JPH0533602U - 配電盤内のブレーカ取付け構造 - Google Patents

配電盤内のブレーカ取付け構造

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JPH0533602U
JPH0533602U JP8230391U JP8230391U JPH0533602U JP H0533602 U JPH0533602 U JP H0533602U JP 8230391 U JP8230391 U JP 8230391U JP 8230391 U JP8230391 U JP 8230391U JP H0533602 U JPH0533602 U JP H0533602U
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breakers
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幸 中村
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株式会社愛知電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法の異なる多くの種類のブレーカに共通に
適用でき、支持台が配線のじゃまにならずに大きな配線
スペースを必要とせず、配線の始末が簡単な配電盤内に
おけるブレーカの取付け構造を提供する。 【構成】 取付け板5上に支持台4を固定し、その上
に、ブレーカ1,11,21を固定する。支持台4の取
付け片6,6の両側に、各種ブレーカ1,11,21の
取付け用ボルト挿通孔14に対応する長孔6aを設け、
また中央に円孔6bを設ける。起立片7には開口7aを
設ける。ブレーカ1,11,21から上方の取付け片6
の長孔6a、円孔6bにボルト8を挿通してこれを支持
台4に固定し、下方の取付け片6の長孔6aまたは円孔
6bを介してボルト10を取付け板5に螺合してこれを
取付け板5に固定する。ブレーカ1,11,21の入力
端子2の列の中央寄りのものには、ブレーカ1,11,
21の下を通して開口7aを貫通させた導線12の一端
を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配電盤内のブレーカの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブレーカは、配電盤内に垂直に固定された取付け板上に支持台を介して 固定されている。そして、この支持台により、各種寸法のブレーカの上面位置を 一致させ、その上に配置される化粧板の開口からレバーが突出するように取付け られる。支持台としては、例えば板金をほぼZ型に折り曲げたもの等が用いられ ている。このような支持台は、各ブレーカ毎に所要位置に取付け用のボルト挿通 孔を形成して構成される。そして、ブレーカの下を通して配線される導線は、支 持台を回避するように曲折している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のブレーカの取付け構造においては、ブレーカの種類に応じて多数の 寸法の異なる支持台を用意しなければならず効率が悪く、また導線を、支持台を 避けるように湾曲させるので大きな配線スペースを要するし、配線の始末が面倒 であるという問題点がある。 従って、本考案は、寸法の異なる多くの種類のブレーカに共通に適用すること ができ、また、支持台が配線のじゃまにならずに大きな配線スペースを必要とせ ず、配線の始末が簡単な配電盤内におけるブレーカの取付け構造を提供すること を課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、上記課題を解決するため、配電盤内の取付け板5上に対向 一対の支持台4を固定し、この支持台4上に、取付け板5から浮かせてブレーカ 1,11,21を固定する。支持台4は、金属板材を断面コ字状に屈折して構成 し、この支持台4の平行一対の取付け片6,6の両側には、夫々同一位置に各種 ブレーカ1,11,21の取付け用ボルト挿通孔14に対応する長孔6aを設け 、また中央には円孔6bを設ける。支持台4の起立片7には導線挿通用の開口7 aを設ける。ブレーカ1,11,21から取付け6の長孔6a、円孔6bへボル ト8を挿通することによって支持台4にブレーカ1,11,21を固定し、他方 の取付け片6の長孔6aまたは円孔6bを介してボルト10を取付け板5に螺合 することによって、取付け板5に支持台4を固定する。ブレーカ1,11,21 の入出力何れかの端子2,3の列の中央寄りのものには、ブレーカ1,11,2 1の下を通して開口7aを貫通させた導線12の一端を接続する。
【0005】
【作用】
ブレーカ1,11,21の取付けに際しては、まず本考案に係る一対の支持台 4,4を配電盤内の取付け板5に相対向させて固定する。この場合には、下部の 取付け片6の両側の長孔6aにボルト10を挿通して取付け板5のボルト挿通孔 にねじ込む。このとき対向位置にある取付け片6の長孔6aからドライバを挿入 して操作することができる。次いで、支持台4の上部の取付け片6上にブレーカ 1,11,21を固定する。ところで、ブレーカには、例えば50A用、100 A用、225A用があり、また夫々2極用、3極用、4極用がある。そして、2 極用ブレーカ11(図5)の両側には、端子列2,3に並んで中央に1つ、3極 用ブレーカ1(図1ないし図3)の両側には、端子列2,3の中央に対して左右 対称位置に2つ、4極用ブレーカ21(図6)の両側には、端子列2,3の中央 とこれに対して左右対称位置の計3つの取付け用ボルトの挿通孔14が夫々ある 。しかして、本考案の支持台4とブレーカ1,11,21とを結合する場合には 、ブレーカ1,11,21のボルト挿通孔14を取付け片6の円孔6bまたは長 孔6aに一致させ、これへボルト8を挿通し、ナット9で締め付ける。ナット9 はボス付きの四角ナットで、ボス部を長孔6aまたは円孔6bへ嵌め込み、一辺 を起立片7に当接させて装着する。従って、長孔6aまたは円孔6bはボルト8 に対して十分に大径であり、ドライバの挿入に支障がない。また、ナット9は起 立片7に接して回り止めされる。長孔6aにより各種寸法のブレーカ1,11, 21のボルト挿通孔14に対応することができる。入出力何れかの導線12はブ レーカ1,11,21の下を通して端子2に接続する。この場合、導線12のい くつかは、必要に応じて支持台4の開口7aを貫通させて端子8に接続する。支 持台4は何れの導線12の配線にもじゃまにならず、何れの導線12も支持台4 を回避することなくほぼ真っ直に配線される。なお、端子2と導線12との間に は導体板15を介在させて導線12の無理な屈曲とそれに伴う余分な配線スペー スの使用を回避することができる(図7)。高さ寸法の異なるブレーカは、夫々 適当な高さ寸法の支持台4の介設により上面高さを統一する。
【0006】
【実施例】
図について本考案の一実施例を説明する。図1は3極用ブレーカの取付け状態 の正面図、図2は3極用ブレーカの取付け状態の側面図、図3は3極用ブレーカ の取付け状態の底面図、図4は支持台の斜視図、図5は2極用ブレーカの取付け 状態の底面図、図6は4極用ブレーカの取付け状態の底面図、図7は導体板を用 いて導線を接続した3極用ブレーカの取付け状態の側面図である。
【0007】 図1ないし図3において、ブレーカ1は、3極用のもので、両側に夫々3つの 入力端子2、出力端子3を備えている。しかして、ブレーカ1は、対向一対の支 持台4,4を介して配電盤内の取付け板5上に固定されている。支持台4は、金 属板材を断面コ字状に屈折して構成されている。支持台4は、3極用、2極用( 図5)、4極用(図6)の3種のブレーカ1,11,21に共用されるもので 、その平行一対の取付け片6,6には、夫々同一位置に各種ブレーカの取付け用 ボルト挿通孔14に対応する2つの長孔6aを両側に備えると共に、円孔6bを 中央に備えている。円孔6bは、2極用のブレーカ11の中央の取付け用ボルト 8を挿入するためのものであり、長孔6aは、3極用ブレーカ1の2本の取付け 用ボルト8、または4極用ブレーカ21の中央と片側の取付け用ボルト8を挿入 するためのものである(図5、図6)。
【0008】 支持台4の起立片7は、その幅が、3極用(図3)、4極用ブレーカ(図6) の外側の端子2,2に接続される導線12の通過の妨げにならないように設定さ ている。起立片7には導線挿通用の開口7aを備えており、その幅は、2極用ブ レーカの2つの端子2,2(図5)、4極用ブレーカの1つの端子2(図6)を その幅内に包含するように、従って、これら端子2に接続される導線12を無理 な屈曲なく通過させることができるように設定されている。
【0009】 しかして、取付け片6の長孔6aまたは円孔6bを介して取付けボルト8をナ ット9に螺合することによって支持台4にブレーカ1,11,21を固定し、ま た取付け片6の長孔6aを介してボルト10を取付け板5に螺合することによっ て、取付け板5に支持台4を固定する。 図1ないし図3に示すように、3極用ブレーカ1の3本の入力導線12は、そ の下を通して配線し、そのうち中央の1本は、支持台4の開口7aを貫通させて 端子2に接続し、両側2本は、支持台4の両側を通過させて端子2に接続する。 2極用ブレーカ11の場合には、図6に示すように、2本の入力導線12は、そ の下を通して配線し、支持台4の開口7aを貫通させて端子2に接続する。4極 用ブレーカの場合には、図5に示すように、4本の入力導線12はブレーカ1の 下を通し、そのうち中央寄りの1本を支持台4の開口7aを貫通させて端子2に 接続し、他は支持台4の両側を通過させて端子2に接続する。13は出力導線で あり、出力端子3に接続されている。 なお、図7に示すように、端子2と導線12との間にほぼZ型に形成された導 体板15を介在させて導線12の無理な屈曲とそれに伴う余分な配線スペースの 使用を回避することができる。
【0010】
【考案の効果】
以上のように、本考案においては、配電盤内の取付け板5上に対向一対の支持 台4を固定し、この支持台4上に、取付け板5から浮かせてブレーカ1,11, 21を固定する。支持台4は、金属板材を断面コ字状に屈折して構成し、この支 持台4の平行一対の取付け片6,6の両側には、夫々同一位置に各種ブレーカ1 ,11,21の取付け用ボルト挿通孔14に対応する長孔6aを設け、また中央 には円孔6bを設ける。支持台4の起立片7には導線挿通用の開口7aを設ける 。ブレーカ1,11,21のボルト挿通孔14から取付け片6の長孔6a、円孔 6bへボルト8を挿通することによって支持台4にブレーカ1,11,21を固 定し、他方の取付け片6の長孔6aまたは円孔6bを介してボルト10を取付け 板5に螺合することによって、取付け板5に支持台4を固定する。ブレーカ1, 11,21の入出力何れかの端子2,3の列の中央寄りのものには、ブレーカ1 ,11,21の下を通して開口7aを貫通させた導線12の一端を接続したため 、寸法の異なる多くの種類のブレーカに共通に適用することができ、また、支持 台4が配線のじゃまにならずに大きな配線スペースを必要とせず、配線の始末が 簡単であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】3極用ブレーカの取付け状態の正面図である。
【図2】3極用ブレーカの取付け状態の側面図である。
【図3】3極用ブレーカの取付け状態の底面図である。
【図4】支持台の斜視図である。
【図5】2極用ブレーカの取付け状態の底面図である。
【図6】4極用ブレーカの取付け状態の底面図である。
【図7】導体板を用いて導線を接続した3極用ブレーカ
の取付け状態の側面図である。
【符号の説明】
1 3極用ブレーカ 2 入力端子 4 支持台 5 取付け板 6 取付け片 6a 長孔 6b 円孔 7 起立片 7a 開口 8 ボルト 9 ナット 10 ボルト 11 2極用ブレーカ 12 導線 14 取付け用ボルト挿通孔 21 4極用ブレーカ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 配電盤内のブレーカ取付け構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電盤内の取付け板上に対向一対の支持
    台を固定し、この支持台上に、前記取付け板から浮かせ
    てブレーカを固定し、前記支持台は、金属板材を断面コ
    字状に屈折して上下平行一対の取付け片とこれらを連結
    する起立片とから構成し、取付け片には、夫々同一位置
    に各種ブレーカの取付け用ボルト挿通孔に対応する長孔
    を両側に設けると共に、円孔を中央に設け、起立片には
    導線挿通用の開口を設け、ブレーカから取付け片の長孔
    または円孔へボルトを挿通することによって支持台にブ
    レーカを固定し、他方の取付け片の長孔または円孔を介
    してボルトを取付け板に螺合することによって、取付け
    板に支持台を固定し、ブレーカの入出力何れかの端子の
    うち前記開口に対応する位置にあるものには、ブレーカ
    の下を通して開口を貫通させた導線の一端を接続し、他
    の端子にはブレーカの下を通し支持台の側部を通過させ
    た導線の一端を接続したことを特徴とする配電盤内のブ
    レーカの取付け構造。
JP8230391U 1991-09-13 1991-09-13 配電盤内のブレーカ取付け構造 Expired - Fee Related JPH0736404Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000292444A (ja) * 1999-04-05 2000-10-20 Toko Electric Corp 組合せ計器箱
KR100594903B1 (ko) * 2004-05-14 2006-06-30 (주)제일피앤피 분전반
JP2014057444A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Panasonic Corp 接続箱
JP2014233186A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 三洋電機株式会社 電力変換装置

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