JPH0532098U - 自動車用シートのロツク装置 - Google Patents

自動車用シートのロツク装置

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JPH0532098U
JPH0532098U JP088913U JP8891391U JPH0532098U JP H0532098 U JPH0532098 U JP H0532098U JP 088913 U JP088913 U JP 088913U JP 8891391 U JP8891391 U JP 8891391U JP H0532098 U JPH0532098 U JP H0532098U
Authority
JP
Japan
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seat
hook
striker
floor
seat belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP088913U
Other languages
English (en)
Inventor
和也 水野
孝和 浦辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
Aisin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Daihatsu Motor Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートベルトに衝撃力が与えられて、このシ
ートベルトのアンカからロック装置に大きい負荷が与え
られるとき、このロック装置においてストライカに係合
しているフックが上記負荷に十分に耐えられるように
し、かつ、上記衝撃力が効果的に吸収されるようにす
る。 【構成】 車体のフロア1側のストライカ11にシート
2側のフック18が係合して、上記フロア1上にシート
2が固定されるようにし、上記フック18の近傍でシー
ト2にシートベルト28のアンカ29を支持させてあ
る。そして、上記ストライカ11に係合するフック18
の先端部32を補強する補強材33を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フロア上にシートと、シートベルトのアンカとを固定させるよう にした自動車用シートのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のシートには、従来、例えば実開昭63‐32043号公報で示される ものがある。 これによれば、フロア上にシートが前後回動自在に枢支され、このシートを前 方回動させれば、このシートが収納される状態となる。また、後方回動させれば 、このシートがフロア上の所定位置に設定されると共に、ロック装置で固定され て使用可能な状態となる。 上記の場合、ロック装置は、フロア側に取り付けられるストライカと、シート 側に設けられるフックとを有し、上記したようにシートをフロア上の所定位置に 設置したとき、上記フックが上記ストライカに自動係合して上記シートが固定さ れるようになっている。 また、上記フックの近傍でシートにシートベルトのアンカが支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、急制動時など、シートベルトに与えられる衝撃力は大きいものであ る。このため、このシートベルトのアンカからロック装置には大きい負荷が与え られる。 よって、上記したようにストライカに係合するフックには十分の強度を与えて おくことが要求される。しかし、フックを単に強度向上させると、第1に、ロッ ク装置の重量が過大になるおそれがある。また、第2に、フックの剛性が高いた めに、シートベルトに与えられる衝撃力の吸収が抑制されてしまうおそれもある 。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、シートベルトに衝 撃力が与えられて、このシートベルトのアンカからロック装置に大きい負荷が与 えられるとき、このロック装置においてストライカに係合しているフックが上記 負荷に十分に耐えられるようにし、かつ、上記衝撃力が効果的に吸収されるよう にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、フロア側のストラ イカにシート側のフックが係合して、上記フロア上にシートが固定されるように し、上記フックの近傍でシートにシートベルトのアンカを支持させた場合におい て、上記ストライカに係合するフックの先端部を補強する補強材を設けた点にあ る。
【0006】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。 車体のフロア1側のストライカ11にシート2側のフック18が係合して、上 記フロア1上にシート2が固定されるようにし、上記フック18の近傍でシート 2にシートベルト28のアンカ29を支持させた場合において、上記ストライカ 11に係合するフック18の先端部32を補強する補強材33を設けてある。 このため、急制動時など、シートベルト28に衝撃力が与えられて、このシー トベルト28のアンカ29からフック18に大きい負荷が与えられるとき、上記 ストライカ11に係合したフック18の先端部32が容易に変形することは上記 補強材33によって防止される。つまり、上記ストライカ11に対するフック1 8の係合状態が保たれる。 しかも、前記したようにフック18はその先端部32が補強材33によって補 強されているため、上記シートベルト28に与えられた衝撃力は、フック18の 先端部32以外の部分が変形することにより吸収される。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。 図2において、1は自動車の車体フロア、2はシートで、このシート2は上記 フロア1上の所定位置に設置されている。なお、図中矢印Frは自動車の前方を 示している。 上記シート2はシートクッション3と、このシートクッション3の後端にヒン ジ4により前後回動自在に枢支されるシートバック5と、上記シートクッション 3をフロア1上に支持する前脚6,6および後脚7とで構成されている。
【0008】 上記シートバック5をヒンジ4回りに前方回動させれば、このシートバック5 はシートクッション3上に重ね合わせ可能とされている。一方、図示するように 同上シートバック5を後方回動させれば、起立姿勢に保持可能とされ、これによ り、搭乗者が着座可能な状態となる。 上記前脚6,6の下端はそれぞれ枢支ピン8によりフロア1に枢支されている 。一方、上記後脚7はシートバック5の裏面側に前後回動自在に枢支され、この 後脚7を前方回動させれば、この後脚7はシートバック5の裏面に重ね合わせ可 能とされている。また、同上後脚7を後方回動させると、この後脚7は、図示す るようにシートバック5の裏面から後下方に向って突出する姿勢に保持される。
【0009】 上記シートバック5を前方回動させてシートクッション3上に重ね合わせ、こ れらを一体的に枢支ピン8回りに前方回動させ、かつ、後脚7をシートバック5 の裏面に重ね合わせれば、シート2が収納される状態となる。
【0010】 上記と逆の操作により、シート2を後方回動させれば、図示するようにこのシ ート2がフロア1上の所定位置に設置される。また、この際、上記後脚7が左右 一対のロック装置9でフロア1側に自動的に固定されるようになっており、これ により、シート2が使用可能な状態となる。
【0011】 図1から図4において、上記ロック装置9につき説明すると、後脚7に対応し てフロア1に凹部10が形成され、この凹部10の前、後縁部に跨ってストライ カ11が固定されている。
【0012】 一方、上記後脚7にはブラケット12が取り付けられている。このブラケット 12は上記後脚7に上下中途部が固着される後支持板13と、この後支持板13 の下部前側にボルト14によりねじ止めされる前支持板15とで構成され、上記 後支持板13と前支持板15との間には空間16が形成されている。また、上記 ブラケット12の下端には上記ストライカ11と嵌脱自在に嵌合する嵌合切欠1 7が形成されている。
【0013】 上記空間16にフック18が設けられ、このフック18は第1枢支軸19によ り上記ブラケット12に回動自在に枢支されている。そして、この回動で、フッ ク18は、上記嵌合切欠17に嵌合したストライカ11に係脱自在に係合する。 同上空間16にロックアーム20が設けられ、このロックアーム20は第2枢支 軸21により同上ブラケット12に回動自在に枢支されている。上記フック18 の基部側にはストッパ切欠23が形成され、一方、上記ロックアーム20には上 記ストッパ切欠23に嵌脱自在に嵌合するストッパ突起24が形成されている。 また、上記ストッパ切欠23とストッパ突起24とを嵌合させるように付勢する ばね25が設けられている。 そして、図1で示すようにストライカ11に嵌合切欠17が嵌合し、かつ、同 上ストライカ11にフック18が係合すれば、上記ストッパ切欠23とストッパ 突起24とが嵌合して、フック18はストライカ11に係合した状態のままにロ ックされ、つまり、後脚7がフロア1側に固定されたままに保たれる。
【0014】 上記ロックアーム20にはハンドル26が突設されている。そして、このハン ドル26を操作して、ロックアーム20をフック18から離れる方向に回動させ れば(図1中矢印A)、図5で示すように、上記ストッパ切欠23に対するスト ッパ突起24の嵌合が解除される。ここから、更に上記ロックアーム20を回動 させれば、このロックアーム20に上記ばね25を介し上記フック18が連動し て回動し(図5中矢印B)、このフック18はストライカ11に対する係合を解 除する。これにより、フロア1側に対する後脚7の固定が解除され、枢支ピン8 回りのシート2の前方回動が可能となる。
【0015】 また、上記図5で示した状態から、枢支ピン8回りにシート2を後方回動させ 、ブラケット12を下降させると、ストライカ11に嵌合切欠17が嵌合すると 共に、フック18がストライカ11に自動係合し始めて、ばね25に抗し上記フ ック18およびロックアーム20が上記各矢印とは逆に回動する。更に、ブラケ ット12を降下させて、ストッパ切欠23とストッパ突起24とが嵌合すれば、 ストライカ11に対するフック18の係合が完了して、フロア1側に後脚7が固 定される。
【0016】 図1から図3において、前記シート2にはシートベルト28が設けられている 。また、上記フック18の近傍である後支持板13の上端には、上記シートベル ト28のアンカ29がボルト30によりねじ止めされている。
【0017】 図1、図3、および図4において、上記したようにフック18がストライカ1 1に係合したとき、このフック18の先端部32を補強する補強材33が設けら れている。この補強材33は前記空間16に設けられ、この補強材33は第3枢 支軸34により前記ブラケット12に上下回動自在に枢支されている。そして、 フック18がストライカ11に係合したとき、上記補強材33はその上方回動で 、フック18の先端部32前面に面接合するようになっている。また、上記補強 材33を下方回動させるよう付勢するばね35が設けられている。
【0018】 図5において、上記ストライカ11からブラケット12が上方に離れると、補 強材33はばね35によって所定位置まで下方回動し、この補強材33が嵌合切 欠17を開くようになっている。一方、この状態で、上記補強材33の基部側に 係合アーム36が突設され、この係合アーム36は上記嵌合切欠17を横切って いる。
【0019】 上記図5で示した状態から、前記したようにブラケット12を下降させると、 ストライカ11に嵌合切欠17が嵌合すると共に、フック18がストライカ11 に自動係合し始める。この際、図1で示すように上記係合アーム36がストライ カ11に圧接して、ばね35に抗し補強材33が上方回動させられる。そして、 前記したようにこの補強材33が、ストライカ11に係合したフック18の先端 部32前面に面接合して、この先端部32を補強する。
【0020】 上記構成によれば、急制動時など、シートベルト28に衝撃力が与えられて、 このシートベルト28のアンカ29からブラケット12を介しフック18に大き い負荷が与えられるとき、上記ストライカ11に係合したフック18の先端部3 2が容易に変形することが上記補強材33によって防止される。つまり、上記ス トライカ11に対するフック18の係合状態が保たれる。
【0021】 また、この際、上記シートベルト28に与えられた衝撃力は、後支持板13や 、フック18の先端部32以外の部分、つまり、この先端部32から第1枢支軸 19に至るまでのフック18の部分が変形することにより吸収される。
【0022】
【考案の効果】
この考案によれば、車体のフロア側のストライカにシート側のフックが係合し て、上記フロア上にシートが固定されるようにし、上記フックの近傍でシートに シートベルトのアンカを支持させた場合において、上記フックのうちその先端部 を補強する補強材を設けたため、急制動時など、シートベルトに衝撃力が与えら れて、このシートベルトのアンカからフックに大きい負荷が与えられるとき、上 記ストライカに係合したフックの先端部が容易に変形することは上記補強材によ って防止される。つまり、上記ストライカに対するフックの係合状態が保たれて 、フロア上に対するシートの固定状態が確実に保たれる。 しかも、前記したようにフックはその先端部が補強材によって補強されている ため、上記シートベルトに与えられた衝撃力は、フックの先端部以外の部分が変 形することにより吸収され、つまり、上記衝撃力はフックを補強したのに拘らず 効果的に吸収されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロック装置の正面図である。
【図2】シートの斜視図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【図4】同上図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1に相当する図で作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 フロア 2 シート 7 後脚 9 ロック装置 11 ストライカ 12 ブラケット 17 嵌合切欠 18 フック 28 シートベルト 29 アンカ 32 先端部 33 補強材 35 ばね 36 係合アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のフロア側にストライカを取り付け
    る一方、シート側にフックを設け、上記フロア上の所定
    位置にシートを設置したとき、上記フックが上記ストラ
    イカに自動係合するようにし、かつ、上記フックの近傍
    でシートにシートベルトのアンカを支持させた自動車用
    シートのロック装置において、 上記ストライカに係合するフックの先端部を補強する補
    強材を設けた自動車用シートのロック装置。
JP088913U 1991-10-02 1991-10-02 自動車用シートのロツク装置 Pending JPH0532098U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101279429B1 (ko) * 2005-07-27 2013-06-27 카이퍼 게엠베하 운트 코. 카게 차량 내, 특히 자동차 시트용 고정 장치
JP2019093781A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 ダイハツ工業株式会社 シートロック機構

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