JPH05324987A - 視覚障害者対応の自動取引装置 - Google Patents

視覚障害者対応の自動取引装置

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JPH05324987A
JPH05324987A JP13535592A JP13535592A JPH05324987A JP H05324987 A JPH05324987 A JP H05324987A JP 13535592 A JP13535592 A JP 13535592A JP 13535592 A JP13535592 A JP 13535592A JP H05324987 A JPH05324987 A JP H05324987A
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JP
Japan
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person
keyboard
visually impaired
touch panel
handset
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Application number
JP13535592A
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English (en)
Inventor
Seiya Ueda
靖也 植田
Ichiro Yokoyama
一郎 横山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 晴眼者の使用時の操作性を向上させるため、
視覚障害者用のキーボードを誤って操作できないように
した視覚障害者対応の自動取引装置を提供する。 【構成】 晴眼者が使用するタッチパネル2と視覚障害
者が使用するキーボード3のどちらか一方を操作不可能
に覆う蓋9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等の金融機関で使
用され、顧客自身が入金,出金等の取引を行う自動取引
装置に関するもので、特に、視覚障害者が使用可能な自
動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚障害者対応自動取引装置は、
取引選択や暗証番号入力、さらには入金,出金金額の入
力等を行う取引情報入力手段として、晴眼者用にタッチ
パネルを、視覚障害者用にスイッチ式のキーボードを操
作部に実装していた。また、操作誘導手段として、晴眼
者用にはCRT表示装置を実装して画像による操作誘導
を行い、視覚障害者用にはハンドセットあるいはイヤホ
ンを実装して音声による操作誘導を行っており、さら
に、入金あるいは出金金額等を表示する取引情報表示手
段として、晴眼者用には前記CRT表示装置を用い、視
覚障害者用には点字表示器を実装していた。
【0003】そして、顧客が晴眼者であるか視覚障害者
であるかを判定するために、ハンドセットあるいはイヤ
ホンの装着状態を検出する手段を備え、ハンドセットが
装着状態あるいはイヤホンがジャックに挿入されていな
い状態の時は顧客が晴眼者であると判断し、自動取引装
置の状態を通常の状態、すなわち、タッチパネルからの
入力のみを有効とするとともに、CRT表示装置を用い
た画像による操作誘導、金額の表示等を行う晴眼者モー
ドにし、ハンドセットが未装着状態あるいはイヤホンが
ジャックに挿入されている状態の時は顧客が視覚障害者
であると判断し、自動取引装置の状態を、不意にタッチ
パネルに触れても入力がなされないようにキーボードか
らの入力のみを有効とするとともに、詳細な音声誘導を
ハンドセットもしくはイヤホンから流し、点字表示器に
より金額の表示を行う視覚障害者モードに切り換える制
御手段を備えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の視覚障害者対応の自動取引装置であると、晴眼
者モード時に、晴眼者がタッチパネルからの入力のみが
有効となっているにも係わらず、操作しても何ら入力の
なされない状態のキーボードの方を誤って操作してしま
い、操作しても何も入力されないので操作に戸惑うとい
う問題があり、操作に戸惑うことで一取引の時間が長引
いてしまうという問題がある。
【0005】本発明は、上記したように、晴眼者モード
時に晴眼者がタッチパネルからの入力のみが有効となっ
ているのに気付かず、キーボードの方を誤って操作して
しまい操作に戸惑うという問題を解決するためになされ
たものである。すなわち、晴眼者モード時にはキーボー
ドに蓋をすることで、キーボードを誤って操作すること
なく通常の取引を行える視覚障害者対応の自動取引装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、視覚障害者が取引に必要なデータの入力
を行うキーボードと、視覚障害者に対して音声による操
作誘導を流す着脱可能なハンドセットと、ハンドセット
が装着されているか取り外されているかを検出する手段
と、ハンドセットが取り外されていることを検出する
と、顧客が視覚障害者であると判断して視覚障害者モー
ドに切替え、キーボードからの入力を有効にするととも
にハンドセットから音声による操作誘導を流し、ハンド
セットが装着されていることを検出すると顧客が晴眼者
であると判断して晴眼者モードに切替え、タッチパネル
からの入力を有効とする制御手段を備えた視覚障害者対
応の自動取引装置において、キーボードあるいはタッチ
パネルのどちらか一方を操作不可能に覆う蓋を設けたも
のである。
【0007】また、本発明は、晴眼者が取引に必要なデ
ータの入力を行うタッチパネルと、視覚障害者が取引に
必要なデータの入力を行うキーボードと、キーボードあ
るいはタッチパネルのどちらか一方を操作不可能に覆う
蓋と、この蓋がキーボードあるいはタッチパネルのどち
らを覆っているか検出する手段と、視覚障害者に対して
音声による操作誘導を流す着脱可能なハンドセットと、
ハンドセットが装着されているか取り外されているかを
検出する手段と、ハンドセットが取り外されており、か
つ蓋がタッチパネルを覆っていることを検出すると、顧
客が視覚障害者であると判断して視覚障害者モードに切
替え、キーボードからの入力を有効にするとともにハン
ドセットから音声による操作誘導を流し、ハンドセット
が装着されており、かつ蓋がキーボードを覆っているこ
とを検出すると顧客が晴眼者であると判断して晴眼者モ
ードに切替え、タッチパネルからの入力を有効とする制
御手段を備えたものである。
【0008】さらに、本発明は、晴眼者が取引に必要な
データの入力を行うタッチパネルと、視覚障害者が取引
に必要なデータの入力を行うキーボードと、キーボード
あるいはタッチパネルのどちらか一方を操作不可能に覆
う蓋と、この蓋を駆動してキーボードを操作不可能に覆
う位置からタッチパネルを操作不可能に覆う位置まで移
動させる手段と、カードに記憶しているデータを読み取
る手段とを備えるとともに、カードに顧客が晴眼者であ
るか視覚障害者であるかのデータを記憶しておき、カー
ドから読み取ったデータから顧客が晴眼者であるか視覚
障害者であるかを判断し、顧客が視覚障害者であると判
断すると、蓋をタッチパネルを操作不可能に覆う位置ま
で移動させ、顧客が晴眼者であると判断すると、蓋をキ
ーボードを操作不可能に覆う位置まで移動させる制御手
段を備えたものである。
【0009】
【作用】上述した構成を有する本発明は、晴眼者が取引
を行う場合、タッチパネルのみから取引に必要なデータ
の入力が行え、キーボードを誤って操作してもなんら入
力が行われない。そして、晴眼者使用時にはこのキーボ
ードを蓋で操作不可能に覆うことで、誤操作を未然に防
止している。
【0010】視覚障害者が取引を行う場合は、タッチパ
ネルを蓋で操作不可能に覆い、ハンドセットから音声に
より操作誘導を行いながら、視覚障害者はキーボードか
ら取引に必要なデータを入力して取引が進められる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明の第1の実施例における自動取引装置の制御
系を示すブロック図である。図において、1は晴眼者に
対して取引に必要なデータの入力等の操作を順を追って
説明して操作を誘導するための画像の表示、取引金額の
表示、さらには後述するタッチパネルに対応したテンキ
ー等のキーの表示を行うCRT表示装置、2はこのCR
T表示装置1の画面上に設置され、晴眼者が取引に必要
なデータを入力するためのタッチパネルである。
【0012】3は視覚障害者が取引に必要なデータを入
力するためのスイッチ式のキーボード、4は取引金額や
残高等の表示を点字にて行うことで、視覚障害者が取引
金額残高等の確認の手段として用いられる点字表示器で
ある。5は視覚障害者に対して取引に必要なデータの入
力等の操作を順を追って説明して操作を誘導するための
音声を流すハンドセット、6は前記ハンドセット5同様
に、視覚障害者に対して操作を誘導するための音声や取
引金額,残高等を音声で流すイヤホン、7はハンドセッ
ト5が自動取引装置に装着されているか、あるいは自動
取引装置から取り上げられているかを検出するためのフ
ックアップスイッチである。
【0013】8は操作誘導や、取引金額あるいは残高等
のデータを前記ハンドセット5,イヤホン6から出力す
るための音声を発生させる音声制御部である。9は手動
操作で前記タッチパネル2あるいはキーボード3のどち
らか一方を操作不可能に覆う蓋である。10はカードの
保持しているデータやカード表面のエンボスのイメージ
を読み取るとともに、取引明細票を印字するカードリー
ダプリンタ、11は取引データやカードリーダプリンタ
10で読み取ったカードのエンボスイメージを合成して
印刷するジャーナルプリンタ、12は通帳に取引金額,
残高等の取引内容を印字する通帳記帳機、13は入金さ
れた紙幣の鑑別,計数,収納および指定枚数の紙幣の出
金を行う紙幣入出金機である。
【0014】14は上記各構成要素の動作を制御する主
制御部、15は主制御部14で制御を行うためのプログ
ラムや取引データ、さらには稼働データ等を記憶する磁
気ディスク装置、16は自動取引装置と図示しないセン
タとの間で取引データ等の通信を行う上位インターフェ
ースである。図2は上記構成を有する自動取引装置の外
観斜視図である。
【0015】図において、20は自動取引装置の本体、
21は前記カードリーダプリンタ10へカードを挿入す
るためのカード挿入口、22は通帳記帳機12へ通帳を
挿入するための通帳挿入口、23は紙幣入出金機13へ
紙幣を入れたり紙幣を受け取るための紙幣入出金口であ
る。晴眼者に対して情報の提供を行うCRT表示装置1
とこのCRT表示装置1の画面上に設けられて晴眼者が
操作するタッチパネル2は、自動取引装置本体1の正面
側に位置する操作部1aに設けられるとともに、視覚障
害者が操作するキーボード3もタッチパネル2と並んで
操作部1aに設けられている。
【0016】図3は蓋の構造および作用を示す説明図
で、蓋9はタッチパネル2とキーボード3の間に支点9
aを有し、この支点9aを中心にタッチパネル2を操作
不可能に覆う位置からキーボード3を操作不可能に覆う
位置まで手動により回転し、タッチパネル2あるいはキ
ーボード3のどちらか一方が使用可能な状態であるとき
は、他方は蓋9で使用不可能に覆われるようになってい
る。
【0017】なお、図1で説明した点字表示器4,ハン
ドセット5も図2に示す自動取引装置本体1の正面側に
位置する操作部1aに設けられている。図4は上記構成
を有する第1の実施例における取引選択時の流れを示す
フローチャートである。取引開始に際して、顧客が晴眼
者であるか視覚障害者であるか判断するため、主制御部
14はフックアップスイッチ7の出力を監視する(S1
01)。
【0018】顧客がハンドセット4を取り上げると、フ
ックアップスイッチ7の出力がOFFとなり、主制御部
14にこの信号が送られ、これにより、主制御部14は
自動取引装置を使用しようとしている顧客が視覚障害者
であると判断し、自動取引装置の状態を視覚障害者モー
ドに切り換える。主制御部14は自動取引装置の状態を
視覚障害者モードに切り換えると、キーボード3からの
入力のみを有効としてタッチパネル2に触れてもなんら
入力されないようにするとともに、蓋9でタッチパネル
2側を覆わせる操作誘導を音声制御部8で音声として発
生させ、ハンドセット5から流す(S102)。
【0019】蓋9でタッチパネル2を覆うことでタッチ
パネル2は操作不可能となり、以後、主制御部14はハ
ンドセット5から音声で操作誘導を流し、視覚障害者は
ハンドセット5から流れる誘導音声を聞きながらキーボ
ード3から取引に必要なデータの入力を行って取引を進
行させることができる(S103)。なお、従来から晴
眼者に対してもスピーカを用いて音声により補助的な操
作誘導が行われている場合があるが、視覚障害者モード
ではより詳細な情報をもって音声により操作誘導を行う
とともに、ハンドセット5の場合には外部に音声が漏れ
ることがないので、取引金額や残高等の情報も流すこと
ができる。
【0020】S101でハンドセット5が取り上げられ
ずにフックアップスイッチ7の出力がONのままである
と、主制御部14は顧客が晴眼者であると判断し、自動
取引装置の状態を、タッチパネル2からの入力のみを有
効とし、キーボード3に触れてもなんら入力されない晴
眼者モードとして、主制御部14はCRT表示装置1に
より画像で操作誘導を行い、晴眼者はCRT表示装置1
上のタッチパネル2から取引に必要なデータの入力を行
って取引を進行させることができる(S104)。
【0021】このとき、蓋9でキーボード3を操作不可
能に覆っているので、晴眼者モード下で取引が進行して
いる状態で、晴眼者が誤ってキーボード3を操作するこ
とはない。図5は本発明の第2の実施例における自動取
引装置の制御系を示すブロック図、図6は第2の実施例
における自動取引装置の外観斜視図である。
【0022】なお、この第2の実施例において、上記第
1の実施例と同じ構成の要素については同じ番号を付し
てその説明を省略する。30は蓋9がタッチパネル2側
を覆っているかキーボード3側を覆っているのかを検出
するためのモード切替スイッチである。このモード切替
スイッチ30は、図6に示すように蓋9がタッチパネル
2を覆う位置にあるとこの蓋9に押下されるように自動
取引装置本体1の操作部1aに設けられている。31は
各構成要素を制御する主制御部で、モード切替スイッチ
30が蓋9で押下られて出力がONに変化すると、この
主制御部31は蓋9でタッチパネル2を覆っていると判
断し、モード切替えスイッチ30の出力がOFFのまま
の場合は、蓋9でキーボード3を覆っていると判断す
る。なお、蓋9の動作は第1の実施例図3で説明したも
のと同様である。
【0023】図7は第2の実施例における取引選択時の
流れを示すフローチャートであり、以下に第2の実施例
の作用を説明する。取引開始に際して、顧客が晴眼者で
あるか視覚障害者であるか判断するため、主制御部31
はフックアップスイッチ7の出力を監視する(S20
1)。顧客がハンドセット4を取り上げることで、フッ
クアップスイッチ7の出力がOFFとなると、ハンドセ
ット5からの音声による操作誘導を開始するとともに、
さらに主制御部31はモード切替スイッチ30の出力を
監視し(S202)、蓋9がタッチパネル2を覆う位置
にあることでモード切替スイッチ30がONとなると、
主制御部31は自動取引装置を使用しようとしている顧
客が視覚障害者であると判断し、自動取引装置の状態を
視覚障害者モードに切り換える。
【0024】ハンドセット5が取り上げられてフックア
ップスイッチ7の出力がOFFとなった状態で、蓋9が
キーボード3を覆う位置にあってモード切替スイッチ3
0がOFFのままであると、主制御部31は蓋9でタッ
チパネル2を覆うように指示する音声による操作誘導を
ハンドセット5から流す(S203)。そして、モード
切替スイッチ30がONとなると、上記したように主制
御部31は顧客が視覚障害者であると判断し、自動取引
装置の状態を視覚障害者モードに切り換える。
【0025】主制御部31は自動取引装置の状態を視覚
障害者モードに切り換えると、キーボード3からの入力
のみを有効としてタッチパネル2に触れてもなんら入力
されないようにして、以後、主制御部31はハンドセッ
ト5から音声で操作誘導を流し、視覚障害者はハンドセ
ット5から流れる誘導音声を聞きながらキーボード3か
ら取引に必要なデータの入力を行って取引を進行させる
ことができる(S204)。
【0026】S201でハンドセット5が取り上げられ
ずにフックアップスイッチ7の出力がONのままである
と、主制御部31はモード切替スイッチ30の出力を監
視し(S205)、蓋9がタッチパネル2を覆う位置に
あることでモード切替スイッチ30がONとなっている
と、主制御部31はハンドセット5を取り上げるように
指示する音声による操作誘導を図示しないスピーカから
流す(S206)。
【0027】ハンドセット5が取り上げられてフックア
ップスイッチ7がOFFとなると、主制御部31は顧客
が視覚障害者であると判断し、自動取引装置の状態を視
覚障害者モードに切り換え、以後、ハンドセット5から
音声で操作誘導を流し、視覚障害者はハンドセット5か
ら流れる誘導音声を聞きながらキーボード3から取引に
必要なデータの入力を行って取引を進行させることがで
きる(S204)。
【0028】S201でハンドセット5が取り上げられ
ずにフックアップスイッチ7がONのままで、かつS2
05で蓋9がキーボード3を覆う位置にあってモード切
替スイッチ30がOFFのままであると、主制御部31
は顧客が晴眼者であると判断し、自動取引装置の状態
を、タッチパネル2からの入力のみを有効とし、キーボ
ード3に触れてもなんら入力されない晴眼者モードとし
て、CRT表示装置1により画像で操作誘導を行い、晴
眼者はCRT表意装置1上のタッチパネル2から取引に
必要なデータの入力を行って取引を進行させることがで
きる(S207)。
【0029】このとき、蓋9でキーボード3を操作不可
能に覆っているので、晴眼者モード下で取引が進行して
いる状態で、晴眼者が誤ってキーボード3を操作するこ
とはない。図8は本発明の第3の実施例における自動取
引装置の制御系を示すブロック図、図9は第3の実施例
における自動取引装置の外観斜視図である。
【0030】なお、この第3の実施例において、上記第
1および第2の実施例と同じ構成の要素については同じ
番号を付してその説明を省略する。40はタッチパネル
2あるいはキーボード3のどちらか一方を操作不可能に
覆う蓋である。図10は上記蓋の構造および作用を示す
説明図である。
【0031】蓋40はタッチパネル2を操作不可能に覆
う位置からキーボード3を操作不可能に覆う位置まで水
平方向に移動可能となっており、タッチパネル2あるい
はキーボード3のどちらか一方が使用可能な状態である
ときは、他方は蓋9で使用不可能に覆われるようになっ
ている。図8に戻り、41は蓋40を移動させるための
駆動源であるモータ、42はモータ41の駆動を制御す
るボード制御部である。
【0032】43は各構成要素を制御する主制御部であ
り、この第3の実施例では図示しないが取引の際に用い
られるカードに、顧客が晴眼者であるか視覚障害者であ
るかのデータを記憶しており、主制御部41はカードに
記憶されているデータから顧客が晴眼者であるか視覚障
害者であるか判断し、この判断結果に基づいて蓋40を
所定の位置に移動させ、かつ自動取引装置の状態を切り
換えて取引を行う。
【0033】図11は第3の実施例における取引選択時
の流れを示すフローチャートであり、以下に第3の実施
例の作用を説明する。上記したように顧客が晴眼者であ
るか視覚障害者であるかのデータが記憶されたカードを
図9に示すカード挿入口21から挿入すると(S30
1)、図8に示すカードリーダプリンタ10でカードか
ら前記データが読み取られ、この情報が主制御部43に
送られて、これを受けた主制御部43は顧客が晴眼者で
あるか視覚障害者であるかを判断する(S302)。
【0034】S302で顧客が視覚障害者であると判断
すると、主制御部43は自動取引装置の状態を視覚障害
者モードとして、キーボード3からの入力のみを有効と
してタッチパネル2に触れてもなんら入力されないよう
にするとともに、ボード制御部42に所定の信号を送っ
てモータ41を駆動し、蓋40をタッチパネル2を覆う
位置まで移動させ、キーボード3の操作およびキーボー
ド3からのデータの入力のみを可能とする(S30
3)。なお、蓋40の位置は図示しないセンサやモータ
の回転量等から検出して、確実にタッチパネル2あるい
はキーボード3を覆う位置まで移動するようにしてい
る。
【0035】主制御部43は自動取引装置を視覚障害者
モードに切り換えると、フックアップスイッチ7の出力
を監視し、フックアップスイッチ7の出力がON状態の
まま、すなわちハンドセット5が取り上げられていない
と、ハンドセット5を取り上げるように指示する音声に
よる操作誘導を図示しないスピーカから流す(S30
4)。
【0036】ハンドセット5が取り上げられてフックア
ップスイッチ7がOFFとなると、主制御部43は、以
後、ハンドセット5から音声で操作誘導を流し、視覚障
害者はハンドセット5から流れる誘導音声を聞きながら
キーボード3から取引に必要なデータの入力を行って取
引を進行させることができる(S305)。カードに記
憶された情報から顧客が晴眼者であると判断すると、主
制御部43は自動取引装置の状態を晴眼者モードとし
て、タッチパネル2からの入力のみを有効としてキーボ
ード3に触れてもなんら入力されないようにするととも
に、ボード制御部42に所定の信号を送ってモータ41
を駆動し、蓋40をタッチパネル2を覆う位置まで移動
させ、タッチパネル2の操作およびタッチパネル2から
のデータの入力のみを可能とする(S306)。
【0037】なお、蓋40のホームポジションをキーボ
ード3を覆う位置として、視覚障害者モードが解除され
ると、蓋40をホームポジションに戻すようにしておく
ことで、晴眼者モード時には蓋40を移動させないよう
にしてもよい。自動取引装置の状態が晴眼者モードであ
ることにより、主制御部43はCRT表示装置1により
画像で操作誘導を行い、晴眼者はCRT表示装置1上の
タッチパネル2から取引に必要なデータの入力を行って
取引を進行させることができる(S307)。
【0038】このとき、蓋40でキーボード3を操作不
可能に覆っているので、晴眼者モード下で取引が進行し
ている状態で、晴眼者が誤ってキーボード3を操作する
ことはない。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、晴眼者使用時には視覚障害者が取引に必要なデー
タを入力するために設けられているキーボードを操作不
可能に蓋で覆うので、視覚障害者の使用時の操作性を損
なうことなく、晴眼者の使用時には晴眼者の誤操作の対
象となるキーボードが操作不可能となり、晴眼者の操作
性を向上することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における自動取引装置の
制御系を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例における自動取引装置の外観斜視
図である。
【図3】蓋の構造および作用を示す説明図である。
【図4】第1の実施例における取引選択時の流れを示す
フローチャートである。
【図5】第2の実施例における自動取引装置の制御系を
示すブロック図である。
【図6】第2の実施例における自動取引装置の外観斜視
図である。
【図7】第2の実施例における取引選択時の流れを示す
フローチャートである。
【図8】第3の実施例における自動取引装置の制御系を
示すブロック図である。
【図9】第3の実施例における自動取引装置の外観斜視
図である。
【図10】第3の実施例における蓋の構造および作用を
示す説明図である。
【図11】第3の実施例における取引選択時の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
2 タッチパネル 3 キーボード 5 ハンドセット 7 フックアップスイッチ 9 蓋 14 主制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 晴眼者が取引に必要なデータの入力を行
    うタッチパネルと、 視覚障害者が取引に必要なデータの入力を行うキーボー
    ドと、 視覚障害者に対して音声による操作誘導を流す着脱可能
    なハンドセットと、 ハンドセットが装着されているか取り外されているかを
    検出する手段と、 ハンドセットが取り外されていることを検出すると、顧
    客が視覚障害者であると判断して視覚障害者モードに切
    替え、キーボードからの入力を有効にするとともにハン
    ドセットから音声による操作誘導を流し、ハンドセット
    が装着されていることを検出すると顧客が晴眼者である
    と判断して晴眼者モードに切替え、タッチパネルからの
    入力を有効とする制御手段を備えた視覚障害者対応の自
    動取引装置において、 キーボードあるいはタッチパネルのどちらか一方を操作
    不可能に覆う蓋を設けたことを特徴とする視覚障害者対
    応の自動取引装置。
  2. 【請求項2】 晴眼者が取引に必要なデータの入力を行
    うタッチパネルと、 視覚障害者が取引に必要なデータの入力を行うキーボー
    ドと、 キーボードあるいはタッチパネルのどちらか一方を操作
    不可能に覆う蓋と、 この蓋がキーボードあるいはタッチパネルのどちらを覆
    っているか検出する手段と、 視覚障害者に対して音声による操作誘導を流す着脱可能
    なハンドセットと、 ハンドセットが装着されているか取り外されているかを
    検出する手段と、 ハンドセットが取り外されており、かつ蓋がタッチパネ
    ルを覆っていることを検出すると、顧客が視覚障害者で
    あると判断して視覚障害者モードに切替え、キーボード
    からの入力を有効にするとともにハンドセットから音声
    による操作誘導を流し、ハンドセットが装着されてお
    り、かつ蓋がキーボードを覆っていることを検出すると
    顧客が晴眼者であると判断して晴眼者モードに切替え、
    タッチパネルからの入力を有効とする制御手段を備えた
    ことを特徴とする視覚障害者対応の自動取引装置。
  3. 【請求項3】 晴眼者が取引に必要なデータの入力を行
    うタッチパネルと、 視覚障害者が取引に必要なデータの入力を行うキーボー
    ドと、 キーボードあるいはタッチパネルのどちらか一方を操作
    不可能に覆う蓋と、 この蓋を駆動してキーボードを操作不可能に覆う位置か
    らタッチパネルを操作不可能に覆う位置まで移動させる
    手段と、 カードに記憶しているデータを読み取る手段とを備える
    とともに、 カードに顧客が晴眼者であるか視覚障害者であるかのデ
    ータを記憶しておき、 カードから読み取ったデータから顧客が晴眼者であるか
    視覚障害者であるかを判断し、顧客が視覚障害者である
    と判断すると、蓋をタッチパネルを操作不可能に覆う位
    置まで移動させ、顧客が晴眼者であると判断すると、蓋
    をキーボードを操作不可能に覆う位置まで移動させる制
    御手段を備えたことを特徴とする視覚障害者対応の自動
    取引装置。
JP13535592A 1992-05-27 1992-05-27 視覚障害者対応の自動取引装置 Pending JPH05324987A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13535592A JPH05324987A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 視覚障害者対応の自動取引装置

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