の構成の場合に比してサスペ
ンションアームに対するストラットの支持剛性を更に一
層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるストラット式サスペンションの第
一の実施例をスケルトン図として示す解図的斜視図であ
る。
【図2】図1に示された第一の実施例の具体例を示す斜
視図である。
【図3】図2に示された具体例に於ける連結アームの下
端と中間リンクの上端との間の連結部を示す拡大平断面
図である。
【図4】本発明によるストラット式サスペンションの第
二の実施例をスケルトン図として示す解図的斜視図であ
る。
【図5】図4に示された第二の実施例の具体例を示す斜
視図である。
【図6】本発明によるストラット式サスペンションの第
三の実施例をスケルトン図として示す解図的斜視図であ
る。
【図7】本発明によるストラット式サスペンションの第
四の実施例をスケルトン図として示す解図的斜視図であ
る。
【図8】本発明に関連する従来のストラット式サスペン
ションを示す斜視図である。
【符号の説明】
10…車輪 12…キャリア 18…フロントアーム 24…リヤアーム 30…ストラット 34…第一の軸線 38…第二の軸線 40…中間リンク 42…ショックアブソーバ 44…サスペンションスプリング 46…連結アーム 52…スリーブ部 58…ソケット部 60…支持軸 70…カルダンジョイント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を回転可能に支持するキャリアと、外
    端にて前記キャリアに枢着され内端にて枢軸線の周りに
    枢動可能に車体に枢支されたサスペンションアームと、
    上端にて前記車体に枢支され中間部にて前記キャリアに
    枢着されたストラットと、互いに上下方向に隔置された
    第一及び第二の軸線を有し前記第一の軸線の周りに枢動
    可能に前記ストラットの下端に連結され前記第二の軸線
    の周りに枢動可能に前記サスペンションアームの中間部
    に連結された中間リンクとを有し、前記第一及び第二の
    軸線の一方は実質的に前記サスペンションアームに沿っ
    て延在し、前記第一及び第二の軸線の他方は車輌の上方
    より見て実質的に前記枢軸線に平行に延在するストラッ
    ト式サスペンション。
  2. 【請求項2】車輪を回転可能に支持するキャリアと、外
    端にて前記キャリアに枢着され内端にて枢軸線の周りに
    枢動可能に車体に枢支されたサスペンションアームと、
    上端にて前記車体に枢支され中間部にて前記キャリアに
    枢着されたストラットと、互いに直交する第一及び第二
    の軸線を有し前記第一の軸線の周りに枢動可能に前記ス
    トラットの下端に連結され前記第二の軸線の周りに枢動
    可能に前記サスペンションアームの中間部に連結された
    ユニバーサルジョイントとを有し、前記第一及び第二の
    軸線の一方は実質的に前記サスペンションアームに沿っ
    て延在し、前記第一及び第二の軸線の他方は車輌の上方
    より見て実質的に前記枢軸線に平行に延在するストラッ
    ト式サスペンション。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2812840A1 (fr) * 2000-08-10 2002-02-15 Daimler Chrysler Ag Suspension de roue independante, en particulier pour suspension de roue avant pour vehicules automobiles
FR2812841A1 (fr) * 2000-08-10 2002-02-15 Daimler Chrysler Ag Suspension de roue independante, en particulier suspension de roue avant pour des vehicules automobiles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2812840A1 (fr) * 2000-08-10 2002-02-15 Daimler Chrysler Ag Suspension de roue independante, en particulier pour suspension de roue avant pour vehicules automobiles
FR2812841A1 (fr) * 2000-08-10 2002-02-15 Daimler Chrysler Ag Suspension de roue independante, en particulier suspension de roue avant pour des vehicules automobiles

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