JPH0533476A - モルタル面の凹部形成法 - Google Patents

モルタル面の凹部形成法

Info

Publication number
JPH0533476A
JPH0533476A JP19301391A JP19301391A JPH0533476A JP H0533476 A JPH0533476 A JP H0533476A JP 19301391 A JP19301391 A JP 19301391A JP 19301391 A JP19301391 A JP 19301391A JP H0533476 A JPH0533476 A JP H0533476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
tile
base
nozzle
mortar surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19301391A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Hiraiwa
春彦 平岩
Masaaki Nagao
昌明 長尾
Tatsuya Otsu
達也 大津
Kazuhiro Ogasawara
和博 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP19301391A priority Critical patent/JPH0533476A/ja
Publication of JPH0533476A publication Critical patent/JPH0533476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モルタルの表面に凹部を効率良くつける。 【構成】 ノズルヘッド5に多数のノズル6が突設され
ており、該ノズルヘッド5はホース7、容器8、ホース
9を介して吸引機10に接続されている。吸引機10を
作動させた状態でノズル6をモルタル面11に押し付け
ると、ノズル6が押し込まれた部分だけモルタルが吸引
除去され、凹穴が形成される。 【効果】 モルタル同志の結合が良くなり、タイルを躯
体に対ししっかりと張りつけることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モルタルにより壁面や
床面等にタイルを張り付けるタイル張り工法に用いられ
るモルタル面の凹部形成法に関する。
【0002】
【従来の技術】モルタルによりタイルを躯体表面に張り
付ける場合、躯体表面に下地モルタルを通常は複数回に
分けて塗り付け、この下地モルタルの上に張付モルタル
を用いてタイルを張り付ける。この場合、タイルの裏面
に張付モルタルを盛り付けるように塗り付け、この張付
モルタルを下地モルタルに押し付け、しっかりと張り付
ける。なお、張付モルタルを下地モルタルの上に層状に
塗着し、この下地モルタルの上にタイル裏面を押し付け
る方法もある。
【0003】上記のタイル張り工法において、躯体表面
は、十分に清掃した後、水でしめらせておく。また、タ
イルが吸水性を有するものであるときには、タイルも水
でしめらせておく。
【0004】このタイルの裏面には凹凸が形成されてお
り、タイルと張付モルタルとの結合強度を高くするよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタイル張り
工法においては、下地モルタルの表面が平坦であるた
め、下地モルタルと張付モルタルとの結合強度がいま一
つ不足するおそれがあり、十分な結合強度を得るために
入念にきわめて注意深く施工する必要があり、施工が徒
に手間取るものとなり易かった。
【0006】そこで、本出願人は、躯体表面に下地モル
タルを塗着し、該下地モルタルの上に張付モルタルを介
してタイルを張り付けるタイル張り工法において、下地
モルタルの表面に凹凸を形成することを提案した(特願
平2−159066号)。
【0007】かかるタイル張り工法においては、下地モ
ルタルの表面に凹凸が設けられているので、下地モルタ
ルと張付モルタルとの結合強度が高い。この結果、タイ
ルの躯体への張付強度がきわめて高いものとなる。
【0008】本発明は、このモルタルの表面に凹部を効
率良く形成することができる方法を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のモルタル面の凹
部形成法は、吸引機に接続されたノズルをモルタル面に
押し込み、モルタルを吸引力により剥離させて凹部を形
成するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】ノズルをモルタル面に押し込むと、吸引力によ
りノズル内のモルタルが吸引されてモルタル面から除去
され、凹部が形成される。
【0011】
【実施例】第1図は実施例方法を示す側面図、第2図は
ノズルヘッドの斜視図、第3図はタイル施工状態を示す
断面図である。
【0012】第2図において、内部が空洞となっている
ノズルヘッド5の先端面に多数の筒状のノズル6が突設
されている。ノズルヘッド5の後部は徐々にすぼまる形
状となっており、その後端に吸引ホース7が接続されて
いる。
【0013】第1図の如く、ホース7はモルタル受け容
器8に接続され、該容器8内はホース9を介して吸引機
10により減圧される。
【0014】このノズルヘッド5をモルタル面11に対
面させ、吸引機10を作動させた状態でノズル6をモル
タル面11に押し込むと、このノズル6が押し込まれた
部分だけモルタルが吸引除去され、凹部が形成される。
吸引除去されたモルタルは容器8に回収され、再利用で
きる。
【0015】このようにモルタル面11の凹部付けを行
なった後、タイル張りを行なう。このタイル張り手順の
全体を第3図を参照して説明する。
【0016】第3図において、躯体1の表面に凹凸が形
成されており、この躯体1の表面に下地モルタル2が塗
着されている。本実施例では、下地モルタルは複数回
(例えば3〜4回)に分けて塗り付けられている。この
下地モルタル2の表面をノズルヘッドで吸引処理するこ
とにより、該下地モルタル2の表面に凹部が形成されて
いる。この下地モルタル2の上に張付モルタル3を介し
てタイル4が張り付けられている。この張付モルタル3
は、下地モルタル2の上に塗り付けられても良く、タイ
ル4の裏面に盛り付けるように塗り付けられても良い。
このタイル4の裏面には凹凸が形成されている。
【0017】なお、本実施例では下地モルタル2を複数
回(例えば3回)に分けて塗っているが、第1層の下地
モルタルを塗り付けた後、この第1層の下地モルタルの
表面をノズルヘッドにより凹部付けし、その後、第2層
の下地モルタルを塗り付けている。また、第2層の表面
を凹凸付けした後、第3層の下地モルタルを塗り付け、
この第3層の表面に凹凸付けした後、この第3層の下地
モルタルの上に張付モルタル3を介してタイル4を張り
付けている。
【0018】このようなタイル張り工法によると、下地
モルタル2が躯体1にしっかりと張り付けられ、張付モ
ルタル3が下地モルタル2にしっかりと張り付けられ、
しかもタイル4の裏面の凹凸によりタイル4が張付モル
タル3にしっかりと張り付いている。また、複数層より
なる下地モルタル2の層同志の間もしっかりと結合し合
っている。この結果、タイル4が躯体1にきわめてしっ
かりと張り付けられる。なお、躯体1、下地モルタル
2、張付モルタル3及びタイル4間に生じる躯体1の表
面と平行方向の圧縮応力にも十分に耐えるようになる。
【0019】ノズル6で上記の如く凹部付けする場合、
1mm以上の深さの凹部を形成するのが好ましい。
【0020】躯体1にモルタルで補修を施した後、タイ
ル張りするには、この補修モルタルの表面にも凹凸付け
するのが好ましい。
【0021】上記実施例では円筒状のノズル6が図示さ
れているが、本発明ではこれ以外の形状のノズルを用い
ても良い。このノズルとしては、第4図の如く細長い先
端開口を有するノズル6Aであっても良い。
【0022】
【発明の効果】以上の通り、本発明のモルタル面の凹部
形成法によると、モルタル同志の結合が良くなり、タイ
ルを躯体に対ししっかりと張りつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る方法を示す側面図である。
【図2】実施例に係る方法に用いられるノズルヘッドの
斜視図である。
【図3】タイル施工例を示す断面図である。
【図4】ノズルの別の形状を示す斜視図である。
【符合の説明】
1 躯体 2 下地モルタル 3 張付モルタル 4 タイル 5 ノズルヘッド 6 ノズル 7,9 ホース 8 容器 10 吸引機 11 モルタル面
フロントページの続き (72)発明者 小笠原 和博 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナツクス内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸引機に接続されたノズルをモルタル面
    に押し込み、モルタルを吸引力により剥離させて凹部を
    形成するようにしたことを特徴とするモルタル面の凹部
    形成法。
JP19301391A 1991-08-01 1991-08-01 モルタル面の凹部形成法 Pending JPH0533476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19301391A JPH0533476A (ja) 1991-08-01 1991-08-01 モルタル面の凹部形成法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19301391A JPH0533476A (ja) 1991-08-01 1991-08-01 モルタル面の凹部形成法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0533476A true JPH0533476A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16300742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19301391A Pending JPH0533476A (ja) 1991-08-01 1991-08-01 モルタル面の凹部形成法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0533476A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6513192B1 (en) * 1999-05-27 2003-02-04 Dennis L. Pearlstein Vacuum nozzle tool and stain removal method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6513192B1 (en) * 1999-05-27 2003-02-04 Dennis L. Pearlstein Vacuum nozzle tool and stain removal method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0533476A (ja) モルタル面の凹部形成法
JP2000034801A (ja) 複合板、及び該複合板を用いた壁面、或いは床面の被覆方法
JPH11141097A (ja) タイル下地仕上成形法およびタイル下地仕上用ディンプルローラー
JPH07100969B2 (ja) タイル張り工法
JP2923205B2 (ja) 表張りユニットタイルの施工方法及び表張りユニットタイル
JPH05209455A (ja) タイルの施工方法及び施工具
JP3335958B2 (ja) 壁面の修復工法
JPH0194149A (ja) 紙張リタイルユニットの施工方法
JP2616627B2 (ja) タイル張り用下地の形成方法
JP2616286B2 (ja) タイル張り工法
JP4546878B2 (ja) コンクリート壁面に対するモルタルなどの塗布工法および構造
JP4446573B2 (ja) 建築用壁材ボード及びその施工方法
JPH04137151U (ja) モルタル用ローラ
JPH03241170A (ja) 左官用こて
JPH0533475A (ja) セメント混練物の施工方法
JP3032011U (ja) コーキング用へら
JP3059449U (ja) ユニットタイルバイブレーション工法のアタッチメント
JPH0194150A (ja) 複数枚のタイルの同時張り付け方法
JP2003138726A (ja) シート貼りタイル
JP2000336949A (ja) 壁の改修方法
JPH10193323A (ja) タイルユニットの製造方法
JPH0544325A (ja) タイル張り工法
JPH0617935Y2 (ja) タイル下地
JP2689780B2 (ja) 床面の施工法
JPH10219970A (ja) 壁面材固定構造