JPH053360U - 上部旋回式作業車の旋回部土砂落し構造 - Google Patents

上部旋回式作業車の旋回部土砂落し構造

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JPH053360U
JPH053360U JP5680391U JP5680391U JPH053360U JP H053360 U JPH053360 U JP H053360U JP 5680391 U JP5680391 U JP 5680391U JP 5680391 U JP5680391 U JP 5680391U JP H053360 U JPH053360 U JP H053360U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer race
frame
race
upper frame
work vehicle
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Pending
Application number
JP5680391U
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English (en)
Inventor
太 渋谷
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH053360U publication Critical patent/JPH053360U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部フレームの旋回を利用して旋回部に付着
した土砂を落すことができるようにする。 【構成】 左右のトラックフレーム11,11をクロス
ビーム12で連結して下部フレーム1とし、このクロス
ビーム12の上面12aにアウタレース13を取付け、
このアウタレース13に回転自在に設けたインナレース
15を上部フレーム7に固着し、その上部フレーム7に
掻き板18をクロスビーム12の上面12aにおけるア
ウタレース13の周辺部分及びアウタレース13の外周
面13aと相対向して取付けて、上部フレーム7ととも
に掻き板18を旋回して旋回部となるクロスビーム12
の上面12aにおけるアウタレース13の周辺部分及び
アウタレース13の外周面13aに付着した土砂を掻き
落しできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パワーショベルなどの下部走行体に上部車体を旋回自在に取付け、 この上部車体に作業機を装着した上部旋回式作業車の旋回部に付着した土砂を落 す構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上部旋回式作業車、例えばパワーショベルは下部フレームの前後・左右中央部 に旋回機構のインナレースを取付け、このインナレースに旋回自在に支承したア ウタレースに上部フレームを取付け、上部フレームに設けた旋回モータで駆動さ れるピニオンギヤをインナレースの内歯リングギヤに噛合して旋回機構とし、旋 回モータを駆動してピニオンギヤを回転することでアウタレースとともに上部フ レームを旋回するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる上部旋回式作業車は造成地などの軟弱地で稼動することがあり、しかも 車体安全性を向上するために旋回機構は低い位置に取付けてあるので、その旋回 機構のアウタレースとインナレース及び下部フレーム上面と上部フレーム下面と の間、つまり旋回部に土砂が付着堆積し、上部フレームの旋回抵抗が大となって スムーズに旋回できなくなったり、上部フレームが押し上げられて変形したり、 アウタレースとインナレースの摺動部に給脂する給脂ニップルが土砂に埋って給 脂できなくなる。 このために、従来は旋回部に付着堆積した土砂をスコップなどで掻き落し除去 しているが、土砂が固まってしまうとその土砂の掻き落し除去作業が大変面倒と なってしまう。
【0004】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした上部旋回式作業車の旋回 部土砂落し構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上部フレームに掻き板を、下部フレームの上面におけるアウタレースの周辺部 分及びアウタレースの外周面と相対向して取付けたもの。
【0006】
【作 用】
上部フレームとともに掻き板が旋回してアウタレースの外周面及び下部フレー ムの上面におけるアウタレースの周辺部分に付着した土砂を掻き落すことができ る。
【0007】
【実 施 例】
図1に示すように、下部フレーム1に設けたスプロケット2とアイドラ3に履 帯4を巻掛けて下部走行体5となり、その下部フレーム1に旋回機構6を介して 上部フレーム7が旋回自在に取付けられ、この上部フレーム7に運転室8、作業 機9を取付けて上部車体10として上部旋回式作業車を構成している。 前記下部フレーム1は図2に示すように左右一対のトラックフレーム11,1 1をクロスビーム12で連結して成り、そのトラックフレーム11にスプロケッ ト2、アイトラ3等が取付けられ、クロスビーム12の前後・左右中央部、つま り下部フレーム1の前後・左右中央部に旋回機構6を構成するアウタレース13 が固着してあり、そのアウタレース13の内周面に内歯リングギヤ14が設けて あり、図3に示すようにアウタレース13にインナレース15が図示しないベア リングを介して回転自在に取付けられ、そのインナレース15が上部フレーム7 の下面7aに固着してあり、上部フレーム6に設けた図示しない旋回モータで回 転されるピニオンギヤが前記内歯リングギヤ14に噛合して旋回機構6を構成し ている。 前記上部フレーム7には図3、図4に示すようにコ字状のブラケット16が嵌 め込まれ、押えボルト17を上部フレーム6の上面に押し付けてブラケット16 を固定してあり、そのブラケット16に掻き板18が固着され、その掻き板18 の下面18aがクロスビーム12の上面12aと対向接近し、かつ内側面18b の下部がアウタレース13の外周面13aと対向接近している。
【0008】 次に作動を説明する。 上部フレーム7を旋回すると掻き板18が旋回移動してクロスビーム12の上 面12aにおけるアウタレース13の周辺部分及びアウタレース13の外周面1 3aに付着堆積した土砂を図5に示すように掻き落し除去する。 これにより、給脂ニップル19が土砂に埋設することがなく、定期的に給脂で きるし、クロスビーム12の上面12aに残った土砂Aはアウタレース13の外 周面13aとは離隔して空間Bがあるから、その空間B寄りにスコップなどを入 れて容易に掻き落すことができる。 また、押えボルト17を弛めることでブラケット16とともに掻き板18を取 り外しできるから、岩盤上での作業時などには掻き板18を取り外しできる。 なお、掻き板18は図6に示すように平面V字状としても良い。
【0009】
【考案の効果】
上部フレーム7とともに掻き板18が旋回して下部フレーム1の上面における アウタレース13周辺部分及びアウタレース13の外周面13a、つまり旋回部 に付着した土砂を掻き落すことができ、旋回部に付着した土砂を上部フレーム7 の旋回を利用して容易に落すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部旋回式作業車の正面図である。
【図2】下部フレームの平面図である。
【図3】旋回部の側面図である。
【図4】掻き板取付部の斜視図である。
【図5】土砂を掻き落した状態の斜視図である。
【図6】掻き板の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下部フレーム、5 下部走行体、6 旋回機構、7
上部フレーム、10上部車体、11 トラックフレー
ム、12 クロスビーム、13 アウタレース、15
インナレース、18 掻き板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 下部走行体5の下部フレーム1の前後・
    左右中間部に、アウタレース13にインナレース15を
    回転自在に設けた旋回機構6を介して上部車体10の上
    部フレーム7を旋回自在に取付けた上部旋回式作業車に
    おいて、 前記上部フレーム7に掻き板18を、下部フレーム1の
    上面におけるアウタレース13周辺部分及びアウタレー
    ス13の外周面13aと対向して取付けたことを特徴と
    する上部旋回式作業車の旋回部土砂落し構造。
JP5680391U 1991-06-26 1991-06-26 上部旋回式作業車の旋回部土砂落し構造 Pending JPH053360U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020133166A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 日立建機株式会社 建設機械の堆積物掻き落とし装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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